彼方「ねえエマちゃん。今日のユニット練習どこでやるんだっけ」
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エマ「もう、彼方ちゃんってばわからないで付いてきてたの? 今日は第三音楽室でコーラスの練習だよー」
彼方「ごめんごめん。彼方ちゃんはほら、今はこの写真を愛でるのに忙しくてさ〜」
エマ「なになに――って、かすみちゃんと璃奈ちゃんが頭くっつけて居眠りしてる写真だー! いいなあこんなのいつ撮ったの? 私にも転送してほしいなー」
彼方「えっへへ、この前の四人で遊んだ日にパシャっとね。うん……それにしてもこうずっと眺めてるとさ……私たちのユニットつくづく最高だなあって思うよねえ」
エマ「わかるよ〜。なんていうか、絆? お互いのくせとかもわかってきたっていうか。ハモりとかもエモエモになってきたし。ソロもいいけど、ユニットも良いなあって幸せになっちゃう」
彼方「うんうん。この前も璃奈ちゃんが私と歌を合わせたいってわざわざうちまで来てくれてね〜。一緒に練習したんだけど、とーっても可愛かったなあ」
エマ「わかる〜。私もこの前かすみちゃんと一緒にお買い物に行ってね。エマ先輩にきっと似合いますよってたくさんお洋服選んでもらったんだ〜」
彼方「ほんっとうちの子たちは可愛いねえ。と、そんなことを話してるうちに見えてきたよ〜、第三音楽室」
エマ「ほんとだ。おしゃべりしてると早く感じるね――て、あれ?」
ヒソヒソ…ヒソヒソ……
ゴニョゴニョ……
彼方「誰か話してるね。この声……璃奈ちゃんとかすみちゃんかな〜?」 【第三音楽室】
かすみ「それでりな子。アンケート集まった? 今のところどっちが勝ってる?」
璃奈「待って。あと愛さんのがこれば全員分集まる――きた」ピロン
かすみ「おおー。それでそれで、結果はどうなのっ。かすみん気になっちゃいますー」
璃奈「うん。えっと……あ、ちょうど同数だ。三対三で引き分け。今転送するね」
かすみ「ええ〜、つまんない結果になっちゃったね。でもまあ納得かなあ。あの二人に優劣なんてつけられないし」
璃奈「うん。私もそう思う。璃奈ちゃんボード『わかる』」
ガチャ
エマ「お待たせー二人とも。早かったんだね」
彼方「ん〜、二人でそーんなにくっついちゃって、なに話してたのかな〜?」
かすみ「あっ、これは、そのー」アワアワ
璃奈「た、大したことじゃない。それより練習、はじめよ?」アセアセ ノレcイ´=ω=),,(d!.•ヮ•..) 支援するよ〜 彼方「むふふふ。お姉ちゃんたちの目をそんなことで誤魔化せると思ったのかな〜。とうっ」
かすみ「あっ――す、素早いっ」
璃奈「取り返す――えいっ」
彼方「よっ。エマちゃん、パス――」
エマ「ナイスパス彼方ちゃん――って、これは……なに……?」
彼方「どれどれー。んー、誰が一番QU4RTZのお姉ちゃんとしてふさわしいかアンケート……?」
璃奈「ああ……バレちゃった。終わった……」
かすみ「ていうかかすみんのスマホ投げないでくださいよっ! 壊れたらどうするんですか」 エマ「それより二人とも、これは?」
璃奈「その……私とかすみちゃんで話してて、誰かQU4RTZで一番お姉ちゃんなのかって話題になって……」
かすみ「それで試しに、アプリを使って同好会のみんなに匿名でアンケートを取ったんですけどー……」
彼方「ふぅん。それで結果がこれってことかあ……なるほどねえ」
エマ「でもよく見るとこれ、票が六票しか入ってないよね。誰が入れてないのかな?」
璃奈「そ、それは、私とかすみちゃんがまだで……」 よく考えてみるとQU4RTZって誰in誰outしても成立しないよな 彼方「そうなんだね〜――そういえば璃奈ちゃん。この前の練習後、うちのカレーライス美味しいって言ってくれたよね。また作ってあるから、よかったら今晩またうちに来ない〜?」
璃奈「っ! 行きたい! 彼方さん、大好き!」ダキツキー
彼方「そっかそっか。璃奈ちゃんは可愛いなあ。いつでも来ていいんだからね。彼方ちゃん、おもいっきり可愛がっちゃうから」フフーン
エマ「あっ――」
エマ「そ、そうそうかすみちゃん。私ね、この前のお洋服のお礼に、ヨーロッパの高級小麦粉をスイスから送ってもらったんだー」
かすみ「本場の高級小麦粉! そ、それはかすみんとしては絶対に見逃せない逸品です! 今すぐにでも取りに行きたいくらいです!」
エマ「えへへ、喜んでもらえてうれしいな。それじゃさっそく明日二人でパン作りとかどうかな? 私はかすみちゃんのお誘いならいつでもOKだよ」ニッコー
彼方「むぅ」プクー 彼方「ちょ、ちょっとエマちゃん〜?」
エマ「えー、どうしたの彼方ちゃ〜ん?」
彼方「どうってほどのことじゃないんだけど――でもモノで釣るのはちょっと邪道じゃないかなって、彼方ちゃんは思うな〜」
エマ「え、おもしろいこと言うね彼方ちゃん」
エマ「そっちこそ食べ物で釣ってるよね?」(低音) 彼方ちゃんにエマちゃんに言ってもらってるから嬉しいんだよな >>14
最近でしゃばりすぎだからしずく推しは巣に帰ってください 彼方「か、彼方ちゃんは、物心ついたときからず〜っと遥ちゃんのお姉ちゃんやって、お母さんの代わりにいろんなことも頑張ってきたんだよ?」
彼方「いくらエマちゃんでも、彼方ちゃんのお姉ちゃん力には敵わないんじゃないかなあ〜」
エマ「それを言ったら私だって、スイスの大家族のお姉ちゃんとしてずっとやってきたわけだし」
エマ「思い出すなあ。兄弟みーんなが空港に見送りにきてくれたときのあの感動的な光景……!」
彼方「ぬぬぬ……」
エマ「むぅ〜〜……」 かすみ(ちょ、ちょっとまずいよりな子。いつまでも彼方先輩に抱き着いてる場合じゃないって)
璃奈(だって、彼方さんとくっつくの気持ちいい)
かすみ(わかるけどー、そんなことより見てよあれ。かすみんたち、うっかり先輩たちの地雷を思いっきり踏んじゃったんだよ?!)
璃奈(確かに、珍しく険悪……まずい。QU4RTZ崩壊の危機……)
かすみ(どうしようどうしよう。りな子のせいでそんなことになったら――)
璃奈(その言い分は聞き捨てならないけど、今は聞かなかったことにしとく。でもどうすればいいんだろう……)
かすみ(二人に嘘はつけないから、なんとかチャンスをみて上手く収めるしかないのかな……)
彼方「で、二人はなにこそこそ話してるのかな〜?」
璃奈「ビクッ な、なんでもない。ほんとに」
エマ「ところでかすみちゃんと璃奈ちゃん。私たちちょ〜っと二人に聞きたいことがあるんだけど、正直に答えてもらえるよね?」
かすみ「もっ、もちろんですぅー。かすみんもりな子も、正直が取り柄ですから!」 どっちがお姉ちゃんにふさわしいかというよくわからない理由で喧嘩するかなエマめちゃくちゃすき支援 エマ「ありがと二人とも。それじゃ話を続けるけど、お姉ちゃんといえばやっぱり包容力だと思わない? どんなときも妹たちを優しく包み込み、癒してあげられる力。それこそがお姉ちゃんだよね?」
璃奈「う、うん」
エマ「じゃあ質問。彼方ちゃんと私、どっちの方が包容力あると思う?」
かすみ「え、ええっ。そんなの難しすぎますよ〜」
彼方「正直にね。正直に。談合とかズルとかしたら彼方ちゃん怒っちゃうよ?」
璃奈「ヒエッ……」ブルブル
自分じゃ二人に勝敗なんてつけられないんでコンマ奇数で彼方支持、偶数でエマ支持にします
下2が璃奈の解答
下3がかすみの解答 しょーもない理由で喧嘩するかなエマ好き
安価割れちゃったか… 彼方「引き分けかー。かすみちゃんに選んでもらったのはうれしいけど、璃奈ちゃん……」
璃奈「そ、その……包容力だと僅差でエマさんかなって……」
璃奈「雪の夜に相合傘で帰った夜のことは一生の宝物」ポッ
かすみ「そ、そうですよ。りな子の言うとおり差なんてほとんどないんですからね!」
かすみ「かすみんだって本当はどっちも選べないくらいなんですけど、この前彼方先輩にお鍋もらってからお料理全般頑張ろうって気持ちがずっと続いてて――」
かすみ「今でも思い出すとあったかい気持ちになるから、僅差の僅差で彼方先輩にしました……」 彼方「まあいいや。相手はあのエマちゃんだし、次は彼方ちゃんの番だからね〜」
彼方「うん。やっぱり彼方ちゃんとしては、お姉ちゃんっていったら妹たちに美味しいお料理を食べさせてあげるスキルだと思うんだ〜」
かすみ「たしかに彼方先輩のお料理は絶品ですもんね」
彼方「うんうん、ありがとかすみちゃーん。じゃあ質問ね。エマちゃんと彼方ちゃんだったら、どっちのお料理の方が美味しいと思う?」
璃奈「ええ……これも超難問……困った」
エマ「い、いいよ。受けて立つもん。二人とも正直に答えてね」
かすみ「ふええん……どうしてこんなことにー……」
コンマ奇数で彼方支持、偶数でエマ支持
下1が璃奈の解答
下2がかすみの解答 エマ「璃奈ちゃんが私のお料理で」
彼方「かすみちゃんが彼方ちゃん支持かぁ。かすみちゃんは優しいなあ」
璃奈「うう……」
かすみ「そ、そうですねっ。やっぱりお料理上手って言ったら彼方先輩のイメージがありますし。実際いろいろ教わりたいくらいですし」
彼方「ありがとねかすみちゃん。でも璃奈ちゃん……この前あんなに私の料理美味しいって食べてくれたのに、ちょっと悲ぴ……」
璃奈「ち、ちがうの! 彼方さんのお料理は世界一好き。だけど……この前も私が食べてる途中に彼方さん寝ちゃったりして、疲れてるのに申し訳ない気持ちになっちゃって……」
璃奈「エマさんは、食卓の雰囲気作りとか、そういう気配りみたいなのも含めて、幸せな時間を作るのがとっても上手」
璃奈「あとエマさんがすごく幸せそうに食べてるの見ると、私もうれしくなる」
エマ「もう璃奈ちゃん可愛すぎるよー。今度また一緒にご飯食べようねっ」 彼方「それはそれとして、決着がついてないんだから続けるしかないよね〜?」
かすみ「ええっ、まだやるんですかー?」
エマ「もちろん。じゃあ次は私の番だよね。うーん、どんな質問がいいかなー?」
エマ「そうだ。一言でお姉ちゃんって言っても、今はユニット内での話をしてるわけだよね」
かすみ「そ、そうですね」
エマ「とするとー、やっぱり普段感じてることとして、歌のことがあるかなって思うんだ」
璃奈「歌?」 エマ「そう! かすみちゃんと璃奈ちゃんの、遊び心があって聞いてると心がうきうきしてくるような歌声を、しっかりと後ろで支えて、伸び伸びと跳ねまわらせてあげる。そういう歌唱力が、お姉ちゃんには必要なんじゃないかなって思うの」
璃奈「確かに。エマさんや彼方さんと一緒だと、いつも以上に歌いやすい……」
かすみ「でもでも、そんなのまた難問ですよ。どっちがなんて私には――」
彼方「はいそこまで。ここまでやってきたんだからちゃあんと答えてもらうよー」
コンマ奇数で彼方支持、偶数でエマ支持
下1が璃奈の解答
下2がかすみの解答 彼方「ふふーん。かすみちゃんが離れちゃったけど、やっと璃奈ちゃんが私を選んでくれたね〜」
璃奈「うん。どっちの歌も大好きで迷ったけど……」
エマ「私もかすみちゃんが選んでくれてうれしいな。歌には自信あったから、二人とも取られてたら立ち直れなかったかも」
かすみ「だ、だから何度でも言いますけど!? これほんとに、考えるタイミングが違ったらすぐ結果が変わるくらい差がないんですからね?」
彼方「まあまあ。それでも決着を付けざるを得ないのが武士ってもんよ。次、彼方ちゃんいくよー」 彼方「あのね。彼方ちゃんが最近思うのは、お姉ちゃんってただ優しいだけじゃなくて、たまには心を鬼にして厳しさを見せて、成長を促したりする部分も必要なんじゃないかなあって」
璃奈「たしかに……そういう人って格好いい。いざっていうとき、頼りになりそう」
彼方「だからね。彼方ちゃんがたまにだらけてたりすやぴしてるのは、そうやって周りに目を配る目を養ってほしいからなんだー。うん。その甲斐あって、璃奈ちゃんもかすみちゃんもだいぶしっかりしてきた」
かすみ「ほんとですかー?」
エマ「待って待って。私も、たまにはちょっと厳しいところ見せてると思うんだけどなあ――そう思わない? かすみちゃん?(低音)」
かすみ「だ、だからって意味もなくその声出すのはやめてくださいっ。わかってますよ、公平にやりますからっ」
コンマ奇数で彼方支持、偶数でエマ支持
下1が璃奈の解答
下2がかすみの解答 彼方「そ、そんなあ。自分の質問で差がついちゃうなんて……」
エマ「やったあ。ふたりとも大好きだよー、ありがと!」
エマ「ふふーん。それで彼方ちゃん、どうする? やっぱり私の方がお姉ちゃん≠ネんだよねえ」
彼方「ま、まだだった一回差がついただけだもん。エマちゃんならもうちょっと続けさせてくれるよね?」
エマ「もちろんいいよー」
彼方「お、即答……?」
エマ「璃奈ちゃんかすみちゃん。この心の広さもお姉ちゃんの条件だからね。ちゃんと見ててくれてるよね?」
彼方「ぐぬぬぬ……そういうことか」
彼方「いいもん。次の質問で彼方ちゃん絶対追いついちゃうから」 エマ「じゃあ順番で行くと私の番だねー」
エマ「そうだなあ……さっき彼方ちゃんも言ってたけど、たしかにお姉ちゃんはなにも優しくておっとりしてるばっかりじゃないよね。指導力も大切なんじゃないかなあって、最近はよく思うんだー」
かすみ「言っておきますけど、お二人ともそんなのちゃんとありますからね……」
彼方「ありがとねかすみちゃん。エマちゃんに気を使ってもらって」
エマ「ふふっ、彼方ちゃんは本当に愉しいことを言うねー……まるでイギリス人みたい」
璃奈「うぅ……なんだかどんどん悲しくなってきた。璃奈ちゃんボード『ぐすん……』」
かすみ「わかるよりな子……かすみんも同じ気持ちだから」
彼方・エマ「「さあ二人とも、判定は?」」
コンマ奇数で彼方支持、偶数でエマ支持
下1が璃奈の解答
下2がかすみの解答 彼方「っし!」ガッツポ
エマ「ええ〜。またイーブンに戻っちゃった。璃奈ちゃんにもかすみちゃんにも、いっぱい教えたりしてたつもりだったのにな……」
彼方「まあまあエマちゃん、恨みっこなしだよ。彼方ちゃんのスーパー指導力が高すぎたんだから仕方ないんだよ〜」
エマ「……そうだね。次の彼方ちゃんの質問が残ってるもんね?」
彼方「そういうこと。でも彼方ちゃん勢い付いちゃったからな〜。連勝しちゃうかも?」
エマ「ふふっ、楽しみだね。まだ同点だからね(低音)」 彼方「けど何を聞こうかなあ。そろそろ相手の得意分野でポイント稼いでおくのも良さそうだよね」
璃奈「彼方さん、本気。心を折りに来てる……」
彼方「よし、決めたよ〜」
彼方「璃奈ちゃんとかすみちゃんに質問。私とエマちゃん、どっちの方にぬくもりを感じたりするかなあ。どっちといるときにより心があったかくなるか、正直に教えてほしいな〜」
エマ「ちょ、ちょっと待って彼方ちゃん。心がポカポカするは私が今までに百万回は言ってきた台詞なんだよ?」
彼方「ふっふっふ。だからこそだよ。さーて璃奈ちゃんかすみちゃん、今回も正直に答えてもらうよ?」
コンマ奇数で彼方支持、偶数でエマ支持
下1が璃奈の解答
下2がかすみの解答 エマ「う、うそ……こんなことってある……? 私の何が悪かったの……?」
彼方「落ち着いてエマちゃん。エマちゃんは何も悪くないよ」
彼方「ただ強いて言うなら、相手が悪かった。そう、相手が悪かったんだよ」ドヤァ
エマ「璃奈ちゃんかすみちゃん……」
かすみ「は、はいぃ!」
エマ「このせつ菜ちゃんのお料理みたいな色の感情、どうしたらいいと思う……?」
璃奈「あ、あわわわわ。落ち着いてエマさん。永世中立、永世中立の精神を思い出して」
彼方「でも結果は出たと思うんだけどな〜」
エマ「くすん……みんなのことを可愛い妹だと思ってずっと見守ってたんだけど、彼方ちゃんの方がずっとお姉さんに見えてたんだね。そっか……」 QU4RTZはやさしいせかいって法律で決められてるだろぉ? 璃奈「ま、待ってほしい。こんな少ない試行回数じゃ、偏りが出るのは当たり前。彼方さんとエマさんなら、たくさん同じことを繰り返していったら絶対拮抗した結果になる――」
エマ「パァァッ そ、そうだよ。ありがと璃奈ちゃん。じゃあ次の質問いくからね。次はもう十ポイントくらいあるやつだから――」
璃奈「そ、そういうことじゃなくて――」
エマ「――私と彼方ちゃん、どっちが好き?」
璃奈「そんなの……」じわっ
かすみ「ちょっとそれは、絶対無理なやつじゃないですか……」
璃奈「そんなの……私……」ポロリ
かすみ「りな子、泣いて――」
璃奈「ごめんなさい。私たち別にどっちが上とかそんなつもりじゃなくて、つい悪ノリしてこんなことはじめて……傷つけて。仲悪くさせて……」
璃奈「ごめんなさい。二人のこと、本当に心の底から大好きなのに――!」ポロポロ
かすみ「ぐすっ……わかるよりな子。かすみんも、りな子と同じ気持ちだもん……彼方先輩、エマ先輩。本当に本当にごめんなさい。私たちが、わたしたちがわるがっだでずうううううう」ビエエエエ 彼方「……」
エマ「……」
彼方「ありゃ〜……これはダメだね。二人ともゼロポイントで引き分けかな」
エマ「……うん、これじゃ私たちお姉ちゃん失格だ」
彼方「そうだね〜。ほらおいで璃奈ちゃん。私たちこそごめんね。目の前で大切な人が困った顔してるのに、自分のことばっかり考えて、ずっと困らせちゃってたね」ギュッ
璃奈「フルフル 違う……そんなことない……!」
エマ「かすみちゃんも、ほら。もう泣かないで。いつもの可愛いかすみちゃんの笑顔を見せて?」
かすみ「びえええええ――かすみんはー! かすみんは泣き顔も可愛いんですー!」
エマ「くすっ、知ってるよ。でも笑ってる方が百倍可愛いんだよ」
・
・
・ エマ「落ち着いた?」
かすみ「ぐすっ――おかげさまで。じゃなくて! 言っときますけど、かすみんが泣いちゃったのは演技なんですからねっ」
彼方「わかってるわかってる。全部わかってるからね〜。璃奈ちゃんも、本当に心配かけてごめんね」
璃奈「ううん。私たちこそごめんなさい。でも二人が仲直りしてくれて、うれしい。いつもの優しい彼方さんとエマさんが好き」
エマ「ふふっ、璃奈ちゃんはいつも可愛いこと言ってくれるからうれしいなあ」
彼方「そうだ。彼方ちゃん今日バイトお休みだから、よかったら練習後みんなで集まっちゃおっかー?」
璃奈「っ、それ良い。私の家なら泊っても大丈夫だから! あっ、でもお布団は二人分しかない……」
かすみ「りな子はおかしなこと言いますねえ。そう思いませんか、エマ先輩?」
エマ「そうだね〜。お布団なんて一つでもいいくらいなのにねー」 彼方「あ。じゃあせっかくだから、彼方ちゃんは家からお料理も持ってちゃおうかな〜。実は遥ちゃんも学校のミニ合宿で、晩御飯が余り過ぎちゃうところだったんだよねえ」
かすみ「エマ先輩もっ。せっかくだから小麦粉持ってきてくださいよっ。明日の朝それでパンを作って、お昼にみんなでパーティをやりましょうー!」
エマ「素敵な考え! 絶対持ってくね!」
璃奈「パーティ! 楽しみ!」
彼方「さてさて。それじゃお楽しみはこの後に取っておくとしてー」
エマ「今日はみっちり、コーラスの練習がんばろうね」
璃奈・かすみ「「 はい! 」」
おしまい 最高でした
乙!
ノレcイ´^ω^),,(d!.^ヮ^..) ノレcイ´=ω=)
,,(d!.•ワ•..)
从[˶˃ᴗ˂˵]从
从cι˘σ ᴗ σ˘* 乙
,,(d!.•ヮ•..)ノレcイ´=ω=)从[˶˃ᴗ˂˵]从从cι˘σ ᴗ σ˘* 【おまけ】
侑「そういえばこの前のアンケート、なんだったんだろうね」
しずく「ああ。どっちがお姉ちゃん力が高いかとかそんなのでしたっけ。どうせかすみさんが言い出したんでしょうけど、おかしなことを気にしますよね」
愛「んー、知らないけど引き分けじゃない? あの二人に優劣がつく訳ないって愛さんは思うなー。ワケだけに!」
せつ菜「そうですね! 私もそう思います!」
歩夢「喧嘩とかになってないといいけど……」
しずく「それも大丈夫じゃないですか? ついこの前も璃奈さんの家でお泊り会したらしいですし、近ごろ本当に付き合ってるみたいに距離が近いですし」
果林「お泊りって……まさか本当に一線こえたりしてないわよね」
歩夢「あはは……さすがにそれは、まだないんじゃないかな……」
愛「まだ!?」 果林「いや、自分で言っておいてなんだけど冗談よ……冗談で済むわよね?」
せつ菜「よくわかりませんが仲が良いのはいいことですね!!」
侑「そうそう、仲良しはいいこと。あ、でもそうなると、今度は逆のパターンがちょっと気になってきちゃうよね」
愛「逆のパターン?」
侑「うん。つまりかすみちゃんと璃奈ちゃん、どっちの方が可愛がり甲斐があるのかってこと。姉に対して妹的な?」
しずく「あー……それ聞いちゃいますかー……」 果林「ちなみに璃奈ちゃんだと思う人は?」
スッ スッ スッ
愛「なるほどなるほど。手が挙がったのは三人。ってことはここでも引き分けなんだね」
しずく「平和でよかったじゃないですか」
しずく(特にかすみさんなんて、負けでもしようものならものすごく騒ぎそうだし……)
せつ菜「うう〜、ですが決着がつかないのはもやもやします!」
侑「ふふっ、気が合うねせつ菜ちゃん。そうだよ。気になっちゃったのなら――!」
せつ菜「! そうです! 彼方さんとエマさんにも聞いてみるのみです! 送信!!」ピロン
歩夢「あっ」
ほんとにおしまい。 QU4RTZは姉として妹としてみんなから可愛がられてそう 妹編は書く予定ないので他の方に託します
ありがとうございました
>>88
元々これくらいで止める予定でしたが、
差がつきすぎるとQU4RTZらしい空気取り繕うの大変そうなのでできれば避けたいなとは思ってました 乙!
楽しかった!QU4RTZ文化は絶やしてはいけないなと思った QU4RTZは脳に優しく作用する
ほんと最高のユニットだ……
良いSSをありがとう >>95
(初SSなので過去作とかは)ないです
また新しいの書いたらよろしくお願いします クォーツはそれぞれの組み合わせでもいい感じになる奇跡のユニットだと再認識できた 初だと……?
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