【超短編】愛「歩夢ー!ハイターッチ!」歩夢「ハ、ハイタッチ...」
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愛「──と見せかけてぇ」
ニギッ♡
歩夢「え?」
愛「えへへー!歩夢引っ掛かったなー!!」
歩夢「え?え?」
愛「ハイタッチと見せかけて恋人繋ぎしちゃおう作戦!大・成・功・!」
歩夢「もーやめてよ愛ちゃーん///」
愛「あははは!」 ハイタッチと見せかけてパイタッチしろや!!!!!! 五分後
愛「〜♪」
歩夢「愛ちゃんそろそろ離してー」
愛「やだー」
歩夢「やだって言われても困るよー。もういいもん、無理矢理でも離しちゃうんだからね」
愛「いいよー」
歩夢「んー!んー!あれ...本当にほどけない」ブンブン
愛「離さないの?」ギュッ
歩夢「うーーん!!!」ブンブン 愛「いくら愛さんの手を振りほどこうとしても無駄だよ!もうしっかり指を絡ませてガッチリ掴んじゃってるし!簡単には歩夢を手放さないぞ!」ニギッ
歩夢「そんなぁ。私これから用事があるのにー」
愛「そうなの?じゃあアタシも付いてくよ!」
歩夢「待って!このままの状態で行くの?恋人繋ぎのまま!?」ブンブン
愛「大丈夫大丈夫、そのうち慣れてくるって!」
歩夢「そういう問題じゃないよ!そこに着くまでに色んな人にこんな姿を見られちゃうんだよ...?そんなの私耐えられそうにないよ...」
愛「うーん。他の人から見たらアタシ達ってどんな風に見えるんだろうねー」
歩夢「話聞いてー!///」 愛「で、歩夢はどこまで行くつもりなのー?」
歩夢「職員室だよ。先生に進路希望調査票を提出しに行くの」
愛「その紙は今どこに?」
歩夢「私の鞄の中に入ってるよ。あ、そういえば鞄は部室の中だった...」
愛「ならまずは部室に行かないとだね!」ギュッ
スタスタ
歩夢「ま、待って愛ちゃん。部室に行くときもこのまま?」
愛「当然!」
歩夢「えー」 部室
ガラッ
愛「ちーっす!お、1年ズ揃ってるねー」
かすみ「歩夢先輩に愛先輩こんにちはー!...って、どうして二人とも仲良く手なんて握っちゃってるんですか!?」
歩夢「かすみちゃんこれはね──」
しずく「もしかして、そういう事なのでしょうか。まさかスクールアイドル同好会にも春が来るなんて」ワクワク
歩夢「しずくちゃんは今何を考えてるのかな!?」 璃奈「....ねぇ愛さん、まさか」
愛「そのまさかだよりなりー」
愛「アタシ達なんと今日から付き合うことになりましたー♡」ニコーッ
jΣミイ˶º ᴗº˶リ 「!」
从[˶ ^_^三^_^˵]从「!?」
かすみ「えぇぇぇぇぇ!?」
歩夢「愛ちゃんっ///(怒)」
愛「あははは!」 歩夢「違うの皆!私達付き合ってないからね!これは愛ちゃんにからわれてこうなってるだけなの!」アセアセ
かすみ「いやまぁ...かすみん結構なリアクション取っちゃいましたけど。別に隠すことないと思いますよ。むしろ、否定した分愛さんが可哀想です」
歩夢「全然信じてくれない...」
しずく「歩夢さん。愛さん、おめでとうございます♡」
璃奈「まさか校内イケメン美少女ランキング一位の愛さんと校内正統派美少女ランキング一位の歩夢さんが付き合うなんて....まるで恋愛漫画の主人公カップルのよう」
歩夢「そのランキング初めて知ったよ!?」 歩夢「愛ちゃんがヘンな事言うから皆本気で信じちゃってるでしょ、なんとかしてよー」ポコポコ
愛「はいはい♪そろそろネタバラシしよっか」
───
──
─
かすみ「全く!すっかりかすみん騙されてしまいましたよ!」プンプン
jΣミイ˶- _-˶リ「はぁ...結局二人はただのお友達ということですか」
从[・_・]从 「がっかり」
かすみ「二人とも露骨にガッカリしてない!?」
歩夢「あはは...」 愛「ねー歩夢の鞄はどこにあるの?」
歩夢「ここを出る前は椅子の上に置いたよ」
愛「じゃあこれかな」ヒョイッ
歩夢「うん。あ、自分の鞄なんだし私が持つよ」
愛「いいよいいよ。このまま愛さんが職員室まで持ってくし!」
歩夢「愛ちゃんありがとう」ニコッ
愛「どういたしまして!」
かすみ(当たり前のように会話してるけど、この間もずっと手を繋いで...ぐぬぬ) かすみ「あのーいつまで二人は手を繋いでるつもりなんですか?」
歩夢「それはもちろん愛ちゃんが手を離してくれるまでかなぁ」
歩夢「だって聞いてよかすみちゃん。こんなに手をブンブン回しても愛ちゃんってば離してくれないんだよ」ブンブン
愛「フフフ...♪」
かすみ「分かりましたから!もうイチャイチャするのやめてくれませんか!?」
歩夢「愛ちゃんが離してくれたらすぐに解決する問題なんだけどね」チラッ
愛「言ったでしょ?歩夢を簡単に手放さないって♪」
歩夢「ね?愛ちゃんはずっとこんな調子なの」ギュッ
かすみ「かすみんもうお腹いっぱいですー!!!」 職員室
愛「到着〜♪」
歩夢「結局色んな人に手を繋いでる所見られちゃった...」
愛「なんかめっちゃ注目されちゃったね」
歩夢「それは愛ちゃんが人気者だからだよ」
愛「そうかなー?皆歩夢の事を見てるのかと思ったけどなぁ、歩夢って可愛いし」
歩夢「...またそういうことを」
愛「本音なのにー」 愛「ま、ここでいつまでも話してても仕方ないよね。早く行ってきちゃいな」
パッ
歩夢「え、手を離しちゃうの?」
愛「いやいや!流石にそこまで着いていったらアタシが先生に注意されちゃうよ」
歩夢「あはは、それもそうだね」
愛「もしかして愛さんと手を繋げなくてちょっぴり寂しかったり?」
歩夢「っ...そんなことないよっ!私もういくからねっ」
愛「いってらっしゃい!」 五分後
ガラッ
歩夢「お待たせ愛ちゃん」
愛「おかえりー」
ギュッ
歩夢「あっ...もうっ!」ニギッ
愛「じゃあ行こっか」
歩夢「どこ行くの?」
愛「どこ行くかは決まってはないんだけどさ、暇潰しに校内をフラフラ〜ってするのはどう?」
歩夢「たまにはいいね。そういうの」
愛「でしょー!」 ───
──
─
図書室
歩夢「愛ちゃん、一番上にある本取ってくれる?私の身長じゃ少しだけ届かなくて...」
愛「まっかせてー!...よっと♪」
歩夢「ありがとう。やっぱり愛ちゃんは頼りになるなぁ」
愛「それって何の本なの?」
歩夢「卵を使った料理が紹介されてる本だよ」
愛「ふむふむ!あ、そういえば歩夢って卵焼き大好きだったもんね」
歩夢「ふふっ、よく覚えてるね」 ───
──
─
歩夢「ふぅ、色々本棚から持ってきたけど愛ちゃんは何から先に読みたい?」
愛「そうだなぁ、じゃあこの【玉子料理列伝】って本からにしよ!」
歩夢「いいよー」
歩夢「...んー」ペラッ
パタンッ
歩夢「あっ....んしょ」ペラッ
パタンッ
歩夢「うーん。片手で本開くのむずかしいなぁ」
愛「愛さんが閉じないように手で支えてあげるよ!もっと歩夢に寄ってもいい?」
歩夢「もちろん」
ピトッ
愛「さんきゅっ♡」 ───
──
─
愛「んー!たまには図書室で本を読むのもいいねー愛さん勉強になったよ!」
歩夢「今日覚えた料理は後で愛ちゃんに食べさせてあげるね」
愛「マジ!?楽しみにしてるよ!」
愛「じゃあさー歩夢、今度は愛さんの用事に付き合ってくれない?」
歩夢「うん、いいよ」ギュッ 購買部
愛「あったあった!ノートとシャー芯!」
歩夢「買うものはそれだけでいいの?」
愛「いいのいいの!さ、レジでお会計するよー」
───
──
─
店員「2点で◯◯円になります」
愛「はいはーい!...ぁ」
歩夢「どうかしたの?」
愛「ごめん、片手じゃ愛さんお金取り出しづらくてさ。歩夢の手でさちょっと小銭取ってくれないかな?」ニギッ
歩夢「うん!」ゴソゴソ
歩夢「えっと...これでちょうどかなー?」
チャリンチャリン
店員「398円ちょうどお預かりします。レシートのお返しです、ありがとうございましたー」
愛「えへへ、助かったよ歩夢!」
歩夢「ふふ、お金がちょうどあって良かったねー」 そして...
キーンコーンカーンコーン
愛「下校のチャイム鳴ったしそろそろ手を離しますかー」バッ
歩夢「う、うん...」
歩夢(もうそんな時間なんだ...)
愛「...歩夢ー?」
歩夢「...」
愛「早く手を離してよー!このままじゃアタシ歩夢の家まで行っちゃうぞー?」
歩夢「...んー」
愛「?」 歩夢(愛ちゃんと今まで当たり前のように手を繋いでいたから、急に離すのはちょっとやだなぁ...)
歩夢(なんてことは愛ちゃんに言えないし...どうしようかな)
歩夢「....」
愛「....」
ギュッ
歩夢「....ぁ」
愛「まぁそんなすぐに離すことないか」ニコッ
歩夢「...愛ちゃん」パァ
愛「学校から出るまでの間...ずっとこのままでいようね♡」ニコッ
歩夢「うん///」
⎛(cV„◜ᴗ◝V⎞ おわり ζ(*^ᴗ^*)ζ やっぱり女の子は女の子同士でイチャイチャした方がいいですね あいぽむは脳が回復する
是非これからも書き続けてくれ 数々の脳破壊を乗り越えあいぽむの伝道師となった侑ちゃん 友情ベースでこういうイチャコラ出来る愛さんかわいい、好き
いざ付き合い出したら恥ずかしがってなかなか恋人繋ぎできない愛さんもかわいい、好き ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています