https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171110-00000014-jct-soci

 山尾志桜里衆院議員が不倫疑惑報道の相手、倉持麟太郎弁護士を政策顧問とすることに批判がやまない。そんな中、評論家の小林よしのり氏が山尾氏を批判する人々に対して「聖人君子ぶったクズどもが」とブログに記述。不快感をあらわにしている。

■「後押ししたのはわしだ」

 2017年11月7日の神奈川新聞のインタビューで、山尾氏は倉持氏を政策顧問にすると明かした。改憲論議のために「今後も倉持氏からサポートを受ける必要があると判断した」との理由だ。テレビのワイドショーなどでは、山尾氏の判断に疑問が相次いでいた。

 かねてから山尾氏を支援してきた小林氏は、今回の倉持氏起用についても全面支持している。8日のブログでは、ワイドショーでの扱いを「ゲスの勘繰りで楽しんでいた。邪推、嘲笑、罵詈雑言」と非難。「山尾志桜里が倉持を政策顧問にしたのは、憲法改正に備えてのことだ。与党の発議前に議論を挑むには、もう時間がないから、このタイミングしかなかった。それを後押ししたのはわしだ」とし、山尾氏らを批判する人々に対し

  「わしの前で堂々と言えるか? 聖人君子ぶったクズどもが!」

と吐き捨てた。

 7日のブログでは、神奈川新聞のインタビューで山尾氏が語った「むき出しの好奇心になど屈しない」との言葉をあげながら、「まったく舌を巻くほどの完璧さだ」と称賛していた。「わしは本当に『志』があり、『使命感』があり、やるべき仕事が定まっている政治家だから、山尾志桜里を応援しているのだ」とし、具体的には「待機児童問題」と「憲法問題」が「(当選)3期目の大目標」という。ブレーン役としての倉持氏も「確かに必要だとわしが保証する」と支持した。
「そういう風に言われるぞ、いいかとわしは言った」

 8日放送の「ノンストップ!」(フジテレビ系)では、山尾氏から「相談を受けてOKしましたよ」と直接話したとして、その根拠を明かしている。

  「年内に(改憲について)論点整理を出さないといけないほどのスピード。できるのは山尾志桜里しかいない。憲法について広範にでき、動けるのも倉持しかいない」

 2人が「公で会える」と揶揄されるおそれについて、「そういう風に言われるぞ、いいかとわしは言った。不倫関係を続けるために政策顧問にしたとか、そういう超ゲスの勘繰りが一般人なんだぞと。そこは覚悟しろよ」と言ったとし、山尾氏は「分かっています。それでも自分はこの仕事をやらなければ」と応じたという。

 不倫疑惑報道に対する山尾氏の「説明責任」についても見解を示している。9日の「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)で玉川徹氏が、「逆風の中で山尾氏本人が不倫はないと言って、無所属で衆院選に当選したのを受け、まだ不倫の話をすべきなのか」と疑問を投げかけたことに、小林氏は同日のブログで「全くその通りである」と同調している。