夏美「オニナッツ〜♪あなたの心のオニサプリ、鬼塚夏美ですの〜♪今日はぁ」きな子「うわ〜ん!!ここはどこっすかぁ〜!?」
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夏美「今日は私のお気に入りのスムージーショップで新商品が発売!!さっそくそのメニューをレビューして─」
きな子「また迷子になったっす〜!!ここはどこっすかぁ〜!?」
夏美「んん〜?あの子はあの時の……」
夏美「ちょっとぉ!!余計な音が入りましたの!!撮り直しですの!!リテ〜イク!!」
きな子「あ……CEO……」
きな子「うえぇ〜ん!!CEOぉ〜〜!!」ダキッ
夏美「きゃっ!?なんですのいきなり〜!?」 夏美「道に迷った?」
きな子「そうっす……東京の街に早く慣れようかと思ってあちこち歩いてる内に帰り道がわからなくなって」グスッ
きな子「道を尋ねようとしても誰も反応してくれなくて……東京砂漠とはよく言ったものっす」
きな子「でも、CEOに会えてよかったっす!!地獄に仏とはまさにこの事。助かったっす〜♪」
夏美「まったく……こっちは動画の撮り直しでいい迷惑ですの」
きな子「はっ!?動画撮影中だったんすか?それはすまねぇ事したっす〜ごめんなさ〜い!!」
夏美「もういいですわ、今日はもう撮り直しする気分じゃなくなりましたの」 夏美「それよりせっかくお店まで来たんですもの、新商品のスムージーを堪能していきますの」
きな子「すむぅじぃ?なんすかそれ?」
夏美「スムージーも知らないんですの?ほら、あれですの」ユビサシ
きな子「おぉ〜果物や野菜のジュースっすか、おいしそうっすねぇ」
夏美「ジュースじゃなくてスムージー!!全然違いますの!!」
きな子「ひぇっ!?そ、そうなんすか……こんな物見たの初めてだから違いなんてわからなくて」
夏美「そう、なら百聞は一見にしかず。実際に飲んでみるといいですの」
きな子「わぁ♪ちょうどあちこち歩き回って喉がカラカラだったっす♪」
きな子「CEO、おすすめはどれっすか?」
夏美「おすすめはもちろん新商品ですの、一緒に飲みましょ」 夏美「はい、どうぞですの」スッ
きな子「あ、どうもっす」
きな子「はわぁ〜キラキラと光ってまるでパフェのようっす、やっぱり都会はハイカラっすねぇ〜」
夏美「ハイカラって……いつの言葉ですの」
きな子「あははは……」
きな子「でも、ごちそうになっちゃっていいんすか?」
夏美「えぇ、その代わり今度私の動画を見ていいねとチャンネル登録、それにスパチャに投げ銭となんでもプレゼントして」
きな子「ちょちょ、そんな次々に知らない単語を言われても訳わからないっす〜」
夏美「とにかく!!私の動画を見てファンになってくれればいいですの!!これは言わば先行投資、お返しを期待してますわよ」
きな子「お、お返しかぁ……考えとくっす」 きな子「ちゅうぅ〜〜」
きな子「─ぷはぁっ!!おいしい〜♪ドロッとしてるけどなめらかで飲みやすいっすねぇ」
きな子「いちごと練乳の甘さが口いっぱいに広がって……こりゃたまらないっす〜♪」ウットリ
夏美「ちゅうぅ〜〜」
夏美「─う〜ん♪やっぱりここのスムージーは最高ですの〜♪新商品もハズレ無しっと」
夏美「これなら家でも作れそうですの」
きな子「家で?家でもスムージー作れるんすか?」
夏美「ミキサーさえあれば簡単に作れますの。ほら、これが私が作ったスムージー」スマホミセ
きな子「おぉ〜お店の物に負けないくらいキラキラでかわいい〜!!すごいっすねCEO!!」
夏美「ふふーん♪今度ごちそうしてあげますの♪」 夏美「……ところで」ジロリ
きな子「な、なんすか……?」
夏美「どうしてあなたは私の事をCEOと呼ぶんですの?夏美でいいって言ったでしょ」
きな子「あ、あぁ〜それはっすね」ポリポリ
きな子「あの時貰った名刺に書かれた『CEO』って文字が頭から離れなくて……」
夏美「なるほど、そうでしたの」
夏美「CEOと呼ばれるのも悪くはないけど私が名前でいいと言ったら名前で呼んで欲しいですの」
きな子「えっと、じゃ、じゃあ……なっちゃん」
夏美「なっ!?////なっちゃん〜!?////」カァァ
夏美「い、いきなり馴れ馴れしいですのぉ〜〜////」
きな子「あわわわっ!!すまねぇっす!!地元に同じ名前の友達がいるからつい〜!!」 きな子「それじゃあ……夏美さん」
夏美「……ま、それが無難ですの」
きな子「─うふふっ」
夏美「ん?なに笑っているんですの?」
きな子「こうやって名前を呼ぶと友達みたいだなぁって。私、上京したばかりでまだこっちではまだ友達がいなくて」
夏美「あなたお上りさんでしたのね、道理で垢抜けてない訳ですの」
きな子「は、はっきり言ってくれるっすね……」
きな子「─むぅ〜」プクー
夏美「なんですの?お上りさんと言ったの気に障ったですの?」
きな子「違うっす、私は名前で呼んだのに夏美さんは名前で呼んでくれないっす」
夏美「別に名前を呼ばない訳じゃ」
きな子「私も名前で呼んで欲しいっす!!」
夏美「はいはい、えっと……きな子さん」
きな子「えへへ〜♪これで私達、友達っすね♪」ニヘラァ
きな子「これからも都会のオシャレな所色々教えてください!!」
夏美「なんだか面倒な娘に懐かれてしまいましたの……」
夏美(でも……悪い気はしませんの、うふふ♪) 花田先生……あなたなんでしょう?家族を人質に取られてさえいなければあなたは……! 次の日 学校 昼休み
夏美「オニナッツ〜♪あなたの心にオニサプリ、鬼塚夏美ですの〜♪今日は学校で1番映えるこの中庭のテラスで優雅にランチタイムを」
きな子「あ、いた!!探したっすよ〜〜!!」ドタドタ
夏美「……ちょーっと失礼〜」カチッ
夏美「─うるさーーいですの〜〜!!」
きな子「ひゃあっ!?」
夏美「きな子さん、どうしてあなたはいつもいつもいつも!!撮影の邪魔ばかりするんですの!!」
きな子「え?─あちゃ〜!!また動画を撮ってたんすね、すまねぇっす!!」ペコペコ
きな子「邪魔するつもりはないんす、ただタイミングが悪いというか……」
夏美「狙ってるようにしか思えないですの……また撮り直しですの、ぐすっ」 夏美「それで、なんの用ですの?」
夏美「この私の貴重な時間を割いてあげるんだからそれなりの用事なんでしょ?時はマネーなりですの」
きな子「え、えっと……そう言われると気後れしちゃうんすけど」
きな子「これ、昨日のスムージーのお礼っす。よかったら食べてくださいっ」スッ
夏美「これは、パン?」
きな子「はい、私パン作りが趣味なんす」
夏美「へぇ〜パンを作れるなんてきな子さんもやりますの、LTubeに出たら絶対動画視聴爆伸び間違いなしですの」
きな子「い、いや〜流石にLTubeに出るのは……あはは////」テレテレ
夏美(きな子さんと一緒にパン作り……むふふ♪これは儲かりそうですの、マニーの匂いがしますの〜)メモメモ
きな子「あの〜なにを書いてるっすか?」
夏美「ひ・み・つ・ですの♪にししっw」 夏美「ではでは〜さっそくいただきますの」
夏美「ほうほう、シンプルな食パンですの」パクッ
夏美「─うん、ほんのり甘くてふわふわ柔らかい……なんだかどこかで食べた事あるような」
きな子「ほら、高級食パンって流行ってるじゃないっすか。あれを参考に作ってみたっす」
夏美「あ〜あれ、そのブームならとっくに終わってますわよ」
きな子「がーん!!そうだったんすか!?」
夏美「流行り廃りのサイクルは日々目まぐるしく進んでいますの、その中で最新のトレンドはなにか、いち早く見つける為にアンテナは常に張っておかないと」
きな子「はぁ、なるほど〜勉強になるっす」
夏美「─ねぇ、いつまでそこに立ってますの?ここ、座ったら?」ポンポン
きな子「え?いいんすか?」
夏美「せっかくだから一緒にランチにしますの、少しでも時間を有効利用しないと」
きな子「えへへ……そうなると思って私のパンも作って来たっす」チョコン
夏美「……やっぱり狙ってますの?」 数日後
夏美「きな子さん」
きな子「あ、夏美さん。珍しいっすね夏美さんから声をかけてくるなんて」
夏美「いつも邪魔されるから今回は先手を打ちますわ」
きな子「先手?」
夏美「きな子さん、私と一緒に動画に出なさい。ですの」
きな子「へ……?」
きな子「えぇぇぇ〜〜!?わ、私がLTubeに〜〜!?なななな、なんでっすか!?」
夏美「私が動画を撮影してると毎回必ずと言っていいほどきな子さんが割り込んできますの」
夏美「その度に撮り直し……これはあまりにも時間の、つまりマニーの浪費」
夏美「そこで私は気付きましたの」
夏美「だったら最初からきな子さんも撮影に参加すればいいですの!!」
きな子「そ、そんなむちゃくちゃなぁ〜〜!!」
夏美「むちゃくちゃではないですの、むしろこれが1番合理的」
夏美「と言う訳でさっそく打ち合わせしますわよ」ガシッ
きな子「ちょっ!?待ってください夏美さ〜〜ん!!」ズルズル 1話の夏美はかなり好印象だわ
きな子が浮かない顔をしてるのにすぐ気づいて励ましの台詞を吐くところがね 夏美「この前きな子さんのパンを食べた時閃きましたの」
夏美「私の手作りスムージーときな子さんの手作りパン」
夏美「この2つのコラボレェ〜ション!!」
夏美「以前投稿した私がスムージーを作る動画もそこそこ伸びましたし、そこにきな子さんが加われば更に伸びると思いますの」
きな子「は、はぁ……」
きな子「で、でも私……動画なんて出た事なくてどうすればいいのか」
夏美「それをこれからみっちり叩き込んであげますの」
夏美「まぁ、最初からうまくいく訳はないですの。気楽にやりましょ♪」
きな子「気楽に……出来たらいいっすね……」 撮影当日
夏美「では、手筈通りやりますわよ」
きな子「き、緊張してきたっす……」カチコチ
夏美「なぁに、ただ私と一緒にスムージーとパンを作ればいいですの」
きな子「簡単に言ってくれるっすね〜そりゃ夏美さんは慣れてるでしょうよ」
夏美「うだうだ言ってないで始めますの!!3……2……1……」
きな子「あわわわわ……!!」
夏美「オニナッツ〜♪あなたの心のオニサプリ、鬼塚夏美ですの〜♪にゃはん♪」
夏美「今回は〜なんとぉ!!私の他にもう1人メンバーを紹介しますの〜♪」
きな子「き、きな子っす〜あなたの心のきなこもち、桜小路きな子っす!!////」カァァ
夏美(うんうん、練習通り出来ましたわね♪)
きな子(や、やっぱり恥ずかしいっすぅ〜////大体あなたの心のきなこもちってなんすかぁ〜!!)
夏美(あなたが自分で考えたんでしょうが)
きな子(あぁ〜そうだったっす〜!!////) 実際1話リテイクばっかで満足に撮影できてなかったから、いつも邪魔されるからもうメンバーと一緒に動画撮ればいいって話やりそう 夏美「今回はきな子さんと一緒にスムージーとパンを作っていきますの」
夏美「きな子さん、よろしくお願いしますの」
きな子「は、はいっ」
きな子「では最初はパンから作るっす」
きな子「ボウルに材料を入れてよく混ぜ合わせて」
夏美「はいですの」カシャカシャカシャ
きな子「ある程度まとまったら手で捏ねるっす」
夏美「うぐぐっ……!!これは結構力がいりますの〜〜!!」グググッ
きな子「わ、私も手伝うっす。それっ」グイッ
夏美「おぉ、きな子さん案外力持ちですわね、かっこいいですの〜」
きな子「えへへ、そうっすかぁ〜」ニヤニヤ
夏美「よーし、このまま2人の共同作業ですの〜え〜い♪」コネコネ きな子「あとは発酵するまでしばらく寝かせておくっす」
夏美「それじゃ、その間にスムージーを作っていきますわ」
夏美「スムージーのいい所は簡単に作れて手軽に栄養が取れておいしく、そしてオシャレでかわいい!!」
夏美「今の時期だとトマトやスイカ、パイナップルなどが旬ですの。今回はこれらを使いますわ」
きな子「ほうほう」
夏美「まずはその材料を小さく切って」
きな子「うっす」トントントン
夏美「牛乳と一緒にミキサーにかけるだけ」
きな子「本当に簡単っすねぇ」ギュイーン
夏美「これで完成……ではありませんのよ」
夏美「ここからが私流アレンジ♪スムージーの上にクリームやアラザンをトッピングしますの〜」
きな子「わぁ〜まるでスイーツみたいっす♪楽しい〜♪」ニュルニュルパラパラ きな子「さて、そろそろ発酵も終わった頃っすね。パンを焼いていくっすよ」
夏美「いよいよ完成ね、楽しみですの〜」
夏美「くんくん……だんだんいい匂いがしてきましたの」
きな子「どうかな〜おっ、いい感じの焼き色っすよ〜♪」
夏美「きゃあ〜!!すごーい♪おいしそうですの〜」パァァ
きな子「焼きたてのうちに食べるのがまた最高なんす」
夏美「さっき作ったスムージーも持って来て」
夏美「私ときな子さんのスペシャルコラボメニュー完成ですの〜!!」
きな子「やったっす〜!!」パチパチパチ 夏美「それじゃさっそくいただきますの〜」パクッ
夏美「あむあむ……この前の食パンと違って今回のパンには色々入っていますのね」
きな子「じゃがいも、かぼちゃ、とうもろこし。全部私の好きな物っす」
夏美「へぇ、好きな物をねぇ」
きな子「夏美さんの好きな物はなんすか?スムージーに入れたらおいしいかもしれないっすよ」
夏美「─私の好きな物は……納豆なんですの」
きな子「おぅ……それは流石に無理っすね……」
きな子「あ、でもパンには合うかも。食パンに納豆かけて食べる人もいるみたいっすよ」
夏美「パンに納豆……ふぅん、今度やってみようかしら」
夏美「スムージーはいかがですの?」
きな子「おいしいっす、いやぁ自分で作ると味もまた格別っすねぇ」チュウ〜
夏美「そう、自分で作るからこそおいしい物が出来るんですの」
きな子「わかるわかる、そうっすよねぇ〜」 夏美「─あ」
きな子「ん?どうしたんすか?」
夏美(私とした事が動画を撮っていた事をすっかり忘れていましたわ〜〜!!)
きな子(わわわっ!?そう言えば撮影中だったっす〜〜!!これじゃただの雑談……)
夏美(一か八か、このままやりきりますの)
夏美「─こほん……んっんっ」
夏美「なにはともあれコラボメニューは大成功♪きな子さん、今日はありがとうございましたぁ〜♪」ニコッ
きな子「おぉ……一瞬でLTuberの顔に、流石はプロ」
夏美「この動画を気に入って頂けたらいいねと高評価、チャンネル登録をよろしくですの〜♪」
きな子「よ、よろしくお願いしまっす!!ありがとうございました〜」 夏美「ふぅ……なんとか乗り切ったですの」
きな子「だ、大丈夫なんすかこれで?」
夏美「いいんですの、これもまた1つの動画の形。たまにはこんなのもアリですわ」
夏美「あとは視聴者の反応次第ですわ、どれだけ伸びるか見ものですの」
夏美「きな子さん、見て見て」スマホミセ
きな子「あぁ、この間の動画っすか。─ってすごい!!急上昇動画になってる!?」
夏美「日常系の雑談形式なのがウケたみたい、何より多かったコメントが『新メンバーの女の子かわいい』」
きな子「新メンバー扱いになってる……」
夏美「私のファンの半分近くがきな子さんに流れましたの」ジローッ
夏美「これはもう、私と一緒にLTuberになるしかありませんわね」ガシッ
きな子「えぇ!?そんなぁ〜〜!!」
夏美「私が睨んだ通り、きな子さんからはマニーの匂いがしますの。離しませんの〜〜!!」ムンギュー
夏美「さぁ、この調子でガッポリ稼ぎますの〜!!」
きな子「ひえぇ〜なんでこんな事に〜〜!!」 その後 日曜日 動物園
夏美「オニナッツ〜♪あなたの心のオニサプリ、鬼塚夏美ですの〜♪にゃはん♪」
きな子「きな子っす〜あなたの心のきなこもち、桜小路きな子っす」
夏美「いや〜きな子さんもすっかり慣れた様子で」
きな子「そりゃ何十回も動画に出ればね……」
きな子「それで、今日は動物園に来てる訳っすけど」
夏美「そう、今日は動物園で私の大好きなキリンさんとゾウさんに会いに行きますの〜♪」
きな子「私も動物好きっすよ、キタキツネ……は流石にいないっすかねぇ」
夏美「ほらほら、早く行きますわよ〜」グイッ
きな子「ひゃあっ!?引っ張らないで〜〜!!」ズルズル 夏美「わぁ〜!!キリンさんですの〜かわいいですの〜♪」ピョンピョン
きな子「やっぱり首長いっすねぇ〜ずっと見上げてたらこっちの首が痛くなっちゃうっす」
夏美「あ、きな子さん。餌をあげられるみたいですの、やりましょやりましょ」
きな子「夏美さん……いくらあの時の動画が伸びたからってちょっと気抜きすぎじゃないっすかね」
夏美「私達の遊ぶ姿が見たいってリクエストがあったんですもの、応えてあげきゃ」
きな子「口実にしてるようにしか見えないっす……」
きな子「……」
夏美「はい、キリンさん」スッ
夏美「─わっ!!食べたぁ♪きな子さんきな子さん、キリンさん餌を食べてくれましたの〜♪」ペカーッ
きな子「……ま、いっか」
きな子「私も餌あげたいっす〜」
夏美「はい、楽しいわよ」
きな子「よーし……さ、どうぞ」スッ
きな子「─あっはは♪上手に食べた、かわいいっすねぇ♪」 きな子「─あ〜そうっすか、いえいえ」
夏美「きな子さん?誰と喋っていますの?」
きな子「キリンさんっす、『かわいいって言ってくれて、餌をくれてありがとう』って言ってるっすよ」
夏美「えっ!?きな子さん、キリンさんとお話出来ますの!?」
きな子「なんとなーく考えてる事がわかるっす」
夏美「すごいですの〜!!きな子さんにそんな才能があったなんて!!」キラキラ〜
きな子「いやぁ〜そんな事ないっすよぉ」テレテレ
「私もキリンさんとお話したいですの〜!!通訳してきな子さん」
きな子「はいはい」
夏美「キリンさ〜ん、オニナッツ〜♪あなたの心のオニサプリ、鬼塚夏美ですの〜♪キリンさんもいいねとチャンネル登録よろしくですの〜♪」
きな子「─『飼育員さんにお願いしてみる』だそうっす」
夏美「やりましたの〜♪にゃはん♪」 夏美「あぁ……まさかキリンさんとお話出来るなんて……感無量♪ですの〜」クネクネ
夏美「きな子さんのその特技、使えますわね。これから動物と話して遊ぶ動画をどんどん撮っていきましょ」
きな子「確かに動物と触れ合う夏美さんは人気が出そうっすね」
夏美「視聴爆伸び間違い無し!!ですわ〜!!」
夏美「それじゃ、今度はゾウさんに会いに行きますの〜♪また協力してもらいますわよきな子さん」
きな子「どんな事も動画のネタにする……流石っす夏美さん」
きな子(私の特技……夏美さんの役に立てて、よかったな) 夏美「きゃあ〜!!ゾウさぁ〜ん♪こっち向いてですの〜!!」ピョンピョン
きな子(いつもこんなテンションではしゃいでるんすかね……かわいい)クスッ
夏美「あ、近付いてきましたの。お話するチャンスですの」
夏美「ゾウさんにお願いがありますの、その自慢のお鼻を使って私達と写真を撮って欲しいですの」
きな子「えぇ……?ゾウさんにスマホなんて使えるんすか?」
きな子「─へ?そ、そりゃ失礼したっす!!」
夏美「ゾウさんはなんて?」
きな子「『こちとら最新のタブレット使ってますけど』と……」
夏美「それは頼もしい限り、よろしくお願いしますの」スッ
きな子「わっ、鼻でスマホ掴んだ」
夏美「もう少しこっちに寄って……よーし、そこですの」
きな子「まるで特大の自撮り棒みたいっすね」
夏美「シャッターは私が押しますの」
夏美「いきますの〜せーの、オニナッツ〜♪」パシャッ 夏美「あぁ、ゾウさんはすごいですの。自分の鼻で自撮りが出来るなんて憧れますの〜」
きな子「もしかして夏美さんがキリンさんとゾウさんを好きなのって」
夏美「えぇ、キリンさんは首が長い、ゾウさんは鼻が長い。どちらも最高の自撮りが出来そうでしょ」
きな子「は、はぁ……夏美さんらしいっすね」
夏美「それにどちらもとてもキュートですの♪やっぱり動物はいいですわね」
きな子「そうっすね、動物は癒やされるっす」
きな子「私も見たい動物がいるっす!!あっち行きましょ夏美さん♪」グイッ
夏美「おぉっ!?きな子さんもだんだん積極的になりましたわね。よーし、その調子でアゲて行きますの〜!!」ピョンピョン 夏美「さてさて〜昨日アップした動物園の動画の伸びは〜」
夏美「─やりましたわ!!またまた急上昇動画にランクイン!!チャンネル登録者も増えてますの〜♪」ホクホク
きな子「やったっすね!!今回は夏美さんに関するコメントが多いっすよ」
きな子「『キリンさんとゾウさんを見てはしゃぐCEOマジ天使』『キリンさんとゾウさんに嫉妬』『あぁ^〜CEOがぴょんぴょんするんじゃ〜』『自分も自撮り棒になりたいです』」
夏美「ちょっと変なコメントもあるけどこれだけ反響があるのはLTuberとしては嬉しい限りですの」
夏美「やっぱりきな子さんを誘って正解でしたの、これからも私と一緒にトップLTuberを目指していきましょ♪」ニコッ
きな子「ははは……人生どこでどうなるかわからないものっす」
夏美「さぁ、今日も動画を撮っていきますわよ〜オニナッツ〜♪あなたの心のオニサプリ、鬼塚夏美ですの〜♪にゃはん♪」 おまけ
きな子「夏美さ〜ん」
きな子「─おっと、誰かと電話でお話中みたいっすね。邪魔しないようにしないと」
夏美「─んだ、んだ。最近友達が動画撮影一緒にやってくれてなぁ、その娘のおかげで私の人気も上がってんの〜」
きな子(家族と話してるっすかね、いつもと喋り方が違うっす)
夏美「─だべぇ?きな子ちゃんはすげぇいい娘でさぁ〜」
夏美「─うん、うん。そんじゃ、またねぇ」ピッ
夏美「─あら、きな子さん。なにか用ですの?」
きな子「ど、どうもっす。たまたま通りかかっただけっすよ」
夏美「ふぅん、ちょうどよかったわ。次の動画の打ち合わせしましょ」
きな子「う、うっす」
きな子「─へへ、えへへへ♪」ニヤニヤ
夏美「なーににやにやしてますの?」
きな子「なっ、なんでもないっす」
きな子(あの訛り……夏美さんももしかして上京して来たんすかね)
きな子(だとしたら私と仲間だぁ〜なんか嬉しいっす〜♪)ニコニコ
夏美「?」 終わりです、支援、最後まで読んでいただきありがとうございました。 おつかれさま!
きななつはアニメでもこの方向性で行ってほしいと思える感じだった >>51
訂正
夏美「私もキリンさんとお話したいですの〜!!通訳してきな子さん」
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