返礼品に「天然雪だるま」いかが ふるさと納税 雪国新潟の魅力発信
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県がふるさと納税の返礼品に加えた「雪だるま」(右)とケース

 県は今夏、ふるさと納税の返礼品に天然の雪で作った「雪だるま」を追加した。1万円以上を寄付した人に贈る。県によると、天然の雪を返礼品とする自治体は珍しいといい、厳しい暑さを乗り切るアイテムとしてお薦めしている。

 雪だるまは高さ35センチ、幅21センチ。雪国である本県の魅力を全国に発信しようと、米山隆一知事が提案した。

 上越市の雪室で保管している雪を使用。返礼品の注文が入ると、スタッフが雪だるまの形をした発泡スチロールのケースに雪を詰め、溶けないようクール便で発送する。

 到着日を指定できるため、誕生日や記念日のプレゼントとして贈ることもできる。7月25日に返礼品のメニューに追加したところ、8月10日現在、東京など雪が少ない地域から3件の注文があった。

 県地域政策課は「雪を触って楽しんで、本県を訪れるきっかけになってほしい」とPRしている。雪だるまのほかにも、本県が雪を広く活用していることも伝えようと、雪室で貯蔵したコーヒーとお茶も返礼品に加えた。

 県地域政策課によると、県は2008年度にふるさと納税制度を始めた。寄付金額が最も多かったのは16年度の3304万円。
返礼品を前年に比べて約2倍の102品目に増やしたことなどが理由とみられる。2番目に多かったのは新潟・長野県境地震や豪雨の翌年の12年度(3115万円)で、災害復旧への活用を希望する人が目立った。

【政治・行政】 2017/08/16 07:53