【安価SS】璃奈「大変なものをつくってしまった……」璃奈ちゃんボード『アワアワッ!』
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璃奈「果林さんがキスマシーンになっちゃうボタンを作っちゃった」
璃奈「愛さんの力が私より弱くなるボタンを作るつもりだったのに……」
璃奈「そして家に置いておくつもりが、うっかり部室まで持ってきちゃった……」
璃奈「どうしよう……」
↓3
偶数→「試しに押してみよう」
奇数→「部室に隠しておこう」 璃奈「……試したい気持ちはあるけど、やめておこう」
璃奈「人を勝手に操るのは、よくない」
璃奈「とりあえず、みんなの目の届かないところ……ロッカーの上に隠して―――」
ガチャッ
部室に入ってきたのは?
↓3
コンマゾロ目で全員 果林「はぁ〜い。って、あら。璃奈ちゃん一人?」
璃奈「か、果林さんっ!?」
果林「あら。今何か隠したわよね?」
璃奈「な、なにも隠してないよ! 璃奈ちゃんボード『キリリッ』」
果林「ふ〜ん、そう……」スタスタ
璃奈「ほっ……」
果林「隙あり!」バッ
璃奈「あっ―――!?」
果林「……なにこれ。なにかのボタン……?」 璃奈「お、押しちゃダメ! 返して!」ピョンピョン
果林「ふふっ、そう言われると押してみたくなるのよね〜」スッ
璃奈「だ、ダメッ―――」
果林「……なんてね。はいっ」スッ
璃奈「……えっ?」
果林「ごめんなさいね。焦ってるとこちょっと可愛かったから。からかっちゃった。大事なものなんでしょ?」
璃奈「う、うん……ありがとう」スッ
はんぺん「にゃー!」パクッ
果林「きゃっ!?」
璃奈「は、はんぺん!?」
璃奈(はんぺんが、ボタンを咥えて……!)
はんぺん「にゃー」スッ
璃奈「だ、ダメェ―――」
ポチッ 果林「―――」ビクンッ
璃奈「あ、あわわわわわ!」
璃奈(ど、どうしよう! と、とりあえず逃げなきゃ―――)
果林「……」ガシッ
璃奈「わっ!?」ドサッ
璃奈(そ、ソファに押し倒されちゃった……!ふりほどけない……!)グググ
果林「……」スッ
璃奈「か、果林さん。やめっ―――」
チュッ
果林のキス
↓3コンマ
1〜25:歯がカチカチ当たる素人丸出しのキス。
26〜50:やさしく何度も口に吸いつくような恋人キス。
51〜75:口だけじゃなく耳や首筋など的確に敏感なところを責める玄人キス。
76〜99:舌を入れ深く交わる濃厚キス
ゾロ目:キスだけで人を絶頂させる神業キス 璃奈「んむっ!」チュッ
璃奈(キス、されちゃった……はじめては、愛さんがよかったのに……)
果林「……」チュッチュッ
璃奈(……ううん。かわいそうなのは果林さんだ。私がこんなボタン作っちゃったばっかりに、私なんかとキスさせちゃったんだから)
璃奈(ごめんね、果林さ―――)
ニュルッ
璃奈「ムグッ!??」
璃奈(なに……!? 口の中、あったか……!?)
果林「……」ムチューッ
璃奈(これ……もしかして、舌!?) 天王寺璃奈。
情報処理学科の生徒で、彼女はちょっとした有名人だった。
成績は常に上位。座学だけではなく、アプリの開発、動画編集、3DCG作成、オリジナル機械の制作とそれへの機能付加などなど。工学系の技術力、知識に関して、高校生のレベルを優に超越している。
しかし、そんな彼女にも知らないことはある。
「んむ……ちゅ……れろ……」
水音と甘い吐息が部室に響き渡る。
―――知らなかった。自分がこんな声を出せるなんて……
「んっ……ふっ……れぇ……」
反射した窓に映る自分の姿が目に入る。
今まで感じたことのない熱が、璃奈の身体の内側から沸き起こる。
―――知らなかった。私、こんな表情ができるんだ……
「んはっ、むぅ……んん……」
「はっ……やぁっ、むっ……」
本当は拒まなきゃいけない。抵抗して、隙を見つけて果林を振りほどいて、もう一度ボタンを押せばきっと果林はもとに戻るはずだ。
なのに、璃奈の身体は動かない。それどころか―――
―――知らなかった。
十五歳になったばかりの発展途上の身体。その内側からまるでマグマのように熱があふれてくる。
―――キスが、こんなに気持ちいなんて……
初めての感覚に思わず身をよじると、自分のふとももが湿っているのを感じた。
汗か、はたまた別の何かか。
羞恥で顔が爆発しそうになるが、果林の舌は止まらないどころかよりいっそう璃奈の口内を侵していく。 まずい。
このままじゃまずい。
止めなければ戻れなくなってしまう。
頭では分かっていても、体に上手く力が入らない。
……そもそも、自分は本当にやめてほしいと思っているのだろうか?
酸欠になりかけながら、一心不乱に舌を絡める果林の顔を霞む視界におさめる。
朝香果林。
学生でありながら読者モデルを兼業する彼女。璃奈にとってはまるで別の世界の住人のように思えた。
しかし最近、中学校で習うような漢字が読めなかったり、病的な方向音痴だったりと、割とポンコツなことが発覚した。
だが、それは逆に彼女の魅力を一層引き立て、いつのまにか近寄りがたいイメージはなくなっていた。
年上な彼女のことを、愛らしいと思うことも多々ある。
そんな果林が、自分を求めてくれている。
璃奈の中にある空白を埋めてくれるように、璃奈を愛してくれている。
そう、それがたとえ―――
自分の作った装置による偽りの愛だとしても―――
「―――果林さん、ごめんっ!」 力を振り絞り、果林を突き飛ばす。
後ろによろけるもすぐに再び口づけを交わそうとする果林を躱し、床に置かれたボタンに手をたたきつけた。
プツンッ―――まるで電源が切れたかのように果林は意識を失いソファに倒れた。
「はぁっ、はぁっ……!」
堕ちそうになる意識を保つためになんども深呼吸をする。
危なかった。あのまま身を任せていたら、きっと璃奈の貞操は犯されていた。
それは自業自得だとしても、果林にその罪を背負わせるわけにはいかない。
生まれたての小鹿のように震える足に鞭をうち、なんとかバランスをとりながら果林の方へと向かう。
さっきまでの扇情的な表情とは打って変わって子供のようなあどけない寝顔に、愛らしさと罪悪感で胸が締め付けられた。
「果林さん、ごめんなさい。でも、ありがとうね」
手入れされた絹糸のような髪を撫でながら、そっと頬に口づけを落とす。
くすぐったそうに身をよじる果林は、自分よりも子供に見えた。 後日、当初の目的だった「愛の力を璃奈より弱くするボタン」を完成させた璃奈は、この時の経験を生かし、抵抗できない愛を濃厚キスでメロメロにしたのであった。
終わり トキメキきりました。
エロ描写むずいんでもう勘弁してください…… 終わりでもいいけど愛さんトロトロにした話は必要だよね 素晴らしいかりりなキス描写でした!!!!!
そのまま後日談をお願いします!!!!! 最高ですね!!!ありがとうございました!!!!!! 果林には良心と良識をちゃんと持ってたのに愛にはまるで容赦なくて草 貴方には抵抗できない愛を濃厚キスでメロメロにした璃奈さんについて詳しく書く適性があります ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています