7/11(火) 6:30配信

 安倍晋三首相は8月3日にも行う内閣改造・自民党役員人事で、同党の二階俊博幹事長と高村正彦副総裁を続投させる調整に入った。麻生太郎副総理兼財務相と菅義偉官房長官の留任とあわせ、政権の骨格を維持する。

 次期衆院選が来年12月までに行われることから、首相は、選挙を指揮する幹事長の交代は得策ではないと判断した。二階氏は中国、韓国とのパイプが太く、両国との関係改善を進める狙いもある。高村氏は、安全保障関連法や天皇陛下の退位を実現する特例法の制定で公明党との調整役を務めた実績があり、引き続き自民党の憲法改正案の取りまとめを任せる考えだ。

 一方、東京都議選の応援演説で失言した稲田朋美防衛相や、改正組織犯罪処罰法の国会審議で不安定な答弁が目立った金田勝年法相は交代させる方針だ。【田中裕之、水脇友輔】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170711-00000011-mai-pol