3日行われる内閣改造で、経済再生担当大臣に自民党の政務調査会長で額賀派の茂木敏充氏の起用が内定しました。また茂木氏は、安倍総理大臣が重視する人づくり革命も担当することになりました。

茂木氏は、衆議院栃木5区選出の当選8回で61歳。商社勤務や新聞記者などを経て、平成5年の衆議院選挙で当時の日本新党から立候補して初当選し、平成7年に自民党に移りました。

金融担当大臣や沖縄・北方担当大臣などを歴任し、第2次安倍内閣では経済産業大臣を務めて電力システムの改革などに取り組みました。また民主党政権下で野党だった自民党の政務調査会長を務めたほか、3年前の衆議院選挙や去年の参議院選挙の際には選挙対策委員長として指揮を執り、与党側の勝利に貢献しました。去年からは再び政務調査会長を務めています。

安倍総理大臣としては、額賀派の幹部である茂木氏を入閣させることで、政権基盤の安定につなげるとともに、幅広い政策に精通し実務能力にもたけた茂木氏を、経済再生担当大臣とともに、みずからが重視する人づくり革命の担当に起用することで、政策推進の姿勢をアピールする狙いもあるものと見られます。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170802/k10011084451000.html
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