http://www.buzznews.jp/?p=2110917

http://www.buzznews.jp/wp-content/uploads/2017/09/170905-007.jpg

9月5日の民進党両院議員総会で執行部人事について了承を得た前原誠司・新代表が、所信表明演説とも言える話の中で「森友・加計学園問題の追及」を上げて「徹底した追及をこれからも引き続き行っていく」と決意を示していました(画像は両院議員総会より)。

前原代表は冒頭、人事で心配をかけているとしてこれを謝罪、少し思っていることについてお話しさせて頂きたいと語り始めると早ければ10月22日に総選挙があるかもしれない点を共有しておきたい、と述べた上で3つの点への取り組みに触れていました。

2番目に挙げていたのが10月の補欠選挙。何としても全力を上げて国民の声に応える戦いを全党一致で取り組む、と意気込みを見せた前原代表は3番目として10月22日とも年内とも言われる解散総選挙でしっかりと国民に選択肢を示し、政権交代を果たす、としていましたが、これらに先立って最初に挙げていたのが9月下旬から行われる臨時国会への対応についてでした。

新執行部の実力が問われる最初の国会となる臨時国会への取り組みとして前原代表は2つの点に触れていましたが、中でも一番に言及していたのが「森友学園・加計学園問題への徹底的な追及」。

蓮舫前代表体制で「成果を上げた」とこれを評価した前原代表は「国民が納得したとは思えない」と指摘すると、「徹底した追及を引き続き行う」と宣言したのです。

前原「さてその上で、3つのことを申し上げたいと思います。まずひとつは、臨時国会であります。この臨時国会の取組みについては、私はメリハリをつけて、ひとつは、しっかりと、やはり今までの蓮舫体制で成果を上げて頂きました、この森友・加計問題の追及というものが、国民が私は納得しているとは思いません。このことについて、明確なやはり説明責任を求めることが、野党第一党の私は役割であると、こう思っております。従って徹底した追及というものはこれからも引き続き行わせて頂きたい、と考えております」

臨時国会への取り組みとして挙げたもうひとつのポイントは代表選で掲げてきたALL for ALLを国民に提示しマニフェストに落とし込んで行くという内容でしたが、所信表明とも言える最初の演説で掲げた3つの点の先頭が「森友・加計の追及」であったことに対しては、前原代表の下でも「民進党は変わらない」という印象を強めてしまうことになりかねない、と言えそうです。