愛「くくっ……流石しずくだよ」しずく「……愛さんこそ」
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しずく「サイコハートとはよく言ったものですね……あなたとは仲良くなれそうです」
愛「大女優のオードリーと仲良くなれるなんて、光栄だね」
あいしず「……」 全校集会
理事長「最近、虹ヶ咲の周りで野良猫や野良犬などの変○体が見つかっているそうです」
理事長「警察によれば単独ではなく、複数人による犯行だと伺っています」
理事長「部活動をしている生徒もしていない生徒もできる限り複数人で帰るよう、気をつけてください」
理事長「では、集会をおわります」
ーーー
部室
歩夢「……理事長先生が言ってたの、こわいね」
侑「うん……上の階のおばあちゃん、猫さん可愛がってたから落ち込んでたね……」
せつ菜「っ……弱い動物をこのように痛ぶるなんて許せません!」 侑「本当だよ……でも、下手に動くと私たちまで……」
歩夢「ぐすっ……猫ちゃん…….ワンちゃん…」
侑「歩夢っ……」
せつ菜「幸い、はんぺんちゃんは副会長が見ていてくれたので安心でしたが、はんぺんちゃんも……」
歩夢「危ないよね……」
愛「……」 かすみ「りな子……しず子、しお子……」
かすみ「私、許せない……」
かすみ「ずっと……可愛がったの……」
かすみ「最近見つかったワンちゃん……」
かすみ「ぐすっ……」
璃奈「かすみちゃん……今は泣いていいんだよ?」
栞子「その通りです……せつ菜さんと話をしながら私たちも私たちなりに犯人が見つかるようにしてます」
栞子「ですが相手は狂気で動物を……」
栞子「無闇に探すのは危険です……」
かすみ「っ……わかってる!」
しずく「……」 果林「でも、栞子ちゃんや理事長も言ってるけど相手は複数人で行ってるわ」
果林「下手したら他の高校生より名前の知られている私たちまで狙われかねないわ」
エマ「そうだよね……」
彼方「遥ちゃん迎えに行かなきゃ……」
果林「エマ。彼方と遥ちゃんを家まで届けてから寮に帰りましょ」
エマ「もちろん、そのつもりだったよ!」
彼方「ありがとう……本当にありがとう」
侑「穂乃果ちゃんに聞いたら、音ノ木坂でも話題になってるみたい…」
歩夢「そう…だよね……」
あいしず「ねぇ(あの)」 璃奈「しずくちゃんと……」
かすみ「愛先輩?」
果林「どうしたのよ……?」
愛「もしも、身近にいるってなったらどうする?」
しずく「おや、私も同じことを聞こうとしてました」
侑「……どういうこと?」
愛「もしも、愛さんがやったって……言ったらどうする?」
かすみ「……それはもしも話ですよね?」
愛「うん、もしも話。でもそういう可能性もないこともないでしょう?」 しずく「愛さんのいう通りです。万が一、身近にいたら…」
エマ「2人とも、本気で言ってる?」
愛「それはどういう意味かな?」
エマ「私たちの中に犯人がいるみたいな言い方してる」
エマ「私たちの中にいるわけがないでしょ」
愛「……まぁまぁ、そんなこと言ってないよ」
愛「安心して?」
愛「ね?」
侑「もうこの話は終わろう。今日は解散しよう」
かすみ「はい……もうそんな気分じゃないです…」
あいしず「……」メヲアワセル 空き地
しずく「来てくれると思いました」
愛「まぁね。ここの土管に書いてる暗号、明日の夜。つまり今夜ここに来いってことでしょ?」
しずく「ふふっ私と同じココロを持ったニンゲンと話すと、気が楽ですね」
愛「余計な言葉がいらないからね」
しずく「それもありますが……」
しずく「目だけで十分ですよ。愛さんの目、やりたくてやりたくてウズウズしてる目でしたよ?」
愛「!!!」
愛「くくっ……流石しずくだよ」
しずく「愛さんこそ……」
しずく「サイコハートとはよく言ったものですね……あなたとは仲良くなれそうです」
愛「大女優のオードリーと仲良くなれるなんて、光栄だね」
あいしず「……」 愛「今日もトキメキを探して……」
しずく「私たちのココロを満たしてくださいね」
あいしず「ふふふふ………」 愛「ふぅ……もう流石に少なくなっちゃったなぁ」
しずく「ふふっノリノリになっちゃって……」
しずく「そんなのでいいんですか、愛友会会長さん?」
愛「劇団桜坂の座長さんに言われたら面目丸潰れ、かな?」
しずく「言ってくれるじゃないですか」
しずく「わかってますよね、私たちのしてること」
愛「うん……」
しずく「何、暗くなってるんですか」
しずく「私たちはもう戻れません」
しずく「私たちはもう狂ってるんです」 愛「わかってる。かすみんや他のメンバーまであんな顔をさせていることに」
しずく「綺麗事ですね」
愛「そんなこと!」
しずく「あります。逆に否定できる根拠をあげてください。私を論破してくださいよ」
しずく「できませんよね?」
愛「……まぁね」
しずく「……まだお互い理性があるだけマシだと思ってください」
しずく「人間を襲う人間ーケモノーになってはおしまいです」
愛「うん…」
しずく「今日はお開きですね」
愛「わかった……」 愛「愛さん……どこで間違えたんだろ」
最初は何気なく見てた猫だった
気づかないうちに人間関係の疲れ、お姉ちゃんの看病の疲れ、店の手伝い。そのストレスが溜まっていたのだろうか
ーーー本当に一瞬。気を失ったと思ったら目の前に肉塊があった
地面に落ちているナニカはピクピク動いている
私は逃げ出した
家には誰にもいなかった
手を何回も何回も何回もあらった
お気に入りだった服は血に染まり捨てた
それが何もかものハジマリ しずく「ふぅ、言いすぎましたかね」
いいや、私は正論を言った。
そのはずだ。
昔、サイコパスの役を演じる機会があったんです。
でもその役は別の人に変わってしまいました。
リアルすぎたからだそうです。
熱が入るととことん私は、知りたくなる。
長所でもあり、短所でもある
ーーみんなの前では「桜坂しずく」であり、「桜坂しずく」ではないことを自認させるためにも 翌日
愛「いい加減……やめよう?」
しずく「……分かってます」
しずく「けど、あなたはやめる気はあるんですか?」
愛「当たり前じゃん……もうかすみんやりなりーたちの悲しそうな顔は……」
しずく「それは昨日も言った通り綺麗事です」
しずく「私たちはもう人間であるかどうかも危ういですよ」
愛「……」
しずく「だからあなたはサイコハートであり、私は大女優なんです」 しずく「この間、言いましたよね?」
しずく「私と仲良くなれるなんて、光栄だと」
しずく「本当に辞めたいなら」
しずく「私の首を切り落としてでもやめる覚悟を決めてからです」
愛「……わかった」
しずく「……本当に言葉が必要なくて助かります」
愛「うん……」 お台場新聞
○○で4歳男児
バラバラ事件
歩夢「……」
侑「……」
せつ菜「……」
エマ「……」
彼方「……」
果林「……」
かすみ「……」
栞子「……」
璃奈「……」
愛「まさか、今度は……」
しずく「人間まで……」 歩夢「怖い……怖いよう……」ブルブル
侑「歩夢……」
栞子「生徒会をとうして、しばらく部活も休みです。今日も帰りましょう」
かすみ「その方が、安全なんだよね?しお子」
栞子「断言はしません。ですがここに残っているよりはマシかと……」
せつ菜「とりあえず、家の方向が近い人はまとめて一緒に帰りましょう」
璃奈「うん、そうしよう」
果林「じゃあ私たちは寮で安静にしとくわ」
エマ「ごめんね……」
彼方「謝ることないよ?」
侑「そうだよ、2人とも安全対策はしっかりとね」
果林「もちろんよ」 しずく「愛さん、途中まで一緒に帰りましょう」
歩夢「え、しずくちゃん電車通学じゃ……?」
しずく「…愛さんの家までの途中に駅がありましたよね?そこでのりますから」
しずく「それに愛さんは途中まで私といた方が安全でしょう」
エマ「それもそうだね」
璃奈「しずくちゃん、愛さんを頼んだよ」
しずく「うん」
しずく「まかせて」 書き溜めとかちょっとした用事があるから続き待っててくれ
明日の晩戻ってくるからそれまでにこのスレ落ちてたすまん お台場に野良犬がいるとか
コロナで荒廃した未来かな アザラシくんもいるしヘーキヘーキ
ところで、救いは無いんですか... 空き地
しずく「やってしまいましたね。」
愛「本当にケモノになったね……」
しずく「ミステリー小説をたっぷり読んだおかげで証拠隠滅はほぼ完璧と言っても過言じゃありません」
愛「まさかあんな方法で、バラバラにするなんてね」
しずく「そうですね。上手くいくとは思ってませんでしたが」
愛「……はぁ、私たち。どうなるんだろう」
しずく「バレてしまったら、刑務所行きですね」
しずく「前科者ですよ前科者」 愛「今夜はどうするの?」
しずく「……ほら、あの目をしてますよ」
愛「……うるさい」
しずく「……まぁ、どっちにしろもう戻れないのは確かです」
しずく「これからのこと、しっかり考えてくださいね」
愛「わかってる」
しずく「……もし、同好会の誰かをやれと言われたら」
しずく「誰をやりますか?」 愛「!!!」
しずく「出会いが早い分仲のいい璃奈さん?」
しずく「それとも誰とでも仲良くなれるかすみさん?」
しずく「リーダー的存在である侑さん?」
しずく「新旧生徒会長の人望のあるせつ菜さんと栞子さんもありえますよね」
愛「しずく!!!!」
しずく「怒鳴らないでくださいよ」
しずく「聞いただけです」
愛「帰る」
しずく「そう……わかりましたよ。さようなら」
???「………」 翌日
しずく「早く目が覚めてしまいましたね。少し散歩しましょうか」
しずく「……」
侑「あれ?しずくちゃん?」
しずく「侑さん。おはようございます」
侑「こんな早くここにいてどうしたの?」
しずく「いえ、早く目が覚めちゃって。散歩してたらここまで」
しずく「……そういえばここ。歩夢さんと侑さんの家でしたか」
侑「うん…でも歩夢、今日遅いんだ……」
しずく「あの歩夢さんが?」 侑「うん……寝坊なのかなぁ?」
しずく「一緒に観に行きますか?部屋まで」
侑「いいの?」
しずく「えぇ。そろそろ時間ですし、ついでに一緒にいきましょう」
侑「うん……」
ぽむ'sハウス
インターフォン「ピンポーン」
侑「でないね……」
しずく「はい……」
しずく「もしかしたら体調が悪くて寝てるのでは?」
侑「そう……なのかな?そうなら、私にいつも連絡くれたのに……」
しずく「そうもできないくらい、体調が?」
侑「それはそれで心配だなぁ。でも合鍵を持ってないし……」 しずく「……とりあえず私たちまで遅刻したら元も子もないので、先に行く旨を伝えましょう?」
侑「……うん」
しずく「……私も心配です」
しずく「ですが、体調がよろしくないのに、そのせいで遅刻しては歩夢さんも気を遣ってしまいます」
侑「そうだよね。よし!LINEも入れて、先に行こうか?」
しずく「はい」
しずく「……そうですね」 璃奈「……あっ」
しずく「璃奈さん……おはようございます」
侑「おはよう」
璃奈「おはよう。珍しい組み合わせだね」
侑「うん、家の前で偶然会って」
璃奈「……偶然会った?」
しずく「えぇ。散歩してたらいつの間にかここまで」
璃奈「そう、散歩のわりに学校の準備、できてるね」
しずく「えぇ。散歩で遅刻したら意味がないですし」 璃奈「そっか」
璃奈「お散歩お疲れ様。璃奈ちゃんボード『汗ふきふき』」
しずく「ありがとうございます」
侑「今日は3人で行こうね!」
璃奈「うん。2人がいいなら一緒に行きたい」
しずく「もちろん。私は喜んで」
侑「よしじゃあ学校までレッツゴー!」
しずりな「ごー!」 通学路
璃奈「へぇ。歩夢さんが休み?」
侑「うん、連絡も無くね」
璃奈「珍しい。体調がすごく悪いのかな?」
侑「あはは、しずくちゃんと同じこと言ってる」
しずく「あの歩夢さんが侑さんに連絡しないなんて、ねぇ?」
璃奈「うん。よっぽどのことだと思うよ」
侑「そうかなぁ?」
侑「そろそろ学校だね。昇降口でお別れか」
侑「ん?」 璃奈「侑さん?」
しずく「どうかされました?」
侑「あそこ……人、倒れてない?」
しずく「ど、どこですか?」
璃奈「あ、あれ?まさか……」
侑「近づいてみよう……?すみませーん大丈夫で……すか……」
しずく「嘘……」
璃奈「……血?」
侑「やばいんじゃ……」
ゆうしずりな「……」タッタッタッ
しずく「ひっ!」
璃奈「っ!!」メヲソラス
侑「きゃあああああ!!」
顔をぐちゃぐちゃに潰され、滅多刺しにされた○体「」 璃奈「ひゃ……110番!」
しずく「あ、ああ、はいぃぃ!!」ピッピッピッ
侑「あぅ……え?」
璃奈「どうしたの?」
侑「いや……あの、カバン……」
璃奈「……うちの高校の指定バック?制服的にもたぶん……」
侑「違う……カバンについてるあのパスケース…」
侑「え……嘘だよね?」
侑「うそうそうそうそうそ!!!!!」バッ
璃奈「侑さん!?」
侑「そんなわけない!!!そんなわけあってたまるか!!」パスケースノナカミヲミル
侑「………ああああああああ!!!!!」
侑「……」バタン 璃奈「侑さん!!侑さん!!」
しずく「ど、どうしました?なんの騒ぎ……侑さん!?」
璃奈「侑さん!!また救急車!」
しずく「はい!!」
璃奈「このカバンをみて……えっ」
璃奈「うそ……」
璃奈「この人……」
璃奈「歩夢さん?」 部室
しずく「ということで……侑さんは病院へ、璃奈さんは学校は今日休むと……」
エマ「グスッ……歩夢ちゃん……」
かすみ「嘘です……歩夢先輩が……」
かすみ「かすみんのライバルなんですよ!?歩夢先輩は!!」
かすみ「そんな嘘!!信じません!!」
しずく「かすみさん!!嘘ではありません!!」
かすみ「しず子のバカ!!不謹慎だよ!!歩夢先輩が死ぬわけない!!」
しずく「……実際私たちの目の前で亡くなってました!!」
しずく「血まみれになった顔、お腹……夏なのに冷たくなった手、あの優しい声さえ聞こえない……」
しずく「私は……この手で……確かめました……」 かすみ「しず子……ごめんね……ごめんねぇ……」
かすみ「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」ボロボロ
果林「グスッ泣いてても仕方ないわ……」
果林「今日は練習をやめて、璃奈ちゃんを誘って侑をお見舞いしに行きましょう?」
彼方「うん……彼方ちゃんも、行く……」
せつ菜「私も行きます……」シクシク 廊下
ランジュ「栞子、一緒に帰りましょ」
栞子「すみません。今日はダメです」
ランジュ「なんで?……あぁ、あの子のことね」
栞子「ランジュも知ってましたか……」
ランジュ「まぁニュースで言ってたしお母さんも言ってたし」
栞子「ですから、今日はその幼馴染の方のお見舞いに」
ランジュ「そ、アタシからもお大事にって言っておきなさい」
ランジュ「私は無問題ラ、アナタを気をつけて帰りなさい」
栞子「……今日は食い下がるの、早いですね」
ランジュ「まぁね。人の死を何も感じないほど、人でなしではないと思ってるわ」
ランジュ「アタシはミアと帰るわ。また」 顔が潰されてるのは身元を隠すためなのか、そう思わせるためなのか 愛さんはいったいどこに…?
続きが気になります!!!!! 璃奈’sハウス
インターフォン「ピンポーン」
せつ菜「璃奈さん、せつ菜です」
せつ菜「今日、侑さんのお見舞いにいくのですが、よかったら来ませんか?」
璃奈『………』
璃奈『ごめん、今日はやめとく』
璃奈『目が腫れちゃって……次は、一緒に行くから』
せつ菜「目のことはサングラスをかけても、璃奈ちゃんボードをつけてでも構いません」
せつ菜「どうか、一緒に」
璃奈『もう行って』
せつ菜「…….すみません、今日は失礼します。また連絡しますね」 果林「どうだった?」
せつ菜「今日は、目が腫れてていけないとのことです」
せつ菜「侑さんのことはまた、LINEかメールでお伝えすることにすることを伝えました」
彼方「そっか……しずくちゃんは大丈夫なの?」
しずく「えぇ……こんなこと言っては失礼ですが1番接点がなかったので……」
しずく「でも……やっぱり辛いですね……」
かすみ「しず子……しず子も辛いよね……」
しずく「でも、侑さんの方がもっと辛いでしょうし、私たちのお見舞いで元気になってもらいましょう」
7人「うん!」 侑の病室前
愛「なんか……バタバタしてるね」
果林「そうね。病院ってこんなものだったかしら」
侑の病室ドア「ガララっ」
看護師「きゃっすみません……」
看護師「もしかして、高咲さんのご友人で?」
せつ菜「は、はい」
病室の中から「いやぁぁぁぁ!!!歩夢ぅぅぅ!!離せぇぇぇぇ!!!離せよぉぉぉ!!」「高咲さん!!落ち着いてください!!」「しっかりしてください!」
看護師「……今日はお帰り下さい」
看護師「今日は会えません」
エマ「どういうことに……?」
看護師「すみませんが、私の口からはまだ何も言えません」
看護師「ですが、今日は面会謝絶という状態です」 侑の病室前
愛「なんか……バタバタしてるね」
果林「そうね。病院ってこんなものだったかしら」
侑の病室ドア「ガララっ」
看護師「きゃっすみません……」
看護師「もしかして、高咲さんのご友人で?」
せつ菜「は、はい」
病室の中から「いやぁぁぁぁ!!!歩夢ぅぅぅ!!離せぇぇぇぇ!!!離せよぉぉぉ!!」「高咲さん!!落ち着いてください!!」「しっかりしてください!」
看護師「……今日はお帰り下さい」
看護師「今日は会えません」
エマ「どういうことに……?」
看護師「すみませんが、私の口からはまだ何も言えません」
看護師「ですが、今日は面会謝絶という状態です」 エマ「……どうしてこんなふうに」
彼方「なんで歩夢ちゃんが……」
果林「本格的に身の安全が大事になってきたわね」
彼方「果林ちゃん……」
果林「……別になんとも思ってないわけじゃないわよ」
果林「ただ……歩夢があんな風になって……」
果林「DNA検査でも歩夢だってわかってるんでしょ?」
せつ菜「はい……先生からはそう伺ってます……」
果林「私たちはプロじゃないとはいえ、アイドルよ」
果林「そのアイドルが襲われた。考えないといけないのはたしかよ」
しずく「そうですね。愛さんはどう思います?」
愛「えっ……」 しずく「部室にいた頃からずっと静かだなぁと」
愛「だって……歩夢もゆうゆもあんな風に……」
しずく「……そうですか。で?愛さんはどう思いますか?」
愛「……アタシも何か対策をとった方がいいと思う」
かすみ「そうですよね……」
7人「……」 空き地
しずく「……来ましたね。愛さん」
愛「……」
しずく「愛さんですよね?」
愛「……」
しずく「肯定……ですか?」
愛「そうだよ……」
しずく「りなりーやかすみんが悲しむと言いながらこうなってしまいましたね」
しずく「なぜ、と聞きたいところですが」
しずく「今の気持ち、どんな気持ちですか?」
しずく「友達を殺した気持ち。その友達の幼馴染が壊れた様を見た気持ち」
しずく「そして1人失っただけでこの雰囲気になった同好会を見てどんな気持ちですか?」 しずく「まぁ、私のせいで侑さんはあんな風になったので一概に愛さんのことを言うつもりはありません」
愛「どういうこと?」
しずく「幼馴染があのようなやられ方をされたのですから、取り乱して仕方ないと思います」
しずく「ですが、6割は私のせいですね」
しずく「私、侑さんに匿名で手紙を出したんですよ」
しずく「上原歩夢を殺したのは同好会メンバーだ、と」
愛「!!」
しずく「面会謝絶だと聞かされた時は手紙、捨てられたかと思いましたが」
しずく「案外、手紙の内容を見られていない物ですね」 しずく「まぁ、私のせいで侑さんはあんな風になったので一概に愛さんのことを言うつもりはありません」
愛「どういうこと?」
しずく「幼馴染があのようなやられ方をされたのですから、取り乱して仕方ないと思います」
しずく「ですが、6割は私のせいですね」
しずく「私、侑さんに匿名で手紙を出したんですよ」
しずく「上原歩夢を殺したのは同好会メンバーだ、と」
愛「!!」
しずく「面会謝絶だと聞かされた時は手紙、捨てられたかと思いましたが」
しずく「案外、手紙の内容を見られていない物ですね」 もしかしたらこの2人が犯人探しをする話かと思ったら普通に殺ってた 赤の他人じゃなくて身近な人間を殺したり手紙を出したり、二人とも足が付くかもという危険よりも壊したいという欲求が勝っちゃってるんだな 愛「アンタ……」
しずく「なんですか?」
愛「……いや、なんでもない」
しずく「人でなしって言おうとしましたよね」
愛「……」
しずく「……あなたもですよ」
ランジュ「何やら面白くない話、してるわね」 愛「!!」
しずく「ふふっ……さっきからの視線。あなただったんですね」
愛「しずくは気づいてたの?」
しずく「はい。最初から聞いてましたよね」
ランジュ「そうね。最初から聞いていたわ」
ランジュ「安心して。警察は呼んでないわ」
しずく「そうですか……」
愛「ふん……どうだか」
ランジュ「信じてくれなくても無問題ラ」
ランジュ「アタシは本当のことしか言わないから」 ランジュ「それに考えてみなさいよ」
ランジュ「上原歩夢を殺したって証言だけで動くほど警察は有能ではないわ」
ランジュ「証拠がないと」
ランジュ「体を触ってくれてもいいけど、録音も撮影もしてないわ」
しずく「さっきも言ったでしょう。気づいてたので知ってますよ」
しずく「……とにかく、あなたは何がしたいのですか?今日は出てきてくれた理由。話してくれるのでしょう?」
ランジュ「まぁね」
ランジュ「手を組みましょう?」 愛「手を?」
ランジュ「えぇ。私はあなた達のことを見逃す」
ランジュ「代わりにあなた達。スクールアイドル部に入りなさい」
ランジュ「そうねぇ。朝香果林も誘いなさい」
ランジュ「あの人の存在感は唯一無二よ」
ランジュ「口実は何でもいい。あの人を言いくるめて部に入れなさい」
ランジュ「どう?悪くない話よ」 しずく「……えぇ。わかりました」
しずく「今回はそれで乗ってあげましょう」
ランジュ「……そんな上から物を言える立場かしら」
しずく「……あなたとは仲良くなれません」
しずく「だから、どんな態度でも構いませんよね」
ランジュ「……支離滅裂って言ったところかしら」
ランジュ「そこの金髪ちゃんは?どうかしら」
愛「アタシもいいよ。乗るよ」
ランジュ「そ、アタシはランジュ」
ランジュ「これからよろしく」 ランジュなら民間軍事会社の元特殊部隊隊員を何人か雇って自分を守らせてたり
香港マフィアお抱えの殺し屋に2人をマークさせて下手な事したら殺せと命令するのも難しく無いやろなぁ 同好会部室
ランジュ「ここかしら?スクールアイドル同好会の部室とやらは」
かすみ「……はい。どうかされました?」
栞子「ランジュ……?」
ランジュ「えぇ。桜坂しずくと宮下愛。それと朝香果林に用があるわ」
果林「何かしら。ここで話はきくわ」
ランジュ「そんな怖い顔しないでちょーだい。あなた達3人をスカウトに来ただけよ」
エマ「スカウト?」
ランジュ「……上原、って子だっけ?その子の事は心中察するわ」
ランジュ「その幼馴染の子も今は病院らしいじゃない。その中で、まだ輝きを持ってそうな人をスカウトするのが私の役目よ」 せつ菜「すみませんが、今そういう雰囲気ではないことはわかっていますか?」
ランジュ「えぇ。もちろんよ?」
ランジュ「でも、何もしないより何かをする方がマシだと思わない?」
ランジュ「上原って子も浮かばれないわ」
果林「っっ!!!」パァン
ランジュ「!?」ヒリヒリ
果林「アンタ!!!人の命を何だと思ってるの!!!!」
果林「今はそんな話している場合じゃない事くらいわかるなら、とっとと出ていきなさい!!」
ランジュ「……ったく。何でアタシが怒られないといけないのよ」
ランジュ「分かったわ。今日は帰ってあげる。今名前を呼んだ3人は考えておきなさい」 帰り道
かすみ「今日は……大変でしたね」
璃奈「……うん」
エマ「……もう訳わかんないよ」
彼方「私たちどうすればいいんだろう……」
せつ菜「やっぱり、考えがまとまりませんね……」
しずく「……歩夢さんと侑さんの存在はそれほど大きかったんですね」
せつ菜「それも……ありますが」
愛「……」
愛「私、入る」
7人「!!」 エマ「待ってよ。どうして?」
愛「このままだと、私狂っちゃいそう」
愛「私、何もかもを忘れてスクールアイドル。続けたい」
愛「歩夢もそう願ってるよ」
しずく「……正直私も入ろうかと思ってました」
しずく「……理由は愛さんと同じです。辛い気持ちを忘れたいです」
しずく「……果林さんだって同じでしょう?」
果林「そんなわけ……」
しずく「ありますよ」
果林「っ……」 しずく「あの場では殴ってしまったから言えなかったけど」
しずく「考えたんじゃないですか?」
しずく「私も歩夢のことを考えずに踊りたい、と」
しずく「あの人の話は言い方こそ、アレですが筋は一応通ってるのではないでしょうか」
しずく「……栞子さんはどう思いますか?」
栞子「えっ……」
しずく「栞子さん、あの方のこと知ってますよね?」
栞子「……えぇ。でもそのことをなぜしずくさんが知ってるのですか?」
しずく「呼び捨てで呼んでるの、聞こえてましたよ」 栞子「あぁ……あの子は、私の幼馴染です」
栞子「昔から苦労なく、過ごしてきたのであのような高飛車に育ってしまったんですが、悪気はありません」
しずく「いえ、私はあの人の生い立ちを聞きたいわけじゃありません」
しずく「あなたはどう思いますか?」
栞子「……そうですね。一理あります、ね」
栞子「ですが……」
栞子「歩夢さんと侑さんのことを考えてしまいます」
しずく「……そうですか」 かすみ「……許さないよ?しず子」
かすみ「あっちに行ったら……」
しずく「……ごめんね。あの時、『どんな桜坂しずくでも私は好きだから』って言ってくれたよね」
しずく「嬉しかった」
しずく「あっちに行っちゃう私も好きでいてくれたら」
しずく「……嬉しいな」
かすみ「……」
果林「私も入るわ」
かすみ「!!」 果林「図星だったわ……しずくちゃんの」
果林「……かすみちゃん、エマと分けた時のパン。美味しかったわ」
果林「こんな形で部に行くって言ってごめんなさいね」
しずく「……決まりですね」
しずく「そうだ、栞子さんも来ましょうよ」
しずく「その方がランジュさんを目に入れておくことができますよ」
しずく「それに、もっと栞子さんもやりたいでしょう?」
栞子「……」
栞子「……はい」
栞子「入ります」 かすみ「……あはっ」
かすみ「はははははははは」
かすみ「あはあはああはあはあはあはあはあはあはあはあはあは」
エマ「ひぃ……」
かすみ「あはははははははは」
かすみ「あはは……」ピタッ
かすみ「……」タッタッタッ
せつ菜「かすみさん!?」
璃奈「待って!!」 レインボーブリッヂ
かすみ「……」テスリニスワル
かすみ「Hey. girl in the mirror.とっておきのー」
かすみ「笑顔の魔法かけよー」
かすみ「もう絶対めげない負けないって決めたの」
かすみ「……」
せつ菜「かすみさん!!」 かすみ「皆さん……」
璃奈「……そんなところにいたら危ない」
エマ「……降りてきて?ね?」
かすみ「……ごめんなさい」
かすみ「さようなら」フワッ
璃奈「えっ……」
ドボーーーン
せつ菜「えっ……えっ……」
エマ「きゃああああああ!!!」
果林「今すぐに救急車と救助隊を!すぐ呼んだら間に合うわ!!」
璃奈「今よんでる!!」
彼方「うそ……うそぉ……」 かすみ(あーー冷たい)
かすみ(息ができない)
かすみ(……しず子にひどいこと言ったままだったなぁ)
かすみ(……りな子、笑顔が増えたのにこんなとこ見せちゃったなぁ)
かすみ(彼方先輩、最近クマがやばいから寝て欲しいな。寝顔好きなのに)
かすみ(果林先輩……いつもごめんなさい。あの笑顔、大好きです)
かすみ(エマ先輩、不安にさせてごめんなさい)
かすみ(せつ菜先輩、しお子にもうちょっと頼って欲しいです)
かすみ(しお子、最近入ってきてくれて仲良くしてくれてありがとう) かすみ(みんな、ごめんね)
かすみ(一足先に、歩夢先輩に会ってきます) ゆうぽむは仕方ないにしても1人足りなくないですかね… >>1やで
おそらく、今日か明日。一気にオチをつけるからおまいらレス頼むわ
なんか変なところあったらレスしてくれたらとってもエモエモやで DNA鑑定までしてるということは、死体は歩夢本人なのかな。トリックとかなければ。歩夢が真犯人とか、死体は別人で本物はどこかに監禁されてるとか、色々想像しちゃった 愛さんが生き物殺したのは確定だが歩夢を殺したかは未確定
しずくが生き物殺しの共犯は確定だが自ら手を下したかは不明で歩夢は殺してない
助術トリック疑ったが普通にサイコパス2人の物語かな
結末が気になります ???「なんで……がはぁ……」
???「どうせ死ぬなら一緒に……」
???「ああああああ!!!」
???「……」ペシン
???「うぐぁ!!」カランコロン
???「……さよなら」ヒョイ
グサッ 1週間後
空き地
しずく「……流石にかすみさんが死ぬのは想定外でした」
愛「アタシもだよ」
しずく「……後戻りできませんね」
愛「うん……」
しずく「はぁ……かすみさんは、殺すつもりなかったなぁ」
愛「……」
愛「ランジュとの練習はキツいよ」
しずく「そうですか、そろそろ入り時ですかね」
愛「……そうかもね」 なんかここまで来といてあれやがワイのSS需要あるんか……ヒヨってきたぞ せやな
ここまで来といて
まぁせっかく書き溜めしたしぶっぱするから目ん玉かっぽじってくれ しずく「……どうしたんですか?」
しずく「そんな怖い顔して」
しずく「いつもの目はどうされましたか?」
愛「……もう、どうにでもなれって思い始めてるんだ」
愛「私は……もう……」
しずく「……そうですね」
しずく「もう、おしまいです」
しずく「帰りましょう」
愛「……うん」 生徒会室
せつ菜「……」
栞子「……」
せつ菜「……生徒会の引き継ぎはこんな物でしょうか」
栞子「そうですか、ありがとうございます」
せつ菜「いえいえ、当然のことです」
せつ菜「……どうですか?」
栞子「部のこと、でしょうか?」
せつ菜「……はい」
栞子「……そうですね。流石プロ、と言ったところでしょうか」
栞子「中身が明確に示されたタイムスケジュール、練習内容ですし妙に納得しながらできます」 せつ菜「楽しいですか?」
栞子「いいえ」
せつ菜「……即答ですか」
栞子「……わかるでしょう?」
栞子「大切な先輩を、その次は大好きな友人を亡くしたんです」
栞子「侑さんほどではないとは言え、心はもう死んでいると言っても過言ではありません」
せつ菜「……そうですね」
栞子「……最近入った私ですらこう感じてるのです」
栞子「大好きを溢れさせたいと言っているあなたがわからない訳がありませんよね」
せつ菜「……はい」 栞子「でも、部を辞めるつもりは今のところはありません」
栞子「気持ちの整理、前進するためには無我夢中でやらなければなりません」
栞子「これは、今まで対立していた、そしてかすみさんの時何もできなかった私への罰です」
栞子「……罰なんですよ」
せつ菜「栞子さん……」
栞子「……そろそろ部と同好会に顔を出しますか?」
せつ菜「いえ、私はここで少し作業をさせてください」
栞子「そうですか、では私はこれで」
せつ菜「……お気をつけて」
栞子「……お互いさまです」 せつ菜「……はぁ」
せつ菜「……私もまだまだですね」
せつ菜「……」
せつ菜「……ぐすっ」
せつ菜「歩夢さんっ……かすみさ……」
せつ菜「私は……どうすればいいのですか?」
せつ菜「何をすれば……正解なのですか……」
せつ菜「……ぐすっ……うぅ……」
せつ菜「うぁ……うわぁぁぁぁぁあ!!」 帰り道
せつ菜「……」
愛「……せっつー」
せつ菜「あ、愛さん」
せつ菜「こんな時間までどうかされたんですか?」
愛「練習してたんだ」
せつ菜「……あっそうでしたね」
愛「良かったら一緒に帰らない?」
せつ菜「えぇ、喜んで」 愛「……」
せつ菜「……」
愛「最近、アニメ見てるの?」
せつ菜「いえ、どうも見る気分になれなくて……」
せつ菜「愛さんは?」
愛「……アタシも」
せつ菜「……そうですよね」
愛「同好会は?」
せつ菜「みんな、やる気になれなくて、自主練です」
せつ菜「エマさんと彼方さんは歌の特訓をしているそうです」
せつ菜「璃奈さんは私やしずくさんと発声の練習を」
せつ菜「でもそろそろしずくさんは部の方に転部するそうです」 愛「……大変そうだね」
せつ菜「……そうですね。同好会のみんななりに必死です」
愛「そっか……」
せつ菜「……戻ってきて欲しいなんて言いません」
愛「……?」
せつ菜「ですが、これだけは言わせてください」
せつ菜「どんな愛さんでも、どこにいても、私は愛さんのこと、大好きですから」
愛「……ドンナワタシデモ?」
せつ菜「えぇ、これは優木せつ菜から、そして中川菜々からお送りします」
愛「ソッカ、セツナハワタシガスキナンダ」
せつ菜「……愛さん?なんで私のことをせつ菜と……」
せつ菜「えっなんですか……それ」
せつ菜「……うそ」 せつ菜はやめてくれ…頼む愛さん…とか思ってたら遅かった… 翌週
夜の空き地
しずく「あなた、見境がなくなってきてますよ」
愛「……」
しずく「こんなの、同好会メンバーが犯人ですと言っているような物じゃないですか」
愛「……アイドルなんだから狙われる確率上がるって思うんじゃないかな」
しずく「……はぁ、あなたのことだから証拠は残してないとは思いますが」
しずく「いくらケモノでも、元々は人間です。理性くらい残してください」
愛「……悪かったよ」
しずく「まぁいいですよ。でも、せつ菜さんが亡くなったことでもう同好会は壊滅的ですよ」
しずく「今日来たの誰かわかりますか?」
しずく「彼方さんだけ、でした」 しずく「……まぁこなかった2人は元々メンタルが強い方ではなかったから仕方ないけど」
しずく「彼方さん、案外メンタル強いんですね」
愛「……それは思った」
しずく「流石、共働き両親の実質2人暮らしの長女といったところですかね」
しずく「寂しさを乗り越え、勉強とバイトを必死にやってるだけありますね」
愛「なるほどね」
愛「でもそれを言うんだったらりなりーも強そうだったな」
愛「ましてや休むほどとは」
しずく「まぁ、今回のでメンタルやられているのもあるんでしょうが」
しずく「それだけで休んでるわけじゃでしょうね」
愛「どういうこと?」 >>138
誤字川菜々
しずく「……まぁこなかった2人は元々メンタルが強い方ではなかったから仕方ないけど」
しずく「彼方さん、案外メンタル強いんですね」
愛「……それは思った」
しずく「流石、共働き両親の実質2人暮らしの長女といったところですかね」
しずく「寂しさを乗り越え、勉強とバイトを必死にやってるだけありますね」
愛「なるほどね」
愛「でもそれを言うんだったらりなりーも強そうだったな」
愛「ましてや休むほどとは」
しずく「まぁ、今回のでメンタルやられているのもあるんでしょうが」
しずく「それだけで休んでるわけじゃないんでしょうね」
愛「どういうこと?」 しずく「多分璃奈さん、犯人を探してます」
愛「……えっ」
しずく「……彼方さんに比べたら弱いかもしれませんが、璃奈さんも耐性はあるみたいですね」
しずく「ネットに詳しい分、ショッキングな光景でもそこまでショックを受けてなさそうでしたし」
愛「そうだっけ?」
しずく「えぇ。歩夢さんの第一発見者、私と璃奈さん、侑さんだったんです」
しずく「けど、侑さんは歩夢さんと気付く前は近づきたくない、ってタイプでしたし」
しずく「かすみさんのレインボーブリッヂからの飛び降りでも果林さんと並んで冷静に救急車の手配を促してました」
しずく「……多分、切り替えが早いんだと思います」 しずく「表情が出せない分、感情の切り替えがきっちりしてる」
しずく「オートエモーションコンバート璃奈ちゃんボードを作るくらいですもん。流石理系の脳ですね」
しずく「私はこう感じました」
愛「流石演劇部。人をよく見てるね」
しずく「光栄な言葉です」
愛「逆にエマっちは耐性がない上に、家族のようだと日頃から言っている」
愛「だから余計に精神に来ている。と言いたいんだね?」
しずく「その通りです。簡潔にまとめるとそうです」
しずく「その点ではかすみさんもそうです」 しずく「エマさん、かすみさん、侑さんは比較的に他の人と比べてパーソナルスペースが狭いです」
しずく「かすみさんなんか誰とでもスキンシップを取れるくらいには狭いですよね」
しずく「だから2人の先輩がいなくなり、4人も同好会から抜ける宣言をされただけで自殺に追い込まれたんです」
しずく「同好会に依存してしまってたんでしょうね」
しずく「歩夢さんが亡くなって尚更」
しずく「……とにかく、本能は抑えてください」
しずく「尻拭いはできませんよ」
愛「わかってる」
しずく「……そうですか、ではまた明日」
愛「……うん。また」 愛「……」
私はこれでいいんだ。変に喋るとボロが出る。
私、どうしたんだろう
私。もう人間に戻れない、なぁ
もう、いや……こんなのやりたい
……まって、何でやりたいって?
やりたくないのに……
この前は男の子に手を出したというのに次は歩夢とせっつーまで……
いや
私の心も殺してるから実質4人か エマ「……」カタカタカタカタ
エマ「怖いよ……」カタカタ
エマ「もう味方はいないの?」
エマ「うぅ……」
エマ「せつ菜ちゃん……うぅ……」
エマ「……誰が殺したんだろ」
エマ「……ランジュって子かな」
エマ「歩夢ちゃんも?」
エマ「……かすみちゃんも元を辿ればあの人が来なかったら死ななかった」
エマ「……かんたんなこと、だったね」
扉「トントン」 ニュース「先週、○月△日月曜日虹ヶ咲学園の学生寮にて2名が亡くなっているところが発見されました」
ニュース「警察は自殺と他殺を両面にーーー」
しずく「……まさか、愛さんが?」
しずく「……あの人がやられるようなヘマを犯すとは思わないですが……」
しずく「……」ピッピッピッ
プルルルルル
しずくのケータイ『はい』
しずく「……今朝のニュース、見ました?」
しずくのケータイ『……寮の、こと?』
しずく「えぇ。やっぱり見たんですね」 しずく「あなたが出たということはあなたではなかったんですね」
しずくのケータイ『……どういう意味?』
しずく「……すみません」
しずく「ですが、学園の誰かが殺された、ということですね」
しずく「気をつけながら部室に来てくださいね」
しずくのケータイ『はいはい』ピッ
しずく「……」
しずく「まっ、部室に行けば話し合えるでしょうし、そこで考えましょう」 同好会部室
果林「……」
璃奈「……」
彼方「……」
栞子「……」
しずく「……」
愛「……」
果林「エマは?」
彼方「果林ちゃん知らないの?」
果林「えぇ、もうこっちに来てるのかと……」
彼方「そっか、私たちもわかんないや」
彼方「……前まではあんなに多かった人数がもう半分だね」
しずく「えぇ……」 果林「……私達、逃げちゃったのね」
果林「この現実から」
愛「……ごめんなんて言えないけど」
愛「やっぱり忘れられないね……」
璃奈「……そうだね。私たちは結局歩夢さん達を忘れられるほど、軽い絆ではなかった」
栞子「……今日、ランジュに言って同好会に戻ろうと思っていました」
栞子「エマさんが来てからエマさんにも聞きますが、璃奈さん。彼方さん。よろしいですか?」 彼方「うん……みんな一緒がいい」
彼方「最近夢を見るんだ……」
彼方「……みんな死んでって」
彼方「私1人になる夢……」
彼方「ひとりぼっちはもう嫌……」
果林「彼方……」
しずく「……私も戻りたいです。戻れることなら」
しずく「やっぱり無理ですよ。忘れることなんて」
しずく「大切な人を記憶を消すほど大女優にはなれません」
愛「しずく……でも」
しずく「……なんでしょうか?」
愛「いや……その、私も同じ意見だなぁって……」
しずく「……そうですか」
部室のドア「トントン」 栞子「はい……」
理事長「……失礼しますね」
理事長「……スクールアイドル同好会の皆さん、揃ってますね」
果林「いや、エマが……エマ・ヴェルデという生徒がまだ来てません」
理事長「その子について、です」
理事長「今朝のニュースは見たかしら」
果林「はい……」
彼方「確か、先週寮で2人亡くなったって……」
理事長「……その中の1人はエマ・ヴェルデさんよ」
6人「……えっ」 彼方「うそ……エマちゃんが……うそ……」
理事長「本当よ……そしてもう1人は私の娘。ランジュよ」
栞子「!!!!」
しずく「……うそ」
愛「どうして?」
理事長「……ぐすっ」
理事長「どうやらヴェルデさんと、取っ組み合いになって相打ちになったんでは?と聞いてます」
理事長「ヴェルデさんがランジュの包丁を腹部に刺して油断した隙に自分の刺さってた包丁で差し返したと聞いてます」
理事長「……そのせいで部屋が血飛沫で赤く染まってました」
彼方「……」フラ
果林「彼方!!」 理事長「近江さん?聞こえますか?」ピトッ
彼方「……」
理事長「……いけない、気絶した拍子に頭を打ってるのかも。呼吸をしてないわ」
璃奈「……うそ」
栞子「ぐすっ……きゅ、救急車!」
しずく「……はい!」
愛「……」
果林「……今日、病院まで行ったら帰りましょ」
果林「それと、私。これからここに来るのは話をする時だけにするわ」
果林「もう、アイドルになれないわ」 璃奈「正直私も同じ。もうみんなに笑顔を届ける歌を歌える自信、なくなった」
栞子「……私はまだ、考えさせてください」
しずく「私もです……」
愛「……アタシも」
璃奈「うん、じっくり考えたほうがいい」
璃奈「幸か不幸か、私たちはソロメイン。最悪続ける気が少しでもあって続けるなら」
璃奈「すぐにでも続けられる」
璃奈「私はやめちゃうけど、裏方でサポートするつもり。だからその時は頼って欲しい」
果林「……もちろん私も、ファッションのことなら任せなさい」
果林「後悔させないから……」
しずく「えぇ……ありがとうございます」
理事長「……早く荷物をまとめなさい」
6人「……はい」 帰り道
果林「……私、心壊れちゃったのかしら」
果林「……エマが死んだのに、涙が出ないの」
璃奈「……言いたくないけど、私も正直ショックに慣れちゃった」
璃奈「次は誰なんだろうって……覚悟するようになっちゃった」
栞子「璃奈さん……」
しずく「……」
愛「もう、昔みたいになれないね」
果林「……そうね」
璃奈「……しずくちゃん、愛さん」
璃奈「今日、一緒に帰っていいかな」
しずく「……いいけど、どうして?」
璃奈「……」
璃奈「おしゃべりしたい」 公園
璃奈「ここなら、誰にも聞かれる心配ない」
しずく「……誰かに聞かれたらまずいことなの?」
璃奈「……うん。かなりまずい」
愛「……」
璃奈「それに内容も2人にとって、あまり気持ちいい話ではない」
しずく「そう……」
璃奈「まず聞きたいこと」
しずく「……私たちに答えられることなら何でも」
璃奈「……他に遠回しに聞くっていうのも、野暮だし、そこまでの語彙力を持っているわけじゃない」
璃奈「気分を害する覚悟で単刀直入に聞く」
璃奈「……同好会のメンバーを殺してるのって」
璃奈「2人だよね?」 しずく「どうして?」
璃奈「……厳密に言えば、その前の男の子殺人。いや、野良犬、野良猫の時からだと私は思う」
璃奈「……最初は動物だったのに、次は人間」
璃奈「その人間の殺し方は、残忍な殺され方」
璃奈「歩夢さんの亡骸を見つけた時散歩でって言ってたけど何であそこにいたの?」
しずく「……散歩です」
璃奈「……鎌倉だよね?しずくちゃんの実家。朝5時に起きて電車に乗らないと、学校に来れないくらいなのに何で歩いてあそこで会えるの?」
しずく「……たまたまですよ」
璃奈「自転車は?」
しずく「!!!」 璃奈「男の子をバラバラにする時、壊しちゃったから。じゃない?」
しずく「……自転車でできる訳ないじゃないですか」
璃奈「タイヤに細い縫い糸を巻いて、その子の体をどこかに縛り付けて関節ごとに糸でスパン、と行った」
璃奈「そんなところかな?」
しずく「……そんなうまいこと行くでしょうか」
璃奈「……わからない」
璃奈「けど、昔テレビでお肉を凧糸で切るっていうのをやってたのを思い出した」
璃奈「それを自転車で応用したんじゃない?」
璃奈「自転車を漕ぐことで力一杯踏ん張れる」
璃奈「だから、包丁でやるより綺麗に切れて、女の子がやったと考えられないようにする」
璃奈「違う?」
しずく「……仮に合っていたとして、なぜ歩夢さんたちを?」 璃奈「それは……わからない」
璃奈「……男の子のバラバラの仕方は想像できたけど」
璃奈「そこから、動機が見つからない」
璃奈「どう、かな?しずくちゃん、愛さん」
しずく「……喋りすぎ。かな」ガバッ
璃奈「!?離して!」
しずく「……甘いよ璃奈さん」
しずく「こんなの……殺してくれって言っているようなものだよ」
しずく「璃奈さんはここまでバカじゃないよね?」
璃奈「……信じてたから」 璃奈「しずくちゃんも、愛さんも」
璃奈「私の親友で、大切な人」
璃奈「何もしないと思ってた……」
璃奈「だからノーガードで接触した」
しずく「そっか」
しずく「ごめんね」
璃奈「っ!!しずくちゃ……」
璃奈「ガハッ……」
愛「……ごめんね。りなりー」グサッ
璃奈「あぃ……さ……しぅくちゃ……」
璃奈「……ど……して」
しずく「……死ぬ前に教えたげる」
しずく「理由はないよ」 璃奈「……ぇ」
しずく「強いてあげるなら」
しずく「とっっても気持ちいいから♪」ニヤァ
璃奈「!!」ゾワゾワァ
璃奈(やばいマジだ!!私……もうダメなの……?)
愛「りなりー、逃がさないよ」ガシッ
しずく「私達はエマさんとは違って相打ちになったり逃げられたりするヘマはしませんから」
愛「……さよなら」
しずく「今までありがとう」
グサッ 愛「……何でしずくが知ってるのさ」
しずく「……そりゃあ噂でどんな風だったか聞いただけでもわかります」
しずく「私も人間じゃないですから」
愛「……考察がお得意だこと。大女優さん」
しずく「……それより、今度こそ私たちに足がつきますね」
愛「最後にあったのが私たちだからね」
愛「証人もいる。こりゃ覚悟したほうがいいかもね」
しずく「……はぁムショに行っても仲良くしてくださいね」
愛「こちらこそ」
しずく「……演劇部を舐めないでくださいね?」
しずく「まぁおこぼれで愛さんも助かることができるんで、そこら辺は頭に入れておいてください」
愛「……わかってる。りなりーはどうするの?」 しずく「……璃奈さんは申し訳ないですが、細かくして海に落としましょう」
しずく「幸い、ご両親は仕事が忙しくて家に帰ってくるのが遅いと聞いてます」
愛「ならバレるのも後になるかも、ってことね」
しずく「そういうことです。レインボーブリッジの上から、落しますか」
愛「うん。もちろん夜にね」
しずく「……泊めてくださいね。もうりりえあふぃーるどに泊まるお金がありませんから」
愛「りょーかい」 彼方「……」
彼方に繋がれた心電図「ピッピッ」
???「お邪魔します」
遥「あっ……ーーーさん」
遥「お見舞いありがとうごさいます」
???「いえ……お姉さんの目は……」
遥「……この通りまだ」
遥「……あっ、飲み物買ってきますね!」
???「あっ……」
???「……」
ピーーーーーーーー 愛の部屋
愛「……ねぇ」
しずく「なんでしょう」
愛「しずくは私がやったと思う?」
しずく「えぇ」
しずく「……あそこで話してる時、自白したじゃないですか」
しずく「エマさん、かすみさん以外は愛さんがやりましたよね」
愛「うん……」
愛「りなりーは男の子はしずくがやったって思ってるみたいだったけど」
しずく「飛んだとばっちりですよ」
愛「ノリノリだったくせに」 しずく「……でも大体合ってたんじゃないですか?」
愛「……うん。ほぼ正解だったよ」
しずく「そうですか……とにかく、私はこれで寝ます」
愛「よくねれるね」
しずく「……サイコハートに言われたくありません」
愛「サイコハート……か。なんでこんな風に呼ばれるんだろ」
しずく「……なんでもいいじゃないですか。じゃあおやすみなさい」
愛「おやすみ」
愛「……」
愛(これから私は……) 部室
果林「璃奈ちゃんはまだきてないけど、聞いたかしら」
果林「彼方のこと」
栞子「……体調が急転して心肺停止が続いて」
栞子「そのまま……」
しずく「もう嫌です……」
しずく「誰かを失うのは……」
栞子「しずくさん……」
しずく「まさか、璃奈さんも?」
果林「……今日は体調が優れないからかもしれないわ」
果林「昨日、どうだった?しずくちゃんと愛」 愛「別に、いつも通りだったと思う」
しずく「私もそう思います……ね」
果林「学校もやっぱり、来る人が少なくなってるわね……」
栞子「……えぇ。呪われた学校だとか言われています」
栞子「終いには死神学校とまで……」
果林「言いたい放題ってわけね……」
栞子「そう、ですね」
しずく「……」 しずく「そう言えば、あの時なんで果林さんはすっとぼけたのですか?」
果林「……あの時?」
しずく「エマさんの時ですよ。誰かが殺されたこと。電話しましたよね?」
しずく「エマさんのニュースに名前こそ出てませんでしたが」
しずく「なんで電話をしたことをすっとぼけてまで、エマさんのことを聞いたんですか?」
果林「……なんとなくよ」
果林「……この話はおしまい。明日、改めて話しましょう」
果林「璃奈ちゃんが来ないと進まないわ」
3人「……」コクリ しずく「……」フゥ
私、桜坂しずくはもう。本当の自分だった私はいない。
もう、動物に手をかけた時点で本当はいなかったんだ。
私は自分のことがとても可愛い。
だから認めたくなかった。
狂っていることに。
口先だけの大女優、か。はたまた、自分を演じる大根役者か。
白い服を着たしずく「……」ジッ
黒い服を着たしずく「あなたのいる場所はない」グサッ
白い服を着たしずく「ぐぅぅぁぁ!!」
さよなら、桜坂しずく。
ようこそ、桜坂しずく。 部室棟。日のあたりが少ない階段前
果林「……頭痛がひどいわね」
果林「やっぱり気丈に振る舞ってても体は正直ね」
果林「早く部屋に戻って……寝なきゃ」
果林「階段、つらいわね」
果林「……!?」ガクン
果林「何か……ひっ……」
ガタン!!ゴトン!!ゴロゴロゴロ
???「……」
果林「………どう……して」
果林「……」 部室
栞子「……」
愛「果林まで……」
しずく「……どうして……」
栞子「璃奈さんも……行方不明だそうです」
栞子「……今日は屋上で話、しませんか?」
しずく「屋上で、ですか?」
栞子「どうせ、私たち3人です」
栞子「気分転換に、どうですか?」
愛「いいよ、アタシは」
愛(ここで……)
しずく「私もいいですよ」
しずく(決着を決めるつもり……ですかね) 屋上
栞子「……もう、正直部室で話してたら気が狂いそうです」
栞子「……みんなの顔が思い浮かんでしまいます」
栞子「……ぐすっ」
愛(そういうこと、か)
しずく(栞子さんらしいと言えばらしいです)
栞子「何の恨みが私たちに……」
しずく「……」
しずく「何でだと思います?」
栞子「……えっ?」
しずく「そりゃ」トン
栞子「!?」フラッ 屋上の草木に隠れたところ
栞子「んんっ……んん!?」サルグツワ
栞子「んーーーんー!!」テアシタオルデシバラレジタバタ
しずく「しずかになさい」ナイフキラン
栞子「!?」ビクッ
栞子「……」ブルブル
しずく「いいこです」
愛「全部ね。私がやったんだ」
栞子「……!!」 数ヶ月前
猫「にゃーん?」
愛「……」
猫「ふに”ゃ”!」
猫「に”ゃ”ー”」
猫「にっ」ゴキッ
猫「」ピクピク
愛「最初は猫さんだった」
愛「ダメだとわかってたのに」 男の子「わーーい!」ドンッ
男の子「わっ!ごめんなさい!」
愛「いーよ!前をちゃんと見なよ!」
男の子「はーい!」
愛「……」
ー夕方ー
男の子「楽しかったなぁ」
愛「ねぇ」
男の子「は、はい……」
愛「アタシのこと覚えてる?」
男の子「え?えっと……あっ昼ぶつかった…」 愛「ちゃんと覚えてたんだ〜えら〜い」
愛「ちょっとね〜ぶつかられたとこ、痛いんだー」
男の子「えっ……」
愛「ちょーっと来てくれないかな」
男の子「ご、ごめんなさ……」
愛「ね?」グイッ
男の子「うわぁ!?」
ーーー
男の子だった肉塊「」ピク
愛「……さよなら」ボチャボチャ
愛「人まで殺すなんて」
愛「思わなくて」 歩夢「あ、愛ちゃん」
愛「ん?どーしたの?アタシの店に来て」
歩夢「あのね……」
愛「食べに来たって訳じゃなさそうだね。座って」
愛「……」テッパンノスイッチオン
歩夢「……その」
愛「ん?」
歩夢「……男の子を殺したのって、愛ちゃんの知ってる人?」
愛「……なんで?」 歩夢「えっと、部活のときから暗いから、知ってる人だったら私の反応、悪かったかなって」
愛「ぷっそんなことで謝りにきたの?」
歩夢「わ、笑わないでよ〜」
歩夢「本当にごめんね」
愛「だいじょーぶ!アタシ気にしてないから!」
歩夢「でも……」
愛「……」
歩夢「愛……ちゃん?」
愛「どーしたの?」
歩夢「なんか…この鉄板……湯気出てない?」
愛「ん?そーかな?」 歩夢「ほら、鉄板の上の蒸気からでも熱いの伝わるよ?」テヲテッパンニカザス
愛「……」グイッ
歩夢「きゃっ!?」カオカラテッパン
ジュー!!!
歩夢「ああああああああ!!!」
愛「……」オサエル
歩夢「あづい”あづい”あづい”あづい”い”い”!!!!」
歩夢「ああがぁぁぁぁあああああ!!!」 歩夢「……」ピクピク
愛「……顔からうちの鉄板の成分、出てくるかもな」
愛「……バーナーどこだっけ」
愛「……あった」
ぶぉーーー
愛「……」
包丁振りかざし
ぐちゃっ
ぐちゃっ
ぐちゃっ
歩夢だった肉塊「」 せつ菜「えっなんですか……それ」
せつ菜「……うそ」
愛「……」ナイフキラン
せつ菜「!!」タッタッタッ
愛「!!」タッタッタッ
愛「ふん!」ガシッ
せつ菜「いやぁ!!」
せつ菜「離して!!やめて!!」
せつ菜「やめてくださっ……がはぁ!!」 せつ菜「……今なら……通り魔にやられたって言います……」カヒューカヒュー
せつ菜「お願いします……殺さないで……」
せつ菜「……私はまだ生きたい!!」
愛「……」
愛「……ごめんね」
せつ菜「……っ」
グサッ
せつ菜「っっ……」
せつ菜「……」グッタリ
愛「さよなら」
グサッ 遥「飲み物買ってきますね!」
愛「あっ……」
愛「……」
愛「カナちゃん、ごめんね」
愛「……」サンソキュウニュウキハズス
愛「……さよなら」
ピーーーーーーーー
愛「……」サンソキュウニュウキツケル
愛「……」ナースコールポチ 愛「果林……ごめんね」
果林「早く部屋に戻って寝なきゃ……」
愛「……」トウメイナイトグイ!
果林「何か……ひっ……」
ガタン!ゴトン!ゴロゴロゴロ
愛「ごめんね……」
果林「どうして……」
果林「愛……」
果林(盗み聞き……するんじゃなかったな……)
果林(こんなことしなくても……だまってたのに……)
愛「歩夢をはじめとした友達も殺して」
愛「人間なわけ、ないよね?」 栞子「……!!……!!」ポロポロ
しずく「あっちなみにエマさんとランジュさんが乱闘騒ぎで相打ちになった件は私のせいです」
栞子「!?」
しずく「簡単ですよ。ランジュさんにエマさんに励ましてください。と言いに行かせる」
しずく「私は先回りしてエマさんの部屋に行く」
しずく「『もう、私たちには味方はいないのかもしれませんね』」
しずく「こう言ったんですよ」
しずく「泣いてました。エマさん」
しずく「……」
しずく「人間って脆いですね。良くも悪くも」 しずく「さよなら、栞子さん」
しずく「物語の結の部分です」
栞子「んーんーー!!んー!」
しずく「……」コク
愛「……」コク
グサッ
栞子「んん!!!!!!」
栞子「」グッタリ しずく「……2人だけですね」
愛「もう、終わったね」
愛「いろいろと」
しずく「……そうですね」
しずく「あの時、愛さんは言ってましたね」
しずく「最高に最低だ、と」
しずく「今ならその意味がわかります」
しずく「私も今、最高に最低です」 愛「……あっそっ」グサッ
しずく「なんで……がはぁ!!」
愛「……」グサッ
しずく「……!!」
自分の腹からナイフを抜き
しずく「どうせ死ぬなら一緒に……」
しずく「ああああああ!!!」
愛「……」ペシン
しずく「うぐぁ!!」カランコロン
愛「……さよなら」ヒョイ
グサッ
しずく「……」グタァ
ーーーー愛さんに……負けるなんて
サイコハート……流石です 侑「歩夢?ははっ」
侑「そうだね。そういうところも可愛いYO!」
侑「からかってないよ〜」
侑「ほんとほんと!」
侑「ん?どうしたの?」
侑「……!!えへへ」
侑「照れちゃうよ〜」
侑「私も、だーーーいすき!!」 ???「わーくわくかなえるすとーりー」
???「どーなるかは僕らしだーい」
???「でーあいってそーれだけでー」
???「きせきとーおーもうんだよー」
???「はーあ」
愛「みんな、ごめんね」
愛「愛してたよ」 ような急展開が出てしもたんや
次、長編SSを作るときは気をつけるわ
おしまいや
いろいろすまんな
>>152からなんかコメディ感が溢れてたのは
もととと、ここは気絶しただけの予定やったんや。だけど、>>177 >>199で心電図が0になるシーンを作ってしまったから無理やりそこを辻褄合わせるような形になったらコメディぽくなったんや おしまいや
いろいろすまんな
>>152からなんかコメディ感が溢れてたのは
もととと、ここは気絶しただけの予定やったんや。だけど、>>177 >199で心電図が0になるシーンを作ってしまったから無理やりそこを辻褄合わせるような形になったらコメディぽくなったんや
あと本当は>>14で終わるつもりやったからこんな時間と即興で書いたからほぼいろいろ上の
あと本当は>>14で終わるつもりやったからこんな時間と即興で書いたからほぼいろいろ上のような急展開が出てしもたんや
次、長編SSを作るときは気をつけるわ おしまいや
いろいろすまんな
>>152からなんかコメディ感が溢れてたのは
もととと、ここは気絶しただけの予定やったんや。だけど、>>177 >>199で心電図が0になるシーンを作ってしまったから無理やりそこを辻褄合わせるような形になったらコメディぽくなったんや あと本当は>>14で終わるつもりやったからこんな時間と即興で書いたからほぼいろいろ上のような急展開が出てしもたんや
次、長編SSを作るときは気をつけるわ 気づいてるかわからないけどこだわった部分は亡くなっていく順(自分の性格を殺すのも含めて)はアニメのメイン回順だったんや……() 終わっていたか乙
二人とも狂ってはいたけどスタンスの違いが面白い ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています