小池知事肝いり「LED交換事業」が苦戦 予算18億円
2017年8月15日 18時30分
http://s.mxtv.jp/mxnews/kiji.php?date=46512074

 白熱電球をLED電球に無料で交換する事業を7月から進めている東京都は、1カ月間でおよそ6万6000個を交換したことを発表しました。都が掲げた目標達成には難しいペースで、予算規模18億円の「知事肝いり事業」は苦戦を強いられています。

 歌手のピコ太郎さんと一緒に軽快な踊りで交換を呼び掛ける東京都の小池知事の映像──。この取り組みは、家電販売店に白熱電球を2個以上を持ち込むと、LED電球1個と無料で交換できるもので、小池知事自らが出演する肝いりの事業です。

 都は1年間で100万個、月平均で8万3000個の交換を目指していますが、取り組み開始およそ1カ月で交換したのは6万6000個ほどでした。

 動画の制作にはおよそ2000万円が投入されているほか、LED電球代や白熱電球の廃棄などにおよそ18億円の予算を計上しています。

 都は100万個の白熱電球がLEDに換わった場合、1年間で23億4000万円分の電気代が削減できると説明していますが、去年、人気を博したピコ太郎さんと小池知事がどこまで数字を伸ばせるのか注目されます。