伊東市湯川、伊東マリンタウン(湯沢薫社長)の50代男性社員が売上金約160万円
を着服し、懲戒解雇されていたことが、9日までに分かった。処分は11月30日付。

 同社によると、男性社員は2013年1月から16年8月までの間、レジで売上金の入力
データを操作して着服していた。

 同僚がレジ操作での行動を不審に思い、修正データと照合して不正が分かった。

 警察に相談したが、既に被害額を弁済し、示談が成立しているため告訴は見送っ
たという。

 今回の不祥事に同社は「厳粛に受け止め、チェックを重ねるなどの再発防止策を
早急に講じ、全社を挙げて信頼回復に努める」とコメントした。

 湯沢社長が報酬の一部返上、関係部署の管理監督者がけん責の処分を行ったほか、
株主やテナントのオーナーに報告、謝罪したほか、社員にも事情説明と謝罪をしたという。

 同社は伊東市が筆頭株主で、市内有数の集客力を誇る観光施設「道の駅・伊東マ
リンタウン」を運営する第三セクター。

(伊豆新聞 2016年12/10)https://www.xn--4cwu39g.com/ito_marin_town_160man_chakufuku/