可可「今度からギャラクシー禁止デス」すみれ「ギャラクシー!?」
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可可「ムッ!また言いマシタね!?ギャラクシーと発言する毎にアナタに罰を与えマス!」
すみれ「私がアンタに何したって言うのよ!」
可可「んなっ!忘れたとは言わせマセンよ!!この前のデートでとってもとぉっても遅刻してきたではないデスか!!このすっとこどっこい!!」
すみれ「それならもう謝ったじゃない、まだ根に持ってるの?」ハァー
可可「あの時、アナタを待つ間にどれだけナンパされたと思ってるのデスか?!一々断る身にもなってクダサイっ!!」 すみれ「ギャラっ?!な、な、ナンパ?!!アンタそんなこと一言も言わなかったじゃない!!」ガタッ
可可「この人まーた言いマシタ!!さっき言ったこと覚えてないのデスか?!!頭鶏デスか?!!」
すみれ「それよりナンパ!!聞いてないわよっ!?」
可可「デートが台無しになるかと思い、言わなかっただけデス。それなのにアナタときたら……やれギャラクシーだの、何だの!!」
可可「すみれのそのギャラクシーには非常にイラッとさせられマス!特にムカムカした日には!!」 すみれ「そんなこと言ったって、キャラ作りのつもりが口癖になっちゃったのよ、仕方ないじゃない…」
可可「とにかく!今後ギャラクシーと言うたびにペナルティデスからね!」
すみれ「ペナルティって何よ」
可可「………そう、デスね」ウーン
すみれ(考えてなかったのね)
可可(夕飯を作って貰う……はいつもして貰ってマスし、すみれにとっては朝飯前デス)
可可(すみれが困ること………うーん……アっ) >>4
地味に桃色魔法少女並に飯炊き任せてますね… 可可「決めマシタ」
すみれ「へー、何よ。決めたって私が素直に言うこと聞くとは思わないで頂戴ね」
可可「フフン、言ってられるのも今のうちデス」ニヤニヤ
すみれ「な、なんか強気ね」
可可「いいデスか?耳かっぽじってよく聞くデス」
すみれ「………」ゴクリ
可可「ギャラクシーと1回言う度、1週間キス禁止デス!!」ドンッ! すみれ「ギャラクシーっっ?!!」
可可「ハイ、また1ギャラデス。さっきまでの含めて3ギャラ、3週間は禁止デスからね!!」プンスコ
すみれ「3週間っ………」ズーン
可可(効いてマス効いてマスwことある毎にキスしたがるアナタにとってこのペナルティ、効果はバツグンのようデスね!)
可可「まずは3週間、我慢してクダサイ。ま、アナタに我慢なんて出来るとは思っていマセンがw」 すみれ「それくらい余裕よっ!アンタこそ我慢しなさい?!」ムカッ
可可「いつもシたがるのはアナタではアリマセンか、何を言ってマスの」ヤレヤレ
すみれ(っっ!!実際そうだけど……けどムカつく〜!)ムキーッ
可可(これでギャラクシーと鳴くことも少なくなりマスかね、キス禁止は思いつきデスが。ま、大丈夫デショウw) 〜〜〜
-週末おうちデート-
TV<オレガツイテルゼ~♪
可可「うっ……ぐすっ……う……」ズビ
すみれ「何回観ても泣いちゃうわね…」グス
可可「大人になるって、寂しいものデスね」
すみれ「そうね……大学生になったら──」
すみれ(大学生になったら、可可は中国に戻っちゃうのよね………)ギュ
可可「??どうしたのデス、すみれ」
すみれ「ん、何でもない」グリグリ 可可「………感傷的になってしまいマシタか?」ナデナデ
すみれ「………可可」スッ
可可「ア、すみれ……」キュッ
可可「ハッ!!!」ビクッ
すみれ「ど、どうしたの?!」ビクッ
可可(わ、わ、忘れてマシタっ!)アセアセ
可可「キス、禁止のはずデス!!///」
すみれ「え、あ………そういえばそんなこと言ってたわね」
可可「なのでダメデスっ」プイ すみれ「えぇ………てかアンタも直前まで忘れてたでしょ、あんな待ち顔しといて」
可可「んなっ///待ち顔なんてしてマセンっ!!とにかく、あと2週間は我慢してクダサイ!!」
すみれ「もう……分かったわよ」ムスッ
可可(危なかったデス……つられてキスするところデシタ///) 〜〜〜
-翌週-
すみれ(ちょっと良い雰囲気作っとけばさせて貰えると思ってここ数日、練習後とか下校時に狙ってみたけど………)
すみれ(一度ダメだって言ったらもうさせてくれないのよねー、本当ガンコなんだから)ハァー
かのん「おやおや、ため息なんかついちゃって。アンニュイなの?」
すみれ「んー、そんな感じ」
かのん「なんか悩んでることがあるなら聞くよー?」ヨイショ
すみれ「ちょ、ナチュラルに人の上乗ってんじゃないわよ」
かのん「気にしないw気にしないw」
すみれ「アンタ本当ナメてんでしょ…」 すみれのギャラクシーってピカチュウの鳴き声みたいなもの? すみれ(まぁ、こんくらいフラットな関係なら相談してもいいかもね……)
すみれ「じゃあ……相談するけど」
すみれ「かのんって週何回くらいキスしてるの?」
かのん「……………へっ?///」
すみれ「………ん??かのん?」
かのん「キ、キス??!キスなんてっ私っっ///」ワタワタ
すみれ「えっ?……千砂都と付き合ってんじゃないの?」
かのん「ま、まだ付き合ってないよっ!///すみれちゃん、声大きい!!」
すみれ「アンタもね」 すみれ(てっきり付き合ってるもんだと思ってたのに……まだだったとは)
かのん「………すみれちゃんは、その、キスとか……するんだ…」モジモジ
すみれ「そーね、最近ダメって言われてるけど」
かのん「……なんか大人だね、私どんなのか想像もつかないや」ハハ
すみれ(いつになくしおらしい……いつもの仕返しでからかってやろ)
すみれ「キス、してみる?」ニヤッ
かのん「えっ?!///」
すみれ「えっ??///」 かのん「………///」
すみれ「………///」
すみれ(うわっ、失敗したっ///まさかそんな反応するとは思わないじゃない)
すみれ(かのんのことだからてっきり『もぉーすみれちゃん冗談やめてよー!』って、こういうの想定してたのに!)
可可「すみれ………何をしているのデスか」ジトッ
すみれ「可可!!!?いつからそこに?!」ガタッ
可可「『キス、してみる?』」ボソ
すみれ「」 可可「ちょっとコッチ来いデス」ムンズッ
すみれ「ちょ、痛い、耳やめて!冗談なの!ごめん!ごめん!」ウワーン
かのん「うわぁ……修羅場じゃん、なんか悪いことしたなぁ」
かのん(……キスしてみる?なんて初めて言われたからドキドキしちゃった……こんなところちぃちゃんに見られてなくて良かった…)ホッ 〜〜〜
恋「すみれさん、耳真っ赤ですよ?大丈夫ですか?」
すみれ「大丈夫じゃないから慰めて」グスン
恋(普段と違って子供のようです…可愛い)ナデナデ
可可「レンレン、すみれを甘やかさないでクダサイ」
恋「そのように言われましても」ナデナデ 可可「………」キッ
すみれ「………」プイ
千砂都「また喧嘩してるの?」ヒソヒソ
かのん「……そうみたいだね」ヒソヒソ
かのん(原因が私とは言えないなー)
可可(この浮気グソクムシは!最低デス、もう今後一切キス禁止にしてやってもいいくらいデス!)ムカムカ 〜〜〜
-数日後-
すみれ「……」ツーン
可可「……」ツーン
かのん(最近ずっとこんなんじゃん、流石に仲直りして欲しいなぁ……)
かのん(よし、ここは私が……)フンスッ
かのん「可可ちゃん、ちょっといいかな」コソコソ
可可「かのん?どうしマシタ?」
かのん「実はさ〜、今日までの映画の割引チケットがあるんだけど、都合悪くて観に行けないんだよね」
可可「映画、デスか」 かのん「この前気になる映画あるって言ってたよね?良かったら使って。急で申し訳ないけど」
可可「イエ、そんなことアリマセン。まだ観に行けてないので、ありがとうございマス」
かのん「良かった、こっちこそありがとう。はい、チケット」ポスン
可可「アェ……2枚??」
かのん「すみれちゃんの分」コソッ
可可「なっ!すみれなんかとは観に行きマセンよっ!」ガタッ
すみれ「なんかって何よ、声大きいから丸聞こえよ」 可可「ククは千砂都と観に行きマス」ツーン
かのん「ちぃちゃんは今日バイトなんだー」
可可「ぐっ……ならレンレンと」
かのん「恋ちゃん、チビのトリミングに行くって」
可可「ぬぬぬ………」
可可「せっかくのチケットデス、仕方ないので暇なすみれを誘ってやりマス。仕方ないノデ!!」
すみれ「悪いけど今日は妹と買い物行く約束してるのよねー」
可可「なっ……」
かのん(あれ、下調べは完璧だったはず……突発かな、まずい) すみれ「っていうのは嘘ー、可可がどうしてもって言うなら付き合ってあげてもいいわ」ベー
可可「っっ……誰もそこまで頼んでマセン」ムカッ
かのん(この2人、めんどくさ〜〜)
かのん「ほら〜、2人しか都合合わないんじゃん!映画、何観るか決めとかないとレイトショーになっちゃうからね?じゃ!」
タッタッタッ
すみれ「…一応聞いておいてあげる。何観るつもりなの?」
可可「…………黙ってついて来いデス」ガタッ
すみれ「はぁ?何よソレ」 可可「………」テクテク
すみれ「………」テクテク
すみれ(ダンマリになっちゃった……なんで教えてくれないのかしら、どうせ一緒に観るんだからバレるのに)
可可「着きマシタね」
すみれ「そうね」
すみれ(こうやってポスター眺めると…今やってるのは……大体アクション系ね、あといつものサメ映画) 可可「ククが勝手に決めマスから、すみれはそこで待っててクダサイ」スッ
すみれ「……なんか飲み物とか要らないの?」
可可「要りマセン!」
すみれ(やっぱまだ機嫌悪いわねー…)
すみれ(それにしても時間は大丈夫なのかしら…)チラ
可可「お待たせしマシタ、行きマスよ」ガシッ
ズンズン
すみれ「え、もう始まるの?」 係員「……ハイ、2名ですねー」チラ
すみれ「………何番?」
可可「……奥のデス」
すみれ(……なんかやたら他の人からの視線を感じる)
可可「………これデス」
すみれ「??何、タイトルとポスター的にはただの恋愛映画にしか見えな」
すみれ(あっ…R15+じゃないの)
可可「………///」
すみれ(さっきから黙って俯いてるから怒ってるものだと思ってたけど、恥ずかしくて照れてるだけ?) すみれ「千砂都や恋と観に行くにしては過激なんじゃない?」
可可「……上海では、こういうの、観られないノデ///」ギュ
すみれ(な、何よ、からかったつもりなのに、こっちまで移るじゃない///)
可可「と、とりあえずもう始まりマス」グイ
すみれ「あ、うん」
スタスタスタ 可可「すみれそっちデス」ストン
すみれ(あんま人居ないわね…でもカップルぽい人達がチラホラ)キョロキョロ
すみれ(あー、だからジロジロ見られてたってワケね)
すみれ(っと、始まった……R15恋愛ものなんて初めてなのよね、ちょっと緊張してきた)
すみれ(可可は……ソワソワしてる…なんか初めての時を思い出すわね)チラ
すみれ(そ、そうよ!一応経験あるんだし…そんなに緊張することないのよ)
すみれ(そう思ったらなんか大丈夫な気がしてきたわ。まったく、可可もこんなのが観てみたいだなんてお子ちゃまよねー)フッ 〜〜〜
すみれ「すみません、お子ちゃまは私でした///」カァァ
可可「一人で何を呟いているのデス?」
すみれ(思ってたより過激だった…///あんなに激しいもんなの?!役者って凄い…キスシーンだけでもだいぶ激しかったのに…///)
カップル「ねー、〇〇のホテル泊まろうよ♡」
カップル「いいよ、よーし今夜は寝かさないぞ♡」
キャッキャッ♡
すみれ(うわー、さっき館内でキスしてた人達じゃない、まったく、家でやれっての!) 可可「すみれ、帰りマショウ?」
すみれ「あ、うん……」
スタスタスタ
可可「………」
すみれ「………」
すみれ(また沈黙…喧嘩中に観るもんじゃないのよ、あの手の映画は!)
すみれ(けどこのままなのも気まずいし……)
すみれ「……あ、あの主人公さ、ちょっと童貞臭かったわよね」ハハ
可可「……そう、デスね。まるで初めてした時のすみれのようデシタ」 すみれ「はぁ?私あんなにドギマギしてなかったでしょ、アンタこそずっとソワソワしっぱなs」
ギュッ
すみれ(え、何、なんでこのタイミングで手なんかつなぐわけ?)
可可「クク、本当はこんな時に観たくありマセンでした!…けどかのんからチケット貰ったので仕方なくデス!///」
すみれ(今気づいたけど……耳真っ赤じゃない)
可可「こ、この前は強く言い過ぎたと思ってマス、だから……その///」ニギニギ
すみれ(あ、これOKなやつだ…) すみれ「そ、そうね……私も意地張っちゃってたみたい」ギュ
可可「……!」
すみれ「………///」ソワソワ
テクテク
すみれ(あ、可可の家との別れ道……)
可可「………///」ピタ
すみれ「………ク、可可の家、寄ってもいいわよね?///」チラ
可可「………ハィ///」カァッ
すみれ(蚊の鳴くような声…!やばい、可愛い、キスしたいっ!)キュンッ
すみれ(あんな映画の雰囲気に当てられるなんて、私達もまだ子供ね…) 〜〜〜
キィ バタン
可可「………」
すみれ「可可」ギュッ
可可(ア……背中からすみれの鼓動が伝わってキマス……)
可可(このままキスできたら……でも禁止と言った手前、ククからはできマセンっ)
すみれ(キス、したい……けどまだ3週間経ってないし、怒られるかも)サワサワ
可可「んっ………」
すみれ「可可……いいわよね?」
可可「………」コクン すみれ(本当はキスしたいけど……仕方ないものね、身体へのキスなら……許してくれるかしら?)チュッ チュッ
可可「アっ、首筋……」
すみれ「ん、これならいいでしょ?」チュッチュッ
可可「〜〜〜っ、すみれぇ…」ジワァ
すみれ「何?ダメだった?」
可可「ククに顔、見せてクダサイ…」スッ
すみれ「!!?」ビクッ
すみれ(そ、そんな潤んだ目で見つめられたら……あぁっ、理性が負けそう!)
すみれ(我慢……我慢よ、ここでキスしちゃったら後で絶対怒られるんだからっ) 可可「……キスのないセックスなんて、セックスじゃないデス」フフッ
すみれ「そ、それって!」
可可「キス、してクダサイ……すみれ」ウルッ
すみれ「可可……!!」
可可(映画に感化されたのか、すみれとのキスは今までで一番情熱的でしつこいくらい長い長いキスデシタ) 〜〜〜
可可「もう動けマセン……」
すみれ「明日土曜なんだし別にいいじゃない」
可可「それはそう、デスが……」
すみれ「………ねえ、明日休みだからってのでもう1回」
可可「ダメデス……クク壊れちゃいマス」
すみれ「ぐっ……じゃあ、キスだけでいいから」
可可「何か勘違いしてマセンか?」 すみれ「へ?何を?」
可可「キス禁止なのに、キスしてしまったではアリマセンか。リセット3週間デス」プイ
すみれ「んなっ?!キスしてくれってアンタが言ったんじゃない?!!」
可可「ククの誘惑に負けたアナタが悪いデス」
すみれ「そんなのって……」シュン
可可「………すみれ」チュッ
すみれ「!?」
可可「ククがキスしたくなるようなアナタでいてくれればククからしてあげマス」 すみれ「………凄く上から目線ね」
可可「当然デス、アナタはククにゾッコンなのデスから」クスクス
すみれ「…………」ムカッ
可可「アぇ、すみれ?……んむっ?!」
すみれ「はむっ……ん、可可」チュッ
可可「んっ、はぁっ……何するデスか!」ハァハァ
すみれ「なんかアホらしくなったから」
すみれ「私はいつだってキスしたいしエッチもしたいの、喧嘩中だってそう思ってる」
可可「………そう、デスか。よく分かりマシタ」ユラッ グイッ ボスン
すみれ「ん?可可?なんで私を押し倒してんの?」
可可「いつも我慢しているのはアナタだけではないということを分からせてあげマスよ?」
可可「せいぜい干からびないように頑張ってクダサイ♡」ハァハァ
すみれ「えっ?ちょ、目が怖い…可可!待って待っ、、ギャラクシーっ?!!!」
おしまい 実によかった
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