かのん「すみれちゃんって練習の後どこ行ってるんだろう」
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千砂都「家に帰ってるんじゃないの?」
かのん「うーん、でもすみれちゃんの家ってあっちじゃないしなあ……」
かのん「まだスカウト待ちしてるのかな?」
千砂都「尾行しちゃう?」
かのん「えー、すみれちゃんに悪いよー」ソワソワ
千砂都「言葉の割にそわそわしてるよ?」クスクス
かのん「ばれた?」クスクス かのん「やっぱり竹下通りでも家の神社でもないよ」
千砂都「だとすると本当にどこに……?」ワクワク
恋「何をしているんですか?」
かのん「ひぃっ!?」
千砂都「恋ちゃん、しーっ!」
恋「?」 かのん「すみれちゃんがどこに行くのか尾行してるの」
恋「すみれさんが?」
恋「確かにすみれさんがこの辺りにいるというのも少し気になるような……」
恋「いえ、尾行はダメですよ」
かのん「だって、家にも帰らないでどこ行くか気にならない?」
かのん「最近寄り道誘っても来ないこと多いし」
恋「気にはなりますが……」
千砂都「あれ、この辺りって」
かのん「可可ちゃんの家の近くだね」 千砂都「可可ちゃんのアパートに入っていったよ」
かのん「遊びにきたのかな?」
千砂都「可可ちゃんに電話してみる?」
かのん「いいね」
恋「あんまり詮索するようなことはよくないのでは……」
千砂都「でも気になるし」
恋「それはそうですが……」 可可『ハイ、どうしマシタ? 千砂都』
千砂都「今かのんちゃんと恋ちゃんといるんだけど、よかったら可可ちゃんもどうかなって思って」
可可『うーん、折角デスが可可は今日は遠慮シマス』
千砂都「そっか、じゃあまた今度ね」
可可『ハイ!』
すみれ『誰から?』トオクデ
可可『千砂都デス』ピッ
かのん「っ!」 千砂都「完全に一緒にいたね」
恋「2人で遊んでいるだけですよ」
千砂都「でも2人で遊んでるだけなら合流してもいいと思うんだけど」
恋「まあ、確かにそうかもしれませんが……」
千砂都「怪しい……」ムムム
かのん「私からすみれちゃんに電話してみるね」
千砂都「なんだかワクワクしてきたね……!」ドキドキ
恋「ワクワクだなんて失礼ですよ?」ソワソワ
すみれ『どうしたの?』
かのん「あ、すみれちゃん」 かのん「実は今ちぃちゃんと恋ちゃんといるんだけど、すみれちゃんも一緒にどうかなって思って」
すみれ『うーん、私は用事があるからパスするわ』
可可『千砂都デスか?』コソコソ
すみれ『かのん』コソコソ
かのん「あれ? もしかして可可ちゃんも一緒?」
すみれ『! ち、違うったら違うわよ? 今のはお母さんよ』 かのん「そっか、用事があるならまた今度ね」
すみれ『えぇ、また今度誘ってね』ピッ
千砂都「隠してるね」
恋「隠す必要なんてないのに、怪しいですね……」フム
かのん「恋ちゃんもノリノリじゃん」
恋「い、いえ、これはそうではなくて」アセアセ
かのん「明日も尾けてきてみようか」
千砂都「私は明日バイトだから2人でよろしくね」
恋「ま、まあ千砂都さんがそういうなら」ソワソワ
かのん「楽しみなくせにー」コノコノ ――――
千砂都「あれから2週間、ずっとすみれちゃん可可ちゃんの家に通ってたね」
かのん「っていうか、朝可可ちゃんの家から学校行くこともあったし」
恋「どうやらすみれさんは合鍵も持っているようですね」
千砂都「付き合ってるのかな?」
かのん「いやいや、女の子同士だよ?」
恋「性的マイノリティへの理解はこれからの重要な課題ですよ?」ワクワク
千砂都「結局恋ちゃんが1番ノリノリだったよね……」アハハ 恋「あっ」
かのん「2人が出てきた」アセアセ
千砂都「仲良さそうに手なんて繋いじゃって」ニヤニヤ
かのん「っていうかすみれちゃん制服から着替えてるし」
かのん「とりあえず見つからないように隠れないと!」アセアセ
恋「突撃しましょう!」
かのん「えぇっ!?」
千砂都「恋ちゃん!?」 恋「あの」
可可「れ、レンレン!?」アセアセ
すみれ「どうしてここに!?」バッ
恋「手、離さなくてもいいんですよ?」クスクス
すみれ「こ、これは可可はまだ日本に来て日が浅いからはぐれないようにって思って」アセアセ
恋「これからデートですか?」ワクワク
かのん「ねえ、もしかして恋ちゃんって」コソコソ
千砂都「意外とスキャンダル大好きなのかも」コソコソ すみれ「デートっていうか……ね?」
可可「た、たまたま2人で遊んでて近くのスイーツを食べに行こうってなりマシテ」
可可「みなさんも誘うつもりデシタよ」アセアセ
恋「毎日のように可可さんの家に通って、もしかしてお2人は交際しているのですか?」ワクワク
すみれ「し、してないったら、してないわよ!」アセアセ
可可「そ、そうデスよ! オンナノコ同士デス!」アセアセ 恋「でも、相当仲はいいですよね?」
恋「すみれさんの着替えも可可さんの部屋にあるみたいですし」
すみれ「こ、これは、可可から借りたのよ!」
可可「せ、制服で出歩くのもどうかと思いマシテ」
かのん「なんかそういう雑誌の取材みたいだね」コソコソ
千砂都「ドキドキしてきちゃうね」コソコソ
かのん「ね」コソコソ 恋「すみれさん、時々泊まりますよね?」
すみれ「夜は家に帰るわよ」
かのん「でも、そのまま学校に行ったことあるよね!?」
可可「かのんまで!?」
すみれ「ま、まあ、そういう時もあったわね」
千砂都「でも付き合ってはいないんだ?」
すみれ「そうね」 恋「では、あくまでも仲のいい友達だっていうことですか?」
可可「まだ、そうデス」
すみれ「まだっていうかこれからもね」
可可「むっ」
可可「なんデスかその言い方!」
すみれ「なんであなたが反応するのよ!」
すみれ「っていうか先に否定したのあなたじゃない!」 可可「だからってこれからも、なんて言わなくていいじゃないデスか!」
すみれ「それは誤魔化すためでしょ!」
恋「誤魔化すというのは?」
すみれ「あっ……!」
可可「可可とすみれは付き合ってるのを隠してたんデス!」
すみれ「ちょ、ちょっと可可!」アセアセ 可可「ほんとは毎日すみれがうちに来てイチャイチャしてマス!」
可可「可可の好きなナポリタンも作ってくれマス!」
可可「すみれのナポリタンが世界一美味しいデス!」
千砂都「すみれちゃん料理できるんだ」
すみれ「まあ、ショウビジネスの世界にいた者としてそのくらい当然――ってバカ!」
かのん「それ言っちゃっていいの?」
すみれ「ダメに決まってるじゃない!」
可可「すみれがこれからも友達なんて言うからデス」フン 恋「一見すると仲が悪いようにも見えますが」
可可「照れ隠しデス!」
可可「ほんとは大好きだけど素直になれないんデス!」
すみれ「……!」カアアアアアアア
千砂都「すみれちゃんも?」
すみれ「……」コクリ
恋「ひゅーひゅー!」
かのん「熱いねー!」
千砂都「ふうううううううう!」
可可「ハッ! ごめんなさい、すみれ。全部言っちゃいマシタ……」
すみれ「もう、別にいいわよ……」ハァ すみれ「でも、一応スクールアイドルなんだからこういうのはあんまり言いふらさないでよね!」
すみれ「イメージ商法なんだから!」
かのん「はーい」ニヤニヤ
恋「私たちは応援していますね」ニコッ
千砂都「まあ、女の子同士だしね」
恋「そうですよ、百合はとても美しいんですから」ニコッ
かのん「……? なんでお花の話?」 ――――
翌日
モブA「あ、あの2人じゃない?」ヒソヒソ
モブB「どっちも綺麗」ヒソヒソ
モブC「平安名さんオーラないけど絶世のカップルって感じだね」ヒソヒソ
すみれ「……これはどういうこと!?」ワナワナ
可可「すみれと可可、注目されてマスね」
かのん「あ、あはは。どういうことだろうね……」メソラシ
すみれ「怪しいったら、怪しいわね」ジッ
かのん「あはは……」
ななみ「かのんちゃん、貼り終わったよー!」
かのん「げっ」 すみれ「貼り終わったって?」
やえ「かのんちゃんがね、おめでたいことだから大々的に貼りだそうって」ニコッ
ここの「すみれちゃん、可可ちゃん、おめでとう!」
かのん「そーっ……」ソロソロ
すみれ「かのん!」
かのん「ひぃ! ごめんなさーい!」
かのん「だって、おめでたいニュースだから!」
すみれ「言わないでって言ったでしょ!?」 千砂都「ごうがいごうがーい!」
恋「我が校のスクールアイドルLiella!でグループ内熱愛発覚です!」
モブD「えー、美少女留学生と元子役が禁断の恋!?」
モブE「平安名さんの子供の頃かわいー!」
モブF「これダンゴムシ?」
すみれ「なんであなたたちも配ってるのよ!」
恋「おめでたいことなので」
すみれ「っていうかグソクムシの画像使わないで!」
かのん「かわいいのに」 すみれ「こんなスキャンダルで私の人気が下がったらどうするのよ!」
可可「たとえ人気が落ちても、すみれはずっと可可の1番なのは変わらないので心配しないでクダサイ」ニコッ
すみれ「っ!」カアアアアアアア
かのん「ひゅーひゅー!」
すみれ「うるさいったら、うるさいぃっ!」
かのん「ひぃっ!」
この件をきっかけに後日すみれがセンターに立ったのは別の話
おわり 昨日の件が割と辛かったけど普通に笑ったわ
ありがとう 一昨日までかのクゥ一強やったのに
予告のクゥすみキスの影響力すげーな ええやん
中の人間のくだらん言動なんざSSのネタにするのが一番や リーユーちゃんと伊達ちゃん自体がクゥすみ推しなんだよな
今週のラジオでもリーユーちゃんが可可とすみれの物語が始まるって言って伊達ちゃんが嬉しそうにしてたしこれからが楽しみだ まあ中の人が推してるカプは強いよな
中の人は収録でストーリー追ってるし ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています