● 田村智子fb ● (まんじり)

これが、既存大学・学部では対応できない新たな獣医師の需要に応える獣医学部新設なのか?
加計学園問題は大学設置審議会の答申を受けて、ますます闇が濃くなりました。

9日に学部設置「可」という答申が出されたのは6学部、
そのうち審査意見が最も多く着いたのが加計学園 岡山理科大学の獣医学部、
他の学部が3〜7ページの審査意見に対して、加計学園は13ページにわたる意見。

「警告」という厳しい意見が23項目。
ライフサイエンス分野等での獣医師の需要について調査説明が不備、
160名の学生規模で学内外の実習が円滑にできるか不明、
国際ライフサイエンス産業政策論など特色とする科目の不備などなど。
まさに、国家戦略特区として新設を認めるに至った核心部分で、
申請内容があまりにもお粗末だったことがわかります。

それどころか、実習が詰め込みになっていて学生が習得できるものになっていない、
学外実習の移動時間に3時間以上必要で実習が十分に行えるのか、という指摘も。
他の大学で当然行なっている実習ができるのかも不確か、ということでは?

私の内閣委員会での質問に、
山本幸三前大臣は、今治市の提案は熟度が高いと繰り返した、
この答弁が全く根拠のない無責任答弁で、
やはり何があっても加計学園に獣医学部新設を認めるという、
シナリオがあったとしか考えられません。

早く質問に立ちたい。
このまま認可などさせるわけにはいかない。その思いでいっぱいです。

衆議院は来週、文科委員会が動く方向。参議院もなんとしても動かさなければ。