【SS_中須かすみの】かすみ「あっやば、なんか今日は早く帰ってきなさいって！すみません、今日は帰りますね！」ﾀﾀﾀ…【出番はここだけ】
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
実態はゆうしずです。
ファミレスにて
侑「…」
しずく「…」
侑「…と、とりあえず注文するもの決めよっか」
しずく「そうですね」ﾍﾟﾗ…
侑「う〜ん、パスタもいいけどハンバーグも食べたいなぁ。迷うなー、どっちにしよっかなぁ」ﾁﾗｯ
しずく「！ …？」
侑「………そうだ、しずくちゃん。パスタとハンバーグ頼んで半分ずつしない？」
しずく「えっ」
しずく「………」
しずく「すみません、どちらもあまり気分じゃなくて…」
侑「あ、そ、そっか。あはは、ごめんごめん」
しずく「いえ」ﾌﾙﾌﾙ… 侑「……」
しずく「……」ﾍﾟﾗ…ﾍﾟﾗ…
侑 (うおお〜〜〜っ……気まずぅい………！！)
侑 (かすみちゃんと三人だから平気かなと思ったのに…！なんで帰っちゃうかな！？しずくちゃんとの接し方わかんないよ私ィ！！)
侑 (アニメ二期まだだよ！二期では絶対これでもかってくらい絡ませてくるのわかってるけど、まだ絡みないって！喋ったことないんだよ私しずくちゃんとォ！！)
侑 (かすみちゃんとか歩夢だったら、一緒に頼んで半分こしてくれるのに！しずくちゃんはしてくれないんだ！なんで！？)
侑 (私ッ……みんなに甘えてたんだなぁ…！) ｷﾞﾘﾘ…
しずく「………」ﾍﾟﾗ…ﾍﾟﾗ…
侑 (なに素知らぬ表情でメニュー見てるの！注文終わったら地獄の時間はじまるんだよ、わかってるの！？もっと考えることあるでしょ！)
侑 (ああ〜もぉぉ〜〜っこのまま閉店時間になれ〜〜！) しずく「…………」ﾍﾟﾗ…ﾍﾟﾗ…
しずく (全っ然、頭に入ってこない…)
しずく (高咲先輩と二人きりなの初めてなんだけど。かすみさん、それわかってなくて帰っちゃったの？ファミレス行こうって言い出した張本人が帰らないでほしい)
しずく (普通学年違う二人残して帰る？帰らないよね？普通だったら帰らないよね？かすみさん、普通じゃないってことなんだよ)
しずく (璃奈さんと二人きりになる状況だったらわかるよ、私と璃奈さんは同じ学年だもん。同じ学年なら二人でごはん食べることもあるからそれは普通です)
しずく (私と高咲先輩、学年違うんだよ？)
しずく (二人でごはん食べたことないし、なんならお話ししたこともないのに。自分が高咲先輩と仲良しだからって、他の人まで同じだと思わないでほしい)
しずく (こういうの、自己中っていうんだよ。同じ部活に十人もいれば、全員が全員同士で仲良しなんてこと有り得ないからね。わかってないの？)
しずく (パスタもハンバーグも気分じゃないんだもん。気分が許容できるものでさえあったなら、私だって頷いたのに。なに？パスタとハンバーグって。主食と主菜じゃん。並べる二つじゃないよそれ。どっちも食べることが有り得る二つじゃん。高咲先輩、ちょっとおかしいよ) 店員「お決まりですか？」
侑「ハンば… しずく「野菜…
侑「……」
しずく「……」
しずく「やさぃ… 侑「ハン…
侑「……」
しずく「……」
しずく「先輩、先にどうぞ」
侑「あっｴﾍｪごめんね、えと、ハンバーグプレートのBセットと…」ﾁﾗｯ
しずく「……」
侑「……」 しずく「…………」
侑「…しずくちゃんは？」
しずく「えっ？」
侑「注文。決まってない？」
しずく「いえ、決まってます。もう言っていいんですか？」
侑「うん、私伝えたから」
しずく「…野菜たっぷり塩タンメンを下さい」
侑「あとドリンクバー二つ」
店員「ハンバーグプレートのBセットと、野菜タンメン、それとドリンクバーお二つですね。ドリンクバーはあちらから自由にお取りください」ﾍﾟｺｯ 侑「…私、ドリンクバー取ってくるね。しずくちゃん、なにがいい？」
しずく「アップルティーがいいです」
侑「わかった」ﾄﾄﾄ…
しずく「……」ｼﾞｯ
しずく (「と」って言ったじゃん〜〜)
しずく (「ハンバーグプレートのBセットと」って言ったじゃない。それはまだ言葉を続ける人の言い方ですよ。言い終わったのならどうして「と」で終わるの？)
しずく (私が話を聞いてなかったみたいになっちゃったじゃん。いやだ、恥ずかしい…)
しずく (かすみさんだったら「かすみんはハンバーグセットで！しず子はこれって言ってたよね、りな子は！？」ってわかりやすく仕切ってくれるのに)
しずく (高咲先輩との接し方わかんないよぉ…)
しずく「………」
しずく (…………「と」で終わるのはおかしいもん…) ﾎﾟﾁ ｳｨｨﾝ… ﾄﾎﾟﾎﾟﾎﾟ…
侑「……」
侑 (やってしまったぁぁ〜〜！つい反射的にドリンクバー頼んじゃった…！！)
侑 (食事中はジュースなんか飲んでも一杯なのに、ドリンクバーいらないって！値段分飲もうと思ったらちょっと長居することになっちゃうじゃん！ごはん食べ終えてすぐ解散の流れにならないじゃん！)
侑 (ああ〜〜もう〜〜〜っ私のバカ〜〜！)
侑 (ごはん食べてる間はなんとかぼちぼち話すくらいでいいけど、二人とも食べ終えちゃったらいよいよ会話しないと空気やばいことなるって！)
侑 ﾁﾗ…
しずく「………」
侑 (一人で外眺めてるぅ…！あそこ戻りたくないよ、ハンバーグ来るまで地獄だよ！)
侑 (早くハンバーグ来い早くハンバーグ来い早くハンバーグ来い、ドリンクバー調子悪くなって止まれ…！！)
侑 (……なにタンメンって。ファミレスのタンメン食べてる人なんか見たことないよ。頼む人いるんだあれ。じゃあパスタでいいじゃん…！！) 喋ってるときよりも心の中の台詞の方がくっそ多くて草 侑「お待たせ」っ旦 ｺﾄ…
しずく「ありがとうございます。すみません、先輩に持ってこさせてしまって」
侑「いいよいいよ。はい、砂糖とミルク」
しずく「え？」
しずく「…ありがとうございます」
しずく「………先輩はなににしたんですか？」
侑「コーラにしたんだ〜」
しずく「コーラ…」
侑 ｺﾞｸｯ ｺﾞｸｯ… …ﾌﾟﾊｧ
しずく「えっと…いただきますね」ｽｯ
侑「あはは、うん。どうぞ」 >>10
しずく (…………「と」で終わるのはおかしいもん…)
ここ可愛い しずく (砂糖とミルク？？)
しずく ｸﾝｸﾝ…
しずく (リンゴの香り。確かにアップルティーだよね)
しずく「………」
しずく (砂糖とミルク？？？？？？？)
しずく (どうして？どうして砂糖とミルク持ってきたの？私がお願いしたのはアップルティーですよ。普通、フレーバーティーに砂糖とミルクは入れません。ほのかな香りと紅茶の渋味を味わうものなんだから)
しずく (高咲先輩はフレーバーティーに砂糖とミルクを入れるんですか？) ﾁﾗｯ
侑 ｺﾞｸｺﾞｸ…
しずく (これからごはんを食べるのに、そんなにコーラをたくさん飲んで…お腹いっぱいになっちゃいますよ)
侑 ﾝ… ……ﾝｸﾞ…
しずく (今たぶんげっぷ飲み込んだ。高咲先輩、そういうの気にするんだ。意外)
しずく「……」
しずく (入れるしかないか、砂糖とミルク…) 侑 ﾝｸﾞｯ……
侑 (あっぶな。げっぷ出ちゃうとこだった。前に気にせず出したら歩夢にすっごく怒られたんだよね)
侑 (中学の頃はみんなでげっぷして笑ってたのに、大人になるのって…つらいな……)
侑 (あ、でもそもそも歩夢は昔からげっぷするのイヤがってたっけ。恥ずかしいって)
侑 (しずくちゃんもげっぷするの恥ずかしい派かな？思いっきり出したら怒るかな…)
侑 (…あ、砂糖とミルク入れてる)
侑 (しずくちゃんのことだから入れないかなと思ったけど、そこは入れるんだ。ふふ…言ってもまだ高校一年生だもんね。私は紅茶に砂糖とミルクを入れるのはもう卒業したんだよ)
侑 (早くおいでよ、『こっち側』に──ね) ﾌﾌ…
侑 ｺﾞｸｺﾞｸ…
侑 ﾝｯ…… …ﾝｸﾞ…
侑 (あと、早くおいでよハンバーグ…) 侑「……だから璃奈ちゃんにマイナスドライバーを五本あげたんだ」
しずく「ああ、それであんなに嬉しそうだったんですね。すっきりしました」
店員「お待たせしました。ハンバーグプレートのBセットです」
侑「わ、来た！はいっ私です！」
店員「野菜タンメンです」
しずく「はい」
店員「ご注文のお品はお揃いでしょうか。ごゆっくりお過ごしください」ﾍﾟｺｯ
侑「やっと来たねー」
しずく「そうですね」
侑「食べよっか！」
しずく「はい…」 しずく (なんで「野菜タンメン」って言うの？)
しずく (メニューの名前、「野菜たっぷり塩タンメン」だったよね？私、ちゃんと注文のとき言ったよ？なのにどうして店員さんが省略して言うの？)
しずく (私が「野菜タンメン下さい」って言ったらどうするの？訂正するの？訂正したうえで自分は「野菜タンメンですね」って言うの？ずるいよ)
しずく (ハンバーグプレートのBセットは「ハンバーグプレートのBセット」って言うくせに)
しずく (そんなずるするんだったら、もう野菜たっぷり塩タンメン頼まないからね)
しずく (もう野菜タンメン頼まないからね)
しずく ｽﾞﾙ…
しずく (美味しい) ハンバーグ ｼﾞｭﾜｧｧｧ…
侑 (いい匂い、やっぱりハンバーグだよね！パスタは美味しいけどいい匂いは別にしないから、総合的に考えたらやっぱりハンバーグだよ！)
侑 (目玉焼き乗ってるのもいいよね。コーンついてくるのも嬉しいし)
侑 ｸﾝｸﾝ…
侑 (タンメンの匂いはこっちまで来てない。でもハンバーグの匂いは絶対しずくちゃんにも届いてるはず…)
侑 ﾌﾌ…
侑 (半分ちょうだいって言い出さないかな〜まいっちゃうな〜)
侑 (残念ながら、このハンバーグはみんな私のものなんだな)
侑「………」
侑 (そんなにお腹減ってないなあ。コーラ飲んだからかな…)
ｽﾞﾙ… ｽﾞﾙﾙﾙ…
侑 (タンメンって美味しそうだな…) 侑 ｺﾞｸｺﾞｸ…… …ｽﾞｽﾞ
侑 (っぱぁ〜〜〜〜〜〜！ハンバーグとコーラって合うなあ！ミアちゃんの気持ちわっかるぅ！)
侑 (あっ私まだミアちゃんと面識ないんだった。もとい)
侑 ﾁﾗｯ
しずく ｽﾞﾙﾙ…
侑 (アップルティー減ってないな)
侑 (まあ、タンメン食べるときにアップルティーって合わなさそうだもんね。私だったらタンメン食べるときなに飲むかな。お水かな？)
侑 (ジュースとか紅茶って全然合わないと思うんだよね。たぶんしずくちゃん、タンメン食べ始めてから一口も飲んでないし)
侑 (いいのかな、冷めちゃうよ) ﾊﾗﾊﾗ…
侑 (コーラは氷入れてるからさ、飲み終えるまで余裕で冷たいままなんだよね。ふふ…しずくちゃんってお嬢様っぽいし、ドリンクバーには不慣れだったかな？)
侑「……」
侑 (いや、ドリンクバー頼んだのにお水はないか。もったいないもん。オレンジジュースかな) しずく ｽﾞﾙﾙ…
しずく ｼｬｷｼｬｷ…
しずく ﾊﾑｯ ﾊﾑ…
しずく (本当に野菜たっぷりだ。美味しい)
しずく (ニンジン、白菜、キャベツ、もやし)
しずく (豚肉も入ってる。エビ、コーン…)
しずく (きくらげも入ってるんだ)
しずく (麺類ってほとんどお蕎麦とパスタとおうどんしか食べたことないから、すごく新鮮。これにしてよかった)
しずく (麺を啜るときにずるずる音が鳴るのは少し恥ずかしいけど、ラーメンは音を立てて食べるのが礼儀だって聞くもの。郷に入っては郷に従え、だよね)
しずく (スープがキラキラしてる。透明なんだ)
しずく (高咲先輩に恥をかかされたり、店員さんと呼び方のことで揉めたり、色々あったけど…)
しずく (野菜たっぷり塩タンメンにしてよかった)
しずく ﾌﾌ…
しずく「………」
しずく (高咲先輩、なんで私のアップルティーにらんでるの？あげませんよ) しずくちゃんは野菜たっぷり塩タンメンの味をしっかり堪能しててかわいい 侑「ごちそうさまでした」人
しずく「ずいぶんボリュームあったみたいですね」
侑「うん、結構多かったよ…お腹いっぱいになっちゃった」
侑「タンメン美味しかった？」
しずく「！」
しずく「はい。美味しかったです、野菜たっぷり塩タンメン」
侑「そっか。よかったね」ﾆｺｯ
しずく「…はい」ｺｸ
侑「私、飲み物取りにいくけど、なにかいる？」
しずく「いえ、私はまだアップルティーがあるので」
侑「あ、そっか………じゃあ取ってくるね」ﾄﾄﾄ
しずく「はい」 ﾎﾟﾁ ｳｨｨﾝ… ﾄﾎﾟﾎﾟﾎﾟ…
侑「……」
侑 (まだ飲むの？あのアップルティー。もうよくない？)
侑 (持ってったの三十分くらい前だよね？もうすっかり水になっちゃってるでしょ。そんなのあれだよ、もうアップルティーじゃなくて)
侑「……」
侑 (いや、冷めてもアップルティーはアップルティーか)
侑 (水のアップルティーなんか飲めないって。美味しくないでしょ)
侑 (あれかな、いつの間にか冷めちゃったけど飲まずに捨てるのは悪いとか思ってるのかな。しずくちゃんそういうとこマジメそうだもんね…)
侑 (でも飲み干そうにも冷めてて美味しくないし、かといって飲み干さないと次のやつ取りにいけないとか思ってるのかな)
侑 (……やばいよ、しずくちゃんドリンクバー初心者なのに！) ｱﾜﾜ… 侑「お待たせ」っ旦 ｺﾄ…
しずく「はい。……えっ？なんですか、これ」
侑「新しいアップルティーだよ」ﾆｺｯ
しずく「へぇ……」
侑「あ、砂糖とミルクも取ってきたからね」
しずく「………あぁ」
侑「さてと」ｽｯ
侑「デザートなににしよっか」ﾊﾟﾗ…
しずく「……？」
侑「しずくちゃん、デザートどうする？パフェとかあるよ」
しずく「え？先輩、デザート頼むんですか？」
侑「もちろん！ファミレスに来たんだったらデザート食べずに帰れないよ！」
しずく「そうなんですか…」 店員「カラメルプリンとミルクアイスプレートと、いちごのミニパルフェですね。少々お待ちください」ﾍﾟｺｯ
しずく「……」
しずく (どうしてデザート頼むの？)
しずく (高咲先輩、お腹いっぱいになっちゃったって言ったのに。食べ終えてすぐにドリンクバーに行って、炭酸飲料を持ってきたことからも、たぶん嘘だと思う)
しずく (だってお腹いっぱいだったら炭酸飲料なんか飲もうと思わないし、デザートだって頼まないもん)
しずく (なんであんな意味のない嘘をついたんだろう…私の反応を見て楽しんでたのかな。私、変な反応したかな)
しずく (やっぱり不思議な人…)
しずく「……」ｶﾁｬ…
しずく (どうして、なにも言ってないのにアップルティー持ってきてくださったんだろう。また温かいの飲みたいと思ってから、それは嬉しかった。顔に出ちゃってたのかな)
しずく (砂糖とミルクがなければ、完璧だったのにな)
しずく ｽ… ｸﾋﾟ……
しずく「………」ﾌｩ
しずく (……変な人…) 侑「最近、部活どう？」
しずく「え？」
侑「あ、部活っていうか、スクールアイドルね。悩んでたみたいだけど、どうかなって」
しずく「ぁ…」
しずく「はい、少し悩んでいた時期もありましたけど、今はその辺も含めて楽しめています。形は違いますけど、やっぱり表現するのは楽しいです」
侑「表現かぁ。私はみんなの応援しかしてないからわかんないけど、どういう感覚なの？演劇とは違う？」
しずく「そうですね、結構違います」
しずく「演劇は役が前提にありますから。舞台上にいるのはあくまでも役であって私ではない。桜坂しずくは不要とすらいえます」
しずく「でも、スクールアイドルはどんな風に繕っても私は私。桜坂しずくというスクールアイドルがなにをどう表現するのか、お客さんにはそう見えている」
しずく「…どっちも好きだって言えます。どっちもできる私は幸せ者だと言ってもいいかもしれません」
侑「よかった」
侑「両立って大変だと思うけど、私達に手伝えることがあったらなんでも相談してね。演劇のことでも！アクセサリー作ったりするくらいならできると思うからさ」ﾆｺｯ しずく「アクセサリー？演劇の衣装を、ですか？それはさすがに部外者に任せたりしませんよ、部内の衣装係にお任せします」
侑「え、あ、そっか。あれ、でもほら、藤黃学園のときのやつとか…」
しずく「え？」
しずく「………あー…スクールアイドル同好会の方で作ってもらったみたいな感じになってましたっけ」
しずく「すみません、取ってつけた感じだったのですっかり失念していました。あのときはありがとうございました」
侑「う、うん」 店員「お待たせしました。カラメルプリンとミルクアイスプレートと、いちごのミニパルフェです」ｺﾄ…
しずく「先輩、ジュースでいいんですか？コーヒーでも持ってきましょうか」
侑「ううん、平気だよ。しずくちゃんこそ、アップルティーまた冷めちゃってない？新しいの取ってこよっか」
しずく「ど、どうして私に何杯もアップルティーを飲ませようとするんですか」
侑「………ふふふっ」ﾌﾟｯ
しずく「………うふふ」ｸｽ
侑「お互いの飲み物を取ってこようかって、なんかおかしいね」
しずく「そうですね。それじゃせっかくなので、デザートを食べ終えたらアップルティーを持ってきていただいてもいいですか？」
侑「うん。じゃ、私もしずくちゃんにコーヒーお願いしよっかな」
しずく「かしこまりました」ｼｽﾞｼｽﾞ…
侑「…えへへ。食べよ！」
しずく「はいっ」 ゆうしず「「ごちそうさまでした」」
侑「ドリンクバー行こ」
しずく「はい」
ﾎﾟﾁ ｳｨｨﾝ… ﾄﾎﾟﾎﾟﾎﾟ…
しずく「先輩、砂糖とミルクはいりますか？」
侑「うん、いる！さすがにコーヒーはまだブラックじゃ飲まないかなぁ」
しずく「あら。お子様ですね」
侑「むっ、紅茶に砂糖とミルク入れるしずくちゃんに言われたくないんだけどなー？」
しずく「それは先輩が持ってきてくださるから…」 侑「はい、しずくちゃんのアップルティー。と、砂糖とミルク」っ旦 ｺﾄ…
しずく「ありがとうございます。こちら、高咲先輩のためにご用意したコーヒーです」っ旦 ｺﾄ…
侑「うむ、くるしゅうない」
侑「しずくちゃんが取ってきてくれたコーヒー、味わって飲まないと……って、あれ。砂糖とミルクは？」
しずく「これを使ってください」ｽｯ
侑「…しずくちゃん、もしかして本当は砂糖とミルク入れない派だった！？」
しずく「はい」ｺｸｯ
侑「もー、言ってよ！そんなのいらないんだったら使わなくていいのに、私が取ってきたから気を遣ってたの？」
しずく「わざわざ持ってきてくださったものを使わないのは失礼かと思いまして…」
侑「そんなの気にしなくていいよー！」 侑「……ふー、お腹いっぱいだねぇ」
しずく「本当ですか？」
侑「え？うん、ほんとだよ。あはは、そんな嘘つかないって」
しずく「…そうですか」
侑「私、もう一杯だけドリンクバー取ってきていい？しずくちゃん、なにかいる？」
しずく「やっぱり嘘つきじゃないですか！」
侑「ええ！？」
しずく「私は平気です、ありがとうございます」
侑「じゃあ取ってくるね」ﾄﾄﾄ…
しずく「……」
しずく (「ドリンクバー取ってくる」ってなに？ドリンクバーは設置してあるスペースとか設備のことであって、それは取ってこれないよ。取ってきたら犯罪です。高咲先輩、悪いこと考えてるのかな)
しずく (「ドリンクバーから飲み物を持ってくる」のが正しい表現だと思う。あ、でもかすみさんも「取ってくる」ってよく言うかも…わかんないよ)
しずく (でも、「ドリンクバー取ってくる」は変だもん)
しずく「…………やっぱり、変な人…」
しずく「…ふふっ♪」
おしまい こういう微妙な距離感やれるのはある意味ゆうしずならではの強みだと思う 貴重なゆうしずをありがとう。ちょいちょいメタ発言(発言？)もあって面白かったです。 侑ちゃん色々気にしすぎてハンバーグの味覚えてなさそう たしかにしずくちゃんって言葉の意味とかめちゃくちゃ気にしてそう 面白かったw
メタ的な部分も相まって銀魂な雰囲気を感じた それぞれ気になるポイントがすれ違ってて面白かったわ
こういうゆうしずも新鮮でいいね ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
