トランプ米大統領が新しい駐日大使に指名していた投資会社創設者のウィリアム・ハガティ氏(57)が13日、上院本会議で賛成86票、反対12票で承認された。8月中旬にも来日し、ケネディ前駐日大使の後任として着任する見通し。日本企業との投資交渉に携わってきた知日派の実務家で、年内に予想されるトランプ氏来日に向けた調整役などを担うことになる。

 ハガティ氏は、経営コンサルタント会社ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)に勤務していた1990年代、東京に3年間、上級駐在員として勤務した経験がある。96年には投資会社を創設した。妻のクリシーさんとは日本で出会ったという。

 日産やブリヂストンなど多くの日本企業が進出するテネシー州で経済開発局長を務め、日本企業との投資交渉などに携わった。

 政治との関わりも深く、ブッシュ(父)大統領時代にホワイトハウスのスタッフとして、貿易や商業などの政策を担当した。

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