まず最初に言っておくとれにちゃんの言葉に救われた人がいることを俺は否定しない
でも夏菜子があれで救われたとは思わない
俺は最後までちゃんと夏菜子の言葉を聞きせてほしかったし言わせてあげたかった
杏果が卒業を発表したのはほんの一週間前。
あかりんの時とは違ってモノノフ(とりわけ杏果推し)に与えられた時間はあまりにも短かった
こんな短期間で気持ちを整理するのは本来不可能
追い討ちをかけるようにAEで杏果推し設定にしている人は卒コン終了後自動的に箱推し設定に変更されることも発表された
そんな中でどうにかこうにかみんなが気持ちを持って行って迎えたのが昨日のライブ
ライブタイトルは五人の最後というよりも一人と四人のスタートをイメージさせるもので実際のライブもそういう構成で行われた
(あかりんの時もZのくだりがあったけどあれはホントにおまけで、ステージに最後まで残ったのはあかりんだったしライブタイトルもあかりんにフォーカスしたものだった)
5人のももクロとしての最後のライブパフォーマンスが終わりお互いに別れの挨拶をして杏果が捌けて
4人のももクロであの空を披露した
杏果推しがたくさん居る前で、杏果の居なくなったももクロを見せつけた
こんな状況で
とにかく「4人のももクロについてこい」って強引にぶったぎる必要はあったのか?
俺は無かったと思う
杏果が卒業を発表してからまだ一週間しか経っていないんだから
奇跡の5人が終わる瞬間を見せてしまったばかりなんだなら
10周年を5人で迎えるっていう「当たり前」すら守れなかったんだから
杏果の居ないももクロの歌とダンスをたくさんの杏果推しに見せてしまったばかりなんだから
夏菜子の言っていた通り、4人になっても笑顔を届けられるようにももクロは前を向いて頑張っていく決意があるよ
でも立ち止まって考える人がいたっていいじゃないか
これは杏果推しに限らずね
繰り返すけどまだ一週間しか経ってないんだよ
そういう人たちの気持ちを蔑ろにしてしまうのは夏菜子にとっても辛いこと
だから慎重に慎重に言葉を選んで話していた
4人で前を向いて頑張る姿を見せて行く
ひとつひとつのお仕事で笑顔を届けて行く
歌もフォーメーションもスカスカだけどひとつひとつ形にして磨いて行く
そんな4人を見る中でついていきたい応援したいと思った人がついてきてくれればそれでいいじゃないか
「ついてこいなんて言えないけど」「途中参加でも」
不安だからとか弱ってるからとか弱気だからとかではなくて
実に夏菜子らしい真面目で優しい言葉だったと俺は思うよ
長文失礼