ウィーン「澁谷かのん……」かのん「うぅーん……」
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~~♫~~♪
かのん(なんか息苦しい……体も上手く動かせない……)
かのん(もしかしてこれって……金縛りってやつ?)
かのん(やだ怖いよ……誰か助けて……)
ウィーン「しぶやかのん……」ムニャムニャ
かのん「……ん?」
https://i.imgur.com/kslXUxN.jpg かのん「あーもう、朝から最悪の気分だ」
ウィーン「どんまい澁谷かのん」
かのん「うっさい黙れ」
かのん「て言うか先週はありあの部屋に泊まったって言ってたけどその時もこんな
酷い寝相してたの?」
ウィーン「あの日は朝起きたら布団で簀巻きにされてたわ」
かのん「……やるな我が妹よ」 かのん「まあいいや……早く着替えよ」
ウィーン「澁谷かのん、練習着に着替えてどこ行くの? まだ早いし今日は学校お休
みよ?」
かのん「休みの日でもこの時間にランニングするのが日課なの」
ウィーン「ふーん。じゃあ私も行くわ」
かのん「え~」 ウィーン「なんでイヤそうな顔するの?」
かのん「だってシンプルにイヤだし」
ウィーン「…………」ブスー
かのん「あーもう、わかったわよ。来たければくれば?」
ウィーン「ええ。澁谷かのんなんか走れる服貸して」
かのん「わがままな……ほらこの学校のジャージでも着ててよ」 ウィーン「澁谷かのん、どこまで走りに行くの?」
かのん「んー、そうだな。今日は代々木公園の方まで行こうかな」
ウィーン「よし、競争よ澁谷かのん」ダダダダダ
かのん「え、ちょ、まっ」
ウィーン「負けた方が罰ゲームよ!」
かのん「ざけんなまてコラー!」 どっかのポンコツロシアン会長みたいなことやり始めた ウィーン「ハァ……ハァ……まけた……」
かのん「ゼェ……ゼェ……か、かったぁ~」
ウィーン「やるわね澁谷かのん……」
かのん「こ、こちとらいつもちぃちゃんに鍛えられてんのよ……なめんじゃないわよ……」
ウィーン「ハァ……ハァ……喉が渇いたわ。水を飲もう」ゴクゴク
かのん「ゼェ……ゼェ……わ、私も……」ゴクゴク かのん「……ぷはっ。なんでランニングなのに朝から全力疾走しなきゃいけないのよ」
ウィーン「ぷふぅ……しかたないわね。負けてしまったからには澁谷かのんのメガネ
をカッコよく改造してあげる」
かのん「いらんわそんなの!」
ウィーン「こうテンプルの部分から羽が生えた様に……」
かのん「完全にアンタの趣味じゃん!」
恋「かのんさん! おはようございます」
チビ「わう!」
かのん「あ、恋ちゃん。チビ。おはよう」
ウィーン「!!」 恋「朝のランニングですか?」
かのん「うん、まぁ、ランニング……かな。恋ちゃんも?」
恋「はい。チビの散歩がてら。あら? そちらにいるのはマルガレーテさん?」
ウィーン「…………」ビクビク
かのん「どうしたの? そんなに震えて」
ウィーン「なにあのおっきいの……犬なの?」 かのん「なーに? もしかしてチビが怖いの?」ニヤニヤ
ウィーン「うぅ……」ギュウ
チビ「はっはっ」
https://i.imgur.com/TCQW81H.jpg ウィーン「…………」
チビ「はっはっ」
ウィーン「…………」
チビ「はっはっ」
ウィーン「…………っ!」ダッシュ
チビ「わうっ! わうっ!」ダッシュ
恋「あ、しまった! コラ! チビ! 待ちなさい!」 ウィーン「うあっ……澁谷っ……かのんっ……たすけっ……」ダダダダダ
チビ「はっはっはっ」ダダダダダ
恋「コラ! チビ! stay! come! comeですよ!」ダダダダダ
かのん「あっはっはwww バカだなぁwww 逃げるから追いかけてくるのに」 ウィーン木から降りてきた
ウィーン「ハァ……ハァ……」
恋「すみませんすみませんマルガレーテさん! 私がうっかりリードを手離して
しまったばっかりに……」
かのん「いいっていいって。生意気なこの子には良い薬だよ。それにチビは一緒に遊び
たかっただけなんだから。ねーチビ」
チビ「わうっ!」
恋「コラ! アナタも少しは反省しなさい!」
チビ「くぅん……」 ウィーン「はぁ……喉渇いた。澁谷かのん、お水頂戴」
かのん「えー、さっき飲み干しちゃったよ。自分のは?」
ウィーン「私もさっき飲み干したわ」
恋「あの~……良かったら私のお水をどうぞ。まだ口もつけておりませんので」
ウィーン「ありがとう恋さん」
かのん「は?」 ウィーン「ごくごく……ぷはっ。どうしたの? 澁谷かのん」
かのん「さっきなんて言った?」
ウィーン「? ありがとう恋さんって」
かのん「なんでさん付けなの?」
ウィーン「だって恋さんは歳上なんだから当たり前でしょう? バカなの? 澁谷か
のん」
かのん「だったらなんで私は呼び捨てなのよ! 私にもさん付けなさいよ!」
ウィーン「イヤよ。澁谷かのんは澁谷かのんだもの」
かのん「むっかー!!!」 >>20と>>21の間にこれレスするのミスってた
ウィーン「ひぃ……ヤダ……こないで……あっちいけ!」ヨジヨジ
チビ「わうっ! わうっ!」
かのん「おー、流石に木に登るの早いなぁ。おーい、あんまり高く登りすぎるとまた
降りれなくなるよー!」
恋「コラー! チビ! 早くここから離れなさい!」グイグイ ウィーン木から降りてきた
ウィーン「ハァ……ハァ……」
恋「すみませんすみませんマルガレーテさん! 私がうっかりリードを手離して
しまったばっかりに……」
かのん「いいっていいって。生意気なこの子には良い薬だよ。それにチビは一緒に遊び
たかっただけなんだから。ねーチビ」
チビ「わうっ!」
恋「コラ! アナタも少しは反省しなさい!」
チビ「くぅん……」
ウィーン「はぁ……喉渇いた。澁谷かのん、お水頂戴」
かのん「えー、さっき飲み干しちゃったよ。自分のは?」
ウィーン「私もさっき飲み干したわ」
恋「あの~……良かったら私のお水をどうぞ。まだ口もつけておりませんので」
ウィーン「ありがとう恋さん」
かのん「は?」
ウィーン「ごくごく……ぷはっ。どうしたの? 澁谷かのん」
かのん「さっきなんて言った?」
ウィーン「? ありがとう恋さんって」
かのん「なんでさん付けなの?」
ウィーン「だって恋さんは歳上なんだから当たり前でしょう? バカなの? 澁谷か
のん」
かのん「だったらなんで私は呼び捨てなのよ! 私にもさん付けなさいよ!」
ウィーン「イヤよ。澁谷かのんは澁谷かのんだもの」
かのん「むっかー!!!」 ウィーン「だいたい澁谷かのんだってわたしの名前ちゃんと呼んでくれない」
かのん「え?」
ウィーン「いつもアンタとかクソガキとかゴミムシとかクズとか言う」
かのん「そこまでは言ってないでしょ……」
ウィーン「澁谷かのんが私の名前をちゃんと呼んでくれたら私も澁谷かのんにさん付け
してあげる」
かのん「そ、それは……」
ウィーン「マルガレーテだからマルちゃんとかマリーちゃんとかでもいいわ」
かのん「いやその呼び方は色々と良くないと思う」 ウィーン「さあ、私の名前を呼んで」
かのん「う……」
かのん「……やっぱ澁谷かのん呼びでいいわ」
ウィーン「なんでよ!」 恋「ぷっ……くすくす。お二人はとっても仲が良いのですね」
かのん「良くないっ!!!」
ウィーン「澁谷かのんは素直じゃない。昨夜だって一緒にご飯食べて一緒に寝たのに」
恋「まあ、そうなんですか」
かのん「違う! それはこの子が図々しく勝手にうちに押しかけてきて……」
ウィーン「…………」ぐぅ~~~~
かのん「へ?」
恋「あら?」 ウィーン「澁谷かのん。お腹がすいたわ」
かのん「うん……今の大きな音を聞いたから分かってる」
ウィーン「なにか食べたいわ」
かのん「はぁ……たぶんうちでお母さんがアンタの分の朝ごはんも用意してるから」
ウィーン「じゃあ早く帰りましょう」
かのん「はいはい。じゃあ恋ちゃん。そう言う事だからもう行くね。また学校で。チビ
もバイバイ」
恋「はい。それではまた」
チビ「わう!」
ウィーン「澁谷かのん、疲れたからおんぶして」
かのん「イヤだ」
ウィーン「澁谷かのんのケチ」
かのん「ケチでけっこうで~す」
恋「やっぱりとっても仲良しにみえますけど……ねぇ、チビ?」
チビ「わふん」 かのん「それにしてもアンタがあんなにチビを怖がるとはね~」
ウィーン「別に怖くないわ。ちょっと油断しただけ。つぎ会ったら倒すわ」
かのん「絶対ムリだからやめときな」
ウィーン「ねぇ澁谷かのん、朝ごはん食べたらゲームしよ」
かのん「いやごはん食べたら帰れよ」
ウィーン「メケポンランドで対戦しましょう。私強いのよ」
かのん「いやなにそのゲーム。聞いた事ないんだけど」
ウィーン「ハードごと持ってきてるから」
かのん「はなっからやる気まんまんじゃん……」 ウィーン「そうね、一度でも澁谷かのんが私に勝てたらさん付けで呼んであげてもい
いわよ」
かのん「へぇ……言うじゃない」
ウィーン「それともかーちゃんって呼んであげようか?」
かのん「それは絶対やめろ」 かのん「よーし、絶対勝ってやる!」
ウィーン「ふふん、私が本当のゲームを教えてあげる」
おしまい
https://i.imgur.com/OExjOmQ.jpg |c||^.- ^||ケメポンランドならワタクシも負けませんわ かのんちゃんの喋るとこでたまに御坂美琴を連想してしまった ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています