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9月11日にネットで公開された「ニュース女子#123」の中で、北朝鮮が韓国を併合する可能性について議論する場面がありました(画像は番組より)。

この回では「太平洋戦争はアジアへの侵略だったのか、それとも自衛の戦争だったのか」「陰謀論とその信憑性は?」に続き「もしも○○が起こったら?」というテーマで進行していました。

「もしも○○が起こったら?」では「もしも東芝が潰れたら」「道州制」など出演者がひとつずつ挙げていましたが、国際問題アナリストの藤井厳喜氏は「もしも北朝鮮が韓国を併合したら日本は核武装する」としてその可能性についてこう述べます。

藤井「南北朝鮮統一っていうと韓国が優位で北朝鮮を吸収するみたいに思ってるけどとんでもない間違いで、これは北朝鮮が南を吸収するんです。北優位の朝鮮半島統一は結構可能性が高いと思う」

北朝鮮が韓国を併合した場合には、日本の目と鼻の先である釜山までが核保有国になってしまう、と懸念を示した藤井氏に対し、須田慎一郎氏は「南北が対峙しているから膨大な軍事力が必要だが、これを全て統一費用に向ければ2年分で統一費用が出てしまうと言われている」と指摘。

長谷川幸洋氏も「私も南北統一のシナリオはありうると思う」とこうした展開が現実となる可能性がゼロではないとの認識を示した上で、「カギを握るのは中国、ロシアそして米国だと思う」と韓国・北朝鮮の意向というよりも周辺の大国の動きが決め手となる、との考えを明らかにしていました。

すると藤井氏が、北朝鮮の核を凍結する代償として在韓米軍の撤退という選択肢を挙げ、もしそうなれば中国・ロシアそれに北朝鮮にとっても歓迎すべきシナリオだとして選択肢になりうるとの見解を示すと、長谷川氏も「十分あると思っている」と同意。

更に長谷川氏は、既に米国の高官がこれをチラッと話したこともある、と打ち明け、出演者らは口々に「割りを食うのは日本だけ」「この選択肢は日本にとってまずい」「戦後賠償を要求されてしまう」と警戒していました。

北朝鮮による韓国の併合と核凍結の代わりに在韓米軍撤退というシナリオはあり得るのでしょうか。そしてその時、日本は核武装するのでしょうか。

該当部分の発言

藤井「中ロはそれでいいんですよ。アメリカは本当のことを言ったら北の持ってる核をどうにかならないかと。今持っている核を凍結してくれるんならいいよ、と言っちゃう可能性があるね。最終的な落とし所で。そうしたら、反対給付は何かと言ったらアメリカ軍が朝鮮半島から出ていくってことになる。そしたら中国にとっても北朝鮮にとっても万々歳ですから。」

長谷川「私もそれは十分あると思ってて、米中ロの談合で南北の統一、で、核とミサイルはアメリカが止めてくれっていうから止める、その代わりアメリカは韓国から米軍を撤退する。このグランドバーゲンあり得る」

藤井「あり得る」

長谷川「実はそのことは既にアメリカのなんとかって人がね、退任されちゃったけど、日本に来た時にその話をチラッと言ったって話もある。」