「週刊文春」の報道を否定した。その際、名前こそ出さなかったものの、元秘書で「都民ファーストの会」から東京都議選の板橋区(定数4)に出馬している平慶翔氏(29)が内部文書を持ち出したことが、文春報道につながったとする疑惑を指摘した。
一方、平氏は29日深夜、「ニコニコ生放送」の都議選関連番組に出演後、報道陣の取材に応じ、下村氏が会見で述べたことに全面反論。
異例の泥仕合となってきた。
平氏のおもな主張は以下の通り。
−下村博文氏の出した文書は偽造文書で間違いないか
平氏 そうですね。
−誰が書いたのか
平氏 私の知り得るところではありません。
−事実関係をあらためて
平氏 私は資料を見ましたが書かれている内容は事実無根。(サインも)私の筆跡ではないと感じた。
−下村氏サイドは、弁護士が立ち会って上申書を書いたと言っている
平氏 事実ではありません。
−身に覚えがないと
平氏 そうですね。
−「事実無根」の根拠は
平氏 選挙でありますから、私は都民ファーストから出馬することになりました。そして、出馬予定者となった時点でそういった誹謗(ひぼう)中傷がありましたので、選挙に出たからなのかなと思っている。
−事務所を解雇されたのか
平氏 解雇というか、私は一身上の都合で退職している。
−理由は
平氏 昨年1月から悩むところあり、退職した。
−下村さんに対しての今後の対応は
平氏 しっかり対処していきたい。都民ファーストの会と協議しながら対応していく。
−名誉毀損(きそん)など法的対応も検討するのか
平氏 ええ、ちゃんと具体的な形を取りたいと思います。
−小池百合子代表からは何か話はあったか
平氏 特段なにもありません。
−平さんの説明が真実なら、今の下村さんへの思いは
平氏 選挙ですので、そういった誹謗(ひぼう)中傷があるのは仕方がないのかなあと思う。3年6カ月働かせていただきました。お世話になったことは変わりないので、大変感謝しております。
−下村事務所時代、週刊誌報道にあるような闇献金は見聞きしたか
平氏 控えさせていただく。
−ご存じということか
平氏 秘書として見てきたことはさまざまなことがございますが、それをですね、お世話になった方ですので、今この場で話すのは筋が違うと私は考えている。
−否定しないということか
平氏 控えさせていただきます。
−選挙後なら話せるのか
平氏 いついつだから話そうという発想はありません。
−「下村アモーレ」はどうなったか
平氏 当時はアモーレでした。
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