可可「なぁぁあああああああ!!!?」
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かのん「くぅくぅちゃんくぅくぅちゃん」ツンツン
可可「ん、なんデスか?」クルッ
かのん「今日のさー、数学の宿題...ちょっとだけ見せてくれない?」オネガイ
可可「...え?」
かのん「だめ?」
可可「アリマシタっけ...」ボソボソ
かのん「宿題?」
可可「はい」
かのん「え、まさかくぅくぅちゃん...」
可可「ありぇ?」
かのん「や、やばいよそれは...あの数学の先生、宿題やってこないととんでもなく恐いらしいよ」ヒソヒソ
可可「え!!?」ヒヤッ 千砂都「ういっすー」
かのん「ういっすー」
千砂都「ほらくぅくぅちゃんも、ういっすー」
可可「それどころではアリマセン!!!」ビシッ
千砂都「うわ、びっくりした」
可可「クク、数学の宿題忘れマシタ!!!!」
千砂都「しゅくだい?、数学の...、?」チラッ
かのん「...」ニコニコ
千砂都「あー...」ナルホド かのん「数学の先生恐いよねぇ」
可可「うっ」
千砂都「...」
かのん「ね?」
千砂都「...、うん、かなりね...」
可可「そ、そんなにデスか...そんなになのデスか...」ウルウル
千砂都「涙が枯れちゃうらしいよ、怖すぎて、泣きすぎて」
可可「そんなにデスかぁぁぁあ」ポロポロポロ
千砂都「あっという間だよ...」
かのん「既に放出中」 千砂都「私は宿題見せてあげない」
可可「え」
千砂都「絶対見せないから」ニコニコ
かのん「確固たる意思」
可可「かのんも焦るべきデハ!!」
かのん「私ほとんど終わってるもん」
可可「でも、や、さっきは!!」
かのん「1問だけね、あと1問だけね」ニコッ
可可「か、かのん...」ウルウル
かのん「私も見せてあげない」
可可「え」
かのん「絶対見せないから」ニコニコ
千砂都「確固たる意思」 可可「な、お、教えてクダサイ!!どこが、!!なにが宿題で、なのでしたっけ!!?!?」
かのん「え、宿題がなにかすら忘れたの?」
千砂都「やばいね」
かのん「ね、やばい」
千砂都「私トイレ行ってくる、大きい方、休み時間ギリギリまで粘る、宿題見せたくないし」
可可「チサトー!!!待つデス!!!お願い致しマス!!!」
かのん「私もおトイレ、大きい方、する振りも大変だなぁ」
可可「かのんー!!!!救ってクダサイ!!!!!ククはいつも宿題見せてあげてマス!!!」
かのん「自分でやらないと自分のためにならない」
千砂都「正論過ぎる、なんて残酷なんだろ」
可可「せめてなにが宿題なのかだけデモ!!!それすらも!!!」 千砂都「かのんちゃん」
かのん「...」
千砂都「...」
可可「?、なんデスか...黙ってないで早く教えてクダサイ!!!」
かのん「いや、全部嘘」
可可「...え?」
かのん「ない、宿題、今日」
千砂都「ふふっ」
可可「無い...?クク、やってきてない?」 かのん「ううん、宿題出てないよ」
千砂都「ていうか、数学のあの先生ほど優しい先生いないよね」
かのん「ね」
千砂都「ね」
可可「ねぇえええええ!!!」
かのん「ね」
千砂都「ね」
可可「ね、じゃぁないデス!!!騙しマシタ!!!!!!ひどい人たちデス!!」 千砂都「私はかのんちゃんのおふざけに乗っただけだもーん」
可可「共犯デス!!」
かのん「その通り」
可可「元はと言えば!!!」
恋「あの」ツンツン
可可「んなっ、レンレン!!」
千砂都「ういっすー」
かのん「ういっすー」
恋「う、ういっすー」
可可「そんな場合違いマス!!!レンレン聞いてクダサイ!!!」バンバンッ
恋「は、はい」 かのん「かなり怒ってるね」
千砂都「おこおこだね」
可可「このひとたち!!!ククのこと騙して遊んでたんデス!!!ククが戸惑ってるところ楽しんでしてニコニコしてマシタ!!許せません!!」
恋「はあ、それは...良くないですね」
可可「ほら!!!」
恋「くぅくぅさんが」
かのん「ほら」
千砂都「ほら」
可可「ほら!?!??」
恋「まぁそんなことはどうでもいいですね」
可可「良くないデスが!!?」 恋「あの、早く行きませんか?」
かのん「ん?」
千砂都「どこに?」
恋「聞いてませんか?急遽音楽科の私のクラスとこちらのクラスで体育を合同でやることになったのですが」
かのん「へー、そなんだ」
千砂都「良かったね、数学なくなって」ニコリ
可可「うるさいデス!!!」
恋「マラソンやるらしいですよ」
かのん「へー、そなんだ」
千砂都「良かったね、数学なくなって」ニコニコ
可可「うるさいデス!!!!!!というかマラソン!!?!?!?」
恋「はい」 可可「さ、最悪デス...よりによって」ガタガタガタ
千砂都「くぅくぅちゃんマラソン嫌いだもんねぇ」
かのん「ランニングが1番辛そうだもんね、練習メニューだと」
恋「まぁ全部嘘なんですけどね」
可可「え」
かのん「へー、そなんだ」
千砂都「良かったね、数学になって」ニコニコ
可可「んなっ!!!レンレン!!!!!なぜそんな嘘つくデスか!!!!!!!」
恋「そういう流れなのかと...」 かのん「恋ちゃん、悪(ワル)だねぇ」
千砂都「最近一段と私たちのノリを理解してきたねぇ」
恋「恐れ入ります」
可可「騙されてるククの身にもなってクダサイ!?!!!!」
恋「恐れ入ります」フフッ
可可「いま笑いマシタ!?ねぇ今笑いマシタ!!!!!この生徒会長!!!」
すみれ「コラー、なに騒いでんのよ」
かのん「ういっすー」
千砂都「ういっすー」
恋「ういっすー」
可可「それどころではないデス!!!!!」
すみれ「はぁ?」 可可「聞いてクダサイすみれ!!こいつら!!」
かのん「"こいつら"、だってさ」
千砂都「ひどいね」
恋「...ぐすっ」ポロロン
千砂都「あーあ、恋ちゃんのことなーかした」
可可「なぁぁあああ!!!ククが悪者に!!!?」
すみれ「何があったか知らないけど、教室の外まであんたたちの声届いてるんだけど」
可可「ククのせいではアリマセン!!!」
すみれ「主にあんたの声」 かのん「すみれちゃんすみれちゃん」
可可「やめるデス!!これ以上ククを翻弄しないでクダサイ!!」バッ
千砂都「"ほんろう"とか、難しい日本語知ってるねくぅくぅちゃん」
恋「偉いですね」ナデナデ
可可「えへへ...デハなく!!!!」
かのん「すみれちゃんさ」
すみれ「なによ」
かのん「くぅくぅちゃんのどこが好き?」
すみれ「はぁ?」
可可「なに聞くデスかかのん!」 にぃぃぃぃ!!!???やっちまったなあああ!!?
かと思ったよ 千砂都「すみれちゃんの耳、見てほら奥さん」ヒソヒソ
恋「あらまぁ、だんだん赤くなってきてますね、可愛らしい」
すみれ「あのねぇ」ジトッ
可可「...」ジーッ
すみれ「あんたも回答まってんじゃないの」ペシッ
可可「あだっ」
すみれ「もう授業始まるわよ、ほら恋も教室戻りなさい」
恋「そうですね」 かのん「ねーすみれちゃんー」
千砂都「すみれちゃんー」
すみれ「だぁーもぉうるさい、好きなとこなんてないわよ、くぅくぅも早く席つきなさい」
可可「うっ」ガーン
かのん「くぅくぅちゃんくぅくぅちゃん」
可可「なんデスか...」シュン
かのん「すみれちゃんのあれ、嘘だよ」ニコニコ
可可「え」
千砂都「すみれちゃん、耳真っ赤っか」ニコニコ
可可「え」
すみれ「あのねぇ!!!」
恋「ほんとに真っ赤ですね、正直者はこのお耳くらいです」
すみれ「うーるーさーい!!」
おわり ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています