すみれ「二度詣計画」
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千砂都「あはは、それだよねー」
かのん「くさいよねぇー」ケラケラ
ガチャ
可可「ククが1番デース!!」
かのん「ざんねーん、くぅくぅちゃんは3番でしたー」
可可「ありぇ?」
千砂都「恋ちゃんもお疲れ様ー」フリフリ
恋「はい、お疲れ様です。あの、部室の外までお二人の声が聞こえてきたのですが、何のお話をされていたのですか?」
かのん「あー、初詣行った時のね」
千砂都「そうそう、1月の終わり頃にかのんちゃんと遅めの初詣行ったんだけどね」 恋「初詣ですか、どこの神社へ?」
可可「はつもうで?」
千砂都「それがねー、」
可可「はつもうで...」ボソボソ
恋「ん?くぅくぅさん、どうかしましたか?」
可可「クク、はつもうでまだ行ってないデス」
かのん「すみれちゃんでも誘って行ってきたら?」
千砂都「すみれちゃん"でも"って」アハハ
恋「あれ、すみれさんのお家ってたしか...」
ガチャ すみれ「おつかれー」
千砂都「...」
かのん「...」
恋「...」
ジッ
すみれ「え、なに」
可可「すみれ、すみれ」ツンツン
すみれ「な、...はい、なんでしょうか」
可可「すみれは初詣、しましたか?」
すみれ「え」
可可「すみれは初詣、しましたか?」
すみれ「いや、2回言わなくても聞こえてるわよ」 可可「...」
すみれ「...」チラッ
千砂都「...」
かのん「...」
恋「...」
ジーッ
すみれ「はぁ...」
可可「?」
すみれ「あのね、年始に2人でしたでしょ、私の家で」
可可「???」
かのん「まぁ、そんな気はした」
千砂都「当の本人は首傾げてるけど」
恋「くぅくぅさんは覚えてないんですか?」 可可「何言ってるデスか、クク、日本で初詣したことないデスよ?」
すみれ「したの、あんたが突然ウチに遊びに来たときに」
可可「記憶にございマセンが!?」
かのん「政治家みたいなこと言い出した」
可可「すみれの言うことデス、信じられマセン」プイッ
すみれ「んなっ、信じなさいよ!!」ビシッ
千砂都「証拠ないもんね」
すみれ「あの日あんた、甘酒ガブガブ飲んで顔真っ赤にしたの、忘れたの?」
可可「あー...あー?」 かのん「酔っちゃって記憶がないとか?」
千砂都「アルコール度数少ない甘酒でも、飲みすぎたら酔っちゃうらしいよ」
恋「あれは大量に飲むものではないと思いますが」
可可「ウソデス!」
すみれ「本当ったら本当よ、あの後あんたの介抱するの大変だったんだから」
かのん「ほーん、なるほど」ニヤリ
千砂都「くぅくぅちゃんを襲ったんだね、すみれちゃん」ニコニコ
恋「?」
すみれ「襲ってない」 可可「クク襲われたんデスか!!?グソクムシに!?」
すみれ「襲ってない!」
千砂都『あのときは理性を保つのに必死だったわね』
かのん『いっそ襲ってしまえばよかったかしら』
すみれ「そこ、あることないこと妄想しないで」キッ
かのん「おーこわ」ニコニコ
千砂都「そんな度胸そもそもないもんね、すみれちゃん」ニコニコ
恋「聞いたことあります、ヘタレって言うんですよね」
すみれ「あんたたちねぇ...」ジトッ 可可「ぐすっ...クク...知らぬ間に、からだを汚されていたのデスか...」
すみれ「あんたも信じないの!」
可可「さっき信じろと言ってマシタ!!」
すみれ「いやそれは初詣の話で」
可可「やっぱり初詣に襲われたんデスねククは...ぐすっ」エグエグ
すみれ「そことは話切り離しなさいよ!」
千砂都「くぅくぅちゃん、くぅくぅちゃん」トントン
可可「なんデスか」グスッ 千砂都「実はさっきの、私とかのんちゃんの作り話なの」
可可「え、、嘘だったのデスか!!!」
千砂都「ごめんね...」チラッ
かのん「...」コクッ
かのん「、...あのね、くぅくぅちゃん、ほんとはね」
すみれ「?」
恋「ほんとは?」
可可「なんデスか、ほんとはなんなんデスか」
千砂都「仕方ないよね、かのんちゃん」
かのん「うん、くぅくぅちゃんがショック受けると思って、隠すための嘘だったんだけど」 千砂都「くぅくぅちゃんが襲われたんじゃないの...、」
可可「え」
千砂都「ほんとは、くぅくぅちゃんがすみれちゃんのこと、酔った勢いで襲っちゃったんだよ」
すみれ「おい」
恋「そうだったんですか!」パァ
かのん「くぅくぅちゃんは酔って覚えてないかもしれないけど、あの日すみれちゃんが泣きながら電話で」
千砂都「『くぅくぅに...ぐすっ、...犯されちゃた』」
可可「なああああ!!??」
かのん「まぁこれも嘘だけどね」
可可「なぁあああああああああ!!?!?!?」
千砂都 「...」フフッ すみれ「あんたたち、調子乗りすぎ」
恋「なんですか、冗談たったんですね...」ドキドキドキ
すみれ「恋もなに顔赤く興奮してんのよ」ペシッ
恋「あたっ」
可可「...ほんと、?うそ?...初詣がほんとで...襲われたのは嘘で、え?...襲ったのほんとで???、、ありぇ?ありぇ?」
すみれ「はぁ、全部嘘よ、うそ、もう初詣行ったところから全部嘘でいいわよ面倒くさい」ガクリッ
可可「やっぱり!!」
すみれ「あんたたち、後で覚えときなさいよ」ギロッ
千砂都「おー、すごい目だ」
かのん「怖いわねぇ奥さん」ニコニコ
千砂都「あんなに睨むことないのにねぇ」ニコニコ
かのん「アイドルがしていい顔じゃないね」 すみれ「はぁ...もぉ」
恋「くぅくぅさんは、初詣に行きたい神社とかあるんですか?」
可可「じんじゃ...」
すみれ「ウチ以外でね」
可可「...」ウムム
すみれ「そんな悩む?」 可可「すみれにお任せシマス、ククあまり詳しくないノデ」
すみれ「なにそれ、私に連れて行けってこと?」
可可「そうデス」
すみれ「どうして私が...」
可可「イヤなの...デスか」シュン
すみれ「うっ、」
可可「なら、仕方ないデス...」ウジウジ すみれ「...」ンー
可可「...」
すみれ「まぁ...王道だけど、明治神宮あたりでいいんじゃない?、近いし」
可可「っ!」
千砂都「よかったねくぅくぅちゃん、すみれちゃんがエスコートしてくれるって」ニコッ
かのん「2人きりで楽しんでおいでよ」
可可「べ、別にククはすみれと二人きりでなくテモ...」プイッ
すみれ「はぁ...まぁ、いいけど」ポリポリ 千砂都「先、着替えて行ってるねー」フリフリ
かのん「うー、さむさむ」テクテクテク
恋「では、私もお先に」テクテク
ガチャ バタンッ
すみれ「、私も早く着替えなきゃ」セカセカ
可可「すみれ、すみれ」グイグイ
すみれ「なに?」 可可「いつ行きますか?」
すみれ「え、着替え終わり次第行くわよ」
可可「練習のはなしデハなく!」
すみれ「ん...あー、初詣?」
可可「...」コクコクッ
すみれ「...」
可可「...」ジーッ
すみれ「今度の土曜日にしましょっか、あんたの都合さえつけばだけど」 可可「なるほど」
すみれ「なに?予定あるの?」
可可「イエ」
すみれ「ならなによ、"なるほど"って」
可可「ふふーん、すみれがそんな直ぐにククと初詣行きたいと思っているなら、仕方がないデス」フンスッ
すみれ「あんたねぇ...」ジトッ
可可「〜♪」ウキウキ
すみれ「...まぁ、いっか...この子が楽しそうなら」 可可「すみれは楽しみではないのデスか?」
すみれ「え?...うーん」
可可「だめデスよ、しっかり一年の感謝を初詣で伝えなくては」
すみれ「よく知ってるわね、そんなこと」
可可「なに言ってるのデスか...すみれが教えてくれたのデスよ?」
すみれ「私が?」
可可「はい、初詣にはこういう意味がーとか、なんだとか」
すみれ「そうだったかしら...いつ教えたんだっけ」 可可「この前すみれのお家で初詣した...とき...ありぇ?ん?」
すみれ「...」
可可「ん?おかしいデス...初詣...すみれのお家...?、ククは、、、既に初詣した記憶が...」
すみれ「ぷっ...クククク」プルプル
可可「んなっ、なんで笑うのデスか!!」
すみれ「ご、ごめん。。。ふふっ」
可可「クク、すみれと初詣してマシタ!!!!」
すみれ「だからそう言ってたじゃない、おばか」
可可「なんですとー!!!」 すみれ「それじゃ、土曜日行くのやめる?やめよっか?」
可可「え」
すみれ「楽しみだったけど、あんたが思い出しちゃったから、仕方ないわね」
可可「なぜそうなるデスか!!」
すみれ「初詣ではないし」
可可「屁理屈は聞きたくないデス」
千砂都「コラー!二人ともいつまで駄弁ってるのー!!」
すみれ「ごめんー、すぐ行くわ」 可可「あーっ、チサト!!チサトもククに嘘ついてマシタ!!」
千砂都「あらら、思い出しちゃったかな、この様子だと」
すみれ「先行ってるわね」バタンッ
可可「あっ、待つデス!!逃げ足の速いやつ」
千砂都「くぅくぅちゃんくぅくぅちゃん」
可可「なんデスか。もう騙されマセン」
千砂都「二度詣楽しんでおいで、グソクムシさんは私から説得しとくから」
可可「チサト...」 千砂都「その代わり、さっき意地悪言ったことは水に流してね」
可可「...仕方ないデスね、忘れていたククも悪いデスし」
千砂都「おっ、いい子だね...それじゃ練習がんばろっか!」
可可「はいデス!うおおおおお!」ダダダダダ
千砂都「...」
千砂都「面倒な二人だなぁ」ボソッ
千砂都「すみれちゃんも本当は楽しみなくせに...あんな顔して」
千砂都「ふふっ、まぁ罪も軽くなったし...いいかな」
千砂都「いつもよりすこーしだけ、キツいメニューにしちゃおっと♪」
バタンッ
おわり 素晴らしいクゥすみ乙乙
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