侑「ねぇ、歩夢」
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侑「歩夢。あーゆーむっ」
歩夢「なぁに、侑ちゃん」
侑「……あーゆぴょん」
歩夢「もう。それはやめてよー」
侑「へへへ」
歩夢「それで、どうしたの?」
侑「ヒマだから相手してほしいなって」 歩夢「侑ちゃんもマンガ読む?」
侑「もう読んだよ。ここ私の部屋で、それ私のマンガだし」
歩夢「それもそっか」
侑「ねぇー、相手してよー」
歩夢「もうちょっとで終わるからこれ読んでからー」
侑「マンガなんていつでも読めるんだしいいでしょー?」
歩夢「学校でこのマンガ買ったんだって言ってたの侑ちゃんじゃない」
侑「それはそうなんだけどー……」
侑「……つまんないー」バタバタ
歩夢「ほら、隣でバタバタしないの」 侑「だって歩夢がマンガばっかり読んで私の相手してくれないんだもん」
歩夢「読み始めたの途中で投げちゃっても気持ち悪いし……」
侑「残りの展開全部教えてあげるから」
歩夢「それはダメ」
侑「ちぇー」
歩夢「それにほら、私はこういう少年マンガって持ってないから」
歩夢「侑ちゃんのおうちに遊びに来たときじゃないと読めないもん」
侑「そんなに読むんならもう買っちゃえば?」
歩夢「これ全部揃えようとするとお金かかっちゃうよ」
侑「まぁ、確かに。私は昔から買い集めてたからなぁ」 侑「でもそれはわかったけど、それとこれは別だよー」
歩夢「ほんとにあともうちょっとだけだから、それまで待ってて」
侑「ねぇ、ねぇ」チョンチョン
歩夢「んー……」
侑「歩夢、歩夢」ツンツン
歩夢「ちょっかい出されると余計に終わるの遅くなっちゃうよ」
侑「むぅ……」 歩夢「……ふー。面白かったぁ」
侑「……終わった?」
歩夢「うん、終わったよ。ごめんね、ほったらかしにしちゃって」
侑「私も、ごめん。急かしたみたいで」
歩夢「気にしないでよ。さて、今日は何しよっか?」
侑「えーと……。何しよう?」
歩夢「何も決めてなかったの?」
侑「う、だってさぁ……」
歩夢「……あぁもうっ。かわいいなぁ侑ちゃんは」ギュー
侑「わっ」 歩夢「ゆーうちゃーん」ギュー
侑「歩夢も好きだよね、後ろから抱きつくの」
歩夢「侑ちゃんを後ろから抱きしめるのが好きなの」
侑「普通前からじゃない?」
歩夢「私はこっちの方が好きなんだ。前からよりも特別感があるから」
侑「そうなの?」
歩夢「うん。前からは同好会のみんなにハグされたりするけど、後ろからは私だけだと思うから」
侑「後ろからもないことはないんだけど、こんなふうに抱きしめられるのは歩夢だけかな」 歩夢「でも、最近こうやって部屋に誘ってくれるの多くなったよね」
侑「ん、まぁね」
歩夢「どうしたの?何かあった?」
侑「特別何かあったわけじゃないんだけどさ。前はよく放課後にお互いのとこに入り浸ってたじゃん?」
歩夢「同好会を始めるよりも前の頃?」
侑「そうそう。同好会の活動はもちろん楽しいけど、歩夢と一緒にいる時間が減っちゃったでしょ」
侑「……私たちは、その、付き合ってるんだから。好きな子とはいっぱい一緒にいたいよ」
歩夢「侑ちゃん……。えへへ、嬉しいなぁ」
侑「それにあんまり歩夢のことほったらかしておくと歩夢爆弾炸裂しそうで」
歩夢「……」ツネリ
侑「あいてっ」 歩夢「もうっ。そんなことないもん」
侑「ごめんごめん」
歩夢「……でもこうやって侑ちゃんが毎日誘ってくれなかったら、寂しかったかも」
歩夢「ありがとう、侑ちゃん」
侑「べ、別に大したことはしてないよ」
歩夢「ふふっ。侑ちゃん、顔真っ赤になってる」
侑「あ、暑いからかな。歩夢、ちょっと離して」
歩夢「離しませーん♪」ギュー 侑「……そ、そうだ。今日は結局何をしよう?」
歩夢「うーん。私はずっとこのままでいるだけで十分だけど」
侑「何か話でもしよっか?」
歩夢「じゃあ侑ちゃん、話題ちょうだい?」
侑「え゛っ。え、えっと、さ、最近どう?」
歩夢「娘と何を話したらいいかわからない親みたいになってるよ」
侑「うぐぅ」
歩夢「でもそうだなぁ。最近はスクールアイドルが楽しくなってきた、かな」
侑「あ、それで続けるんだ」 歩夢「歌もダンスもまだこれからだと思うけど、精一杯がんばるね」
侑「こういう立場だからみんなを公平に見なきゃなんだろうけど、歩夢が1番可愛いよ」
侑「だから、スクールアイドルとしての歩夢だって絶対大丈夫」
歩夢「侑ちゃんにそう言ってもらえると安心するなぁ」
侑「一緒に頑張ろうね」
歩夢「侑ちゃんの方は最近はどうなの?」
侑「私も最近はやっぱり同好会活動かなぁ。私はスクールアイドルじゃないけど、みんなの活動を支えるのが好きなんだ」
歩夢「そういうところ、侑ちゃんらしくてとっても素敵だよ」
侑「あとは……最近同好会でちょっと困ってるんだよね」
歩夢「困ってる?」 侑「うん。可愛い子が多すぎて困ってる」
歩夢「……へぇー」
侑「ほら、今まではずっと歩夢と一緒だったじゃん?だから歩夢と違うタイプの子だらけでそれがまた可愛くて」
侑「かすみちゃんはイタズラ好きって感じで可愛いし、しずくちゃんは正統派後輩って感じが可愛いし……」
侑「璃奈ちゃんは表情作るのが苦手なのが可愛くて愛ちゃんはギャル的見た目からダジャレ好きのギャップが可愛いくて」
侑「せつ菜ちゃんは何事にも一生懸命なところが、彼方さんは気持ちよさそうに寝てる姿が」
侑「エマさんは圧倒的包容力、果林さんは完璧に見えて意外と抜けてるところがみんな可愛いんだ」
歩夢「……むーっ」ポコポコ
侑「いたっ。あ、歩夢?」
歩夢「ふーんだ」 侑「歩夢、ごめんって。ちょっと意地悪したくなっちゃった」
歩夢「何でそんなこと……」
侑「あれだよ、好きな子に意地悪しちゃうやつと同じなんだよ」
歩夢「侑ちゃんってば、小学生みたい」
侑「へへへ」
歩夢「じゃあ、本当は私のこと、どう思ってるの?」
侑「歩夢はなんていうかね、もう全部が可愛すぎてヤバい」
歩夢「そ、そうなの?」 侑「同好会のみんなも可愛いんだけどね、それでも私にとっては歩夢が最高に可愛いな」
歩夢「も、もうっ!侑ちゃんっ!」ポコポコ
侑「いたた、な、何で?」
歩夢「いきなりそんなこと言われちゃったから、照れちゃって……」
侑「あはは。今度は歩夢が真っ赤になった」
歩夢「侑ちゃんに、好きな子にあんなこと言われたら赤くもなるよぉ……」
侑「でも抱きしめてるのは離さないんだ」
歩夢「だって離したくないもん……」 侑「それにしてもあれだね」
歩夢「うん?」
侑「こう抱きしめてもらうとよくわかるんだけど、歩夢っていい身体してるよね」
歩夢「えぇー……。それはさすがにダメだよ侑ちゃん」
侑「いやそうじゃないんだよ。違うんだって」
歩夢「怪しいなぁ」
侑「なんていうか、女の子らしいっていうかさ。ふわふわして柔らかくて」
歩夢「……えっ?私、太った?」 実際みんな魅力的だから歩夢は内心ちょっと本気で心配してたり 侑「健康的だと思うよ。太すぎず細すぎずで私としても1番ちょうどいいもん」
歩夢「喜んでいいのか怒ったらいいのか……」
侑「喜んでいいと思うし、喜んでほしいなぁ」
歩夢「そう言いながら私のふともも撫でるのやめてよぉ」
侑「へへへ」ナデナデ
歩夢「はぁ……。しょうがないなぁ、侑ちゃんは」
侑「別に歩夢も本気で嫌がってはないよね」ナデナデ
歩夢「……侑ちゃんに触ってもらえるのは、嬉しいから」
侑「うーん。歩夢が可愛い」 歩夢「でも私はともかく、侑ちゃんはだいぶ細いよね」
歩夢「腕も足もすらっとしてるし、お腹も薄いし……」
侑「私にだけ言っておきながら歩夢だってお腹まさぐってるじゃん」
歩夢「えへへ」サワサワ
侑「もう……」
歩夢「それに、侑ちゃんの方がちょっとちっちゃいから私の中にちょうど収まっちゃう」
侑「人がすこーしだけ気にしてることを……」
歩夢「その方がかわいいよー」
侑「……歩夢がそう言うなら」 歩夢「……侑ちゃんって、私より細くてちっちゃくて、悪い言い方すると弱そうだよね」
侑「う、うん。弱そうっていうのは心外ではあるけど」
歩夢「それはつまり侑ちゃんは私に逆らえないし、抵抗できないってことに……」
侑「はてしなく身の危険を感じるからちょっと離してもらえないかな」
歩夢「逃がさないぴょーん♪」ギュー
侑「うぐぅ」
歩夢「侑ちゃんは私から離れられないんでーす♪」ギュー
侑「いやまぁ、私も歩夢から離れるつもりなんて全くないけどね」
侑「そもそも歩夢がそんな無理やりどうこうなんてできるわけないじゃん。優しいんだから」
歩夢「そりゃあね。ほぼ冗談だよ」
侑「へ?」 歩夢「侑ちゃんの意思を無視して無理やりにあれこれするつもりは全然ないんだけど」
歩夢「同意の上で侑ちゃんを抑え込んで思いっきりちゅーしたいとはたまに思うかな」
侑「歩夢ってドSだったんだ」
歩夢「そんなことないよぉ」
侑「ニヤニヤしながら言われてもなぁ」
歩夢「だってほら、私がSなら侑ちゃんはMってことになるじゃない?」
侑「いくらなんでもそんなわけ……ある、のかな」
侑「私としても、歩夢にそうされるのは別に嫌じゃないっていうか、望んでるみたいなところあるっていうか……」
侑「とにかく、歩夢の方から強烈な好きって気持ちをぶつけられるのは、その、嬉しい……」
侑「……ただ今日は心の準備がまだだから、また今度ね」
歩夢「じゃあ、楽しみに待ってるね。侑ちゃんが私に思いっきりちゅーしてほしいっておねだりしてくるの」
侑「その言い方はどうかなぁ?」 歩夢「……でもね。私、ときどき侑ちゃんのことがちょっと心配になるんだ」
侑「心配?」
歩夢「私は最近練習で鍛えてるけど、侑ちゃんはそんなでもないから。細くて、ちっちゃい侑ちゃんが、がんばりすぎて……」
歩夢「そのうち倒れちゃうんじゃないか、って……」
侑「歩夢……」
歩夢「もちろん侑ちゃんが私たちの活動を支えてくれてるのはわかってるし、嬉しいよ。ただ、それだけが心配なの」
侑「心配しなくても大丈夫だよ、そんな倒れるまで無茶したりしないからさ」
歩夢「ほんとかなぁ」
侑「ほんとほんと。それに、もしそうなりそうになっても歩夢がちゃんとブレーキかけてくれるでしょ?」
歩夢「頼られるのは嬉しいけど、自分で気を付けてよー」 侑「わかってるって。歩夢を悲しませるようなことは絶対にしないよ」
歩夢「約束だよ?」
侑「うん。約束」
歩夢「でもなー。侑ちゃん、自分のことの約束はすぐ忘れるっていうか見えなくなっちゃうからなー」
侑「じゃあ、さ。私が忘れたりしないように、歩夢がちゃんと教えてくれる?」
侑「髪、下ろしたから……」シュル
歩夢「……うん。ゆう、ちゃん」
侑「あゆ、むっ……!」 歩夢「ん、ちゅ……」
侑「っ……は、ぁっ……」
歩夢「く……ふぅ……」
侑「……っふ、ぅ。あり、がと。歩夢」
歩夢「もう、大丈夫だよね?」
侑「大丈夫だよ。これで忘れないから」
歩夢「でも、よかったの?さっきあんなこと言ってたのに、ちゅーしてほしいなんて」
侑「あれは別に……ああいうのをしてほしいっていう準備ができてないだけだから」
歩夢「そっかぁ」
侑「ただ、この体勢でちゅーはちょっと辛いものがあるね。首が攣りそう」 歩夢「そう言えばずっと気になってたんだけど、侑ちゃんってちゅーするときいつも髪下ろすよね」
歩夢「あれ、どうして?」
侑「んー……。改まって説明するのも恥ずかしいんだけど……」
侑「いつものツインテのままだと、普段みんなといるときの私と何も変わらないような気がしたから」
侑「だから歩夢とちゅーするときは、歩夢の、歩夢だけの私でいたいって思ったんだ」
侑「ちゃんと、私が歩夢にとって世界中の誰よりも特別なんだってわかってもらえるように」
歩夢「……えへへ。そんなに想ってもらえるなんて、嬉しいなぁ」
侑「当たり前だよ。私にとっても歩夢は世界で1番特別な人なんだから」 歩夢「でも、私の侑ちゃんへの気持ちの方がきっと特別なんじゃないかな」
侑「む、そんなことないよ。私から歩夢への方が特別だって」
歩夢「違うよ、私だよ」
侑「いやいや私だって」
歩夢「むぅー……」
侑「ぬぅー……」 歩夢「……ふふふっ」
侑「へへへ」
歩夢「ねぇ、侑ちゃん」
侑「うん、歩夢」
歩夢「侑ちゃん。好き、大好き」
侑「私も。歩夢が大好きだよ」
おわり 🌸cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ 三 *˶ˆ ᴗ ˆ˵リ < 乙!神SSだったよ!!! これでおしまいです
ラブライブ板でのSSは初めてでした
読んでいただきありがとうございました 髪を解くのはキスのあとそのまま…かと思ってドキドキした 歩夢がスレを立て歩夢が書き歩夢がレス・保守し歩夢が賞賛するスレ 歩夢がつき 歩夢がこねし天下餅 座りしままに 食ふは歩夢
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🌷🌷🌷 AYUMU ♡ YU 🌷🌷🌷
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🌷🌷 🌸HAPPY END🌸 🌷🌷
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🌸cメ*˶˘ ᴗ ˘˵リとっても心温まるお話だったよ 🌸🌸🌸cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ た、たいへん!花が咲き止まないよ! 乙です
そして、そんなことをいちいち言いに来るからあれなんだぞ、声デカ SSや安価スレ荒らすような真似は巡り巡って板全体が終わるだけだからやめておこうね @cメ* ˘ ᴗ ˘ リ フム…
🌸cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ 神ssだね!! 🌸cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ これからもゆうぽむSSを書いてね にやけすぎてよだれ垂れちゃった。こういうので良いんだよ!!! ひたすらイチャイチャするゆうぽむいいですね!!!!!
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