彼方「私さ、28歳になったんだよね」果林「うん」
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彼方「ねえ、果林ちゃん」
果林「なに?」
彼方「私さ、28歳になったんだよね」
果林「うん」
彼方「知ってた?」
果林「バカにしてるの?」 果林「今日したこともう忘れたわけじゃないわよね?」
彼方「果林ちゃんと一緒にお食事してー」
彼方「誕生日プレゼントももらったね」
彼方「ありがとう。さすが果林ちゃん、センスいいよね~」
彼方「それからえっちして、今一緒にお風呂入ってるんだよね」
果林「で、何が言いたいの?」 彼方「果林ちゃんも28歳じゃん?」
果林「同い年なんだから当たり前よね」
彼方「この歳になると、同世代の結婚報告も増えてくるんだよ」
果林「そうね。高校時代の同好会の仲間たちも半分くらい結婚してるし」
彼方「3人目の子供が生まれたとかって話もね」
果林「あれは…まあ」
彼方「そういうの見ると、考えることもあるんだよね」
果林「…彼方は早く結婚したいと思ってるの?」 彼方「私たち、もう10年になるんだよ」
果林「仲良くなってからだと、そうね」
果林「そのうち付き合ってたのは5年くらいかしら?」
彼方「うん、高校生の時に付き合い始めてから4年で、2回目が去年からだからもうすぐ1年だね」
果林「気づけば長いものね…」
彼方「そうなると未来のことも気になるというか…」 彼方「果林ちゃんはさ、結婚って考えてる?」
果林「私?」
彼方「うん」
果林「彼方と?」
彼方「え…私以外に誰かいるの!?」
彼方「私とのえっちは遊びだったってこと?」
果林「まさか、彼方しかいないわよ」 果林「結婚…ねぇ」
彼方「興味ない感じ?」
果林「いえ、興味はあるんだけど」
果林「今はちょっと…」
彼方「やっぱりモデルとして結婚はNG?」
果林「ううん、そこはどうでもいいの」 果林「今の私が結婚したところで、たいして話題にならないだろうし」
彼方「あの人気モデル、朝香果林が結婚!」
彼方「ニュースバリューはあると思うけどなぁ…」
彼方「まあ、私はそんなに目立ちたくはないけど」
果林「人気モデルなんてもう昔の話」
果林「今の私は事務所の雑用係レベルの売れないモデルよ」 果林「あの時一気に売れて夢見てたけど」
果林「芸能界での流行りなんて一瞬で変わってく」
果林「特にモデルなんて若さが重要だからね」
果林「役者とかバラエティタレントとか、ビジュアル以外の方向で売ってかないと先はないわ」
果林「モデル朝香果林はそういえばいつの間にか消えたなー…って存在よ」
彼方「私の中ではいつでもカリスマモデルの果林ちゃんだよ」
果林「ふふっ、ありがとう」 彼方「まあでも、果林ちゃんがブレイクしたのが6年前に別れるきっかけになっちゃったから、また人気になったらそれはそれで不安もあるけどさ」
果林「そうね…あの時は売れるために必死だったわね」
果林「恋愛ネタを抜かれないように会う頻度を減らしてたし」
彼方「果林ちゃんが忙しくてそもそも予定も会わなかったよね」
果林「そのせいで彼方とすれ違っちゃって…」
彼方「まあ、結局お互いにその後誰とも付き合わずによりを戻した形になったんだけどね」
果林「ええ…そうなったのも私が落ちぶれたからだしね」 果林「まさかあんなところで彼方に再開するなんて」
彼方「あの時はねー」
彼方「酔いつぶれた果林ちゃんを偶然拾うことになるなんて思わなかったよ」
果林「しょうがないじゃない。お酒好きなお偉いさんの接待のためにどんどん飲まなきゃいけなかったんだから」
果林「なりふり構ってられなかったのよ」
果林「…結局その仕事は駄目だったんだけど」
彼方「果林ちゃんもいろいろあったんだよね~」
彼方「まあ私もあの時は人のこと言えない状態だったけど…」 果林「だいぶ体重増えちゃってたものね」
果林「仕事のストレスでジャンクなものばっかり食べてたから」
彼方「うう…ほんと恥ずかしい」
果林「しばらくえっちの時に電気つけさせてくれなかったし」
彼方「だってぇ…」
果林「まあ、初めてしたの時のような新鮮な彼方が見られてあれはあれでよかったけど」 彼方「初めての時って…果林ちゃんだっていまいちだったじゃん」
彼方「経験豊富な顔してリードしようとしてたくせに」
果林「あ、あれは彼方が勝手に期待しただけでしょ!?」
果林「私は経験あるなんて一言も言ってなかったわ」
果林「というか私が経験豊富なほうがよかったの?」
彼方「ううん、私以外と経験あったら嫉妬しちゃう」
果林「でしょ?」 彼方「で、果林ちゃんさっきから私のおなかムニムニしてるけど、やっぱりお肉気になる?」
彼方「もうちょっと痩せたほうがいいかなぁ…」
果林「別にこれぐらいでいいわよ」
果林「高校生の時ぐらいには戻ってるんだし」
果林「痩せすぎても健康に悪いわ」
彼方「私より細い果林ちゃんに言われてもさぁ…」 彼方「やっぱりそうやっておなかのお肉を触られると気になっちゃうわけで」
彼方「お肉が余ってるからつまめちゃうわけだし」
果林「痩せててもつまめるくらいのお肉はあるわよ」
果林「座ってる状態ならなおさらね」
果林「ほら、私のも触ってみる?」
彼方「うん、果林ちゃんのお肉もつまめるけど、やっぱり私と比べると少ないなぁって…」 果林「気になるなら場所変えましょうか?」
彼方「…で、それでふともも触るの?」
果林「私は彼方の全身が好きなの」
彼方「私も果林ちゃんに触られるのは嫌じゃない…というかむしろ好きだけど」
彼方「普通そういうときって、胸とか触らない?」
果林「そこも後でちゃんと触ってあげるわよ」
彼方「う、うん…」 彼方「じゃなくて」
彼方「話を戻そう」
果林「結婚のこと?」
彼方「そう。果林ちゃんは今は結婚したくないってことだよね?」
果林「したくないかって言われるとしたいわ。彼方と」
果林「でも今の貯金を崩しながら生活してる状態じゃ、結婚する資格ないと思うの」
果林「彼方を幸せにできない」 彼方「私を幸せにするって言うのはちょっと傲慢だね~」
果林「傲慢?」
彼方「片方を幸せにするんじゃなくて、2人で幸せになるものでしょ?」
彼方「私は果林ちゃんといられれば幸せだよ」
彼方「果林ちゃんはどう?」
果林「私だって彼方といられれば…」
果林「でも…」 彼方「うん、果林ちゃんの考えもわかる」
彼方「私だって将来のことに不安もあるもん」
果林「そうよ、彼方だって独立してお店を開くためにお金をためてるところでしょ?」
彼方「だから2人で支えあっていけばいいと思わない?」
彼方「経済的にも精神的にも」
果林「それは…そうだけど」
彼方「どうかな?」 果林「…ごめんなさい」
果林「それでも今のままじゃ結婚できない」
果林「この状態で彼方と結婚しても、後ろめたさが残ると思うの」
果林「せめて…まともな収入が手に入るようになってから」
彼方「モデルとして?」
果林「それは…わからないけど」 果林「…多分芸能界は諦めることになると思うわ」
果林「確か事務所の方でマネージャー募集もしてたはずだし、あるいは別の仕事でも…」
彼方「マネージャーなんて果林ちゃんにできるかな~」
果林「それは…自信ないけど」
果林「とにかく、胸を張って彼方と並べるようにならないと」
果林「その時は彼方にプロポーズするから…それまで待っててください」 彼方「…わかった」
彼方「でも待てても2年だからね」
果林「2年?」
彼方「そう、2年後はいくつになる?」
果林「…30ね」
彼方「そうなるとだいぶ年齢を感じちゃうだろうからね」
果林「確かに…」 彼方「30になっても今のままの状態だったら…」
果林「だったら…?」
彼方「私からプロポーズする」
果林「…それじゃあ結局変わらないんじゃない?」
彼方「そうすると果林ちゃんは私に頭が上がらないんでしょ?」
彼方「ずっとお尻に敷いちゃうよ~」 キャミと短パンみたいな部屋着で部屋飲みの中盤みたいなシチュで、こういう会話してて欲しい 彼方って気遣いの達人なのに果林のときだけすっげーめんどくさい女ムーブする気がするのは何でだろう かなかりに漂う妙なエロさは何だろう
抜けるエロさとはまた別なんよな たまにやってくる三年生組の28歳設定のスレが好きすぎる こういう既に致してる関係性の二人によるピロートーク的なSS大好き
かなかりはこういうの似合うしいいね 十年の月日かぁ⋯⋯
この熟された関係もまたええなぁ お互い聞き分けのいい女を演じて距離を計ることばかりうまくなって
素直に結婚しようって迫れないの悲しいなあ…
エマさん2人を叱って(泣) ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています