穂乃果「毎日にこちゃんの髪を毟り続けたらとんでもない事になった」
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にこ「どうしてくれんのよこれぇ!」
穂乃果「いや〜見事な10円ハゲだね〜」
にこ(10円ハゲ)「感心してる場合か!説明しなさいよ!」
穂乃果「それはただの出来心だったというか」
にこ「出来心でハゲにされたにこの気持ち考えなさいよ!」
穂乃果「最初は軽い気持ちで始めた勝負だったんだ」
にこ「は……?勝負?」
穂乃果「どっちがバレずに沢山の毛を毟れるかっていう勝負をね」
にこ「人の髪で遊ぶなぁ!」 穂乃果「凛ちゃんと」
にこ「お前もかぁ!」
凛「申し訳ないと思ってる」
にこ「それは思ってない時の顔でしょうが!」
穂乃果「じゃ、穂乃果はこの辺で」
にこ「待てぇ!」
穂乃果「まだなんかあるの?」
にこ「あるわ!おおありよ!」 凛「だる」
にこ「だるそうにすんじゃないわよ!洗い曝い全て吐きなさい!」
穂乃果「例えば?」
にこ「例えば……なんでそんなアホな事しようとしたか、とか」
穂乃果「あれは凛ちゃんが悪いんだけど」
凛「いいや穂乃果ちゃんにゃ」
にこ「どっちも悪いわ!」
穂乃果「すんまそん」
凛「そん」 にこ「で?なんでこんなバカな事しようとしたのよ」
穂乃果「それは」
凛「ラーメンの替え玉無料券が一枚しかなくて」
穂乃果「それをどっちが手にするかってなって」
凛「今に至る」
にこ「最っ悪だわ……にこの髪の価値は替え玉以下って事なの?」
穂乃果「いえ決してそう言いたいわけではございません」
凛「ございません」 にこ「ったく、まぁいいわ。抜くのをやめたらその内生えてくるでしょ」
穂乃果「いやもう生えてこない」
にこ「あぁん?」
凛「勝負のために抜いたのは最初の数回だけにゃ」
にこ「は?」
穂乃果「実はもう一つ重大な理由がある」
にこ「それを先に言いなさいよ!」
凛「悪い悪い」 にこ「で、その理由ってなんなのよ?」
穂乃果「実は今真姫ちゃんににこちゃんのクローンを作って貰ってるんだけど」
にこ「は?」
凛「そのクローンはまd」
にこ「にこのクローン!?そんなの聞いてないんだけど!」
穂乃果「まぁ言ってないし?」
凛「ないし?」
にこ「可愛いく言うな!余計腹立ってくるわ」 凛「まぁまぁ落ち着いて」
穂乃果「お茶でもどうぞ」スッ
にこ「そ、そうね」ズゾー
穂乃果「そのクローンはもう完成してるんだけど」
にこ「の、のん……ゲボッゲホッ!つま…ゴホッ」
凛「騒々しいな〜」
にこ「一体誰のせいだと思ってんのよ!」
凛「茶を」スッ
にこ「飲むかいッ!」 穂乃果「話し戻すよ?」
にこ「頼むわ」
穂乃果「クローンはもう完成してて声も見た目もにこちゃんそっくりな物が出来上がったんだ」
にこ「物って言うな物って」
穂乃果「あ、ごめん」
凛「意外とデリケートなんだね」
にこ「で、そのクローンとにこの髪に何が関係あんのよ」
穂乃果「どれだけ頑張ってもにこちゃんの感情だけは再現出来なかった」 凛「感情のないロボットみたいになったり」
穂乃果「誰それ?って感じになったり」
にこ「ま、そりゃそうね。この宇宙No1.アイドルにこにーを簡単に再現出来てたまるものですか」
凛「それが出来ちゃうんだな〜」ニヤニヤ
にこ「その顔やめろ」
穂乃果「真姫ちゃん曰く、にこちゃんをにこちゃんたらしめる証明になるものをそのクローンに与え続ければ何とかなるかもしれないって」
にこ「え?」 穂乃果「実はそれが大当たり」
凛「もう着実と効果が出始めてるにゃ」
にこ「え"」
穂乃果「すごいよね真姫ちゃん」
凛「ああいうのを人々は天才と呼ぶんだろうね」キリッ
穂乃果「うん」
にこ「喧しいわッ!あのクソマッドサイエンティストめ…」
にこ「ん?でもにこはそんなもの取られたはずは……」
にこ(ハッ!) 凛「気付いたみたいだね」
にこ「まさか!?」
穂乃果「そう。その時穂乃果達にはにこちゃんから抜いた髪の毛がある事を思い出したんだ」
にこ「捨てときなさいよ!そんなもの!」
穂乃果「いや、勿体無いじゃん?」
凛「じゃん?」
にこ「きしょくわるぅ」
穂乃果「何かに使えるかもしれないし?」
凛「ないし?」 にこ「使えるかい!」
穂乃果「使えたじゃん」
にこ「まぁ…そうだけど……」
穂乃果「それで穂乃果達はその髪をクローンに与える事にしたんだ」
凛「にこちゃんクローンの右手の甲にね」
にこ「えらい具体的ね」
凛「情報は正確に伝えないといけないと思いまして」
にこ「で、それでどうなったのよ?」
凛「右腕だけ毛深くなった」 にこ「なんっも意味ないじゃない!にこの髪の毛ぇ!」
穂乃果「でもそのおかげでお料理が出来るようになったんだ」
凛「食材切るときに腕毛が長すぎて不衛生だけどね」
にこ「人の髪を不衛生とかいうんじゃないわよ!」
穂乃果「味はにこちゃんの作る料理そのものだったよ」
凛「オカンの味ってやつ」
にこ「そこはどうでもいい」 穂乃果「よくない」
凛「ない」
にこ「てかなんでにこのクローンなんか作ろうとしたのよ」
穂乃果「にこちゃんが二人いたらおもしろいかな〜って」
にこ「面白くない」
凛「二人いたら喧しさ二倍で面白そうにゃ」
にこ「喧しい言うな!」
凛「姦しさ」
にこ「言い換えんな」 穂乃果「あとは穂乃果ってにこちゃんの事好きじゃない?」
にこ「え?」
凛「でも凛も好きなんだよね」
にこ「は?」
穂乃果「そう。だから2人いれば取り合いにならないかなって」
凛「凛達寂しい思いしなくて済むかなって」
にこ「あんた達ぃ…」
穂乃果「にこちゃん…」
凛「にこちゃん…」 にこ「って騙されるかい!」
穂乃果「チッ」
凛「抜け目のないヤツ」
にこ「聞こてんのよ!」
穂乃果「めんごめんご」
凛「ごめんたい」
にこ「もうこの際クローンの事はどうでもいいわ」
穂乃果「っし!」
にこ(10円ハゲ)「けどこの頭はどうにかしなさいよぉぉぉ!」 凛「自分で考えなよ」
にこ「あんたらのせいでこうなったんでしょうがァ!」
穂乃果「うーん。そうだね〜」
凛「10円ハゲなんだから10円玉貼っとけばいいんじゃない?」
穂乃果「おっそれいいね」
にこ「良くないわよ!一部分だけ茶髪になっちゃうじゃない!」
穂乃果「じゃあ10円黒く塗り潰しとく?」
凛「いいね」 にこ「阿保かぁ!そもそもどうやって10円固定すんのよ!」
穂乃果「ガムテープ?」
にこ「い・や・よ!他の毛も抜けるでしょうが!」
凛「アロンアルファっとく?」
穂乃果「それなら一生取れないし安心だね」
にこ「一生毛が生えてこなくなるわよ!」
穂乃果「わがままだな〜」
にこ「誰のせいだと思ってんのよ…」 凛「もうハゲんとこマーカーペンで塗り潰しとけばいいんじゃない?」
にこ「ハゲ言うな」
穂乃果「あり」
にこ「無しよ!」
凛「えぇ〜」
にこ「そんなん事したらそこだけ凹んでておかしいでしょ!」
穂乃果「じゃあ黒い綿貼り付けとく?」
凛「いいね」
にこ「キューティクルのカケラもないから却下」
凛「はぁー……だる」
にこ「だるそうにすんな!働かせなさいよ前頭葉!」
穂乃果「もうそのままでいいんじゃない?」
にこ「よくないわよ!全部ならまだしも一部分だけ無いって目立つでしょうが!」
穂乃果凛「それだ!」
にこ「え?」
後日、にこは丸刈りにされた。 クローン作れるくらいだから西木野さんが何とかしてくれるよきっと このにこっちがクローンの方ってオチじゃなくて良かった ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています