〔マーケットアイ〕金利:都議選で自民苦戦との報道、国政に影響ならアベノミクス後退も

[東京 29日 ロイター] -
<13:48> 都議選で自民苦戦との報道、国政に影響ならアベノミクス後退も

7月2日に投開票される東京都議選で、小池百合子都知事率いる「都民ファーストの
会」の攻勢が伝えられる一方で、自民党の苦戦が伝えられている。

時事通信は28日、都議選の終盤情勢で「都民ファーストの会」と公明党などを合わ
せた知事の支持勢力は、都議会定数127の過半数の64議席を確保する勢いと報じた。
一方、自民党は現有57議席から大幅に減らす可能性が高いと伝えている。

市場では「自民が都議選で大幅に議席を減らすようだと、国政に悪影響を及ぼすリス
クも否定できない。自民党総裁任期延長で最長2021年までの安倍長期政権を見据えて
きたマーケットは、シナリオ修正を余儀なくされるのではないか。アベノミクス後退とい
うことになれば、景気下押し圧力につながりかねない。現在、出口論が意識されている日
銀政策だが、むしろ緩和圧力が強まる可能性も否定できない」(国内金融機関の債券関係
者)との声も聞かれている。

https://jp.reuters.com/article/tokyo-dbt-idJPL3N1JQ240