可可「レンレンの髪、長過ぎまセンかぁ?」恋「実は、美容室に行くお金が無くて・・・・・・」 シュン
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可可「そうなんデスか! それなら可可が切ってあげましょうカ??」
恋「可可さんが切れるのなら是非お願いしたいですね」
すみれ「ショウ〜ビジネス的には身だしなみは基本中の基本よね!」
千砂都「可可ちゃん、髪切れるの?」
可可「はい! 大丈夫デス!」 ニコッ
かのん「可可ちゃん工作とか得意だもん、髪も切れるでしょ」
可可「でわ〜、早速用意しまショウ!」
────
── 可可「新聞紙を広めに敷いて・・・・・・」 サッ サッ・・・
可可「真ん中に椅子を置きマス!」 ドンッ
可可「これで即席美容室の完成デスっ!」 ドヤァ
恋「では、可可さんお願い致します」
可可「任せるデス!」 フンス! 千砂都「恋ちゃんの髪、解かなくていいの?」
可可「少し短くするだけなのでこのままでいいデスよ〜」
可可「じゃ、行きますネ〜」 ニコニコ
すみれ「いきなり切る気!?」
ジョキッ・・・ ジョキッ・・・
ドサッ・・・
かのん「うわぁ! いきなり行ったね!」 可可「あとは毛先を丁寧に整えれば形になりますネ」 ニコニコ
千砂都「え? え? なに??」 ビクッ
可可「どうかしましたか? 千砂都・・・・・・」
シュル シュル シュル シュル・・・・・・・・・・・・
可可「え〜!!! 髪が伸びて元通りになりマシタぁ〜!!」 ヒョエー 恋「ん?」 キョトン
可可「そ、そんな馬鹿な・・・・・・ デス・・・」 ワナワナ・・・
かのん「あ、ありえなくない??」
可可「も、もう一回・・・ 切りマスよ・・・・・・」
ジョキッ・・・ ジョキッ・・・
ドサッ・・・・・・
可可「よし・・・・・・ 今度こそ・・・・・・」 ドキドキ
シュル シュル シュル シュル・・・・・・
すみれ「えー!! また伸びたわよ!? ギャラクシー!??」 ビクッ
恋「どうかしましたか?」 キョトン
可可「そんな・・・・・・ おかしいデス・・・・・・」 ドキドキ
ワサワサワサワサワサワサ・・・・・・
千砂都「あ! 切った髪が動いてる!!?」
かのん「うわ! 気持ちわる!」 ビクッ
ゾロゾロゾロゾロ・・・・・・
ピューーーー・・・
すみれ「ああ! 切った髪が蛇みたいに逃げて行ったわよ!!」 可可「あ・・・ ああ・・・・・・」 ポカーン
恋「切れましたか?」
可可「いや・・・ 髪切るのはもうやめておきまショウ・・・・・・」
恋「そうですか、またお願いしますね・・・・・・」 ニコッ
可可「夢でも見てるんですカネ・・・・・・」 ゲッソリ 千砂都「恋ちゃんの髪とも少し違うけど、私のお団子も切り離せるんだよ」
可可「え!?」
ピョコンッ
プシューーーーーー・・・・・・
可可「ああ〜! お団子が飛んでマス!!!」 ビクッ
千砂都「あはは・・・・・・ コントロールできないのが玉に瑕なんだけどね」 ポリポリ・・・
バヒューーーーン・・・
カポッ
すみれ「あっ! 元に戻ったわよ!?」 ビクッ
恋「便利ですわね・・・・・・」
千砂都「うーん、便利ではないかなぁ・・・・・・」 アハハ すみれ「それなら私のもみあげの縦ロールはもっと便利よ!」 ドヤァ
シャキンッ
可可「あ! グソクムシの縦ロールが外れマシタぁ!」 ビクッ
すみれ「これ、外すとね・・・・・・」
ニョキッ
すみれ「真っ直ぐになって耳かきに使えるのよ?」 ホジホジ・・・ かのん「あはは・・・ 確かにちぃちゃんのお団子よりは便利だねぇ・・・・・・」
可可「はっ! 所詮グソクムシですね! 大したことないゴミみたいな使い道デス」 ププッ
すみれ「失礼ね! ショウビズでは身だしなみは基本よ!」 プンプン
可可「かの〜ん! この国はどうなっているのデスかぁ〜!」 ダキッ
かのん「うわぁ! 可可ちゃん、いきなり抱きついたら危ないって〜」 可可「私とかのんは変な機能が無いから、ああいう人達とは関わらないようにしまショウ・・・・・・」 ビクビク
かのん「・・・・・・・・・・・・」 タラタラ・・・
可可「かのん!?」
かのん「じ、じつは・・・・・・」
可可「ま、まさかぁ!?」 ビクッ 千砂都「かのんちゃんも見せてあげたら?」
かのん「実は、前髪がブーメランになるんだよね・・・・・・」
カパッ
可可「ええ〜!! かのんの前髪が外れマシタ!!」 ヒョエー
かのん「えいっ」
ビューーーーーーーン・・・・・・
すみれ「窓の外に投げて大丈夫なの??」
・・・・・・ヒューーーーーーー
ガシャーン
可可「うわぁ! 窓ガラスを割って戻ってきマシタ〜!!」
プシュー・・・・・・ ピタッ
恋「これは便利ですねぇ・・・・・・」
かのん「いや・・・・・・ 戻ってはくるけど使い道ないんだよね・・・・・・」 ドヨーン 可可「ううっ・・・・・・ 日本人・・・・・・ こわいデス」 ウルウル
すみれ「化け物みたいに言わないでよ! 失礼ね!」 プンプン
千砂都「可可ちゃんの髪は何か出来ないの?」
可可「できるわけありまセン!! 私は普通の人間デス!!」 クワッ
かのん「あはは〜・・・」 可可「はぁっ・・・ みんなとは付き合い方を考えなければイケマセンね・・・・・・」 ガクッ
千砂都「まぁまぁ、みんな普通の人間だよ?」
可可「どこがデスか!」
すみれ「それより、恋の切った髪はどこに行ったのかしらね」
かのん「だね」 可可「そんなことどうでもいいデス!」
千砂都「そだね」 ニコニコ
かのん「さて、練習練習〜♪」
ウィンウィン・・・・・・
すみれ「ん? 何か音したわよ? 可可」 可可「ん? 何もしてマセンけど?」
千砂都「今日は体幹ガッチリ鍛えるよ!」 ニコッ
かのん「え〜・・・・・・」 ゲッソリ
ウィンウィン・・・
〜おしまい〜 次回
かのん「可可ちゃんの髪型、こけしみたいで可愛いよね」可可「こけし??何デスか?それ?」 今日、食堂で可可ちゃんの髪型の話題で盛り上がった。全員一致で亀頭をイメージしていたらしい。
隅の方で味噌汁を啜っていた恋ちゃんも吹き出していた。
食堂を出ると、可可ちゃんが顔を真っ赤にして青筋立ててこちらを睨み付けていた。
勃起したソレをイメージしてしまい吹き出しそうなのを必死に堪えていたのだが、横ですみれちゃんが腹を抱えて大笑いしていた。
強烈なプレッシャーを感じた私は、すぐさまその場から逃げ出した。後ろの方で、すみれちゃんの「前髪は抜かないでぇ」という断末魔が聞こえた。
この日以来、誰も可可ちゃんの髪型の話をする者は居なくなった。 恋ちゃんのとこで乱馬の髪の毛が無限に伸びる回思い出した。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています