「朝日新聞 集団訴訟」 控訴審 第2回口頭弁論 ご報告

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6月2日、「朝日新聞 集団訴訟」控訴審の第2回口頭弁論が
開かれました!

今回は、1審の第2回口頭弁論でも朝日新聞による慰安婦報道の
ために在外日本人が被っている実害について訴えた江川純世氏
(Australia-Japan Community Network Incorporated 事務局長)
が、再び意見陳述を行いました。

江川氏がポイントとして言及したのが、
朝日新聞による虚偽報道の「3点セット」です。

 1. 強制連行 / 性奴隷
 2. 20万人
 3. 主に慰安婦は朝鮮半島の女性

江川氏はまず、海外メディアの慰安婦関連報道において例外なく、
この「3点セット」が主な要素となっているとの分析から、虚偽の
情報が朝日の英語版記事で定型化され、拡散されている事実に
ついて指摘しました。

また、朝日英語版記事が挿入している “Women, many of them
from the Korean Peninsula, who were forced to provide sex to Japanese soldiers before and
during World War II.” と
いう表記についてのアンケート調査結果(それを読んだ豪州に
住む英語話者にとっては「女性は強制連行され、性奴隷として
扱われた」以外の解釈はほぼない)を踏まえ、「広義の強制性」
などとは誰も受け取らないような英語報道を、朝日は今なお海外
では繰り返しているという実態を明らかにしました。

そして、豪州での慰安婦像設置反対運動が展開される中での各種
報道や、“設置派”の各組織や個人の発言などにおいて、「3点
セット」がいかに浸透し、根拠として用いられていたかということ
を明示し、さらに、その虚偽報道「3点セット」によって個人の
家庭や関係者が被った諍いや差別、いじめ、脅迫、破壊行為などの
具体例についても挙げました。

最後に、江川氏は下記のように述べています。


 現在行われている慰安婦報道に関する朝日新聞の日本を貶める
 英語版報道は、既にジャーナリズムの枠を逸脱しており、政治
 的プロパガンダそのものです。
 朝日のターゲットは既に、自社の捏造体質が広く知られた日本
 から、海外へと移っています。
 日本と日本人の名誉を回復し、日本と日本人を貶める虚偽報道
 を止めるためにも、日本国内に対して行ったように、英語版で
 も、同様の撤回・謝罪をするよう要求しなければなりません。
 私は、朝日新聞は既に海外で起こっているコミュニティの分断
 や日系人に対する迫害に対する責任を取るためにも、この要求
 に応える義務があると考えます。
 それが現在海外に住む日系人の子供や孫を守ることにもつながり
 ます。


国内では馬脚を現した朝日新聞が、国外で今なお在外邦人を苦しめ
続けている現状を看過するわけにはいきません。

なお、次回公判は、7月21日(金)を予定しております。
皆様の変わらぬご理解、ご支援を、どうぞ宜しくお願いいたします!