http://www.buzznews.jp/?p=2112494

週刊文春に「汚れたリベラル」などとして女性への強制わいせつ疑惑を報じられたばかりの立憲民主党・初鹿明博衆議院議員が11月2日、自身のブログを更新して「丁寧に説明するという姿勢とかけ離れている」と安倍首相を厳しく批判しています。

初鹿議員は10月27日から6日ぶりにオフィシャルブログ「未来への扉」を更新、与野党の質問時間配分見直し問題を長文で論じています。

「野党の質問時間を大幅に削減するという暴挙」「国会の自殺行為と言っても良い乱暴な議論」「数の力に任せた横暴」「国会を本当に無視するような独裁政治に陥りかねないと本当に危惧をします」と批判と疑問に満ちた主張となっており、結びの部分では「国民に丁寧に説明する」という姿勢とかけ離れた傲慢さだとして安倍首相を非難、支持を訴えています。

初鹿「「国民に丁寧に説明する」という姿勢とは明らかにかけ離れており、安倍総理の傲慢さには憤りを感じます。このような数の暴挙を許さず、我が国の民主主義をしっかりと守るために、この任期、全力を尽くして参りますので、引き続きよろしくお願いします。」

既に「一部報道にありますような、意に反したわいせつ行為をしたという事実は一切ございません」と疑惑を否定している初鹿議員ですが週刊文春によると相手の女性は警察への被害届について「今回取材を受けて、重大な問題だと再認識しました。改めて提出を検討します」と述べています。

立憲民主党は11月1日、初鹿議員に対し6ヶ月の役職停止処分と政調副会長への内定取消を決めていますが、疑惑が払拭されたとは到底言えない段階で自身についての説明に触れないまま安倍首相の「丁寧な説明」を「傲慢さに憤りを感じる」とした初鹿議員のブログは見方によっては「ブーメラン」となる可能性も否定できず、どのような反応が寄せられるか注目されます。

初鹿議員は初登院の11月1日朝、Facebookで「不徳の致すところで反省」とはしながらも「バッチをいただく日なのに、週刊誌報道で清々しい気持ちで登院出来なくなった」などと語っていました(関連記事参照)。