かのん「ことばあそび」
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かのん「可可ちゃんに問題だよ。私が今から言う説明を聞いて、それがなんなのかを当ててね」
可可「任せてクダサイ!可可、クイズは得意デス!」
かのん「では第一問。大砲のことを英語でなんて言う?」
可可「カノンデス!」 かのん「正解!」
可可「このくらい余裕デス!」
かのん「じゃあ続いて第二問!パッヘルベルの有名な楽曲と言えば?」
可可「カノンです!」 かのん「正解!さすが可可ちゃん!」
可可「軽い軽い、デス!」
かのん「まだまだ序の口、次の問題を出すよ」
可可「どーんとこいデス!」 かのん「聖典のことだよ」
可可「カノンです!」
かのん「なら、慈悲深い仏様は?」
可可「観音デス!」 かのん「どっちも正解、難なくクリアだね!」
可可「可可にかかれば、お茶の子さいさいデス!」
かのん「次からは応用編。連続で聞いていくから、テンポよく答えてね!」
可可「望むところデス!」 かのん「希ガスの一種は」
可可「キセノンデス!」
かのん「現象を英語で言うと」
可可「フェノメノンデス!」 かのん「正体不明は」
可可「アンノーンデス!」
かのん「千歌ちゃん、曜ちゃん、ルビィちゃんのユニットは」
可可「シャロンデス!」 かのん「モンブランに使うのは」
可可「マロンデス!」
かのん「こっちにおいでー」
可可「カモンデス!」 かのん「電子マネーは」
可可「WAONデス!」
かのん「社交の場だよ」
可可「サロンデス!」 かのん「情報理論の父といえば」
可可「シャノンデス!」
かのん「ドラゴンクエストの旅芸人は」
可可「パノンデス!」 かのん「男爵のことだよ」
可可「バロンデス!」
かのん「アテネの神殿は」
可可「パルテノンデス!」 かのん「すごいすごい、ここまで全部正解だよ!」
可可「パターンさえ掴めれば後は楽勝デス!」
かのん「自信たっぷりって感じだけど、ラスト一問は手強いよ。挑戦する?」
可可「当然、受けてたちマス!」 かのん「聞くまでもなかったね。私だって負けないよ!」
可可「その意気デス!」
かのん「それじゃ、とっておきの最終問題…いざ尋常に!」
可可「勝負っ!」 かのん「だーいせーいかーい!」
可可「わーい!やりましたー!」
かのん「見事全問正解!パーフェクトおめでとう、可可ちゃん!」
可可「えへへっ、かのんっ!」 かのん「ふふっ、可可ちゃん、可可ちゃん!」
可可「かのんっ、かのんっ!」
すみれ「なにあれ」
千砂都「うーん、言葉遊び…かな?わかんないけど」 恋「うふふっ、楽しそうでなによりです」
すみれ「楽しそうというか、あのおちゃらけペア、すっかり自分たちの世界に入り込んでるっていうか」
恋「仲睦まじくて、とても微笑ましい光景です」
千砂都「確かに、二人ともずっと嬉しそうにしてるよね」 かのん「可可ちゃんっ!」
可可「かのん!」
恋「お互いを大切に思っているのが伝わってきます。まるで賑やかな家族のよう。見ているだけで、心があたたかくなりますから」
千砂都「あ…」
すみれ「恋…ね、千砂都」 千砂都「うん、うん…わかった。ねぇ、恋ちゃん」
恋「はい」
千砂都「恋ちゃんに問題です」
恋「えっ?」 すみれ「今から私たちがクイズを出すから、答えてみせなさい」
恋「は、はい」
千砂都「じゃあ、まずは簡単なのから。心が清らかなことを、漢字二文字でなんて言う?」
恋「ええっと…清廉?」 千砂都「正解!」
すみれ「じゃあ次ね。これも漢字二文字、エレガントで磨き上げられている様子よ」
恋「…洗練?」 すみれ「そのとおり。さすがにデキるじゃない」
恋「あの、これってもしかして…」
千砂都「続けるよ。心身を鍛え上げること」
恋「えっと、鍛錬」 すみれ「守ってあげたくなるくらい、可愛らしいこと」
恋「か、可憐っ…」
千砂都「すごいね、ここまで全問正解!」
すみれ「なかなかのものね。面目躍如と言ったところかしら」 恋「お二人とも…」
千砂都「だけど、ここまでは想定内」
すみれ「最後の問題は極限に難しいわ。覚悟はいい?」
恋「…はいっ!」 千砂都「それでは、最終問題です」
すみれ「最近、私たちの仲間に加わった生徒会長兼スクールアイドルで」
千砂都「まっすぐで優しくて、一生懸命な頑張り屋さんは誰でしょうか」
恋「それは…えっと、その…」 すみれ「なんてね、この問題は私たちが答えるわ」
千砂都「うん、せーの」
すみれ・千砂都「恋!」「恋ちゃん!」
恋「…!」 千砂都「お、揃った!」
すみれ「気が合ったわね。それじゃ、答え合わせをよろしく、恋」
恋「…ふふふっ。クイズを出す方が、クイズに答えるなんて聞いたことありませんよ?」
千砂都「まあまあ、たまにはいいじゃない」 すみれ「ショウビジネスの世界では、想定外は常に起こるものよ」
千砂都「と、おっしゃっておりますので。それでは恋ちゃん」
すみれ・千砂都「判定をどうぞ!」
恋「では、僭越ながら…発表します。お二人とも正解、大正解です」 千砂都「イェーイ、やったー!」
すみれ「ふっ、ギャラクシーな結果ね」
千砂都「まあ、当然っちゃ当然なんだけどねー」
すみれ「それもまたギャラクシーってことよ」
千砂都「あははっ。便利だね、ギャラクシーって」 恋「ありがとうございます、すみれさん、千砂都さん。お礼を言わせてください」
千砂都「いいんだよ、これはクイズなんだから。恋ちゃんに喜んでもらえれば、それでいいんだ」
すみれ「そうよ。前にも言ったとおり、恋の笑顔は悪くないんだから。私たちの前でくらい肩の力を抜いたって、バチは当たらないわよ」
恋(みなさん、本当にあたたかい) 可可「ちょーっと待つデース!」
恋「きゃっ!」
千砂都「わわっ、可可ちゃん!?」
すみれ「やれやれ、うるさいのに見つかったわね」 可可「可可とかのんを差し置いて、どうして三人だけで盛り上がってるデスか!」
すみれ「自分たちだけで盛り上がってたのはあんたたちでしょ。言いがかりはやめなさい」
可可「むぅ、うるさいうるさいデスー!」
千砂都「あらら、駄々っ子になっちゃった」 かのん「可可ちゃん、みんながすごく楽しそうにしてるから、自分も混ぜてほしかったんだって」
可可「かのん!?」
千砂都「へぇ、そうなんだ〜」
可可「ち、違…くはないデスが…」 すみれ「仲間に入れてほしいなら、最初から素直にそう言えばいいのよ。意地を張ってないで」
可可「う、うぅ…!ひどいデス!かのんは可可の味方でいてくれると信じてましたのに!」
かのん「はいはい、ごめんって。それで、なんの話してたの?」
千砂都「えへへっ、それはね――」 恋(紆余曲折、なんて言葉では言い表せないくらい、これまで色々なことがありました)
恋(家のこと、学校のこと、お母さんのこと…気掛かりが完全に解決したわけではありません)
恋(でも今、こうして皆さんと巡り合えた。強がってばかりだった私を、輪の中へと優しく迎え入れてくれた。だから私は、胸を張って言うことができます)
恋「私は幸せ者です」
終わり かのくぅが可愛かったので書いてしまいました。そしてレンレンのことで頭がいっぱいです。
宣伝となり恐縮ですが、下記はかのくぅの過去作で、一応前日談にあたります。よろしければ併せてお願いします。
かのん「可可ちゃんの日」
https://fate.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1631188188/
ありがとうございました。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています