9日投開票の奈良市議選(定数39)で、
国政政党の日本維新の会と同じ名称の政治団体「日本維新の会」公認候補として出馬した現職の松下幸治氏(44)が当選した。

一方で、国政政党の公認候補が次点で落選した。

松下氏は2472票で最下位当選し、国政政党の維新公認の新人・堀田恵司氏(40)は26票差で敗れた。

松下氏は国政政党の維新が「おおさか維新の会」だった2016年4月、総務省に政治団体「日本維新の会」を届け出た。
その4か月後、「おおさか維新」は、14年9月まで使用していた「日本維新の会」に名称を戻した。

同省によると、既存の政党と同じ名称の政治団体の届け出は政治資金規正法で禁止されているが、
松下氏は国政政党「日本維新の会」が存在しない期間に政治団体を届け出たため、法律上問題ないといい、
国政政党・維新の松井代表は「あきれるしかないが訴えることもできない」という。

政治団体と同じ名称の国政政党の届け出は禁止されていない。

松下氏は読売新聞の取材に「(国政政党)維新の支持率が落ちていたので、応援したい気持ちがあった。
維新が盛り上がるだろうと考えた」と話している。

7/10(月) 17:27配信 読売新聞
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