http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171115/k10011224031000.html

東京都の小池知事は、15日からシンガポールを訪問し、現地で海外の投資家などに対し、
「国際金融都市・東京」の実現に向けた構想を発信することにしています。

東京都は今月、国際金融都市の実現に向け、海外の金融系企業の誘致を進めるための
構想をまとめ、ビジネス面での環境整備や資産運用業者の育成などを進めていく方針です。

小池知事は、この構想を海外の機関投資家などに発信するため、15日から今月17日までの
日程でシンガポールを訪問します。小池知事は、午前11時前、羽田空港を出発しました。

小池知事は出発に先立ち、記者団に対し「東京はさまざまな金融関係者が居住しやすく、
仕事としても金融都市としてしっかり成り立つことを改めてPRしたい」と述べました。

今回訪問するシンガポールは、イギリスのシンクタンクが発表した金融都市・世界ランキングの
4位で、5位となった東京都はアジアのライバルと位置づけています。

小池知事は滞在中、大手金融機関が主催する顧客向けのセミナーや、ITを使った金融サービス
「フィンテック」の展示会などで都の構想について講演するほか、シンガポールのリー・シェンロン
首相と会談して金融系企業の誘致について意見交換することにしています。