侑「かすみちゃんに告白されちゃった!?」
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かすみ「侑先輩。今日はかすみんから重要なお話があります」
侑「お話?どうしたの?」
かすみ「かすみん、実は……」
侑「実は……?」
かすみ「侑先輩のことが大好きなんです!」 侑「なんだぁ。そんなことか」
かすみ「そんなことじゃないです!これはかすみんにとって重要なことなんですよ!」
侑「ごめんごめん」
かすみ「そんなにぶちん先輩にはおしおきが必要みたいですね……」
侑「え?」
侑(かすみちゃん、顔近づけて……何するつもりなの?) かすみ「えいっ!」
ちゅっ
侑「……へ?」
かすみ「これがかすみんの気持ちです。かすみんの、先輩への……」 侑「……かすみちゃん」
かすみ「先輩。かすみんの気持ち、受け取ってくれますか……?」
侑「かすみちゃん!」
侑「えっ、夢……?」 \ r'´ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄`、::. ___
l} 、:: \ヘ,___,_ ______/::.__| .|___________
|l \:: | | |、:.. |[], _ .|:[ニ]:::::
|l'-,、イ\: | | .|::.. ヘ ̄ ̄,/:::(__)::
|l ´ヽ,ノ: | | @cメ*◉ _ ◉リ .l、:::  ̄ ̄::::::::::::::::
|l | :| | |,r'",´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ、l:::::
|l.,\\| :| | ,' :::::... ..::ll:::: そう
|l | :| | | :::::::... . .:::|l:::: これは夢なの
|l__,,| :| | | ::::.... ..:::|l:::: 私は今、夢を見ているの
|l ̄`~~| :| | | |l:::: 目が覚めたとき、
|l | :| | | |l:::: 私はまだ12歳
|l | :| | | ''"´ |l:::: 起きたら侑ちゃんを起こしに行って、
|l \\[]:| | | |l:::: 朝ご飯を食べて、涼しい午前中にアイスを食べながら宿題して、
|l ィ'´~ヽ | | ``' |l:::: 午後から侑ちゃんとパレットタウンに行って思いっきり遊ぶんだ・・・
|l-''´ヽ,/:: | | ''"´ |l::::
|l /:: | \,'´____..:::::::::::::::_`l__,イ:::: 歩夢「侑ちゃん、どうしたの?」
侑「実は変な夢を見ちゃってさ……」
歩夢「変な夢?」
侑「かすみちゃんに告白されちゃう夢。大好きだーって言われて、キスされてさ」
歩夢「……夢の中のかすみちゃん、大胆だね」
侑「歩夢、何か言った?」
歩夢「ううん、なんでもないよ」 かすみ「ゆーせーんぱーい!」
侑「ひゃっ!」
かすみ「どうしたんですか先輩?」
侑「えっと、実はね……」
かすみ(え、夢の中の私に先を越されたってこと?)
かすみ「そ、そうなんですね」
侑「そうなんだよね。いきなりだからビックリしちゃってさ」
かすみ「……先輩は本当にかすみんから告白されたらどうします?」 侑「それってどういうこと?」
かすみ「……なんでもないです」
歩夢(リアルかすみちゃんはヘタレだなぁ……)
かすみ「さ、行きましょ!せーんぱいっ!」
侑「うん!」 璃奈「ヘタレ」
かすみ「ちょっとりな子、酷くない!?」
璃奈「チャンスをものに出来ないかすみちゃんはヘタレ」
かすみ「ぐぬぬ……そうだけど……」
しずく「夢の中のかすみさんの方が何倍も度胸あるよ」
かすみ「それは……何も言えない……」 しずく「でもさ、侑先輩はかすみさんのことを意識してくれてるんだよね?」
かすみ「それは分かんないけど……」
しずく「なら告白するにはチャンスじゃない?」
かすみ「チャンス……」
璃奈「うん。告白するなら今しかない」 かすみ「でも、振られたら……」
璃奈「うるさい。璃奈ちゃんボード『つべこべ言わず突然しろ』」
かすみ「ちょっと酷くない!?」
しずく「私も璃奈さんに同意。かすみさん、勇気出して」 かすみ「りな子としず子にはああ言われたけど、勇気なんてすぐに出ないよ……」
侑「あ、かすみちゃーん!」
かすみ「ゆゆ、侑先輩!?」
侑「朝はごめんね。いきなりあんな話しちゃって」
かすみ「いいんですよ。気にしないでください」 かすみ「りな子としず子にはああ言われたけど、勇気なんてすぐに出ないよ……」
侑「あ、かすみちゃーん!」
かすみ「ゆゆ、侑先輩!?」
侑「朝はごめんね。いきなりあんな話をしちゃって」
かすみ「いいんですよ。気にしないでください」 侑「私ね、夢でかすみちゃんに告白されたとき分からなかったのはそうなんだけど、嬉しかったんだ」
かすみ「嬉しかった……ですか?」
侑「うん。かすみちゃんからそんなに大切に想われてたんだって思ったらさ。夢の中でも嬉しくて」
かすみ「そうだったんですね」
侑「なんて夢の話をするなんておかしいけどね」
かすみ「……全くおかしくありませんよ」 侑「こんな話に付き合ってくれてありがとうね」
かすみ「……侑先輩、かすみん聞きたいことがあるんです。いいですか?」
侑「いいよ。何?」
かすみ「朝も聞いたことですが、先輩は本当にかすみんが告白したらどうします?」 侑「うーん……分からないや」
かすみ「分からない。そうですよね」
侑「でも、かすみちゃんに告白されるってことは嬉しいよ。かすみちゃんは魅力的な子だから。それこそ私なんかには勿体無いくらい」
かすみ「……」 かすみ「先輩」
かすみ(そっか。そうだよね。勇気を出すのは今。今以外有り得ない)
かすみ「好きです。誰よりも、地球で一番先輩のことが好きです」
侑「……そっか。かすみちゃん、本気だったんだね」 かすみ「夢の中のかすみんに出来たならかすみんにだってできます。だから……答え、聞かせてください」
侑「……かすみちゃん。答えは今すぐじゃなくてもいいかな。かすみちゃんの想いを蔑ろにしたくないから」
かすみ「はい。答え、いつまでも待ってます」 璃奈「かすみちゃん。よく言った」
かすみ「え、りな子なんでここにいるの!?」
しずく「だってここ、購買前だもん」
璃奈「こんな場所で告白するなんてかすみちゃん、大胆」
かすみ「……侑先輩。やり直しでお願いします」
侑「やだ!」 侑「だってかすみちゃんが本気で告白してくれたんだもん」
かすみ「それは……うぅ……」
侑「だから私はキャンセルお断り、だよ」
かすみ「本当、先輩はずるいです」
かすみ(翌日、新聞部の日刊新聞の一面をこの告白劇が飾ったことで大変なことになったのはまた別のお話です) 〜1ヶ月後〜
侑「待たせちゃったね」
かすみ「待たせすぎですよ、先輩」
侑「ごめんごめん。でもそんな日も今日でおしまい」
かすみ「……答え、聞かせてもらえますか」
侑「うん。私はかすみちゃんのことが……」 これにておしまいです。
いつも通りの見切り発車シリーズ、ありがとうございました ゆうかす
かなしず
あゆせつ
あいりな
えまかり
これで一件落着! ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています