侑「ゆうぽむの〜」歩夢「オールナイトラジガサキ!」
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〜♫
歩夢「こんばんは!スクールアイドルの上原歩夢です」
侑「マネージャーの高咲です」
歩夢「侑ちゃんです」
侑「寒いね」
歩夢「…そうだね?」
侑「気候の話でもしようかと思って」
歩夢「もういよいよだね」 侑「先週さ、あのー、話のネタがないって話をオープニングでしちゃったから」
歩夢「切り札をね」
侑「切っちゃったから。こうなったら天気の話とかするしかないよ」
歩夢「今日は晴れでしたね」
侑「ねえ!雪が降らなくてよかったですよ。でも寒かったねえ」
歩夢「ふふ…ご近所さんみたい」
侑「正しいじゃん。ご近所さんでしょ」
歩夢「まあ、そう言われればね」 侑「いや実際、あの果林さんが今日はもこもこしてたからね。相当だよ」
歩夢「してたね、もこもこ!ちょっと可愛かったなぁ」
侑「オシャレは我慢って言ってたんだけどね」
歩夢「風、強かったからね」
侑「さすがの果林さんもやられちゃったみたい」
歩夢「そうだったね」 侑「あ、知ってる?あの、璃奈ちゃんの…イヤーマフ?耳あて」
歩夢「ああ、手作りなんだよね?かわいいよね」
侑「あれさ、あったかくなるらしいよ」
歩夢「そりゃそうじゃない?」
侑「…そ…wそうだね。ごめん。でもそうじゃないの」
歩夢「どういうこと?」
侑「あのー…発熱、ね?するんだよね?カイロみたいに。…ほら」
歩夢「えーっ、すごい!いいなあ」 うぜえな虹スレばっか立ててんじゃねえよ
つまんねえし邪魔くせーんだよぼけ 侑「いいよね!私も欲しいんだよー」
歩夢「…あ、今週みんなこの話してるの?w」
侑「そうなんだ…w今週からだもんね?」
歩夢「いやあ、やっぱり羨ましいもん」
侑「冷たくなるからねー、耳。なんで?ってくらい」
歩夢「なんでなんだろ?」
侑「さあー…」 @cメ*˶> ᴗ <˵リ 咲いちゃう〜〜
🌸cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ ぽむっ 歩夢「そういえば今日…っていうかついさっきの話だけど」
侑「おでん?」
歩夢「そう、コンビニの。久しぶりに食べたね」
侑「ねー。おいしかったね」
歩夢「ね」
侑「レジ前にあるからさ、毎回気にはなってたんだけど」
歩夢「この冬初だったね」
侑「そうでした」 侑「歩夢何食べてたっけ」
歩夢「えーと、ロールキャベツと…」
侑「あー、私も好き。おでんって感じしないけどね」
歩夢「あとなんだろあれ。茶色い…」
侑「茶色はいっぱいありますけど」
歩夢「茶色い…おいしいやつ…」
侑「ふふ…かわい…w」
歩夢「…わかんなくなっちゃった」 侑「何入ってるやつ?」
歩夢「…えぇ?」
侑「ふ、ふふ…だめだこの子は、もう…」
歩夢「…知らない!侑ちゃんは?」
侑「私たまご。と、はんぺん」
歩夢「ああ、はんぺんねw」
侑「そう、はんぺんいる!はんぺん!って…あれ、言ったっけ?ラジオで」
歩夢「何度か話したと思うよ」
侑「うちの生徒会お散歩役員さんです」
歩夢「猫ちゃんです」 侑「今度ゲストで呼ぼっか」
歩夢「トークできないからなあ…w」
侑「そうだにゃあ」
歩夢「あっ、ゆうにゃんだ」
侑「えっ、いた?」
歩夢「いたいた。かわいかったよ」
侑「ゆうにゃんじゃなくてあゆにゃんじゃなかった?」
歩夢「えぇ?ゆうにゃんだったと思うけど」
侑「えー?そうだったかなあ」
歩夢「うん…」
侑「…どっちもやらないっていうね」
歩夢「ふ…wだって恥ずかしいもん」
侑「ダメなラジオだ」 歩夢「侑ちゃん、たまご好きだよね」
侑「ん、そんなにじゃないでしょ?」
歩夢「玉子焼きも好きでしょ?」
侑「ああー、まあ…玉子焼きは玉子焼きでしょ?」
歩夢「でもたまごでしょ」
侑「だいたい私、玉子焼き自体は別にそんなだよ」
歩夢「え?」
侑「歩夢の作る玉子焼きが特別なだけ」
歩夢「そ…うーん…///」 侑「絶妙なんだよね!味付けも焼き加減も最高です」
歩夢「えへへ」
侑「みんなも想像してみてほしいね。その倍はおいしいから」
歩夢「も、もういいよ…///」
侑「オムライスとかもおいしいね」
歩夢「作るのも簡単でいいよね」
侑「私は作らないけど。歩夢のね」
歩夢「あ、私のオムライス?」
侑「語ろうか?歩夢の料理。いくらでも語れるよ」
歩夢「やめてください…///」 侑「そうだ、先週の…あのー、結局ラジオのあとお泊り会したじゃん」
歩夢「うん」
侑「あれ…楽しかったね」
歩夢「ふっ、あははっ!なにそれ?」
侑「いや…wなんか、楽しかったなーって」
歩夢「しみじみと?」
侑「ふと思い出して。しみじみしちゃった」
歩夢「そっか…wうん、楽しかったね」 侑「なんか、布団入って電気消すとさ、こう…また違った感じするよね」
歩夢「違った感じ?」
侑「昼間ともラジオとも違う感じ」
歩夢「ああ、そうかも。普段だったらしないような話しちゃったりするよね」
侑「なんかちょっとしんみりしたり」
歩夢「将来の話とかしちゃったり」
侑「それっ…wそれほんとのやつじゃん」
歩夢「あ、だめだった?ごめんね」
侑「いやいや、いいよ。先週私たちがした話です」
歩夢「そうでした」 侑「二人の将来の話をしたよね」
歩夢「もっと言い方ない?」
侑「詳しくは言いませんけど」
歩夢「それはね。内緒です」
侑「二人だけの秘密ということで」
歩夢「言い方ない?」
侑「…ふふふ…」
歩夢「なに?」
侑「歩夢が律儀に突っ込むのが…面白くて」
歩夢「私で遊ばないでよ…w」 侑「お泊りさ、恒例にしない?」
歩夢「毎週金曜?」
侑「ラジオ終わり。まあいつまで番組が続くかわかんないけど」
歩夢「そういうこと言わないの」
侑「どう?」
歩夢「いいよ。一応お母さんに訊かないとだけど」
侑「大丈夫じゃない?少なくともうちはいいと思う」
歩夢「じゃあ決まりだね」
侑「うんっ」
歩夢「えへへ…」 侑「あ、先週した…泊まりのときにした話でさ、あれ話していい?」
歩夢「どれ?」
侑「『明日世界が終わるとしたらどうする?』ってやつ」
歩夢「そ…w恥ずかし…///」
侑「え、なんで?」
歩夢「だって、さんざん…しんみりした話をしたとか言って…w」
侑「あはっ、あはははは!」 歩夢「そんな…ふふっ…世界が…」
侑「将来の話をしたとか言ってね!」
歩夢「あははは!」
侑「そういうこと?っていう」
歩夢「あはは…はー、恥ずかしい…」
侑「真面目な話もしたんだよ、ほんと」
歩夢「そうですよ。その合間にね」
侑「そう、合間にこういう、バカみたいな話を…」
歩夢「あははは!子供みたいな話をしました」 侑「で…ふふっ…明日世界が終わるとしたらですけど」
歩夢「はい」
侑「今週のふつおたのテーマです」
歩夢「違います…え、ほんとに?」
侑「いや…w送ってくれてもいいけどね」
歩夢「そうだね」
侑「まあ読むかどうかはね、こっちが決めることですけど」
歩夢「なんでそんな突き放すの…w」 侑「はい、歩夢さんはどうするんですか」
歩夢「私…私結局なんて言ってたっけ?」
侑「なんだっけね。もう終盤で正直うろ覚えなんだけど」
歩夢「結構眠かった頃だもんね」
侑「家族と過ごすみたいなこと言ってた?」
歩夢「ああ、そうかな。家族と、侑ちゃんとも過ごしたいんだけど、侑ちゃんも自分の家族と過ごしたいかなって」
侑「二家族で過ごすわけにもいかないしね」
歩夢「たぶん変な空気になるしね」
侑「仲はいいんだよ。でも地球最後の日にはさすがに」
歩夢「さすがにね。気遣っちゃうと思う」 侑「そっか、そうなると最後は歩夢に会えないのか」
歩夢「それは私も嫌だな…」
侑「歩夢と家族だったらなー」
歩夢「ああー…」
侑「…って思う?」
歩夢「…どうだろ。幼馴染みっていうのが一番私たちらしい気もする」
侑「そう、そうなんだよね」
歩夢「…家族だとして、どっちが妹?」 侑「…歩夢の考えてることわかるよ」
歩夢「なに?」
侑「私が妹だって思ってるでしょ」
歩夢「思ってます」
侑「ね。そういうとこあるからね、歩夢は」
歩夢「えぇ?w」
侑「じゃあ私の考えてることわかる?」
歩夢「わかるよ」
侑「言ってみ」
歩夢「どう考えても侑ちゃんのほうがお姉ちゃんだ、って思ってるでしょ」 侑「おー、大正解」
歩夢「ね。そういうとこあるもんね」
侑「どう考えても、ってとこまで正解」
歩夢「ふふ…」
侑「いやどう考えても歩夢が妹じゃん!」
歩夢「いやあー、どうかなあ?」
侑「そんで私は、普段はちょっとだらしないけどいざというときには頼りがいのある姉」
歩夢「自分でだらしないとか言うんだ?」
侑「だらしなくない?」
歩夢「んー…そんなには」 侑「そこまで強くは否定してくれないんだ」
歩夢「ふふ…朝とか弱いもんね」
侑「まあね」
歩夢「そういうところもかわいいと思うよ。妹っぽくて」
侑「いや妹っぽいんじゃだめなんだよ」
歩夢「なんでだめなの?」
侑「え、私って頼りない?」
歩夢「えぇ?」
侑「実際のところ」 歩夢「いや…」
侑「うん」
歩夢「頼りがいはあると思うよ」
侑「でしょ?だよね?」
歩夢「私も侑ちゃんのことは頼りにしてるし」
侑「うんうん」
歩夢「でも…こんなこと自分で言うの恥ずかしいけど」
侑「はい」
歩夢「侑ちゃんも私のこと頼りにしてるでしょ?」 侑「いや…そりゃしてるけど」
歩夢「でしょ?」
侑「してるけど…えぇー?」
歩夢「なにが不満なの?」
侑「だからって歩夢がお姉ちゃん?」
歩夢「だからってわけじゃないけど」
侑「……歩夢は妹だって」
歩夢「いやいやいや」
侑「いやいや…」 侑「呼んでみ?ちょっと」
歩夢「なに?」
侑「お姉ちゃんって」
歩夢「やだ」
侑「侑お姉ちゃん…侑姉ちゃん……いや侑お姉ちゃんで」
歩夢「やだよ、恥ずかしいもん」
侑「お願い、歩夢お姉ちゃん」
歩夢「あっ、かわいい…」
侑「ほら、次歩夢」 歩夢「ね、もう一回言って?」
侑「やだ!次は歩夢だって」
歩夢「次とかないから」
侑「あるよ」
歩夢「ないよ。ねえ、もう一回」
侑「ずるいじゃんそれは!」
歩夢「ずるくないよ」
侑「ほんとそういうとこあるよね。そういう妹だよ歩夢は」
歩夢「お姉ちゃんです」 侑「…思ったんだけどさ」
歩夢「はい」
侑「百歩譲ってね」
歩夢「うん?」
侑「将来、歩夢が誰かと結婚したとするでしょ?」
歩夢「まあ…うん」
侑「百歩譲ってね」
歩夢「譲らなきゃいけないんだね」
侑「譲りたくないけどね。ほんとは」
歩夢「ふふっ」 侑「その場合、私はどうなるんだろ?」
歩夢「どうって?」
侑「ほら、歩夢の家庭に入れてもらうことってできるのかな?」
歩夢「なに…えっ?どういうこと?」
侑「どうにかしてこう…」
歩夢「待って、よくわかんないんだけど」
侑「わかんない?」
歩夢「私が誰かと結婚するんだよね?」
侑「譲ってね。千歩くらい」 歩夢「その誰かっていうのは侑ちゃんじゃないんだよね?」
侑「残念ながらね。女だから」
歩夢「女の子だもんね」
侑「そうなんですよ」
歩夢「私と誰か、男の人が結婚するわけだよね」
侑「譲ってね」
歩夢「そこの家庭に…入ろうとしてるの?」
侑「どうにかならないかな?」
歩夢「…ふふっ…どうにか…どうにかってなに?w」 侑「そうだなあ、たとえば…ペットとか」
歩夢「ペット!?」
侑「あとはまあ、養子…」
歩夢「あはっ、あははは!どういうこと!?」
侑「なんとかならないかな?」
歩夢「それは…どうかな…w」
侑「入りたいんだよね。家庭に」
歩夢「ふふ…ふっ、あははは!」
侑「え、なに…wツボ?」
歩夢「つ、つぼ…あはっ、あはは!」 侑「私は真面目なんだけど」
歩夢「真面目な顔してるのが面白いの!」
侑「じゃあ歩夢は?」
歩夢「はー…え?なに?」
侑「百歩譲って私が結婚するとするでしょ?」
歩夢「いや譲れないよ」
侑「あははは!」
〜♫
侑「そういえばラジオだったねこれ」
歩夢「あー…忘れてたね」
侑「ふふ…私立虹ヶ咲学園presents!オールナイトラジガサキ!」
歩夢「あ、金曜日担当は私、上原歩夢と」
侑「高咲侑です!どうぞ最後までお付き合いください」
歩夢「この番組は、私立虹ヶ咲学園の提供でお送りします」 歩夢『虹ヶ咲学園presents!ゆうぽむのオールナイトラジガサキ!』
侑『お願い、歩夢お姉ちゃん』
〜♫
歩夢「かわいい…」
侑「メールが来てるみたいです」
歩夢「はいはい」
侑「あのー、明日世界が終わるとしたらの件で来てます」
歩夢「あ、ほんとに来たの?」
侑「ラジオネーム『エビマヨのエビ抜き』さん」
歩夢「ありがとうございます」
侑「『明日世界が終わるとしたら、僕はまず好きな人に告白します』」
歩夢「ああ〜」 侑「『正直言って脈なしなのですが、明日世界が終わるなら振られても後が気まずくないので…』というね」
歩夢「たしかにね」
侑「たしかに。もしかしたら両想いかもしれないし」
歩夢「後悔は残したくないもんね」
侑「…でももし両想いだったら、明日で世界が終わるってつらくない?」
歩夢「…そうだね」
侑「振られたら振られたで、なんか嫌な気持ちのまま世界が終わっちゃうし」
歩夢「でも世界最後の日に好きな人とキス、みたいなのはロマンチックじゃない?」
侑「歩夢好きだねー、そういうの」
歩夢「いやっ、そんなでもない、けど…」
侑「女子力だ、女子力」 侑「ラジオネーム『会釈の角度は90度』さん」
歩夢「ありがとうございます」
侑「『もし明日世界が終わるなら、私は大好物のビッグマックを食べます。二つ食べます。お二人は最後の』…」
歩夢「…え?なに?…ばんさん!」コソッ
侑「『最後の晩餐には何を食べますか?』」
歩夢「はい」
侑「いま別に、ね。何もなかったよ」
歩夢「ありませんでした」
侑「あ、『P.S. 三つは食べられません。』」
歩夢「大きいからね」 侑「これ大丈夫?ビッグマックとか言って」
歩夢「なにが?」
侑「スポンサー的に」
歩夢「ふ…ニジガク的に?」
侑「大丈夫かな。ニジガクバーガーとか売ってたんじゃない?」
歩夢「ないよ。興味あるけどね」
侑「最後の晩餐だって。夕ご飯ってこと?」
歩夢「たぶん」
侑「あはははは!不意打ちやめてよ!」
歩夢「いまあのー、外の愛ちゃんがぼそっと『ゆうゆだけに…』って言いました。みなさんわかんないと思いますけど…」
侑「あはは…ひぃ…」 歩夢「最後の晩餐だって」
侑「あ、そうだね。最後のばんさん」
歩夢「私は…お母さんの…ハンバーグかな?」
侑「あー、おいしいもんね」
歩夢「うん。侑ちゃんは?」
侑「んー、歩夢の玉子焼き?」
歩夢「え、ほんとに?」
侑「え?うん」
歩夢「えぇー…///」 侑「…あ、やっぱお母さんのカレーにしとこうかな。拗ねそうだし」
歩夢「おばさん拗ねちゃうんだ?」
侑「このあと迎えに来てくれなくなるかも」
歩夢「あはは」
侑「お母さんのカレーだよ!だからちゃんと迎えに来てね!」
歩夢「ふふ…私からもお願いします」
侑「カレーと玉子焼きは一緒に食べれるしね」
歩夢「侑ちゃんのためなら、まあ…全然作りますけど」
侑「そのときはよろしくね」
歩夢「それ世界が終わるときの話してる?やだなあ」 侑「さて、先週できなかった話ということで」
歩夢「ああ、そうだね」
侑「結局いつの話?」
歩夢「だから先週…先々週かな?せつ菜ちゃんとアイドルのライブを見に行ったの」
侑「えっ…私をハブにして?」
歩夢「ふふ…」
侑「私と愛ちゃんをハブにして」
歩夢「侑ちゃんもう知ってるでしょ?」
侑「新鮮なリアクションをしようかなって」
歩夢「そっか…w」 侑「スクールアイドル?プロのやつ?」
歩夢「プロのやつ。そういうちゃんとしたライブなんて久々で…昔一緒に行ったよね?」
侑「うちの親と行ったやつね」
歩夢「そうそう。あれ以来だったからすごく楽しみで、待ち合わせの30分くらい前に着いちゃって」
侑「うん」
歩夢「10分前くらいに来たせつ菜ちゃんに早いですね!なんて言われちゃって」
侑「その30分…20分か。その間はなにしてたの?」
歩夢「え?」
侑「その空白の20分間は」 歩夢「まあアプリとか…」
侑「スマホの?どういう?」
歩夢「ゲームとか」
侑「ゲーム。なるほどね。どんなゲーム?」
歩夢「私がいつもやってる…え、どうしたの?」
侑「いや新鮮なリアクションをしようと思って」
歩夢「それは…wそうなの?」
侑「ほら、私は歩夢のすべてを知りたいから」
歩夢「嘘じゃん」
侑「嘘…w嘘じゃないよ別に」 歩夢「そんなこと言ってくれたことないもん」
侑「いやいや、ほんとだって」
歩夢「まあいいけど。ゲームをして待ってました」
侑「なるほどね。知れてよかった」
歩夢「…なにそのキャラ…w」
侑「…ふふふ…ごめんなさい。邪魔して」
歩夢「で見に行って」
侑「はい」 歩夢「開場までまだ時間があったんだけど、人がいっぱいいてね。なんでこんなにいるんだろうと思ったけど、あれみんなグッズを買ってるんだね」
侑「ああ、そっか。いろいろあるもんね」
歩夢「そうそう」
侑「なんか買った?」
歩夢「私は…あ、ペンライトは買ったけど。せつ菜ちゃんはいくつか買ってたよ。タオルとか、あと扇子?」
侑「扇子?扇ぐやつ?」
歩夢「そう、団扇じゃなくてね。こんなのあるんだなって思って」
侑「あはははは!だからずるいって!」
歩夢「『さすが、センス良いね!』だそうです。愛ちゃんが」
侑「それ言うためのグッズじゃないの!?あははは!」 歩夢「でもあのー、こんなこと言うと生意気かもだけど」
侑「なに?」
歩夢「ステージを見るとこっちが緊張するようになっちゃったね」
侑「ああ、自分が出る側だから」
歩夢「うん。こんなにたくさんお客さんがいたらプレッシャーすごいだろうなあとか」
侑「私はなんかセットとか見ちゃう」
歩夢「あ、それもわかる。舞台装置とか、あと袖とか」
侑「袖見ちゃうよね。プロの袖はどうなってるんだろうって」
歩夢「プロの袖…w」
侑「まあプロだから、全然見切れてたりはしないんだけど。たしかに気になるよ」 歩夢「それにあれだね、やっぱりトークも上手だなって思った」
侑「私たちとは違う?」
歩夢「侑ちゃんは上手だと思うけど…私はもっと頑張らなくちゃって」
侑「そうかなあ」
歩夢「合間のMCでもうるっときたり笑っちゃったりで忙しかったもん」
侑「歩夢のMCも真心が伝わってくる感じで好きだよ。誠実っていうかさ」
歩夢「うーん…」 世界観的には下手な地下アイドルよりスクールアイドルの方が人気ありそうだもんね 侑「歩夢はなに、ウケがとりたいの?」
歩夢「そういうわけじゃないけど…w楽しく盛り上がってほしいなって」
侑「いまのままで十分だと思うけどなあ」
歩夢「そう思う?」
侑「変に張り切って歩夢らしくなくなっちゃうのもどうかなって」
歩夢「まあ、ね?」
侑「歩夢が変えてみたいっていうなら私も応援するけど」
歩夢「うん…で、そうだ。MCもそうなんだけど」
侑「うん」 歩夢「グッズをね。私たちのももっといろいろあってもいいんじゃないかなって」
侑「あー、なるほど」
歩夢「いま全然ないよね。まずクリアファイルと、あとステッカーでしょ?」
侑「ラジオであげてるやつね」
歩夢「そうそう。あとタオル」
侑「メンバーごとのやつと、全体のやつで10種類」
歩夢「うん。…あれ侑ちゃんのも作るってどう?」
侑「なんで…wマネージャー仕様なんていらないでしょ」
歩夢「私は欲しいんだけど」
侑「歩夢しか買わないよ」
歩夢「そんなことないって」 侑「ほら、あとは?」
歩夢「えっと…あと何?」
侑「嘘でしょ?」
歩夢「…ごめんなさい…w」
侑「まだ団扇があります」
歩夢「あぁーそうだ!ごめんなさい!」
侑「みんな振ってくれてね、ありがとうございます」
歩夢「さっき扇子の話したのに…」
侑「あとあの…なに?手首に着けるやつ」
歩夢「あぁー!」
侑「ふふっ…」 侑「まあでもそれくらいかな」
歩夢「そんなに多くないよね」
侑「いや覚えきれないほどあるよ」
歩夢「…いじわる…」
侑「ふふ…でもスクールアイドルだからね。それこそプロじゃないし」
歩夢「でもたくさんあるところはあるよね?」
侑「大手はねー。増やして需要があるのかって問題もあるし」
歩夢「聞いてみる?」
侑「ああ、そうだね。グッズに欲しいニジガクグッズ…あれ?」
歩夢「グッズにして欲しいもの?」
侑「グッズにして欲しいもの!あればメールで教えてください」
歩夢「お待ちしてます」 侑「これコーナーにしてもいいかもね。○○同好会とかの枠で」
歩夢「ニジガクグッズ化計画?」
侑「いいじゃん、グッズ化計画。一番良かった案はそのままグッズ化っていう」
歩夢「毎週?w」
侑「無理か…w」
歩夢「侑ちゃんだったら何が欲しい?」
侑「えー、そうだなあ」
歩夢「うん」
侑「……写真集?」
歩夢「それはグッズなの?」
侑「広い意味でね」 歩夢「写真集はちょっと…」
侑「え、だめ?」
歩夢「恥ずかしいもん」
侑「別にヌードとかじゃないよ?」
歩夢「当たり前でしょ」
侑「ただの写真だったらいくらでも撮ってるじゃん。クリアファイルでも撮ったし」
歩夢「あれも恥ずかしかったんだって。本にされるなんてなおさらだよ」
侑「本屋さんにさあ、ずらーっと」
歩夢「え、本屋さんで売るの?」
侑「ゆくゆくね」
歩夢「いやあー…」 侑「歩夢は?欲しいグッズ」
歩夢「んー…あ、それこそせつ菜ちゃんと行ったライブで見たんだけど」
侑「うん」
歩夢「あれ、ペンライト。既製のじゃなくてオリジナルのやつ」
侑「あー!ちょっと凝った感じのやつ」
歩夢「そうそう。ああいうのどうかな?」
侑「メンバーカラー入ってるやつね。あれいいよね」
歩夢「お揃い感っていうか…一体感出そうだし。あってもいいかなって」
侑「そうだねえ。もろもろ今度相談してみよっか」
歩夢「うんっ」 侑「あ、それで続きは?」
歩夢「え?」
侑「ライブ見に行った話の続き」
歩夢「ああ…だからライブの物販にいっぱいグッズがあって、私たちもいろいろグッズ作ってみたらどうかなって」
侑「うん」
歩夢「…そういうお話です」
〜♫
侑「ああ…問題提起ね?」
歩夢「そう…w問題提起でした。上原歩夢からの問題提起でした」
侑「ふふふ…」
ゆうぽむ『ゆうぽむのオールナイトラジガサキ!』 侑『虹ヶ咲学園presents!ゆうぽむのオールナイトラジガサキ!』
歩夢『コツコツ頑張りますっ!』
〜♫
歩夢「『劇団桜坂稽古中!』」
〜♫
歩夢「このコーナーは劇団桜坂主宰、座長こと桜坂しずくちゃんから貰ったテーマに沿ってリスナーの皆さんにシチュエーションを送っていただいて、それを私たちが即興で演じるコーナーです」
侑「あい」
歩夢「今週の座長テーマは先週に引き続き『ひとつ屋根の下』です」
侑「挑戦的」
歩夢「先週のはしずくちゃんから…褒めてもらったよね」
侑「そうだったね」
歩夢「恥ずかしいので言いませんけど」
侑「こっちまできゅんきゅんしました!って言ってました」
歩夢「あ、言っちゃうんだ?」 侑「だから2勝だよね。歩夢の」
歩夢「にしょう?」
侑「私にもしずくちゃんにも勝ったってことで」
歩夢「ああ…勝敗とかないんだけどね」
侑「あるよ」
歩夢「はい、シチュエーションを選んでください」
侑「スルーじゃん…」ゴソゴソ
侑「…じゃん!えー、ラジオネーム『前髪ぱっつん』さん」
歩夢「ありがとうございます」
侑「歩夢とお揃いだ。今週のシチュエーションは『たまたま軒先で一緒に雨宿りすることになった他人同士のゆうぽむ』です」 歩夢「あー、ひとつ屋根の下ね」
侑「なるほどね。この解釈もありなんだ」
歩夢「それで他人同士?」
侑「知らない人と一緒になっても喋らないよね」
歩夢「そこはまあ、お芝居だから」
侑「まあね」
歩夢「久しぶりにちゃんと演技しないといけないやつだ」
侑「そうだね…w」
歩夢「大丈夫?」
侑「ん。じゃあお願いしまーす」 しずく『行きます!よーい、はいっ!』パン
歩夢「…きゃーっ!ばしゃばしゃ」
侑「かわいい…w」
歩夢「あー、濡れちゃった…しばらく雨宿りさせてもらお」
侑「…おーい、待ってよ!」
歩夢「えっ?」
侑「待ってよ歩夢!」
歩夢「侑ちゃんじゃん」
侑「ふっ…w」
しずく『一旦止めまーす』パン
歩夢「ベタだなあ…w」
侑「やっとかないとね」
歩夢「はい、もう一回お願いします」 しずく『よーい、はいっ!』パン
歩夢「きゃーっ!ばしゃばしゃ!ふぅ、しばらくここで雨宿りさせてもらおっと」
侑「…うわーっ!ばしゃばしゃ」
歩夢「かわいい…w」
侑「…あれっ?ひょっとして…」
歩夢「え?」
侑「スクールアイドルの上原歩夢さんですか!?」
歩夢「あ、そうです!知ってくれてるんですか?」 侑「はい!私、大ファンなんです!」
歩夢「わあ、ありがとうございます!」
侑「これからラジオですか?」
歩夢「あっ、そうなんです。聞いてくれてるんですか?」
侑「まあ聞いてるっていうかなんていうか」
歩夢「はい?」
侑「あれ、そろそろ時間じゃないですか?」
歩夢「え?あ、そうですね」
侑「遅れたらまずいよね。ほら行こ、歩夢」
歩夢「いや侑ちゃんじゃん」
しずく『一旦止めまーす』パン 侑「よしよしよし、いいツッコミするね」
歩夢「いや…w漫才なの?これは」
侑「みたいなもんだよ」
歩夢「みたいなもんかなあ…」
侑「みたいなコーナーだよ」
歩夢「こういうのが見たくて送ってくれてるのかな?」
侑「わかんないんだよね、それは」
歩夢「わかんないね…w」
侑「…次ラスト?じゃあちゃんとやりますか」
歩夢「はいっ」
侑「お願いしまーす」
しずく『よーい、はいっ!』パン 歩夢「きゃーっ!ばしゃばしゃ!あーあ、しばらくここで雨宿りさせてもらおっと」
侑「…うわーっ!ばしゃばしゃ」
歩夢「あっ、知らない人だ…」
侑「あーあ、濡れちゃったよー」
歩夢「侑ちゃんじゃない人だ」
侑「ふっ…w」
歩夢「雨、大変ですね」
侑「いやあ、ほんとですね…あれっ?」
歩夢「えっ?」 侑「ひょっとして、スクールアイドルの上原歩夢さんですか!?」
歩夢「あ、はい。知ってくれてるんですか?」
侑「はい!昔から大ファンなんです!」
歩夢「うわあ、ありがとうございます!」
侑「この前のライブも見に行きました!」
歩夢「嬉しいです!ありがとう」
侑「学校でもいつも歩夢ちゃんのこと見てます!」
歩夢「あ、ニジガクの人なんですね」
侑「はい!朝もお昼休みも同好会の活動も見てます。練習とか頑張ってますよね」
歩夢「…ありがとう、ございます…?」 侑「あ、もちろんラジオも聞いてますよ」
歩夢「ああ、はい」
侑「家から収録現場までは車で送ってもらってるんですね。夜は危ないですもんね」
歩夢「…なんで知ってるんですか…?」
侑「いえ、ほんとにファンなので、歩夢ちゃんのことは全部知りたくて。追っかけっていうか。それだけですよ」
歩夢「ああ…」
侑「いやー、こんなふうにお話できるなんて。ずっと見てたかいがありました!」
歩夢「…すみません、私急ぐので…」
侑「えっ、待ってくださいよ!」
歩夢「いや、その…」 侑「もうちょっとだけお話しましょうよ!あ、サイン貰えますか?サインください!」
歩夢「いえ、ごめんなさい…」
侑「じゃあ握手してもらっていいですか?」
歩夢「すみません…」
侑「なんでですか?私、こんなに歩夢ちゃんのことが好きなのに」
歩夢「…だ、誰か…!」
侑「私、幼稚園の頃から歩夢ちゃんのファンなんですよ!?」
歩夢「だから侑ちゃんじゃん!」
侑「…ぶふふっw」
しずく『はいっ!オッケーです!』パン 〜♫
歩夢「これ…wこれでいいの?このコーナーは」
侑「わかんないんだよね、それが」
歩夢「よくない気がするなあ…」
侑「でも私たちにはこれしかできないんだよ」
歩夢「ふふ…以上『劇団桜坂稽古中!』のコーナーでした」
侑「もうやめよう、このコーナー!」
ゆうぽむ『ゆうぽむのオールナイトラジガサキ!』
歩夢「しずくちゃんにアドバイスもらおうね…」 歩夢『虹ヶ咲学園presents!ゆうぽむのオールナイトラジガサキ!』
侑『歩夢の声を聞けーっ!』
〜♫
侑「早速だけど、グッズ案が来てます」
歩夢「はーい」
侑「ラジオネーム『オー!ランサムウェア』さん」
歩夢「ありがとうございます」
侑「『ニジガクグッズ化計画ですが、ライブ参戦時に身に着けられるような衣類があると嬉しいです。』」
歩夢「んー」
侑「『定番はTシャツや法被などかと思いますが、個人的にはパーカーなんかも欲しいです。よければ検討してみてください!』」
歩夢「ハッピ?」
侑「ハッピはすごいね」 侑「まあお祭り…お祭りみたいなもんか」
歩夢「みたいな…wまあね」
侑「パーカーはいいじゃん。私も欲しい」
歩夢「これ服とかは…ワンポイントになるのかな?」
侑「ニジガク要素が?」
歩夢「うん」
侑「まあそれでもオシャレだろうし、いいんじゃない?どーんと写真とか貼るんでも」
歩夢「いやあー…」 侑「あ、じゃあTシャツ欲しい!歩夢の顔が正面にでっかく入ったやつ」
歩夢「なんで、やだよ」
侑「歩夢の部屋行くときはそれ着てくよ」
歩夢「絶対入れないからね」
侑「私が来たのか歩夢が来たのかわかんない、みたいな」
歩夢「え、なに?どういうこと?」
侑「や、だから歩夢の顔がどーんとあるから」
歩夢「ああ…wえっ、私がいる!ってこと?」
侑「そう…w」
歩夢「自分で笑っちゃってるもん」
侑「しょーもな…w」 歩夢「まあ普段使いできるのがいいんじゃない?」
侑「グッズっていうか、あれ、みんながプロデュースしたブランドとかは見てみたい」
歩夢「ふふ…壮大な夢だね」
侑「果林さんとかかすみちゃんとかね」
歩夢「でも気になるね。みんなどんな服にするんだろ」
侑「歩夢はかわいい系?だよね?」
歩夢「ん…まあ、そうかな?」
侑「見てみたいけど、私は着れないからなあ」 歩夢「着ようよ、全然」
侑「いやあ、似合わないって」
歩夢「そんなことないよ!」
侑「あるある。次読むよ」
歩夢「むぅ…」
侑「こら、もう。膨れないの」
歩夢「そんなことないのに」
侑「はい、ラジオネーム『徐々に奇妙な妄言』さん」
歩夢「ありがとうございます…」
侑「『ニジガクグッズもいいのですが、私としてはゆうぽむグッズがひとつも存在しないのが誠に遺憾です。ぜひ前向きに検討してほしいと思い、』…『僭越ながらいくつかグッズ案を考えてみました。』」
歩夢「へえー、すごい」 侑「『ゆうぽむイヤホン:一方はライトピンク、一方はブラック地のグリーンにカラーリングされたイヤホン。これでゆうぽむラジオを聞くべし。』」
歩夢「イヤホンかあ」
侑「『ゆうぽむ目覚まし時計:アラーム代わりにラジオのトークが流れる時計。ゆうぽむの掛け合いに気持ちのいい朝を迎えられること請け合いだが、つい最後まで聞いてしまうためかなり余裕を持ってセットする必要あり。』」
歩夢「ふふ…」
侑「『ゆうぽむフォトフレーム:ゆうぽむの写真が延々流れていくフォトフレーム。自分の写真を表示させることはできない。(間には挟まれないため)』」
歩夢「なにそれ?」
侑「『ゆうぽむプラネタリウム:部屋の電気を消してスイッチを入れると、天井にまばゆいゆうぽむが投影されるプラネタリウム』」
歩夢「なにそれ!?」
侑「『以上です。ゆうぽむのお二人、そして虹ヶ咲学園の偉い人、どうぞよろしくご検討ください。』」
歩夢「ど…wどういうメール?これ」
侑「これはね…ネタメールです」
歩夢「ふふっ…」 侑「メールにオチとかいらないんだよ。なんだゆうぽむプラネタリウムって」
歩夢「えぇ…?…『部屋の電気を消してスイッチを入れると、天井にまばゆいゆうぽむが投影されるプラネタリウム』…w」
侑「なんだまばゆいゆうぽむって」
歩夢「ふふふ…」
侑「イヤホンはちょっとありかなと思ったのに」
歩夢「ああ、そうだね。他の曜日でもできそうだし」
侑「他の組み合わせでもね。その企画力をさ、もっと実用的な方向に活かしてください」
歩夢「そうしてください」 侑「…ゆうぽむフォトフレームは欲しいね」
歩夢「あははっ!そうだね」
侑「まあ私たちが普通のフォトフレーム買えばいいんだけど」
歩夢「実質ね」
侑「実質ゆうぽむフォトフレームにできるから。なんだゆうぽむフォトフレームって」
歩夢「ふふふ…」
侑「他にも欲しいニジガクグッズ…まあラジオのでもいいけど」
歩夢「うん」
侑「欲しいグッズがあればメールで教えてください」
歩夢「お願いします」 侑「さて、本題なんだけど」
歩夢「本題があったんだ」
侑「今週さ、雑誌にインタビューしてもらったじゃん」
歩夢「はいはい」
侑「『School Idol Days』っていう、前も話したけど。スクールアイドルの雑誌ね。あれいつ発売だっけ?15日?」
歩夢「…16日?」
侑「16日だそうです。来月の16日に出ます」
歩夢「よかったら見てください」
侑「そのSchool Idol Daysが、先月…今月号か。あれ?今月出たやつって何月号?」
歩夢「来月号じゃないかな。雑誌はずれるから」 侑「じゃあ来月号。今月出た来月号から、このラジオの特集をしてくれてるのね。ラジガサキの」
歩夢「今月は月曜から水曜だったね」
侑「そうそう。そんで来月が…来月出る再来月号が、木曜の果林さんエマさんと、金曜の私たちで。その取材を受けてきたの」
歩夢「受けてきました」
侑「まあエマさんたちとは別々だったんだけど。それで…いや私はさ、歩夢の付き添いくらいの気持ちでいたんだよ」
歩夢「えぇ?」
侑「だってアイドルなのは歩夢だけだし」 歩夢「二人で一緒にやってるのに」
侑「まあ多少なんか訊かれることもあるかなーくらいだったんだけど。いざ始まったらめちゃくちゃ質問されてさ」
歩夢「ふふ…そうだったね」
侑「いや、もちろん歩夢にもいっぱい取材してくれてたんだけど、にしてもめちゃくちゃ質問されて。めちゃくちゃ写真とか撮られて」
歩夢「ちょっとうろたえてたもんね。あんな侑ちゃん珍しいもん」
侑「そりゃうろたえるよ。最近ハマってることとか好きな曲とか、私の聞いてどうするんだとか思ったりして」
歩夢「そんなことないよ」
侑「あと歩夢との…馴れ初め!馴れ初めって言い方してた」
歩夢「馴れ初め…w」
侑「初めて会ったときのこと覚えてますか?って。さすがに最初の最初なんて覚えてないよね」 歩夢「まあそうだね…気がついたら一緒に遊ぶようになってたから」
侑「物心ついたときからね」
歩夢「うん、ほんとにそんな感じ」
侑「あと歩夢の一番好きなところはどこですかとかね!」
歩夢「あはは…訊かれてたね。私も逆に訊かれたけど」
侑「あれ…あれなあー…」
歩夢「なに?」
侑「やっぱり緊張してたからさあ…もっとちゃんとしたこと答えられたのに」
歩夢「え、そういう?」 侑「あれさー…あんまり中身のこと言わないほうがいいかな?」
歩夢「うーん…」
侑「…ちょっとくらい大丈夫?あれ結局さあ、一番なんて決められませんみたいなこと言ったでしょ?私」
歩夢「うん、言ってた」
侑「そのときは、まあ慌ててはいたけど、本心でそう言ったつもりだったんだよ。でも後になってよく考えたら違ったの」
歩夢「え?」
侑「もっとちゃんとした、ここが一番っていう答えがあったのにパッと出なかったんだよね。それがちょっと残念」
歩夢「へえー…そうなんだ…」 侑「にしてもなんであんな…まあ嬉しいのもあるけど。なんでだろ?」
歩夢「なにが?」
侑「なんで私にもいろいろ訊いてくれたんだろ?」
歩夢「それはだって、侑ちゃんが…なんて言うの?まあ取材とかされるのって初めてでしょ?」
侑「そりゃそうだよ。基本裏方ですから」
歩夢「だからじゃないかな。みんな侑ちゃんのこともっと知りたいんだよ」
侑「…なんか嬉しそうだよね。取材のときもそうだったけど」
歩夢「あ…わかる?」
侑「当たり前じゃん」 歩夢「や、だって」
侑「うん」
歩夢「…なんていうか…侑ちゃんが注目されて、…ちゃんと評価されるのが嬉しいって言ったら偉そうだけど」
侑「うーん?」
歩夢「侑ちゃんがかわいくて素敵な女の子だってこと、私はずっと知ってるのに…私だけがアイドルになって、私だけが注目されて…それが…なんだろ、なんか納得いかなくて」
侑「ん…」
歩夢「だから、侑ちゃんの良さをみんなに知ってもらえるのは嬉しいよ」
侑「んー…」
歩夢「…言いたいこと伝わる?」
侑「……うん。…ありがと…///」
歩夢「…えへへ」 侑「違う、それで思い出した!本題!」
歩夢「あれ、この話じゃなくて?」
侑「いやこの話なんだけど。インタビューでさ、私はなんでスクールアイドルやらないのか、みたいな質問あったじゃん」
歩夢「ありました」
侑「あのとき…まあこれもあんまり中身は言えないけどさ、記者さんが私も十分かわいいのに、みたいなことを言ってくれて…くれたじゃん」
歩夢「うん」
侑「で、私は歩夢や同好会のみんなを支えたくて、みたいなことを私が言ったでしょ?」
歩夢「はい」
侑「そのとき歩夢、なんて言ったか覚えてる?」 歩夢「…なんて言ったか?」
侑「どういうこと言ったか」
歩夢「えーと…私も侑ちゃんがアイドルやってるところを見てみたい、みたいな」
侑「うん」
歩夢「…言った…よね?」
侑「言った」
歩夢「うん…え、なに?」
侑「まあちゃんと言うと、記者の人が歩夢に話を振ったんだよ。歩夢ちゃんも侑ちゃんのアイドル姿見てみたくないですか?って」
歩夢「ああ、はいはい」 侑「そしたら歩夢は『見てみたいです』って言ったの。侑ちゃんが支えてくれるのは心強いけど、一緒にアイドルをやってみたい気持ちもあるって」
歩夢「うん」
侑「覚えてる?」
歩夢「そう言ったよ。思い出しました」
侑「これ、本心?」
歩夢「もちろん」
侑「…あ、そう」
歩夢「…侑ちゃん、怒ってる?」
侑「怒ってないよ別に。…ふーん、あっそう」
歩夢「なら拗ねてるの?」
侑「拗ねてません」
歩夢「じゃあなに?」 歩夢「私、なんか嫌なこと言った?」
侑「ふーん」
歩夢「教えてよ」
侑「…余裕あるじゃん」
歩夢「余裕?」
侑「面白くないなー」
歩夢「…アイドルになったら競争しなくちゃいけなくなるから、ってこと?私は侑ちゃんと一緒に歌ったりしたいって思っただけだよ」
侑「それはわかってる」
歩夢「じゃあどうしたの?わかんないよ」 侑「…わかんない?」
歩夢「うん」
侑「あっそお」
歩夢「侑ちゃん」
侑「…もう歩夢は私がみんなのものになってもいいんだ?」
歩夢「…へ」
侑「どうなの」
歩夢「……よくないです…///」
〜♫
侑「ふふふっ」
歩夢「それはずるいよ…もぉ〜…///」
侑「いじわるしてごめんね」
歩夢「ん…」
ゆうぽむ『ゆうぽむのオールナイトラジガサキ!』 侑「『虹ヶ咲学園のひみつ』」
〜♫
侑「私たちの通う虹ヶ咲学園は自由な校風や広大なキャンパスが特徴です。そんなニジガクにはまだ隠された秘密があるはず。リスナーのみなさんに私たちの知らないニジガクの秘密を教えてもらうコーナーです」
歩夢「はい…」
侑「ほら、起きて」
歩夢「起きます…」
侑「大丈夫?」
歩夢「大丈夫です…」
侑「まだ顔赤いよ」
歩夢「……」ベシッ
侑「あははっ!ごめんって」 侑「いい?」
歩夢「はいっ」
侑「はい、ラジオネーム『俺んちレンジ』さん。『実は地下30階まである』」
歩夢「何に使われてるんだろ」
侑「そりゃあれでしょ、実験」
歩夢「なんの実験?」
侑「人体実験」
歩夢「えー…」
侑「週にひとりずつ生徒が減ってくの」
歩夢「やめてよ…」
侑「バレないんだよね。マンモス校だから」
歩夢「やめて」
侑「はい…w」 侑「ラジオネーム『行けたら行く』さん。『パキスタン人だけいない』」
歩夢「ど…wそれ以外はいるんだ?」
侑「いるんだね。全部の国の人が」
歩夢「パキスタンの人だけいない」
侑「もっとあるでしょ、欠けてる国」
歩夢「なんかちっちゃい国とかね。あんまり発展してない国とか、治安が悪い国とか」
侑「名前も知らないような国の人もいるけど、パキスタン人だけいない」
歩夢「なんで?」 侑「仲が悪いんじゃない?パキスタンと」
歩夢「仲ってなに?」
侑「国際関係が…ニジガクは国だから」
歩夢「日本じゃないんだね」
侑「留学生だから、私たちは」
歩夢「また新たな秘密が…」
侑「ニジガクの秘密、『実は国』…ラジオネーム『ぽむじゃないほう』」
歩夢「ふふ…」 侑「ラジオネーム『綿棒』さん。『6人だけ超能力者がいる』」
歩夢「あれだけいて?」
侑「6人だけ」
歩夢「知ってる子にいるかなあ」
侑「うちで一番超能力者っぽいの誰だと思う?」
歩夢「えー…せつ菜ちゃん」
侑「ああー」
歩夢「誰?」
侑「しずくちゃん」
歩夢「うーん…わかる。わかるよ」
侑「ね。せつ菜ちゃんもわかるけど」 侑「最後です。ラジオネーム『避けるチーズ』さん。『実は大学もある』」
歩夢「虹ヶ咲大学ね」
侑「中高大とエスカレーターで行けるのかな?」
歩夢「あー…いいね」
侑「いいね…w受験しなくていいならね」
歩夢「知ってる人がいれば安心するし」
侑「あー、それはある」
歩夢「欲しいね。虹ヶ咲大学」
侑「欲しい」
歩夢「よろしくお願いします」
侑「あははは!お願いします」 侑「はい、以上です!この中から歩夢に一番ときめいた秘密を選んでもらいます」
歩夢「じゃあ……『パキスタン人だけいない』…w」
侑「ふふ…」
〜♪
侑「というわけで今週の秘密はラジオネーム『パキスタン…違う…w」
歩夢「あはははっ!」
侑「ラジオネーム『行けたら行く』さんの『パキスタン人だけいない』です。行けたら行くさんにはニジガク公式クリアファイルをプレゼントします」
歩夢「はい、おめでとうございます」
侑「選ばれなかった方も、番組中におたよりを読ませてもらった方にはもれなく番組特製ステッカーをプレゼントしています。みなさんどしどしメール送ってください!」
歩夢「よろしくお願いします!」
侑「よろしくお願いしまーす」
〜♫ 〜♪
ゆうぽむ『ゆうぽむのオールナイトラジガサキ!』
歩夢「虹ヶ咲学園presents、ゆうぽむのオールナイトラジガサキ。この番組は私立虹ヶ咲学園の提供でお送りしました」
〜♫
侑「というわけでエンディングです」
歩夢「はーい」
侑「今週も無事にここまで来たね。天気の話から始まったけど」
歩夢「そうだったね…w」
侑「まあなんだかんだで楽しいよね、ラジオは」
歩夢「うん。侑ちゃんと話すのもそうだし、メールとか読むのもね」
侑「そうだね。たまに変なのはあるけど」
歩夢「ふふ…」 侑「で、えー、そうか。歩夢さん、告知をお願いします」
歩夢「はいっ。スクールアイドル総合マガジンSchool Idol Daysは来月16日発売です。私たちの特集記事も載せてもらえるそうなので、ぜひ読んでみてください」
侑「それから実現してほしいグッズのアイディアね。これからも募集していきますのでメールで送ってください」
歩夢「よろしくお願いします」
侑「ほんとに実現するのかな?」
歩夢「…偉い人が聞いてれば…?」
侑「聞いてない気がするよね」
歩夢「するね」
侑「自分で持ってくしかないかー」 歩夢「…ねえ、侑ちゃん」
侑「なに?」
歩夢「あの…さっきの話なんだけど」
侑「どの話?」
歩夢「インタビューの」
侑「ああ、うん。なんかあったっけ」
歩夢「そのときに言ってた…ちゃんとした答えってなに?」
侑「ちゃんとした答え?」 歩夢「だから…」
侑「うん」
歩夢「…私の一番好きなところ」
侑「…気になる?」
歩夢「なる」
侑「んー…」
歩夢「え、教えてくれないの?」
侑「いや…恥ずかしいし」
歩夢「えーっ!?」
侑「そりゃ恥ずかしいよ」 歩夢「むー…」
侑「…うそうそ。ふたりきりのときに教えてあげる」
歩夢「ほんと?」
侑「ほんと」
歩夢「じゃあ…楽しみにしてる」
侑「ていうかこのあとお泊りだからね。忘れてないよ」
歩夢「私だって忘れてないよ」
侑「だからそのときに。…内緒だよ」
歩夢「うんっ」
〜♫
侑「今週も一週間、お疲れ様でした!」
歩夢「素敵な夢を見てくださいね。おやすみなさい」 先週の歩夢の思い出した話がないまま終わったな。来週も聞かないと @cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ 素晴らしい 実に素晴らしい @cメ*˶˘ ᴗ ˘˵リ 最高だったよ
>>132
せつ菜と一緒にライブ行った話でしょ >>136
ほんとだ、先週できなかった話って言ってたね 🌸cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ神SSをありがとう!またよろしくね! またこのラジオがきけて嬉しかった
月〜金でメンバー二人ずつで放送してるのかこれ 今週も楽しかった
生きる希望となりつつあるので続編待っています! 今週もよすぎた
ゆうぽむのままでもいいけど他の組み合わせやゲスト回も見てみたいな シリーズかしてほしいくらい好き
欲を言うと他の曜日の組み合わせも見てみたい ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています