【SS】AI.exe
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璃奈「愛さんっ!……その、はなしって……」
愛「なかなか言えなかったんだけど、アタシ、りなりーのことが好き!だから付き合って!」
璃奈「愛さん……本当に?」
愛「うん!りなりーの事大好き!!」
璃奈「そっか……」
ボタンポチ
シューン 私はVRゴーグルを取り外してPCデスクに座った。
「途中までは上手くいってたのに……」
愛さんはあんなんじゃない。告白とか、そういった大切な話をするときにはもっと真剣に話すし、もっと恥じらう。
そういう所も含めて好きなのに、この愛さんはただの明るい性格の人だよ。
愛さんは恋愛ごとに関しては恥ずかしがりやだし、すぐに赤面する。
普段は部室棟のヒーローだけど、そんな普通の女の子の一面だって持っている。
「そう、あの人の前でもそうだったよね……」 外見の3Dモデルは本物の愛さんと遜色がなく、見間違えるレベルの完成度まで仕上げることができた。
触覚デバイスや匂いデバイスも新しく設計し、あの愛さんに抱き着いた時の感覚を完全に再現できた。
あの安心する温かさ。安心する匂い。そして安心する柔らかさ。
五感すべてを使って愛さんを感じられるあの時間が私にとって何にも代えがたい幸福だった。
なのに…… いくら見間違うほどの体を作ることができても、中身がそれに伴わなければ意味が無い。
でも、愛さんの魅力的な中身を機械で再現するなんてできるのかな。
私は機械を全面的に信頼しているけど、それでもあんな複雑な感情変化をゼロとイチで制御するなんて絶対に無理だと思う。
それでも、それでも完全に再現できなくてもいい。
せめて、私の心の穴をふさいでくれるだけの愛さんができれば、それでいいのかもしれない。 愛さんに恋人ができたのはつい数か月前。相手は歩夢さんだった。
周りが意外そうな反応をしていた。てっきり歩夢さんは侑さんが好きだとみんなが思っていた。
でも侑さんは最初から歩夢さんの本心を知っていたみたいでカップル成立を心から喜んでいた。
意外だったのは歩夢さんだけじゃない。愛さんも。
みんな、愛ちゃんは璃奈ちゃんとくっつくものだと思っていたと言葉を漏らした。
うぬぼれだったのかもしれない。でも、私も将来的に“そういうこと”になるんだろうと、どこか心の中で思っていた。
なのに、現実は違くて。
私にとってそれが「意外」なんていう軽い言葉で片付くほど軽々しいものではなかった。 私にとって大切な愛さんが幸せになれたのだから喜んであげるべきなのに。
私にとって大切な愛さんが幸せになれたのだから祝福してあげるべきなのに。
いつの間にか私の心とボードの表情は、全くの別人になってしまった。
私も愛さんの隣に立ちたい。
愛さんの特別な存在になりたい。 でも、それを望むことは、歩夢さんの場所を奪う事と同義だ。
そんなことはできない。たとえ歩夢さんが愛さんを取って……いや、ちがう
愛さんと付き合っているからといって、それだけで嫌いになれるわけがない。
歩夢さんは、私の大切な先輩だから。
そうだ、誰も傷付けずに幸せになる方法があるじゃないか――。
だから、私は2人目の愛さんをつくり始めた。 愛「あっ……りなりーごめんね……」
璃奈「愛さん、どうしてそんなに謝るの?」
愛「だって私暴走しちゃって……りなりーの気持ちも考えずに……」
璃奈「いいんだよ、愛さん。私も、愛さんと同じ気持ちだから」
璃奈「愛さんが思っている以上に」
愛「//////」 あれから改良を重ね、性格も本物の愛さんに近づいてきた。
愛さんの日常会話をすべて録音して機械に解析させた甲斐があった。
まだ全部の解析が終わってないけど、今の時点でこれだけの再現率だ。
全部終わることにはきっと愛さんそのものになるに違いない。
今から楽しみだ。 愛「りなりー、こんなところに急に呼び出してどうしたの?」
璃奈「今日は愛さんに大切な話がある」
愛「急にそんな改まってどうしたのさ!どんな話でも聞くよ!?」
璃奈「ほんと?」
愛「もちろん!」
璃奈「あのね……私実は愛さんのことが好き……」
璃奈「その、恋愛的な意味で……」 愛「そっか……それは嬉しいな」
璃奈「だから……私と……その……」
璃奈「お付き合いしてほしい」
愛「えっと、ごめんね……」
璃奈「えっ……」 愛「りなりーのことはもちろん大切だ友達だと思ってる。でもゴメン……」
愛「アタシさ、実は歩夢のことが好きなんだ……」
愛「だから、りなりーの気持ちは嬉しいんだけどさ、応えることはできない。ごめん」
璃奈「……」 なんで気が付かなかったんだろう。
性格を現実の愛さんに似せれば似せるほど、愛さんそのものになる。
愛さんは歩夢さんを選んだんだから、私が作った愛さんも歩夢さんを好きになる。
「でも、改まって言われるとやっぱりつらいよ……」
現実を突きつけられた。 「こんなの……愛さんにとって私が恋愛対象でないことを私が証明してしまったようなものじゃん……」
辛いけど、涙は流れない。
愛さんはボードが無くても私の素顔から私の気持ちを汲み取ってくれる。
でも、私のつくった愛さんにはそんなことできない。
やっぱり愛さんは愛さんで、私の愛さんは偽物だ。 私は私が作った“愛さんのようなもの”が入っているフォルダをパソコンから葬り去った。
この中にすべてのデータが入っていた。
テストファイルもログファイルも、モデリングデータも。
そして本体である、AI.exeも。
さらに、私は新しいフォルダをデスクトップに作った。
名前は、AI_v2。
おわり ここまで読んでいただきありがとうございました。
またどこかで。 > 名前は、AI_v2。
これは笑うところなのか? ドシリアスだった…こういうのもいいね…やだ…悲しい… よかった
>>22
愛だけにってね!
言うて他につける名前ないやろ 3打数5安打は当たり前、3打数8安打も
先頭打者満塁ホームランを頻発
イチローにとってのホームランは内野安打の打ちそこない
先頭打者サイクルヒットも日常茶飯
9回裏100点差、チームメイト全員負傷の状況から1人で逆転
ワンバウンドも余裕でヒット
一回のスイングでバットが三本に見える
バントでホームランが特技
打席に立つだけで相手投手が泣いて謝った、心臓発作を起こす投手も
ホームランでも納得いかなければサードベース踏まないで帰ってきてた
あまりに打ちすぎるから牽制球でもストライク扱い
その牽制球もヒット
ピッチャーを一睨みしただけでボールが二遊間に飛んでいく
試合の無い移動日でも2安打
バット使わずに手で打ってたことも
自分のホームランボールを自分でキャッチしてレーザービームで投げ返す
内野ランニングホームランなんてザラ、2周することも
一塁でアウトになってからベンチに帰る方が早かった
ウェイティングサークルでヒット打った
打球キャッチしようとしたピッチャーと、それを受け止めようとしたセカンド、ショート、センターの選手ともどもスタンドイせた
観客の韓国人のヤジに流暢な韓国語で反論しながら背面キャッチ
グッとガッツポーズしただけで5点くらい入った
スイングでハリケーンが起きたことは有名
湾岸戦争が始まったきっかけはイチローの場外ホームラン
ライトの深い位置から三塁線のスクイズも処理してた
ボーリングの球を楽々ホームランにしてた
自分の打球に飛び乗ってスタンドまで行くというファンサービス
イチローは、いつも店先のトランペットを 物欲しそうに眺める少年にグローブを買ってあげたことがある
WBC決勝で自らのヒットにより2chの鯖を落とした >>20
3打数5安打は当たり前、3打数8安打も
先頭打者満塁ホームランを頻発
イチローにとってのホームランは内野安打の打ちそこない
先頭打者サイクルヒットも日常茶飯
9回裏100点差、チームメイト全員負傷の状況から1人で逆転
ワンバウンドも余裕でヒット
一回のスイングでバットが三本に見える
バントでホームランが特技
打席に立つだけで相手投手が泣いて謝った、心臓発作を起こす投手も
ホームランでも納得いかなければサードベース踏まないで帰ってきてた
あまりに打ちすぎるから牽制球でもストライク扱い
その牽制球もヒット
ピッチャーを一睨みしただけでボールが二遊間に飛んでいく
試合の無い移動日でも2安打
バット使わずに手で打ってたことも
自分のホームランボールを自分でキャッチしてレーザービームで投げ返す
内野ランニングホームランなんてザラ、2周することも
一塁でアウトになってからベンチに帰る方が早かった
ウェイティングサークルでヒット打った
打球キャッチしようとしたピッチャーと、それを受け止めようとしたセカンド、ショート、センターの選手ともどもスタンドイせた
観客の韓国人のヤジに流暢な韓国語で反論しながら背面キャッチ
グッとガッツポーズしただけで5点くらい入った
スイングでハリケーンが起きたことは有名
湾岸戦争が始まったきっかけはイチローの場外ホームラン
ライトの深い位置から三塁線のスクイズも処理してた
ボーリングの球を楽々ホームランにしてた
自分の打球に飛び乗ってスタンドまで行くというファンサービス
イチローは、いつも店先のトランペットを 物欲しそうに眺める少年にグローブを買ってあげたことがある
WBC決勝で自らのヒットにより2chの鯖を落とした >>28,29
終わったSSを荒らしても意味ないぞクソ無産 ボードが無くても気持ちを汲み取ってくれる愛ならこの璃奈の変化に気付くやろ >>33
愛「りなりー、最近なんだか楽しそうだね」
璃奈「うん、アイさんのおかげ」 なんでろくに接点もないのにあいぽむにしたんだろうあいぽむである必要あったのかなすごく嫌なんだが 自分で作ったAIにすらフラれるの最悪の気持ちになっていいね👍 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています