しずく「私だけの菜々さんというしるし・・・・・・」
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菜々(あれから週が明けて・・・、講堂の使用許可は無事に学校から貰うことができ、演劇部に報告した)
菜々(そして、今日は演劇部定期公演のリハーサル・・・)
菜々(公演当日は私自身が他校のスクールアイドルのステージにゲスト参加するため鑑賞することができない)
菜々(ぜひ鑑賞したかった私は、演劇部長にお願いして講堂を利用しての最終リハーサルを見学させて頂くことになった・・・)
菜々(生徒会長の職権濫用?? 少しグレーゾーンなやり方ではあるかもしれないけれど・・・・・・) ────
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菜々(本番さながらのリハーサルが始まる・・・・・・)
菜々(今回のしずくさんは主役ではないようだ・・・・・・)
菜々(でも、しずくさんがステージに上がれば私はしずくさんの姿だけを追う・・・・・・)
菜々(途中から、しずくさんの姿ばかり追うあまりに話がわからなくなってしまった・・・) さくらんぼだと思って開いたらさくらんぼだったときの喜び ────
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菜々(リハーサルは無事に終了)
菜々(私は演劇部長に礼を述べに行く)
菜々(演劇部長に感想を伝え、その後雑談をしているとリハーサル後の片付けをしていたしずくさんが私に気付く・・・・・・)
菜々(私はしずくさんに分かるように笑顔を送る)
菜々(演劇部長も何かと最終準備でお忙しそうなので私も話を切り上げて失礼する・・・・・・)
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・ 菜々(講堂から校舎に戻る通路を歩いていると、後ろから走る足音が聞こえて来た・・・・・・)
しずく「菜々さん! 待ってください!」
菜々「し、しずくさん!」
しずく「リハーサル、観に来てくれたんですね・・・」
菜々「当日は観に行けませんからね・・・・・・ どうしても観たくて」 しずく「ありがとうございます、感激です・・・・・・」
菜々「凄く良い作品でしたよ? 当日も頑張って下さいね?」
しずく「は、はい・・・ ありがとうございます」
しずく「では、まだ作業があるので失礼しますね」
菜々「廊下は走らないで下さいね」
菜々(実は、リハーサルを鑑賞させて貰おうと思ったのは今日になってからの話で、しずくさんにはその事を伝えてなかった・・・・・・)
菜々(だから私に気付いたしずくさんは驚いたのかもしれない) ────
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菜々(広過ぎる校内を生徒会室に向かって歩いていると、私のスマホが鳴る・・・・・・)
菜々(副会長からだ)
菜々(どうやら、体育館の周辺に大きな蜂がたくさん飛んでいるとのことで、その巣が見つかったとのことだ)
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・ 菜々(言われた通りの場所に行くと、体育館の裏の軒下に大きな蜂の巣が・・・・・・)
菜々(これは危険だと判断したため、大至急学校側に報告し、除去を依頼して貰う)
菜々(幸いにして、本日中に専門業者が対応してくれるらしく、ひと安心だ)
菜々(周辺は生徒が入れないようにしてもらい、安全は確保した) 菜々(その後は念のため校内を巡回し、危険が無いか確認する)
菜々(そろそろ巡回も切り上げようかと思った時、普段はあまり使う事のない備品倉庫のドアが開放されている事に気付く・・・・・・)
菜々(どうして開いているのだろう? 先生方だろうか?)
菜々「倉庫内に誰かいますか?」
菜々(返事は無い・・・・・・) 菜々(念の為倉庫内に入り誰かいないか確認する・・・・・・)
菜々(人が出入りした形跡はあるが誰もいないようだ)
菜々(まぁ、何かの用事で誰かが開けたのでしょう・・・) 菜々(開けっ放しのドアを通り廊下に出ようとすると突然・・・・・・)
菜々「きゃっ!」
ドンッッ!!!
しずく「いたたた・・・・・・」
菜々「だ、大丈夫ですか? あれ? しずくさん!?」
しずく「え!? 菜々さん?」 菜々「どうしたんですか? こんなところで」
しずく「こちらの倉庫、顧問の先生に許可を頂いて演劇部の備品の一部を置かせて頂いているんです」
菜々「そうだったんですね」
しずく「それで本番で使うものを運び出していたところでして・・・・・・」 菜々「それよりお怪我はありませんか?」
しずく「はい、特には」
菜々「良かった、本番に差し支えがあっては大変でしたから・・・・・・」 菜々「運ぶものがあるなら私も手伝いましょうか?」
しずく「実は運び出しはもう終わっていまして、念の為の確認と、施錠して鍵を先生にお返しするために来たんです」
菜々「そうだったんですね」 しずく「ちょっと中に入りますね」
菜々「はい」
しずく「あと、出すものは無さそうだなぁ」
菜々(しずくさんは忘れ物がないかどうか倉庫内を見て回る)
しずく「あとは大丈夫のようですね」 しずく「あの・・・ せっかく2人きりになれたので、少しお話していきませんか?」
菜々「私は構いませんけど演劇部の方は大丈夫なのですか?」
しずく「せっかく菜々さんと2人きりになれるチャンスなのに・・・・・・、菜々さんは真面目過ぎます」
菜々(そう言うとしずくさんは倉庫の扉をそっと閉める・・・・・・) 菜々「ちょっと薄暗いですね・・・・・・」
しずく「窓は小さいのが一つしかありませんから」
しずく「これに腰掛けましょう」
菜々(おそらく演劇部の備品の長椅子だろうか、倉庫の隅に置いてありしずくさんはそれに腰掛ける) 菜々「お隣失礼しますね」
菜々(すぐ真横に座るが、しずくさんは私との間をさらに詰めて肩と肩を密着させてくる・・・・・・」
しずく「リハーサル終えた後に部長と話してませんでしたか?」
菜々「ええ、部長にリハーサルを見学させて頂いたお礼で少し・・・・・・」
しずく「少しというには随分と楽しそうに話してたように見えましたけど?」
菜々(しずくさんは頬をプクッと膨らませながら私を下から覗き込むようにじとっと見つめる・・・) 菜々「ちょっと雑談もしてただけですよ」
菜々(私は少し苦笑いしながらそう答える)
しずく「私、菜々さんが他の女子とお話ししているの見ると嫉妬してしまうんです・・・・・・」
菜々「ふふふっ、ではなるべくしずくさんの前では他の女子とお話ししないようにしないといけませんね」
しずく「なるべくではなく、さらに私がいない時でもそうして下さい!」
菜々(またしても頬を膨らませて拗ねるしずくさん・・・・・・)
菜々(私を抱きしめた時とは少し違う可愛らしい一面に私は少しドキッとする・・・・・・) 菜々「ははは・・・ 無茶言わないで下さいよ」
しずく「ただでさえ学科も学年も違うのですから心配なんですよ?」
菜々「気にかけてくれて嬉しいですよ、しずくさん」
菜々(そうすると、しずくさんが顔を近づけて来たかと思うと私にキスをして長椅子にそっと押し倒された・・・・・・) 菜々「んぁっ・・・ しずくさん・・・・・・」
しずく「菜々さん・・・・・・」
菜々(一度唇を少しだけ離し、私の目を見つめてくる・・・)
菜々(そしてしずくさんが私に覆い被さりながら全身を絡めてくる・・・・・・)
菜々(私もしずくさんの背中に両腕を回す・・・・・・) 菜々(しずくさんは私の唇から頬、頬から耳、耳から首筋へと唇を這わせてゆく・・・・)
菜々「はあっ・・・・・・」
しずく「んむっ・・・・・・」
菜々(すると首筋から首の前面の方へ這わせていた唇をずらすと首の皮膚を吸い始める・・・・・・)
菜々「あっ・・・、首は痕がつくからやめて!」 しずく「んんっ・・・・・・」
菜々(私の言葉を無視し、しずくさんは首の皮膚を音を立てながら吸い続ける・・・・・・」
菜々「あっ・・・ あああ・・・・・・」
しずく「ふふふっ、私が付けたキスマーク・・・ 私だけの菜々さんというしるし・・・・・・」
菜々(しずくさんはそう言うと、私の首に付いた痣を愛おしそうに舐める・・・・・・)
菜々「んっ・・・ んっ・・・・・・」
菜々(その唾液混じりの舌の感触の強弱に合わせて声で反応してしまう私・・・・・・) しずく「ふふっ、好きですよ? 菜々さん・・・・・・」
菜々(しずくさんは私の目を見ながらそう言うと唇と唇を重ねて舌を舌を絡めてくる)
菜々「あんっ・・・・・・ はっ・・・・・」
しずく「はぁっ・・・ んっ・・・・・・」
菜々(狭い倉庫内に2人の口づけの音だけが響く・・・・・・)
しずく「んんっ・・・・・・」
しずく「演劇部に戻らないといけないので今日はここまでです・・・・・・」 菜々「し、しずくさん・・・ 私の首・・・ どうなっていますか?」
しずく「あとで鏡で確認して下さいね?」
菜々「もう・・・・・・」
菜々(そう言うとしずくさんは微笑んで・・・ その後倉庫から去っていった)
菜々(これで4度目のしずくさんとの特別な関係・・・・・・)
菜々(私もしずくさんもすっかり溺れきっているのかもしれない・・・・・・)
──終── さくらんぼの書くななしずで助かる命がある
今日も素晴らしかった乙 しずく「お、お願いします・・・ わ、私に触れて頂けませんか?」
しずく「あっ! ああああああっ!」
しずく(私達は不器用な2人・・・・・・)
しずく(それでもいい・・・・・・)
to be continued 奇数回がしずく視点で偶数回が菜々視点なのかな今のところ
とにかく雰囲気が好き 10レス程度のゆうぽむを1日2スレくらいのペースでほぼ毎日スレ立してた人かな?
1スレに纏めても100未満で終わると思うけどなんで乱立してるの?まとめサイトに乗せて欲しいから? ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています