http://www.buzznews.jp/?p=2110267

8月17日のネット番組「真相深入り!虎ノ門ニュース」で、ジャーナリストの有本香氏と日本維新の会・足立康史議員が森友学園問題や加計学園問題を熱心に追及する民進党の議員も本心では「やりたくてやっているわけではないようだ」という見解で一致する場面がありました(画像は番組より)。

これは北朝鮮の核問題についての話から有本氏が「今や日本の周囲は核保有国ばかりになっている」「いよいよ現実的な話を考えなければならない」という状況であるにも関わらず国会では森友学園問題や加計学園問題にばかり夢中になっていると指摘、これに対して足立康史議員が「民進党は外務委員会にまで乗り込んでモリカケ問題をやっている」と苦言を呈す展開から出た話でした。

有本氏が足立議員の経済産業省の後輩でもある民進党の福島伸享衆議院議員の名前を挙げて、顔を合わせた際になぜモリカケ問題を一生懸命やっているの?と聞いた所、福島議員は「いやいやまぁまぁそれは」と含みのある答えだったそうです。

これを受ける形で「結構仲がいい」という足立議員も福島議員からは同様の反応が返ってきたことがあるとしてこう語っていました。

足立「『オイオイ』って言うんですけど『まぁまぁ』と。まぁ、彼もこれそんなやりたくてやってるんじゃないし、あの、ってエクスキューズをされます」

こうしたエピソードから有本氏は森友・加計の追及が民進党議員個人の意思というよりも国対の方向性に依る動きという面が強いのではないか、と指摘していましたが、同時に蓮舫代表が率いる民進党においては安倍政権を倒すという目的が何より重要だったのだという認識とともに「安倍政権をとにかく倒すということでしか党がまとまれない」からこういうことになってしまう、と分析。

これに対して足立議員は結果的に政権支持率が低下し、憲法改正に黄信号が灯ってしまっているわけだから「民進党があほだなぁというだけでは済まないところまで来ている」と懸念を示すとともに蓮舫代表を始めとする民進党執行部に責任があると受け止められる考えを示し、有本氏も森友や加計の問題で政権支持率を下げることに成功してしまったが故に国会では今後も似たような状況が続くのではないか、との読みを見せていました。

蓮舫代表や山井和則国対委員長の意向が強かったとすればこれらへの批判も改めて増えそうですが、同時に新代表と新執行部の元で民進党が森友・加計問題をどのように扱うかについても注目が集まりそうです。