実質賃金、0.1%減=4カ月連続マイナス−厚労省
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 厚生労働省が7日発表した9月の毎月勤労統計調査(速報値)によると、現金給与総額(名目賃金)の伸びから物価変動の影響を差し引いた実質賃金は、前年同月比0.1%減と4カ月連続のマイナスになった。ただ、基本給の伸びは引き続き堅調で、同省は「基調として賃金は緩やかに増加している」との判断を維持した。
 基本給に残業代、ボーナスなどを合わせた現金給与総額は0.9%増の26万7427円と2カ月連続のプラス。このうち、基本給に当たる所定内給与は0.7%増の24万2143円。残業代など所定外給与は0.9%増の1万8913円、ボーナスなど特別に支払われた給与は11.6%増の6371円だった。