しずく「歩夢さんを研究します」
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歩夢「?」
しずく「歩夢さんって、ヒロインとして1つの理想形だと思うんです」
歩夢「理想形?」キョトン
しずく「はい!現に侑先輩は歩夢さんにメロメロですもん!」
歩夢「メロメロ?!」
しずく「メロメロです!」 歩夢「でも、侑ちゃんは誰にでもあんな感じだよ?」
しずく「ときめいちゃった!ですか?」
歩夢「そうそう」フフッ
歩夢「それで、私を研究してどうするの?」
しずく「今度の舞台の参考にしたいのと…」
歩夢「うんうん」
しずく「歩夢さんのような振る舞いをすれば、スクールアイドルとして成長出来る気がするんです」
歩夢「へ?」 しずく「歩夢さんの1番の魅力は、『応援したくなる』ところだと思います!」
歩夢「応援したくなる…?」
しずく「苦手なことや難しいことでもコツコツ努力をしている姿が素敵です!私には無い魅力ですよ」
歩夢「そうかな?」
しずく「はい!」
歩夢「私は、しずくちゃんのこと応援してるよ?」
しずく「え?」 歩夢「だって、しずくちゃんもコツコツ努力してるよね? この間、私見ちゃったんだ」
しずく「な、何をですか?」
歩夢「同好会が終わったあと、帰るフリして公園でダンスの練習をしてたところ」
しずく「…」カァ 歩夢「今だって、成長するために私のところに来てくれたんでしょ?」
歩夢「しずくちゃんのそういうところ、すごいなぁって思うよ」
歩夢「それに、しずくちゃんは私のかわいい後輩だもん。応援するに決まってるよっ」ポムッ
しずく「歩夢さん…」シンミリ
しずく「桜坂しずく、後輩として誠心誠意、歩夢さんを研究させていただきます!」ビシッ
歩夢「あれ?」 ○
侑「それで最近一緒にいるんだ?」
しずく「はい!」
歩夢「あはは…」
侑「すごいねしずくちゃん。休み時間と同好会の時は歩夢にべったりだもん」 栞子「感心しませんね」
侑「栞子ちゃん…やきもち?」
栞子「そんなこと! …歩夢さんのご迷惑にならない範囲で研究するように!」スタスタ
侑「あらら」 しずく「でも、本当に迷惑かもしれないですよね…?」
歩夢「そんなことないよ!私はとっても楽しんでるから大丈夫!」
しずく「そうなんですか?」
歩夢「うんっ!むしろ、私もしずくちゃんを見てると色々と勉強になるっていうか…」
しずく「…」ジトー
歩夢「ほんとだよ?」
しずく「それなら…良いですけど」 ○
かすみ「またテストだめだった〜!」ジタバタ
しずく「どれどれ…?」
33点😸
しずく「…」
かすみ(絶対バカにされる…!) しずく「今回難しかったもんね。大丈夫、かすみさんなら次は高得点だよっ」
かすみ「!?」
かすみ「どどど、どうしたのしず子!?」
しずく「え?」 かすみ「『33点でみゃーみゃー。可愛いじゃん💙』でしょ?」
しずく「もぉ、そんなこと言わないよっ」ポムゥ
かすみ「し…しず…子?」ポカーン ○
彼方「ふあ〜ぁ」
歩夢「彼方さん、おひざをどうぞ」ポンポン
彼方「ありがとー歩夢ちゃん」スヤピ
彼方「…」
彼方「…」
彼方「…?!」
彼方(あれ? 歩夢ちゃん…?)
彼方「…」ウスメー
歩夢「しょうがないですね、彼方さんは」ニコニコ
彼方「???」 ○
しずく「とっても勉強になりました!」
歩夢「よかった」ニコニコ
歩夢「私ね、ますますしずくちゃんを応援したくなっちゃった」
しずく「へ?」 歩夢「しずくちゃんとずっと一緒にいて、私もマネしてみて、前よりもっともっとしずくちゃんの素敵なところが見つけられたんだっ」
しずく「たとえば、どんなところですか?」
歩夢「えっとね……」ズイッ
しずく「え?」
しずく(ち、ちかい!) 歩夢「その可愛いぷるっとしたくちびる…とか?」
しずく「ちょっと歩夢さん?!」メトジー
歩夢「…」クチビルユビピトー
しずく「?!」ビクッ
歩夢「どうだったかな?今の演技」
しずく「…?」 歩夢「しずくちゃんを見て勉強したんだ。ドキドキ、してくれた?」
しずく「ドキドキはしました…けど」
しずく「演技だったなんて、ひどいです」ムスッ
歩夢「?」
しずく「私、ちょっと本気にしちゃいましたよ?」
歩夢「ご、ごめん」 しずく「でも、そういうお茶目な歩夢さんも…」
しずく「…大好きですよ」ボソッ
歩夢「ふぇ…?」
しずく「うふふっ」クルッ
jΣミイ˶o ᴗ^˶リ スタスタ 歩夢「今、大好きって」
しずく「…///」
歩夢「え?え?」
歩夢「演技なの?どっちなの〜!?」
完 おつ
しずくちゃんがなりきり過ぎたのかと思ってた
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