千砂都「結女の自販機」
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千砂都「おや? こーんな所に自販機なんか置いてあったんだねぇ」
恋「本当ですね、気付きませんでした。まだこの学校について知らない事がたくさんありますね」
可可「せっかくだから何か買って行くデス!」
千砂都「あはは、クゥクゥちゃんってばホント目に入ったものに何でも飛び付くんだから」
可可「ムッ、飛び付いてはないデスよ!」
恋「恐らく可可さんが想像してる意味とは違うと思いますよ。好奇心旺盛という事です」 可可「好奇心オーセイ?」
千砂都「……まあ、何にでもアクティブって事だよ。さ、私は何にしようかな〜」
恋「……あら、これは何でしょうか」
千砂都「お、なになに? 何か見つけた?」
恋「この端にある缶の飲料です。これは一体……」
可可「Monster……?」 千砂都「あれ、クゥクゥちゃんはともかく恋ちゃんはこれ知らないの? コンビニとか自販機で普通に売ってるけど」
恋「ええ、お恥ずかしながらあまりそういった場所で買い物をした事が無いもので……」
千砂都「うぉぅ……マジか、マジもんのお嬢様だ……」
可可「ねぇねぇ、これは何の飲み物なんデス?」
千砂都「あー、いわゆるエナジードリンクってやつかな」 可可「哇塞! そういえば上海でも似たようなの見たことあるデス! 飲んだことはないデスけど」
恋「エナジードリンク、耳にしたことはあります。なんでも飲むと尋常ならざる活力を得ることができるとか……」
千砂都「まあ、その通りっちゃその通りだけど」
可可「凄いデス!まるで魔法の飲み物デス! 私はこれにするデス!」
恋「せっかくですし、私も試しに飲んでみましょうか」
千砂都「ええ!? や、やめといた方が良いと思うけどなぁ……」
可可「何でデス?」 千砂都「それ、どっちかって言うと元気の前借りみたいなもんで、飲むと確かに身体が元気にはなるけど、その代わり夜眠れなくなったり、次の日反動で朝起きるの辛くなったりするんだよ……」
恋「まあ……」
千砂都「そもそも高校の自販機に置いて良いものかどうかも疑わしいし……」
可可「でもでも! そんな凄い飲み物なら一度は飲んでみたいデス! 私は好奇心オーセイなのデス!」
千砂都「えぇ……?」 恋「今の話を聞いた後だと躊躇しますが……私も体験してみたくはありますね」
千砂都「恋ちゃんまで……。まあ、飲みたいなら止めはしないけどさ、飲み過ぎると身体に良くないから程々にね?」
可可「ラジャー!」
恋「承知しました」
千砂都「私は別のやつにしよっと」 ピッ
ガコン
ピッ
ガコン
ピッ
ガコン
可可「いざ! ジンジョーに!」カシュッ
恋「不思議な香りです……」カシュッ
二人「ゴクッ……」
千砂都「二人とも、どう?」 可可「……おいしくないデス」
恋「私も……これはちょっと……お口に合わないみたいで」
可可「うぇぇ……口の中が変な味デス……」
千砂都「あはは、そうなると思った。独特の味だもんね、それ」 板間違ってるのかと思ったわ
そういやこんな名前だったか 可可「分かってたなら教えてくださいデスー!! 味については何も聞いてないデスよー!!」
恋「……千砂都さんは思いの外意地悪だということがよく分かりました」
千砂都「ちょちょ、ちょっとー! そんなつもりじゃなかったんだってばー! ほらほら、口直しに私の分けてあげるから、二人とも機嫌なおしてよー!」
可可「……それなら許してあげるデス」 恋「……ところで、千砂都さんが選んだそれは一体……?」
千砂都「これ? たこ焼きコーラ」
可可・恋「えぇ……」 千砂都「ちょっと? 何さそのいかにも『ドン引き〜』みたいな反応は」
千砂都「美味しいんだよ? これ!」
恋「いやいやいや」
可可「ナイナイナイデス」
千砂都「一口飲んでみたら美味しいって分かるよ! さあ! さあ! さあさあさあ!」
恋「飲まなくても分かります!」
可可「たこ焼きは千砂都の頭に付いてるやつで充分デスー!!」 >>24
たこ焼き風ラムネなら実際にあるずらよ
ソースとほんのりショウガの味ずら おつおつ
めっちゃ良かった
Liella!のSSも増えてけ〜 今ついったーで、結女の自販機で売ってるオリジナルドリンクを募集中ずら
暇なら皆も考えてみると良いずら
他にもたこ焼きコーラを提案してる人居たりして大草原ずらよ 関西圏の人間だがこれはたこ焼きに対する冒涜であり、誠に遺憾であるっ!! キャラよくわからんうちにSS書けるのってすげーなって思う ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています