穂乃果「今日から高校生!」
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4月。新生活の始まりである。
穂乃果「お〜い!海未ちゃ〜んことりちゃ〜ん!おはよう!」
ことり「穂乃果ちゃんおはよう」
海未「おはようございます、穂乃果。流石に遅刻しませんでしたね」
穂乃果「あったり前だよ。なんたって今日から高校生なんだから。もう遅刻なんてしないよ〜」
海未「だといいんですけどね」
穂乃果「も〜心配ご無用だって」 穂乃果「そんな事より今日から高校生だよ!高校生!楽しみだね〜」
ことり「穂乃果ちゃん春休み中もずっと言ってたもんね」
穂乃果「いや〜ワクワクするな〜。部活とか何やろうかな〜。二人は決めた?」
海未「私は弓道部に入るつもりですが」
ことり「ん〜私は部活には入るつもりはないかな」
穂乃果「そうなんだ。私はどうしようかなぁ。高校生だもんな〜野球部のマネージャーになんかなっちゃおうかなぁ。キャプテンと良い仲になって穂乃果を甲子園に連れてってなんっつてね。いや〜青春だね」
海未「女子校ですけどね。音ノ木坂って」 穂乃果「あ〜そっか。じゃああれだ!朝遅刻しそうで急いで学校に向かう途中!近所の男子校の生徒と出会い頭にぶつかって…そこから」
海未「さっきもう遅刻しないと言ったじゃないですか」
ことり「音ノ木坂の近所に男子校はないよ」
穂乃果「え〜そうなの?じゃあラブコメ的展開に期待出来ないじゃ〜ん」
海未「何を期待してるんですか。まったく…高校生になっても穂乃果は穂乃果ですね」
ことり「きっと大学生になっても穂乃果ちゃんは穂乃果ちゃんだよ!」
穂乃果「真理だね!」
海未「それじゃ困るんです」 キーンコーンカーンコーン
先生「はい。それでは今日からよろしくお願いします」
穂乃果「海未ちゃん、海未ちゃん」コソコソ
海未「なんですか?今先生が喋ってるでしょう」
穂乃果「その先生なんだけどさ。なんか普通の先生だね」
海未「……何を期待していたんですか?」
穂乃果「高校だし…金八先生みたいなのを期待してたよ」
海未「あれ中学校が舞台ですけどね」 先生「じゃあ〜自己紹介をして貰おうかな〜」
穂乃果「自己紹介だって。何言うか決めた?」
海未「………早く席替えして欲しいです」
穂乃果「なんで〜?」
先生「じゃあ…後ろから順番に自己紹介して貰います」
海未「……なぜ後ろから」 ミカ「皆んなにはミカって呼ばれてます。趣味は羊毛フェルト。好きな食べ物はナムルです」
穂乃果「あの子ミカちゃんって言うんだって」
海未「聞いてました」
先生「はい。じゃあ次」
ことり「初めまして。南ことりです。皆んなにはことりちゃんとかことりとか名前で呼ばれる事が多いです」
「わ〜ことりちゃん可愛い〜」
「芸能人みたい」
「って言うか理事長に似てない?」
ことり「えっと…趣味はお裁縫とお菓子作りです。どうぞ仲良くして下さい。てへっ」
穂乃果「でた〜ことりちゃんのあの笑顔!いつ見ても可愛いね〜。まあキングボンビー押しつけられた後にやられた時は流石にイラッと来たけどね」
海未「……そうですか」 穂乃果「あれ?なんか怒ってる?」
海未「正確には呆れてるんです」
穂乃果「え〜なんで?」
海未「自分の胸に聞いてみて下さい」
穂乃果「やい胸!」
海未「もういいです」
先生「じゃあ次!」
穂乃果「あれ?次海未ちゃんじゃない?」
海未「へ?」 先生「次〜居ないのかな〜?」
海未「あっ、す、すいません」
先生「ボーッとするな〜」
海未「は、はい。すいません」カァァァァ
穂乃果「あははは」
海未「くっ…えっと…あっ…」
穂乃果「海未ちゃんファイト!!頑張れ!!!」
海未「え…あっ…」
「あの人海未ちゃんって言うんだー」
「緊張してて可愛い〜」
「って言うか応援してるの誰?」 海未「そ、園田海未です…。不束者ではありますが…ど、どうぞ…よろしくお願いします」
「不束者ってwww」
「プロポーズの返事みたいwww」
「もしかして天然なのかな?」
穂乃果「あはは。大好評みたいだね!」
海未「そうですか……」 先生「はい次!」
穂乃果「はい!高坂穂乃果!高校一年生です!好きな食べ物はイチゴ!だけど本当はパンの方が好きです!特技はお金を払う事です!」
「園田さんの自己紹介の時に茶々入れてた子だ」
「元気な子〜」
穂乃果「実家は和菓子屋をやってます。穂むらってそこら辺にあるので是非来て下さい!私のお小遣いが上がります!」
ドッ!あははははは〜
ことり「穂乃果ちゃん。凄いウケてる…」 穂乃果「座右の銘は一進……一跳?」
「ん……?」
穂乃果「夢はランチパックを全種類制覇する事!」
「…この子…もしかして…」
海未「バカなんですよ…」 穂乃果「そこに居る海未ちゃんとことりちゃんは小さい頃からの大親友です。ちなみに海未ちゃんの趣味はポエムを書くこと!」
「あ〜どうりで仲良さそうだと思った」
「園田さんポエマーなんだwww」
海未「それは言わなくていいでしょう…」カァァ
穂乃果「ではここでバカバカしい小噺を一つ!」
海未「いつまで喋るんですか!!!」
穂乃果「へ?」
キーンコーンカーンコーン
先生「はい…じゃあ…続きは…放課後…」 穂乃果「美味っ!!?パン美味っ!!?」
海未「それはそれは良かったですね」
穂乃果「も〜機嫌直してよ〜」
ことり「あはは。二人とも目立ってたよね」
海未「穂乃果のせいです!」
穂乃果「海未ちゃんだって私の邪魔したんだからお互い様だよ。せっかく落語覚えて来たのにさ」
海未「それを自己紹介で披露しようとする事に驚いてます」 穂乃果「一晩中聞いてたんだよ!自己紹介の為に!じ明るい未来の為に!自己紹介は今後の高校生活を左右するんだから」
海未「それでその後居眠りしてるんじゃ世話ないですね」
穂乃果「仕方ないじゃん!」 海未「何をどうすれば仕方ないのですか!」
穂乃果「だって催眠は人間の三大欲求のうちの一つなんだから」
海未「夜更かししといて何言ってるんですか。バカな事ばっかり言わないでください」
穂乃果「バカ?今海未ちゃんは私の事をバカと言ったね?」
海未「だってそうじゃないですか」
穂乃果「バカって言った方がバカなんだよ。バカーーーー!!!」
海未「なっ!!?誰がバカですか!!!バカバカバカ」
穂乃果「バカバカ言わないでよ」
「あれ一年生かしら?」
「はしゃいじゃって可愛いわね〜子供って感じで」
穂乃果「………」カァァァァ
海未「………」カァァァァ
海未「穂乃果のせいです」
穂乃果「海未ちゃんのせいだよ」 穂乃果「……そうだ!穂乃果の事をバカって言ったけどじゃあ海未ちゃんは人間の三大欲求のうちあと二つ言える?」
海未「当たり前じゃないですか」
穂乃果「じゃあ言ってよ」
海未「食欲と…」
穂乃果「と?」
海未「………」
穂乃果「あれ?言えないの?穂乃果は知ってるよ?もしかして海未ちゃんより賢いかもしれないな〜」
海未「…じゃあ教えてください」
穂乃果「え?」
海未「何でしたっけ?食欲と?」 穂乃果「食欲と…」
海未「何ですか?」
穂乃果「海未ちゃんのエッチ!!!」
海未「は、はぁぁぁ!!?」
穂乃果「そうやって穂乃果を辱めて楽しんで」
海未「言い出したのはあなたでしょ!!!」
ことり「あの…二人とも…」
穂乃果「なに?」
海未「なんですか!!!」
ことり「私…恥ずかしいよ…」
ザワ ザワ
穂乃果「海未ちゃんのせいだよ」
海未「穂乃果のせいです」 ことり「やめようよ〜二人とも〜」
海未「はっ!!?そ、そうですね」
ことり「はい。仲直り!」
穂乃果「うん。ごめん…悪かったよ」
海未「いえ…私も熱くなりすぎました」
穂乃果「なんか…高校生になってもあんまり変わらないね。私達」
海未「高校生になったからってそんな簡単に変わりませんよ」
ことり「きっとその内嫌でも変わる日が来ると思うけど…その時もずっと仲良しでいようね」
海未「そうですね」
穂乃果「うん。…………あっ!!?」
海未「どうしました?」
穂乃果「超美人発見!!ほら!あれ!あの金髪の!」
海未「指を差さない!!!」
ことり「今日も平和だなぁ」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています