学校法人「森友学園」(大阪市)の小学校設置認可をめぐる問題で、大阪府議会は10日、同学園の籠池泰典前理事長への参考人招致を本会議で行った。

籠池氏は冒頭、「小学校設置手続きで疑念を惹起(じゃっき)した。このような結果になったことを府民、保護者・児童におわび申し上げます」と陳謝。
その上で「私だけがトカゲの尻尾切りにならないように松井一郎知事ら関係者を議会に呼んで真相究明をしてもらいたい」と求めた。

小学校をめぐっては、開校直前の3月に籠池氏が認可の取り下げを申請。籠池氏は、松井氏が認可に否定的な言動を繰り返し、それが担当の府私学課への圧力になったと説明。
籠池氏は取り下げに際し、府が当時の顧問弁護士に「(泰典氏は)理事長を退いてください」と指導したことも明かした。

小学校認可については日本維新の会の東徹参院議員や自民党の畠成章元府議(故人)らに協力を依頼したと重ねて証言した。

籠池氏は、小学校開校に向け首相夫人の安倍昭恵氏から100万円の寄付を受けたと改めて主張。
電話で昭恵氏から「(自分の)名前を出さないようにお願いします」と寄付の事実を公表しないよう伝えられたと強調した。 

7/10(月) 13:40配信
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