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民進党の蓮舫代表が8月10日に代表としては最後となる定例会見を開き、記者からの質問に答える形で自らの成果を語る場面がありました(画像は民進党動画より)。

「内閣揺らいだ」「弾込め終わった」蓮舫代表が薄い成果アピール

蓮舫代表は会見冒頭の発言において「今日が最後の会見となります。これまで本当に、有難うございました」と語るとともに最後でも「一年間ありがとうございました」と報道陣に対し感謝の意を示してはいたものの、自分から代表就任中の成果に触れようとはしていませんでしたが、記者からは「改めて1年間の代表活動を振り返っての所感」を求める質問も見られていました。

すると蓮舫代表は「今日の閉会中審査もそうですけれども」と切り出し、稲田前防衛相の国会出席や安倍首相出席の予算委員会という課題が残っている、臨時国会の開催要求も強く求めている、補欠選挙があるなどと振り返りではなく今後の話から入ると「万全の体制で引き継ぎをさせて頂ければ」と語った後に本題に入っていました。

しかし代表就任期間を振り返った蓮舫代表の口から真っ先に語られたのは「安倍内閣の信頼が揺らぐ1年だった」と安倍政権の足を引っ張ることに成功した、という「実績」。批判と反対に明け暮れるだけだった実態を浮き彫りにしていました。

更に骨太政策に欠けていると指摘されていた点については「弾込めはほぼ終わっているという認識」と目に見えない成果が上がっているとする主張を展開、次の執行部が総選挙にいつでも臨める体制を構築する上での「そのための仕事はさせて頂いたと思っています」とアピール。一方、欠けていた面については「えー受けの部分の不十分さ」と語るのみで、自分に甘い民進党の体質を発揮していたと言えそうです。

首相候補となる野党第一党の女性党首として華々しく登場した蓮舫代表は目ぼしい政策を提示することが出来なかっただけでなく二重国籍問題に振り回され、都議選での惨敗という形で民意を突きつけられた上に党内では人事を固めることすら困難という有様のままわずか1年での辞任を余儀なくされたわけですが、この期に及んでも反省と向き合うことの出来ない弱点を最後の記者会見でも露呈したと言え、政治家としての蓮舫議員が再浮上する見込みが限りなく低いことを印象づけていました。

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