かのん「恋ちゃんがちっちゃくなった?」
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千砂都「うん、部室にきたらこの子がいて……」
すみれ「名前を聞いたら葉月恋5歳だっていうのよ」
れん「……」プルプル
可可「カワイイデス!」
かのん「怯えてるってことは私たちのことも忘れちゃってるの?」
千砂都「うん、幼稚園にいたはずなのに、みたいなこと言ってたから記憶もその時のままみたい」
かのん「でもどうしてこんなことに……」 可可「あっ」
すみれ「何か心当たりが?」
可可「い、いえ……」
すみれ「そういえば朝、恋になにかあげてなかった?」
可可「ギクッ」
可可「す、すみれに飲ませようとしてた子供になる薬を栄養ドリンクと間違えてレンレンあげたなんてことないデス!」
すみれ「自白したわね……」 かのん「でも、そんなのどこに売ってたの?」
可可「通販でオモシロそうだから買いマシタ!」
可可「正直効果なんてないと思って遊びで買って、不味かったらそれはそれでいいと思ってたのデスが……」
すみれ「なんてもの人に飲ませようとしてるのよ!」
れん「っ!」ビクッ
千砂都「すみれちゃん、恋ちゃんが怖がってるから大声出さないで!」
すみれ「ご、ごめんなさい」
可可「怒られてやんの」クスクス
すみれ「あとで見てなさいよ……」 かのん「その薬のせいだとして恋ちゃんは戻れるの?」
可可「説明書によると、服薬後2時間くらいで戻るようデス」
かのん「朝あげて今も戻ってないっていつ飲んだんだろう……」
千砂都「恋ちゃんはいつからここにいるの?」
れん「お、おねえちゃんたちがくるちょっとまえ……」
可可「お姉ちゃん! 可可お姉ちゃんデス!」
すみれ「あなたはちょっとは反省しなさい」ビシッ
可可「いたっ」 かのん「さっきってことはここに来て飲んだってこと?」
千砂都「2時間ってことは下校時間までには戻るかな」
千砂都「とりあえずジュースでも買ってきてあげよっか、恋ちゃんだしいちごミルクがいいよね」
れん「……」キュッ
千砂都「あ、あれ?」
れん「…………」ウワメヅカイ
千砂都「スカートの裾掴まれちゃってる……」 すみれ「千砂都に懐いてるみたいね」
かのん「ちぃちゃんとすみれちゃんは恋ちゃんと遊んであげてて、みんなの分も含めて私が買ってくるから」
千砂都「ごめんね、お願い」
かのん「可可ちゃんもいくよ」
可可「可可もレンレンと遊びたいデス……」
かのん「元はと言えば可可ちゃんのせいなんだからね!?」
可可「ハイ……」 すみれ「遊ぶって言っても、なにするの?」
千砂都「すみれちゃん、あれだよ!」
すみれ「あれって?」
千砂都「グソクムシ!」
すみれ「嫌ったら、嫌に決まってるでしょ!?」
れん「ふえ……」ウルウル
千砂都「大きい声出さないで!」
すみれ「ごめんなさい……」 すみれ「仕方ないわね……」
すみれ「グソクムシ〜グソクムシ〜」ユラユラ
れん「……」ポカーン
すみれ「グソクソクソクグソクムシ〜」ユラユラ
れん「……」ユラユラ
千砂都「っ!」
すみれ「グソクムシ〜グソクムシ〜」ユラユラ
れん「むしー」ユラユラ
千砂都「おっ!」
すみれん「ぐそくそくそくぐそくむし〜」ユラユラ
千砂都「かわいい!」キュン かのん「飲み物買ってきたよー」
可可「5人分は多いデス……」
ちさすみれん「ぐそくむし〜」ユラユラ
かのん「かわいい!」
可可「すみれのグソクムシもたまにはお役に立ちマスね」
かのん「録画しなきゃ……」
かのん「ちぃちゃんのグソクムシなんて滅多に見られないよ!」
千砂都「わ、かのんちゃん撮らないで!」アセアセ れん「ぐそくむし〜」
千砂都「恋ちゃんすっかりハマっちゃったね」
可可「すみれは精神が削られたとかで外の空気を吸いに行ってしまいマシタが……」
かのん「私も恋ちゃんと遊びたいぃ!」
千砂都「あ、かのんちゃん、あれやってみたら?」
かのん「あれって?」
千砂都「昔よくやったかなづちトントン」
かのん「あー、いいかも!」
可可「かなづちトントン……?」 かのん「恋ちゃん、かのんお姉さんと遊ばない?」
れん「……?」キョトン
かのん「かなづちトントンって言ってね、歌詞にトントンって出てくるんだけど、そこで手をかなづちに見立てて釘を打つ振りをするの」
かのん「かなづちトントン♪」トントン
かのん「1本でトントン♪」トントン
かのん「かなづちトントン♪」トントン
かのん「こんな感じね」
れん「っ!」パアアアアアアア
可可「オモシロそう! 可可もやりマス!」 かのん「まずは右手だけね、1回終わる毎に1本ずつ増やしていくから手とか足を使ってね」
かのん「じゃあ、いくよ。かなづちトントン♪ 1本でトントン♪ かなづちトントン♪ 次は2本♪」
れん「とんとん♪」フリフリ
千砂都「かわいいいいいい!」
可可「2本ってことは次は両手デスね!」 かのん「かなづちトントン♪ 2本でトントン♪ かなづちトントン♪ 次は3本♪」
れん「3本♪」
かのん「そうそう、今度は右足もね」ニコニコ
可可「なるほど……」
千砂都「かのんちゃん歌のおねえさんみたいでかわいい!」 かのん「かなづちトントン♪ 3本でトントン♪ かなづちトントン♪ 次は4本♪」
れん「4本?」
可可「飛び跳ねるってことデスか!?」
かのん「かなづちトントン♪ 4本でトントン♪ かなづちトントン♪」ピョンピョン
れん「あはは」ピョンピョン
可可「中々体力がいりマスね……」ピョンピョン
かのん「次は5本♪」
くぅれん「!?」 れん「5本……?」
可可「両手両足は使ってしまいマシタし……」
かのん「かなづちトントン♪」アタマブンブン
れん「!」
可可「ヘドバンデスね!」
かのん「5本でトントン♪」
れん「あははは」ブンブン
かのん「かなづちトントン♪」
くぅれん「……」ゴクリ かのん「これでおしまい♪」
れん「おしまい!」
かのん「今度はもうちょっと早くいくよ」
れん「!」
かのん「かなづちトントン♪」
れん「1本でとんとん♪」
可可「く、可可はもう疲れマシタ……」
千砂都「かわいいよ、かのんちゃんいいよ……」⚫REC れん「ぐそくむし〜」
れん「かなづちとんとん♪」
千砂都「どっちも気に入ったみたいだね」
れん「ん……」プルプル
かのん「もしかしておしっこ行きたい?」
れん「うん……」
可可「可可が連れて行ってあげマス!」
れん「ちぃちゃんがいい……」
可可「がーん!」
千砂都「ち、ちぃちゃん!?」 かのん「私がちぃちゃんって呼んでたから覚えちゃったのかな?」
すみれ「ほんと千砂都に懐いてるわね」
かのん「最初から積極的に話しかけてたしね」
かのん「話しかける時に目線合わせてたから恋ちゃんも安心したのかも」
千砂都「うーん、じゃあ行こっか」
れん「うん!」
可可「むー……」
すみれ「あんなもの飲ませた罰よ」 恋「……」
千砂都「た、ただいま」ギュッ
かのん「あれ、恋ちゃん!?」
恋「なにやらご迷惑をおかけしたようで……」
千砂都「トイレ入ってる途中で戻ったみたい」
恋「先程まで部室にいたと思ったら突然トイレでびっくりしました……」
すみれ「それはびっくりするわね」 可可「ごめんなさい、レンレン……。可可が確認せずにあげたから……」
恋「いえ、可可さんはご好意でくれたのですから謝る必要なんてないですよ」ニコッ
可可「レンレン……!」
かのん「ちっちゃくなってた時のことは忘れちゃったの?」
恋「いえ、微かに覚えていますよ」
恋「本当に昔の記憶のように」 恋「気付いたらこの部室にいて、不安だったところに千砂都さんが優しく話しかけてくれて」
恋「みなさんで遊んでくれて、賑やかで楽しかったという記憶です」
恋「かなづちトントン♪でしたっけ」ニコニコ
恋「可可さんがわたくしより先にバテてしまったのには幼いながら驚いていましたね」クスクス
可可「レンレンはイジワルデス……」 恋「でもわたくしも小さい子と遊んでみたいような、残念な気持ちです……」シュン
可可「では今度また持ってきてすみれに――」
かのん「絶対にやめてね」
可可「ハイ……」
恋「今日は練習にならずに申し訳ありませんでした!」
すみれ「息抜きになったし、まあいいんじゃない?」
千砂都「恋ちゃんが謝ることじゃないし」 千砂都「それじゃ下校時刻だし帰ろっか」
恋「そうですね」ギュッ
千砂都「……恋ちゃん?」
恋「あっ! ご、ごめんなさい、小さくなっていた頃の感覚が微かに残っていてつい/////」
千砂都「全然いいよ、途中までだけど手繋いで帰ろっか」
恋「……はい/////」
可可「ズルい! レンレンの逆側の手は可可デス!」ギュッ かのん「じゃあ私ちぃちゃんの隣!」
可可「すみれは必然的に可可の隣デスね」
すみれ「いや、かのんの隣もあるじゃない……」
可可「今日はレンレンが真ん中の日ナノデ、不本意デスが……」
すみれ「私だって不本意ったら、不本意よ!」
恋「ふふ」クスクス
恋(賑やかで楽しいのは今でも同じ気持ちですね)
おわり まだ母親が存命だった頃に幼児帰りするの切ない
レンレンが幸せでよかった 乙かわいかった
幼児化SSはなんぼあってもいいですからね >>36
ロリかわいいな
やっぱいつもの強そうなのは性癖なのか ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています