侑「足が速くなりたい?」歩夢「うん、そうなの」
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侑「でも、歩夢ってそんなに足遅いわけじゃないよね?同好会のみんなの中でも速い方に入ると思うけど…」
歩夢「何となく速くなりたいなぁって思っただけだから、そんなに大真面目にっていう訳じゃないよ?でも、もう少し速くなれたらいいなって」
侑「そっかぁ…。歩夢より足が速いのって愛ちゃんと果林さんとせつ菜ちゃんだよね?アドバイスとか聞いてみたら?」
歩夢「そうしてみようかな。ありがと、侑ちゃん♪」
侑「どういたしまして♪」 愛「足が速くなる方法?」
歩夢「うん。何かいい方法ないかな?」
せつ菜「走るフォームやスタートダッシュの方法など様々あると思いますが…。私も専門家では無いので詳しいことは分かりませんね…」
果林「やっぱり、反復練習しか無いんじゃないかしら?」
愛「ちなみに、歩夢の今の50mのタイムは?」
歩夢「8秒5とかだったと思うよ?」
せつ菜「平均よりちょっと速いくらいですね」 歩夢「ちなみにみんなは?」
愛「愛さんは7秒5!」
せつ菜「私は8秒ちょうどくらいです!」
果林「私もそのくらいかしら?」
歩夢「同好会の中で1番速いのは愛ちゃんだね」
愛「愛さんは身体動かすの大好きだからね♪」 歩夢「ちなみに愛ちゃんは走ってる時にどんなこと意識してるの?」
愛「うーん、そんなに意識してることは無いかなぁ…。楽しい!って気持ちにはなるけど」
歩夢「楽しいって気持ちかぁ…」
せつ菜「歩夢さんも何か楽しいことを考えながら走ってみるのはどうでしょうか?」
愛「あ、それいいかも!」
果林「確かに楽しいことを考えてたら、身体も軽くなるかもしれないわね」
歩夢「なるほど、それはあるかも…?」
せつ菜「では、早速、グラウンドへ行きましょう!」ダッシュ!!
歩夢「えっ!?今から!?」
愛「善は急げってね♪ほら、カリンも行くよ!」
果林「えぇ♪楽しくなりそうね♪」 ―グラウンド―
愛「よーし、じゃあさっそく測っていくよ!歩夢、準備はいい?」
歩夢「う、うん!」
歩夢(楽しいことかぁ…。同好会のみんなで遊びに行ったこととか…。侑ちゃんとの想い出とかかなぁ…)
せつ菜「それでは、行きますよー!!位置について、よーい、スタートぉぉぉぉおおっ!!!!!」
果林(うるさっっ!!!)
歩夢「!!!」ダッ!! 歩夢(楽しいこと――楽しいこと―――?)
歩夢(みんなと出会って毎日が楽しい)
歩夢(同好会に入る前の私からは想像も出来ないくらい毎日が楽しくて……)
歩夢(ひとつだけなんてえらべないよー!!)
愛「はい、ゴール!タイムは………8秒7…?あんまり変わってないかも」 歩夢「はぁ…はぁ……何だか色々考えちゃってあんまり楽しいこと思い出せなかったよぉ…」
果林「寝よう寝ようと思って寝ようとしても、他の事考えちゃうアレね」
愛「あちゃー、ダメだったかぁ…」
せつ菜「走っているときは走ることに集中した方が良いということでしょうか?」
歩夢「うーん、そうかも…。ごめんね、愛ちゃん。せっかくアドバイスしてくれたのに…」
愛「大丈夫大丈夫!愛さんも走ってるのが楽しいってなってるだけで、楽しいことを考えようとしてる訳じゃなかったから、そこに気がつけなかった愛さんも悪かったよ〜」 せつ菜「でも、楽しい気持ちでっていうのは間違ってないと思います!」
果林「じゃあ、こういうのはどうかしら?ゴールしたらご褒美が待ってるっていうのは」
歩夢「ご褒美?」
せつ菜「あ、それはいいかもしれませんね!私も家に帰ってからアニメ観るぞ!ってなるとやる気が溢れてくるので!大好きなことの為ならいつも以上の力が出ると思います!」 歩夢「私の大好きなものかぁ……」
愛「ゆうゆじゃない?」
果林「侑ね」
せつ菜「侑さんですね!」
歩夢「えぇっ!?///」 〜間〜
愛「ということで、ゆうゆに来てもらいました!」
侑「歩夢の為なら何でも協力するよー!」
歩夢「ゆ、侑ちゃん…♡」キュン
果林「ふふっ、早速効果有りって感じかしら?」
せつ菜「そうですね♪」 侑「それで、私は何をすればいいの?」
愛「うーん、そうだなぁ…。ゆうゆにゴールで待って貰うっていうのはどうかな?」
果林「そうね。ゴールにいる方が早くゴールしたいって気持ちも強くなると思うわ」
せつ菜「侑さんに応援してもらうのはどうでしょうか!応援の力でパワーアップ!燃える展開です!!」
侑「わかった!私はゴールで歩夢を待ちながら、応援すればいいんだね!」
愛「とりあえず、それでやってみよっか!歩夢もそれでいい?」
歩夢「うん!侑ちゃんが待っててくれるなら頑張れそう!」 愛「よーし、それじゃあ行くよー!」
せつ菜「位置について、よーい、
スタートぉぉぉぉぉぉおおおおおおぉぉっ!!!!うぉぉぉぉおおおおおおおおっ!!!!!」
愛(うるさっっっ!!!)
侑(うるさっっっ!!!)
歩夢「っ!!!!」ダッシュ!!! 侑「あゆむー!!!がんばれーーっ!!!!」
歩夢(侑ちゃん!!!)グッ!!
愛(加速した!!)
歩夢「っ!!!」タッタッタッ!!
果林「はい、ゴールね!だいぶ速くなったんじゃないかしら?」 愛「タイムは………7秒9!」
せつ菜「ほ、ほんとですか!?」
侑「歩夢ー!!すごいじゃん!!」ギューッ
歩夢「はぁ…はぁ…♡…侑ちゃんのおかげだよ…♪」ポムッ
果林(侑のおかげというか……歩夢の侑に対する想いの強さかしら…?) スタートと同時に果林さんが侑ちゃんに抱きつくと早く走れるよ 愛「いやー、こればかりは愛の力だね♪愛さんもびっくりだよ、愛だけに♪」
侑「ぷふっwwwwwwwww」
せつ菜「とりあえず、目標はクリアですね!歩夢さんのタイムも縮まりましたし!」
歩夢「うんっ、みんなありがとう♪」
果林(目標って歩夢の足が速くなるってことよね?タイムが縮まっただけじゃ速くなったとは……でも、本人が満足してるのならいいのかしら?) かすみ「おーい、みなさーん!」タッタッタッ
璃奈「あ、こんなところにいた。りなちゃんボード『(☆ω☆)ミツケタ』」
愛「あ、かすかすにりなりーじゃん!どうしたの?」
かすみ「かすかすじゃなくて、かすみんです!みなさんが中々部室に来ないから探しに来たんですよ〜」 璃奈「みんなは何してたの?『(?ω?)ハテナ?』」
せつ菜「実はですね……」
―説明中―
せつ菜「というわけです」
璃奈「なるほど、みんなで歩夢さんのお手伝いをしてたんだね」 コンマ8秒も縮まるのは本格的なフォーム矯正されたレベルだな かすみ「って結局、歩夢先輩が侑先輩のことが大好きっていうことじゃないですか!」
愛「あはは……確かにその通りかも……」
歩夢「もうっ、愛ちゃんもかすみちゃんもからかわないでよっ///」
果林(めちゃくちゃ嬉しそうね) 璃奈「でも、歩夢さんのタイムを縮めるならもっといい方法がある。りなちゃんボード『(・∀・)ピカーン💡』」
せつ菜「もっと良い方法ですか?」
侑「歩夢が更に速くなれるの?」
璃奈「うん、間違いないと思う」 愛「りなりー、どんな方法なの?」
璃奈「説明するけど、この方法は歩夢さんには教えられない。だから、少し休憩してて欲しい『(´・×・`)ナイショ』」
侑「歩夢が走るのに歩夢には内緒なの?」
璃奈「うん、歩夢さんが知っちゃうと失敗する確率がグンと上がる」
歩夢「うーん、気になるけど、璃奈ちゃんがそこまで言うなら少し休憩してようかな…。ちょっと疲れちゃったし…」
璃奈「ありがとう、歩夢さん。でも、この方法なら確実に速くなる。りなちゃんボード『(๑•̀ㅂ•́)و✧マカセロ』」
歩夢「じゃあ、そこで少し休憩してるね♪」
璃奈「じゃあ、歩夢さん以外のみんなは集まって」
一同「はーい」 ―作戦説明中―
侑「えぇ!?」
せつ菜「こ、これをやるんですか!?」
璃奈「うん、これは侑さんとせつ菜さんの力が不可欠」
愛「確かにこれは……」
果林「速くなりそうね…」
かすみ「えー、ほんとですかぁ?せつ菜先輩よりもかすみんが適役だと思います〜」
璃奈「かすみちゃんでも効果はあるかもしれない。けど、せつ菜さんが1番効果あると思う。りなちゃんボード『( ‘-‘ )確信』」 せつ菜「いや、でも、この作戦は、終わった後、歩夢さんに怒られませんかね…?」
璃奈「そこら辺も抜かりない」
愛「どうするの?」
璃奈「侑さんに任せる『( -̀֊-́ )੭“』」
侑「えぇっ!?私!?」
果林「侑に任せれば大丈夫ね」
愛「ゆうゆ、がんば♪」 侑「えぇ……みんな絶対楽しんでるでしょ……」
璃奈「そんなことない。『((o(。>ω<。)o))ワクワク』」
果林「『歩夢の為なら何でもする』って言ったんだし諦めなさい」ポン
侑「言ったけどぉ…」
璃奈「それじゃあ、さっそく実践しよ」
せつ菜「私にも心の準備が必要なのですが……///」
かすみ(嬉しそう……) ―準備中―
璃奈「歩夢さん、準備はいい?」
歩夢「うん、大丈夫だよ」
歩夢(とりあえず、さっきと同じように見えるけど……)
歩夢(違う所と言えば、侑ちゃんの他にせつ菜ちゃんもゴールで待ってるっていうこと)
歩夢(せつ菜ちゃんも侑ちゃんと一緒に応援してくれるってことなのかなぁ…?) 璃奈「歩夢さんにひとつだけお願いがある」
歩夢「何かな?」
璃奈「スタートの合図があるまでは走り始めないで欲しい」
歩夢「え?タイム測定もあるから、もちろんそのつもりだけど…。フライイングとかの心配ってこと?」
璃奈「それもある。けど、合図があるまでは走らないでって覚えてて欲しい」
歩夢「???うん、わかったよ?」
歩夢(んー、どういうことなんだろ…?合図するのはかすみちゃんみたいだけど、分かりにくいってことかなぁ…?) 璃奈「それじゃあ、いくよ?」
歩夢「いつでもいいよ」
璃奈「侑さん、せつ菜さん、お願い」
歩夢「えっ??」 侑「―――――」
せつ菜「―――――」
歩夢(侑ちゃんとせつ菜ちゃんが何か話してる…?)
歩夢(あ、侑ちゃんがせつ菜ちゃんに近づいて……) 侑「……」カベドン
せつ菜「///」
歩夢「は?」
梨子「!!!!!!!!」 侑「………」アゴクイ
せつ菜「///」
歩夢「」
メノ^ノ。^リ●REC かすみ(いいなぁ、せつ菜先輩…。かすみんだって侑先輩に壁クイされてみたいです…)
かすみ(それで歩夢先輩の様子は………ヒィッッ!!?」
@cメ*◉ _ ◉リ「」ゴゴゴゴゴ
かすみ(早く合図しろって圧で訴えてくる!?) せつ菜「////」ギューッ
侑「……♪」ナデナデ
@cメ*◉ □ ◉リ「は・や・く!!!」
愛(こっっっわ!!) かすみ「す、す、スタート!!!」
@cメ*◉ □ ◉リ「侑ちゃああああぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」
果林(こっっっわ!!!) せつ菜「あ、あの、侑さん…さすがにそろそろ恥ずかしいのですが…///」
侑「璃奈ちゃんが歩夢が来るまではこうしてろって…」ナデナデ
せつ菜「でも、そろそろ来ると思いまs………!?!?!?」
侑「どうしたの、せつ菜ちゃn………!?!?」 一番美味しいところを持っていきそうなしずくが静かなのが不穏 @cメ*◉ _ ◉リ「」ドッドッドッ!!!
侑「えっ!?えっ!?あれ、歩夢!?ハイライト消えた目ですっごい速さで迫ってくる!?」
せつ菜「私は逃げます!!!!!」ダッシュ!!!
侑「せつ菜ちゃん!?!?判断が早い!!っていうか、歩夢の勢い止まらないんだけど!!私もヤバい!?」 愛「ゴール!!」
@cメ*◉ _ ◉リ「」トビツキー!!!
侑「ひぃぃ!?!?」
メノ^ノ。^リ●REC マット スッ…
歩夢「いやぁ!!」ドサッ
侑「」オシタオサレ 壁ドンを嗅ぎつけて咄嗟にマットも準備するモンスター セツナチャンノホウガダイジナノ!?
チガウヨ
愛「うわぁ…足絡めてるよ……」
かすみ「侑先輩……ご愁傷さまです……」
果林「それで、愛…?タイムは?」
愛「あ、そういえば…………って、7秒1!?!?」
璃奈「作戦成功。りなちゃんボード『✌(´>ω<`)✌ピースピース』」 このりなりーは科学の発展のためなら犠牲も必要とか言いそうなタイプ 愛「さすがりなりー…。せっつーも無事に逃げられたっぽいし、このまま解散でいい?」
果林「えぇ、そうね。璃奈ちゃんの言った通り、歩夢は侑に任せましょ」
かすみ「無責任過ぎませんか?とは言いつつもかすみんも賛成です」チラッ
ワタシダケノユウチャンデイテ…
ア、アユム…///
愛「ゆうゆも満更でも無さそうだし、2人が幸せならオッケーってことで」
果林「そうね」 かすみ「今日は急遽お休みってしず子たちにも連絡しておきますね」
璃奈「うん、そうするのがいいと思う」
ユウチャン…///
アユム……ンッ…///
チカチャン,ヨウチャン,ヒッパラナイデ!!イマイイトコ…イヤアアアアアアア!!!!
おしまい 〜おまけ〜
侑「ところで何で急に足が速くなろうと思ったの?」
歩夢「だって…侑ちゃんにかっこいいところ見せたかったんだもん…///」
侑「あゆむぅ…♡」トキメキー!
ほんとにおしまい 🌸cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ👍 素敵なゆうぽむをありがとうね。ぜひまたあなたにゆうぽむを書いて欲しいな 次は十字架磔の侑ちゃんをゴールに置いとけばもっと足が速くなりそう 「歩夢さんが一番速くなるストーリーですか。腕がなりますね💙」 何となく調べてみたら高2女子の50m平均は運動部でも8秒台らしいからめちゃくちゃ速い 冷静に考えて@cメ*◉ Д ◉リが全力でこっち向かって走ってくるの怖い >>61
怖い思いしてもトキメキで全部チャラにできる侑ちゃんのメンタルよ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています