しずく「何やってるんですか?」 侑「ホラーゲームだよ」
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侑「あと勾玉1個!ってうわああ!ここ憎悪出てくるの!?カメラないよ!!」
暗闇に息絶えた
侑「あーん!せっかくあと1個だったのに〜!!」
ガララッ
侑「あ」
しずく「おはようございます まだ侑先輩だけですか?」
侑「うん ちょっとやりたい事があって早く来たんだけど、すぐ終わっちゃったからくつろいでるんだ」
しずく「なるほど」
侑「そう考えるとしずくちゃん早くない?」
しずく「今日は雪の予報があったので、少し早めに来たんです」
侑「偉いね〜」
しずく「えへへ ではわたしも皆さんが来るまでくつろいでますね」
侑「うん!」
カタカタ
侑「よーし、次こそは!」 しずく「…」ソワソワ
侑「いきなり鍵が2つも幸先いいね!」カチカチ
しずく「あ、あの!」
侑「うわあっ!ビックリしたぁ」
しずく「あ、す、すみません…」
侑「大丈夫だよ どうしたの?」
しずく「あの…何をやってるんですか?」
侑「え?あ、これ?ホラーゲームだよ 最近ハマってるんだよね〜」
しずく「ほ、ホラーゲームですか」
侑「うん 能面の化け物から逃げながら勾玉集めて脱出するゲームだよ」
しずく「怖くはないんですか…?」
侑「いきなり敵が出てくると怖いけど、結構戦略性もあってドキドキして面白いんだよ!」
しずく「そうなんですか…」
侑「?」
しずく「あの!わたしも隣で見てていいですか?!」
侑「もちろん!」 しずく「では、隣失礼しますね」
侑「う」
侑(もっと離れてだと思ってたけど何か近いな…)
しずく「侑先輩?」
侑「なんでもないよ!じゃあ続きやってくね」カチッ
カチカチ
侑「よし、3個目!」
しずく「侑先輩上手ですね!」
侑「やり込んでるからね〜 でも難しくなるのは次取ってからなんだよねぇ」カチカチ
しずく「頑張ってください!」
侑「ありがとう!」カチカチ
侑「えっと、ここはシャンシャンが飛び出してくる部屋かな 後ろ向きに歩いてギリギリまで勾玉によって…」
バアアアアアアアアアアン
しずく「きゃああああっ??!!」
侑「うおっ?!」ビクッ /⁄*イ`^ᗜ^リ どうします?
@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ ふふっ、やるなら集まってからかな しずく「い、いきなり出てきました!!!!!怖いです!!侑先輩!!!!!」ギュウウウウウウウウ
侑「ちょお!しずくちゃん腕離して!!動けない!!!」
暗闇に息絶えた
侑「あ〜〜!!!」
しずく「うわあ!また能面が!??!」ギュウウウウウウウウウウウウウウ
侑「ぐるじい〜…」
しずく「ああ?!ご、ご、ごめんなさい!!」パッ
侑「ううう…」
────
侑「大丈夫?」
しずく「はい…取り乱してしまいました…」
侑「しずくちゃん、怖いの苦手?」
しずく「苦手ではないんですよ!?ただ、いきなりだったのでビックリしちゃって…」
侑「わたしも初見はビビったから気持ちはわかるよ」
しずく「あ〜…ビックリしたぁ…」 侑「他のゲームに変えようか?」
しずく「え?」
侑「これじゃしずくちゃんが楽しくないんじゃない?」
しずく「そ、そんなことないです!」
侑「そう?」
しずく「はい!なるべくビックリしないように気をつけるので、続けてください!」
侑「そこまで言うなら」カチッ
しずく「…」ムギュ
侑(さ、さっきよりさらに近くなってる…//)カチカチ
しずく「この敵は?」
侑「これは蜘蛛だよ 物音立てずに歩いてるから、光の点滅とか、あとは心音で認識しないといけない厄介な敵なんだよね」
しずく「なるほど…なんだか気味が悪くて怖いです…」ムギュウ
侑(うう!だから近いんだって!!!///)ドキドキ しずく「あ!そこの部屋に勾玉が光ってます!」フワッ
侑「っ!!」
侑(し、しずくちゃんの吐息が…っ!!///)ドキドキ
しずく「侑先輩?」
侑「え?!あ!そうだね!!そこの部屋はレバー引かないと開かないからレバー探そうか!」
しずく「うう、一筋縄ではいかないんですね…」フワフワ
侑(う〜〜吐息が〜〜〜〜〜/////)ドキドキドキドキ
しずく「あ!光が点滅してます!敵ですか?!」ムギュムギュ
侑「んん!」
侑(当たってる!当たってるよしずくちゃん!!//)ドキドキドキドキ
しずく「これはなんの敵ですか?!」
侑「ドキドキいってるから蜘蛛かな!は、走って近くの部屋に逃げよう!!」ドキドキドキドキドキドキ
しずく「あの気味の悪い敵ですか…」ギュ
侑(んんんんん〜〜〜〜〜〜/////)ドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ 侑「っ///」カチカチ
しずく「侑先輩…」ギュ
侑「あ、安心して!!蜘蛛なら見つかっても足遅いし!!!」ドキドキドキドキ
しずく「よかった…」ホッ
デーーーーーーーン
しずく「きゃあっ」ダキッ
侑「うおっ?!し、しずくちゃん!動かせないから少し離れて!!」
しずく「嫌です!怖いです!」
侑「っ…ま、まあ蜘蛛ならこれくらいのハンデあっても逃げ切るよ!」カチカチ
バタバタバタバタ
しずく「いやあっ!!手がいっぱいの能面がきてます!!!!」ギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ
侑「うそ?!蜘蛛じゃないの!?」 しずく「先輩!先輩!!」ムギュウウウウウウウウウウウウウウウウウ
侑「し、しずくちゃん離して!!」
しずく「きてますきてます!」ムギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ
侑「あああ!!」
暗闇に息絶えた
侑「またやられちゃった…」
しずく「うう…」グス
侑「しずくちゃん?!」
しずく「怖かったです…」グスグス
侑「もう大丈夫だよ」ナデナデ
しずく「うう…」グスグス
侑「てか、やっぱり怖いの苦手なんじゃ…」
しずく「に、苦手じゃないですぅ!ただ、あんな変なのがすごいスピードで追ってきたら怖いじゃないですか…」グス
侑「そ、それは確かにそうだけど…」 侑(そういえばなんで蜘蛛じゃなくてランナーだったんだろう…確かにドキドキ言ってたはずなのに…)
しずく「侑先輩…」ギュ
侑「し、しずくちゃん?!」ドキドキ
しずく「続けてください…」
侑「え?!でもしずくちゃんそろそろ限界じゃ…」
しずく「わたしは大丈夫です…!このまま引き下がるなんてできません!!」
侑「ええ…」
しずく「今度こそ、今度こそ驚かないようにしますから!」
侑「わかったよ…」カチカチ
しずく「むむむ…」ムギュウウウウウウウウウウウウ
侑(また近くなってる…!/////)ドキドキドキドキドキドキドキドキ
しずく「侑先輩、頑張りましょう…!」フワッ
侑(吐息も…っ!///// これじゃゲームに支障が出ちゃうよ〜〜!!/////)ドキドキドキドキドキドキドキドキ 侑「…」ドキドキ
しずく「侑先輩!点滅してます!」ギュ
侑「え?!あ、蜘蛛かな!?」ドキドキ
しずく「きゃっ!」ギュッ
侑「ち、違う!シャンシャンだ!」
しずく「さ、さっきの部屋に行李がありました!」
侑「え?どこどこ!」
しずく「えっと、そっち右に行って」
侑「こっち!?」カチカチ
しずく「そこの部屋です!」
侑「ほんとだ!あった!」カチカチ
しずく「うわあっ!すぐ後ろまできてます!!」
侑「うわあああ!早く早く!」カチカチ
シャンシャンシャンシャンシャンシャンシャンシャンシャンシャンシャンシャン
侑「ひゅぅ〜」
しずく「あ、危なかったぁ……」 侑「いえーい!」パッ
しずく「え?」
侑「ハイタッチだよハイタッチ!」
しずく「あ、ああ!いえーい!」パチンッ
侑「いやぁ、しずくちゃんのおかげで助かったよ〜」
しずく「その…さっきから驚いたりばっかで邪魔にしかなってなかったので…お役に立てて嬉しいです」ニコッ
侑「うっ…」ドキドキ
しずく「なんだか慣れてきましたし、サポートできるように頑張ります!」
侑「う、うん///」ドキドキ
しずく「むむ」ムギュウウウウウウウウウウウウ
侑(慣れてきたのに近いままなんだね…/////)ドキドキドキドキ 侑「点滅してる」
しずく「敵ですか!?」ギュ
侑「く、蜘蛛かな!!」ドキドキドキドキ
バタバタバタバタ
しずく「走るやつです!逃げてください!!」
侑「ええ!?また間違えちゃった…」
しずく「ああ!追いつかれます!!」
侑「なっ、こうなったら!」
シューーーン
侑「ふぅ…」
しずく「え?!これは?!」
侑「鏡だよ 1個しか持てないけど、ワープ出来るから緊急事態の時に必須なんだよねぇ」
しずく「なかなか奥が深いですね」
侑「でしょ〜」
侑(……なんでさっきから敵を間違えちゃうんだろう…ドキドキ言ってるはずなのに……)
しずく「侑先輩、続きです!」ムギュ
侑「あ!う、うん!!」ドキドキドキドキ ガチャッ
愛「おいーす!」
璃奈「おはよう」
愛「あれ?ゆうゆとしずく何やってるの?」
しずく「しー!」
愛「?」
侑「……」カチカチ
璃奈「あ、影廊」
侑「璃奈ちゃん?おはよう」
璃奈「おはよう 侑さん、影廊好きだよね」
侑「面白いからね〜」
璃奈「確かにそれはわかる」
璃奈(…侑さん、タイムかかりすぎじゃない?前はもっと早かったような) 侑「もう少しでクリアだからちょっと待ってて」カチカチ
しずく「頑張れ侑先輩!」ギュ
侑「う、うん!」ドキドキドキドキ
愛「お〜、しずく、ゆうゆにべったりだね〜」
璃奈「…点滅してる」
しずく「侑先輩っ…」ムギュ
侑「ううっ/////」ドキドキドキドキ
璃奈「多分神楽す」
侑「く、蜘蛛だね!」
璃奈「え?」
しずく「侑先輩!鈴のやつです!!」
侑「ええ?!」
暗闇に息絶えた
侑「あ〜…」
愛「ゆうゆ〜」
璃奈(鈴の音鳴ってた なんで侑さんは間違えたんだろう) 侑「はぁ…今日は間違えてばっかだなぁ」
璃奈「今の1回だけじゃないの?」
侑「うん…確かにドキドキ聞こえるのに、シャンシャンだったりランナーだったり…」
璃奈「そっか」
しずく「侑先輩は悪くないですよ」
侑「え?」
しずく「きっとゲームがバグってたんです」
侑「そんなことあるのかな…」
しずく「そうですよ!それに、サクサク進む侑先輩、すごくかっこよかったです…///」
侑「そうかな/////」ドキドキドキドキドキドキドキドキ
璃奈(…あー、そういうことか)
愛「んー?ゆうゆ、間違える理由ってし」
璃奈「即席愛さんボード 「空気読め」パシン
愛「ふぎゅっ」 しずく「よかったら、また侑先輩がゲームしてるところを隣で見ててもいいですか…?」
侑「も、もちろん!次はもっとかっこいいところを見せられるように頑張るね!」
しずく「楽しみです♪」ニコッ
侑「うぐっ…/////」ドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ 耐えかねた侑ちゃんがしずくを押し倒そうとして逆に押し倒されるのまだですか!?!?!?!? おつ
しずくちゃんの吐息めちゃくちゃいい匂いしそう >>38
このゲームは敵が出す音をよく聞くことが重要
敵によって出す音が異なり、また音の大きさから敵との距離も掴める
敵が近くにいるとプレイヤーの心臓がバクバク鳴るシステムがあり、敵に見つからずやり過ごすのに役立つ
音を出してくれない敵(これが蜘蛛)もいて、そいつに対してはプレイヤーの心音で判断する必要がある
侑ちゃんは自分のトキメキをプレイヤーの心音と勘違いし、なおかつ自分のトキメキの音がデカすぎて敵の出す音が全く聞こえない
なので敵が蜘蛛だと判断を誤りミスを連発しましたとさ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています