鞠莉「ツリーの明かりに照らされて」
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曜「最後にこれをこうしてっと…よし、完成!」
曜「これで料理の方も準備OK。部屋の飾り付けもバッチリだし、後は来るのを待つばかりだね」
ピンポーン
曜「噂をすれば。はーい!」
鞠莉『メリークリスマス、曜』
曜「メリークリスマス!すぐ行くね!」 ガチャ
曜「お待たせ、鞠莉ちゃん!」
鞠莉「あら。ふふっ、お出迎えありがとう、可愛いサンタさん」
曜「寒かったでしょ、入って入って。パーティの準備は万端だよ!」
鞠莉「ごめんね、遅くなったせいで、曜にばかり色々任せちゃって」
曜「いいのいいの、こういうの楽しいし!」 鞠莉「そのサンタ服もコレクションなの?」
曜「自作したんだ。急ごしらえだけど、やっぱり気分が変わるかなって!」
鞠莉「こう言うのも自分で作っちゃうんだから凄いわよね。さすがAqoursのデザイナー」
曜「えへへ、そう?」
鞠莉「照れてる照れてる。うりうり」
曜「あはは、つっつかないでってば」 鞠莉「荷物だけど、曜の部屋に置かせてもらってもいいかしら?」
曜「うん、好きなところに置いといてよ。運ぼうか?」
鞠莉「これだけだから平気よ。置いたらすぐ来るわ」
曜「はーい、私は料理のセッティングしちゃうね」
鞠莉「何か手伝うことはある?」
曜「大丈夫、もうテーブルに並べるだけだから。待ってるね!」 ――――――――
曜の部屋
鞠莉「失礼します、っと。ふぅ、気付かれなかったみたいね。プレゼントを着替えの下に入れていたけど、ラッピングは…良かった、崩れてなさそう」
鞠莉「とりあえず、この辺りに隠しておいて、と。ふふっ、朝起きた時にびっくりさせちゃうんだから」 ――――――――
リビング
鞠莉「曜、お待たせ。わ、いい匂い…」
曜「おかえりー」
鞠莉「ただいま。あら、サンタ服は脱いじゃったの?」
曜「ご飯が終わったらまた着るつもりだよ、それまでは帽子だけ。鞠莉ちゃんの分も用意してあるんだ、はいっ!」 鞠莉「私のにはトナカイのツノが付いてるのね」
曜「可愛いでしょ。さあ、被って被って」
鞠莉「サイズもちょうど良さそう。どうかしら?」
曜「似合ってる!後で写真撮ろうね!」
鞠莉「サンタさんの撮影会も忘れずにね。それじゃ、クリスマスらしいスタイルになったところで」
曜「クリスマスディナーの始まりだよ!さあ、こちらへお進みください」 鞠莉「どれどれ。わぁ…!」
曜「本日のメニューは、ローストチキン、サラダ、グラタンにミネストローネ!飲み物はシャンメリーとなっております」
鞠莉「凄いご馳走じゃない。これを全部一人で?」
曜「頑張りました!チキンは買ってきちゃったけど、その分味は格別だと思うよ」
鞠莉「とっても美味しそう。いただきましょう」
曜「その前に、本日の主役にもご登場いただきましょう。ジャーン!」 鞠莉「わお、ケーキ!」
曜「食べきりサイズのホールケーキだよ!パーティにはやっぱり、この形じゃなくっちゃね」
鞠莉「ってことは、これも曜が?」
曜「頑張っちゃいました!」
鞠莉「飾り付けもだけど、何から何まで大変だったでしょうに」
曜「楽しいからいいんだって。さあ、始めるよ!ろうそくに火をつけて、明かりを消してっと」 鞠莉「綺麗…」
曜「火が揺らめいて、いい雰囲気だね」
鞠莉(ろうそくの光に照らされて、曜の瞳が輝いてる…)
曜「鞠莉ちゃん?」
鞠莉「あ…つい見とれちゃって」
曜「綺麗だもんね。じゃあ、せーので吹き消すよ」
鞠莉「ええ。せーのっ」
「「ふー」」
フッ 曜「メリークリスマース!」
鞠莉「メリークリスマス!まさか曜と二人でクリスマスを迎えられるなんてね」
曜「確かに、ちょっと前までは想像もできなかったよ」
鞠莉「巡り合わせなんだと思うわ、きっとね」
曜「巡り合わせ、かぁ」
鞠莉「どうかした?」
曜「鞠莉ちゃんが言うと、説得力があるなって」 鞠莉「それはどうも♪電気、つけないの?」
曜「もう少し、このまま見つめあっていたいな。クリスマスツリーだけが輝く中で」
鞠莉「曜の方こそ、意外とロマンチストじゃない」
曜「鞠莉ちゃんの影響かな?」
鞠莉「人のせいにしないの」
曜「いいじゃない、年に一度のクリスマスなんだし」 鞠莉「んー、今日のところは、そういうことにしておいてあげる」
曜「そうそう、そうしようよ。ねえ、鞠莉ちゃん」
鞠莉「なぁに、んむっ――」
曜「ん…」
鞠莉「んっ、んんっ…ぷはっ」
曜「えへへっ、しちゃったね」 鞠莉「気が早いわよ、まだ乾杯だってしてないのに」
曜「鞠莉ちゃんの顔見てたら、なんだかつい」
鞠莉「それは同感ね。だから…」
曜「んむっ、ちゅ、ん、んっ…」
鞠莉「ん、ちゅ、ちゅ…ふふっ、ご馳走様でした」
曜「もう、鞠莉ちゃんったら…」 鞠莉「さ、フライングはこのくらいにして、そろそろディナーを…んむっ」
曜「ん、ちゅ、ちゅぷ…」
鞠莉「んんっ、よ、よう…」
曜「ん、ふっ、もっとする…」
鞠莉「んっ、んんんっ」
曜「もっと、もっと…鞠莉ちゃん、好き…」
鞠莉「私も、大好き…んっ、はぁっ、んん――」 曜「ん、ぷぁっ…」
鞠莉「…つまみ食いにしては、ちょっと食べ過ぎよ?」
曜「鞠莉ちゃんが可愛すぎるんだもん」
鞠莉「曜には負けるわ。気付いてないかもしれないけど、今日の曜は反則級よ」
曜「その言葉、お返しします」
鞠莉「あのシャイな曜が、言うようになって」
曜「へへっ。本当はずっとこうしていたいけど」
鞠莉「せっかくの料理、待ちぼうけさせたら可哀想ね」
曜「電気をつけて乾杯にしようか!シャンメリーは白と赤、どっちにする?」 鞠莉「んー、赤かしら」
曜「私は白にしようっと。後で飲み比べしようね」
鞠莉「栓を抜くのって案外難しいのよね。できる?」
曜「大丈夫、これは回すタイプだから」
鞠莉「へえ、そんなのもあるんだ」
曜「これなら開けるのも簡単だし、栓を抜いた勢いで中身が吹き出すことも無いんだ」
鞠莉「ふーむ、便利なのね」
曜「音がないのは残念ではあるけどね。はい、どうぞ」
鞠莉「ありがとう。改めて、素敵な夜に」
曜「二人の時間に」
「「かんぱーい!」」 ……………………………………
鞠莉「ふぅ、美味しかったぁ」
曜「今日の料理、ご満足いただけましたでしょうか」
鞠莉「満足も満足、大満足よ。本当に美味しくて、最高だったわ」
曜「そう言って貰えると、頑張った甲斐があったよ!」
鞠莉「ごめんね、私ばかりご馳走になって。プレゼントだって用意出来なかったのに」
鞠莉(本当はしてるけどね) 曜「いいんだよ。こうやって鞠莉ちゃんと二人でいられるのが、最高のクリスマスプレゼントだから」
鞠莉「やっぱり、今日の曜は一段とロマンチストね」
曜「ちょっとキザっぽかった?」
鞠莉「そんなことないわ、私も同じこと考えてたから」 曜「ね、そっち行ってもいい?」
鞠莉「ええ、おいで」
曜「お邪魔しまーす」
鞠莉「お邪魔されマース」
曜「からのー、はぐっ!」
鞠莉「きゃっ、ふふ。今日の曜は積極的でーす」
曜「クリスマスですから」
鞠莉「さっきからそればっかりじゃない」
曜「クリスマスですから!」
鞠莉「このお調子者」
鞠莉(でも…本当に素敵だわ) 曜「来年のクリスマスも、二人で一緒に過ごせるかな」
鞠莉「さあ、どうかしらね」
曜「えー、そこは『一緒に決まってる』って答えるところでしょ」
鞠莉「んー、そうね、きっとそうだと思う」
曜「そうそう、きっとそうだよ!」 鞠莉「ふふっ。曜」
曜「ん?」
鞠莉「私、とっても幸せだよ」
曜「私も!」
終わり 全弾撃ち尽くしました。クリスマスようまりでした。
↓は前に書いたものです。よろしければ併せてお願いします。
曜「鞠莉ちゃんのニーハイが気になる」
https://fate.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1606657655/
ありがとうございました。 全弾撃ち尽くしようまりらっかせい久々に見れたわ
今回も良いようまりでした いつにも増してイチャついてますね…
キスも甘々で良い ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています