安倍内閣の11月の支持率は53.1%となり、5か月ぶりに支持が不支持を上回ったことがJNNの世論調査でわかりました。

 安倍内閣の支持率は、先月の調査結果より4.4ポイント増え53.1%でした。一方、不支持率は3.4ポイント減って45.8%でした。6月の調査以来、5か月ぶりに支持が不支持を上回りました。

 先月行われた衆議院選挙は与党が定数の3分の2を上回る議席を獲得する結果となりましたが、与党の獲得議席数について「ちょうど良い」と答えた人は31%で、「多すぎる」と答えた人は60%に上りました。

 安倍政権に優先して取り組んでほしい政策テーマについて聞いたところ、最も多かったのは「年金や医療などの社会保障」で52%、次いで「少子高齢化や子育て対策」が38%、「景気や雇用」37%、などとなっています。

 安倍総理の自民党総裁2期目の任期は来年9月までですが、3期目も自民党総裁を続投することに賛成かどうか聞いたところ、「賛成」は36%、「反対」が54%でした。

 加計学園の獣医学部新設計画について、文部科学省の審議会が先週、設置を認めると答申したことについて「納得できる」と答えた人は25%で、「納得できない」が62%でした。また、加計学園や森友学園の問題を引き続き国会で審議すべきかどうか聞いたところ、「審議すべき」と答えた人は62%でした。

 国会の委員会での質問時間の配分について、与野党の議論が続いていますが、野党側が主張する従来通りの「与党2割・野党8割」が妥当と考える人は46%、自民党が主張する「与党5割・野党5割」が妥当と考える人は41%でした。

 各党の支持率は立憲民主党が11.0%となり、自民党以外の政党が10%を超えたのは去年2月の民主党以来です。

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3210094.html