愛「あ・ゆ・むぅ〜!!」歩夢「ひゃっ!?」
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歩夢「ど、どうしたの?愛ちゃん」
愛「ねね、このあとどっか遊びに行かない?アタシと歩夢とりなりーでさ!」
歩夢「……えっ」
歩夢(本当は侑ちゃんと帰りたいけど……)
歩夢「……うん。いいよ」
愛「ほんとっ!?やったー!行きたい場所考えといてね!」
歩夢「……うん」
歩夢(私の行きたい場所、かあ) 歩夢「……お待たせっ♪」ニコッ
愛「おっ、歩夢〜!放課後は短いぞっ!早速行こう!」
璃奈「歩夢さん。今日はよろしく」
歩夢「う、うん……」
愛「ねね!どこ行こっか!」
歩夢「……えっと」
歩夢「……私は2人の行きたいところでいいかなって」
愛「……そっか!」ニコッ
歩夢「……」
愛「ね、りなりーはどこ行きたい?」
璃奈「ジョイポリ」
愛「おっ、いいね〜!それじゃあジョイポリでエンジョイしちゃおうか〜!ジョイだけにっ!」
歩夢「……」
──────
─── 愛さんたちと遊んでるうちに侑ちゃんとせつ菜ちゃんが歩夢ちゃんの知らないところでイチャイチャするんだよね ───
──────
歩夢「……あの、愛ちゃん」スタスタ
愛「ん〜?」スタスタ
歩夢「……何でこの3人なのかな?」
璃奈「……」
歩夢「……あっ!」
歩夢「いや、その私たちって普段あんまり喋らないから何でなのかなーって!」アセアセ
愛「う〜ん……」
愛「前さ、ゆうゆも含めて4人でジョイポリ行ったじゃん?」
歩夢「……うん」
愛「だけど最近ゆうゆスクフェスの準備で忙しいじゃん?」
歩夢「……そうだね」
愛「だからこの3人!」 愛(……なんて)
愛(本当は歩夢が暗い顔してたから……)
愛(ぱーっと遊んだら気が晴れるかなーって思ったんだけど……)
歩夢「……」
愛(……結構重症かも?)
璃奈「……愛さん、ここは私に任せて。【むんっ】」ヒソヒソ
愛「おおっ……!よろしくね、りなりー」ヒソヒソ
璃奈「……」コクリ
愛(りなりーも頼もしくなったなぁ……)
──────
─── ───
──────
璃奈「歩夢さん、これ見て」
歩夢「……?」ジッ
歩夢「あっ!これって……!」
璃奈「歩夢さんが好きなシューティングゲームのアーケード版。全国でもここにしか無いレア物」
歩夢「……わ、私!これやりたい!」キラキラ
愛「おっ!愛さんもこれやる〜!」 璃奈「しかし問題が1つある。このゲームは2人用」
愛「えぇ〜!?そんなぁ〜!」
歩夢「……え、えっと!じゃあ2人で遊んで」アセアセ
愛「いやーいいよ!歩夢が好きなゲームなんだからまずは歩夢がやるべきだよ!」
歩夢「!」
璃奈「じゃあ……まず私と歩夢さんがやる。その次に愛さんと歩夢さんがやる。それでいいよね?愛さん」チラッ
愛「おっけーおっけー!2人とも頑張ってね!」
璃奈「うん。頑張る。璃奈ちゃんボード【むんっ】」
歩夢(愛ちゃんと璃奈ちゃんの分かり合ってる感じ……)
歩夢(うらやましい)
歩夢(まるで、侑ちゃんとせつ菜ちゃんみたいで……)ズキズキ YOU LOSE
璃奈「そんな……私が負けるなんて……」ガクッ
愛「あははははは!歩夢ってば強すぎ〜!」
歩夢「……ふふっ♪」
愛「あっ!歩夢やっと笑った!」
歩夢「……えっ」
歩夢「……今日の私、そんなに笑えてなかった?」
愛「ん〜?まあそうだね〜!心からのスマイルを見せてくれたのは今が初めてかなっ」
歩夢「……そっか」
愛「ね!笑ってたら辛いこともどっか飛んでっちゃうからさ!今日はめいいっぱい楽しもっ?」
歩夢「……うん!」ニコッ
歩夢「心配させちゃってごめんね、愛ちゃん」
愛「そこはありがとうでいいよ〜!歩夢ってば堅すぎ〜!」ケラケラ
歩夢「そ、そうだね!愛ちゃんありがとう!」
愛「そーそー!」 璃奈「……歩夢さん」ヌッ
歩夢「ひゃあっ!?」
愛「あははは!りなりーそのボードなに?お化けじゃ〜ん!」
璃奈「このボードは【呪い】。私が歩夢さんに勝つまで呪い続ける」ゴゴゴゴゴゴ
歩夢「ちょ、ちょっと璃奈ちゃ〜ん!怖いよ〜!」クスッ
愛「あははは!りなりーも負けず嫌いだね〜!」
璃奈「ゲーマーの魂に火が付いた。【めらめら】」 璃奈「でも、一旦愛さんがやるって約束」
愛「うーん……。ねね!さっき見てて思ったんだけど……アタシが2丁拳銃の片方を持ってさ!りなりーがもう片方を持つっていうのはどう?」
璃奈「……なるほど。それは名案。でもそれは……考え方によってはチート行為に当たるかも」チラッ
歩夢「……ふふっ♪2人がかりでやってもいいよ?私負けないもんっ」
璃奈「むっ……!」
愛「あはは!歩夢も言うようになったね〜!」
愛「よ〜しりなりー!愛さんとりなりーの連携プレーを見せてやろ〜!」
璃奈「うん。絶対負けない【ごごごごごごご】」 YOU LOSE
YOU LOSE
YOU LOSE
YOU LOSE
YOU LOSE
・
・
・
・
・
・ 璃奈「さ、流石に降参……【ぐすん】」
愛「ま、まいりました〜!どうか、どうか命だけはお許しを〜!」ドゲザ
璃奈「おゆるしを〜」ドゲザ
歩夢「あははははっ!2人とも大げさだよぉっ」
歩夢「ふふふっ……ふふ……楽しいなぁ……♪」 愛「歩夢〜!勝ち逃げは許されないよ〜!」ダキッ
歩夢「わぁっ!?もぉ〜愛ちゃん!」
璃奈「他のゲームもやろう、歩夢さん」ギューッ
歩夢「う、うん!璃奈ちゃんはあっちのゲーム好き?」
璃奈「好き……やろう。今度こそ勝つ……【めらめら】」
愛「おっ!りなりー燃えてる〜!」
歩夢「ふふっ♪負けないよっ♪」
歩夢(……スクールアイドルを始めなかったら、この2人に会うことも無かったんだよね)
歩夢(やっぱり私、スクールアイドルになってよかった)
歩夢(……なってよかった。そう思いたい) クソゲー大好き歩夢ちゃんは普通のゲームも強いんだね 歩夢「そういえば璃奈ちゃん。どうして私がさっきのゲーム好きだって知ってたの?」
璃奈「侑さんに聞いた」
歩夢「!」ビクッ
愛(……!)
璃奈「私のライブの手伝いで、侑さんが家に来てくれたとき」
歩夢「そ、そうなんだ……」
璃奈「……?」
歩夢「……え、えっと!早速遊ぼうかっ!」
璃奈「う、うん」
歩夢「……」 歩夢(私、嫌な子だ)
歩夢(私の知らないところで……侑ちゃんと璃奈ちゃんが喋っていたと考えるだけで)
歩夢(胸が苦しくなる。たまらなく苦しい)ズキズキ
歩夢(璃奈ちゃんも……愛ちゃんも……私を心配して誘ってくれた良い子なのに)
歩夢(さっきまで……あんなに楽しかったのに……)グスッ
歩夢(私だけが悪いんだ……同好会のみんな……せつ菜ちゃんも……侑ちゃんも……それぞれの目標に向かって頑張ってるのに……私だけ……侑ちゃんのことばかり考えて……)
歩夢(私だけが……私だけが……)ポロポロ 愛「……歩夢」ギュッ
歩夢「……あい、ちゃん」ポロポロ
愛「……どうしたの?」
歩夢「な、なんでも……ないの……わたし……!わたしだけがわるい、の……!」ポロポロ
璃奈「……そんなことない」ギュッ
歩夢「りな、ちゃん……」ポロポロ
璃奈「1人で抱え込んだら駄目。私たちは歩夢さんの味方、だから」
歩夢「ぅ……うう……ううう!うわああああああああああああん!!」ポロポロ
愛「……よしよし」ナデナデ >>33
12話でこんな感じの自己嫌悪描写あったらそれだけで許せる 愛「ね、りなりー。ちょっと飲み物買ってきてくれない?あったかいやつ」
璃奈「!」ピコン
璃奈「分かった」シュタタッ
歩夢「うっ……うっ……」ポロポロ
愛「歩夢?あっちのベンチに座ろっか?」
歩夢「ぅん……」ポロポロ
フラ……フラフラ……
ギシッ
歩夢「ごめ……ごめんなさい……」ポロポロ
愛「大丈夫、大丈夫だからさ」ナデナデ 愛「……落ち着いた?」
歩夢「……うん。ごめんね。ありがとう、愛ちゃん……」
愛「あははっ♪どういたしまして!」ニコッ
歩夢「……」ニコッ
歩夢「……」
歩夢「……あのね、愛ちゃん」
愛「うん」
歩夢「最近ね……。私、スクールアイドル向いてないのかもって思い始めたの」 愛「……それはどうしてか、聞いてもいい?」
歩夢「……愛ちゃんや、同好会の皆は、たくさんの人を楽しませようって思ってスクフェスの準備を頑張ってるよね」
愛「……うん」
歩夢「私はね……そういう風に思えないの……」
愛「……」
歩夢「たくさんの人じゃなくてもいいから……私の……大切な人にだけ……見て貰えれば良いって……そんな風に考えちゃう……自分がいて……」
愛(……ゆうゆ、かな) 歩夢「でもっ……!そんなのっ……最低だよねっ……みんな頑張ってるのに……私だけ……頑張ってない……なんて……」グスッ
愛「……んー、愛さんは……歩夢は十分頑張り屋さんだと思うよ?」
歩夢「そんなこと!」
璃奈「そんなこと、ある」つココア
歩夢「璃奈ちゃん……」
璃奈「歩夢さんも、練習頑張ってる。私たちは隣でそれを見てた」
歩夢「そんなの……っ!私は練習中も別のことばかり考えて……っ!」
愛「別のこと考えてたって良いんじゃない?」
歩夢「……!」
璃奈「うん。私は今日の練習中、ずっと放課後のこと考えてた」
愛「あはは!楽しみにしすぎでしょ!」
歩夢「……」 愛「ね、歩夢」
歩夢「……」
愛「アタシたちだってさ、歩夢が思ってるほど良い子でもないよ」
歩夢「……そんなこと……」
愛「んーん。愛さんは自分が楽しいと思うことをやってるだけ!今日だってただ歩夢とりなりーと遊びたかっただけだしね!」
歩夢「……」
愛「スクールアイドルだってそうでしょ?たくさんの人に見てもらわなくたったっていい!」
歩夢「……!」
愛「歩夢は歩夢のなりたいスクールアイドルになればいいんだよ」
歩夢「……」
愛「そうでしょ?」
歩夢「……うん」
歩夢「……そうかも」
歩夢「……そうだねっ」ニコッ 愛「うんうん!」ワシャワシャ
歩夢「わわっ!?もぉ!」プクー
愛「あはは!それそれ!歩夢は色んな顔するからおもしろーい!」
歩夢「あ、愛ちゃん!」ポカポカ
璃奈「むむっ。私だって……」キュッキュッ
璃奈「璃奈ちゃんボード【般若】」
歩夢「ひゃあっ!?」
愛「あははははははは!りなりーそれコワすぎ〜!」
歩夢「あはは……」
愛「ね、歩夢」
歩夢「ん……」
愛「もうちょっと遊んでこっ?」
歩夢「……」
歩夢「……うんっ!」
──────
─── ───
──────
愛「いや〜楽しかった!ねっ?」
璃奈「楽しかった。【にっこりん】」
歩夢「……うんっ。楽しかった♪」
愛「……あ・ゆ・むぅ〜!!」ダキッ
歩夢「ひゃっ!?もぉ、なぁに?愛ちゃん」クスッ
愛「んーん。何でもない!」
歩夢「え〜?」クスクス
愛(これで大丈夫、かな。歩夢……)
──────
─── ───
──────
カンカンカンカン
歩夢「それじゃあ私はこの辺で……」
カンカンカンカン
愛「ん!また明日ね!」
璃奈「ばいばい、歩夢さん」
カンカンカンカン
歩夢「……」ニコッ
歩夢「ばいばい、愛ちゃん、璃奈ちゃん」
ゴオォォォォォォ
──────
─── ───
──────
愛「ね、歩夢大丈夫かなぁ?」
璃奈「……わからない。愛さん、歩夢さんの悩み、聞いたんじゃないの?」
愛「んー、聞いたんだけどさー。よく分かんなくて……」
璃奈「そうなの?」
愛「歩夢はさ、ゆうゆだけのスクールアイドルになりたいんだって」
璃奈「侑さんだけの、スクールアイドル」
愛「うん。りなりーは意味分かる?」
璃奈「……アニメでそういう話、見たことあるかも」 必要ないSE付けるの紛らわしいからやめないか?なぁ SS読んでて久々にガチで泣いてしまった…
これそのままアニメ化してほしい 愛「アニメ?」
璃奈「うん。親友が、夢に向かって歩んでいくのを応援する話」
愛「んー?素敵な話じゃん?」
璃奈「そうだね」
璃奈「でも、親友は新しくできた仲間との時間も大切にしているから、主人公といる時間は段々少なくなってしまうの」
璃奈「そして……夢へと近づくたび……親友は更に仲間との結束を深めて……主人公とは離れていく……」
璃奈「それを見て主人公はこう思うわけ。もっと一緒にいてほしい。私だけを見てほしいって」
愛「なるほどー……」
愛「それは確かに、悲しいかも……」
愛「……?」
愛「……!」
璃奈「愛さん?」
愛(それ、愛さんもだ) 愛「……」ギュウウウウウウ……
璃奈「……ちょ、ちょっと愛さん?い、いきなりなに……?恥ずかしいよ……」
愛「アタシもその主人公の気持ち分かるよ……親友が成長して離れていって……嬉しい反面……寂しい気持ち……」ギュウウウウウウ
璃奈「……えっと……愛さんの親友って……?」
愛「……わからないの?」プクゥ
璃奈「……?」
璃奈「……!」ドキッ
璃奈「……私?」 ジョイポリでゆうせつとばったりなんてことにならなくてよかった 愛「……」コクコク
璃奈「……そ、そう……」
愛「……アタシ……歩夢が心配って言いながら……もしかしたら、りなりーと遊びたかっただけなのかも……」ギュッ
璃奈「……そ、そうなんだ……」
愛「……ねぇりなりー、同好会は楽しい?」
璃奈「う、うん」
愛「ふーん……」ギュウ
璃奈「……えっと……」
愛「……じゃあ、クラスメイトと話すのは?」
璃奈「……楽しい」
愛「ふ〜〜〜〜〜〜ん」ギュウウウウウウ
璃奈「あうっ……!愛さんっ……!くるしいよっ……!」
愛「……りなりーが悪いんだもん」プクゥ
璃奈「……」 璃奈「あのね愛さん」
愛「なに?」プクゥ
璃奈「確かに私はスクールアイドルを始めて……ちょっぴり成長して……色んな人と繋がれた」
愛「……うん」
璃奈「でも、今でも私の1番は愛さんだから」
愛「……!???」
愛「……!!!?」
璃奈「に、二度は言わないっ」プイッ
愛「っ〜〜〜!りなりぃ〜〜〜!!!!!!」ダキッ 愛「歩夢もさ」
璃奈「うん」
愛「ゆうゆの夢を応援したい気持ちと、ゆうゆを独占したい気持ちで板挟みにされてるんだね。愛さんようやく分かったよ」
璃奈「……歩夢さんの悩み、解決できそう?」
愛「うーん……」ジッ
璃奈「愛さん?」
愛「アタシはさー、さっきりなりーに1番は愛さんだって言われて……すっごく嬉しかったんだよね」
璃奈「……そ、そう」
璃奈(その台詞を復唱されるの、ちょっと恥ずかしい……)
愛「そうそう!だからさ!歩夢もゆうゆに1番だって言われたら元気出ると思うんだ!」
璃奈「確かに。それじゃあ、やることは1つだね」
愛「うん!早速……」
プルルルルルル
愛「もしもし、ゆうゆ?」
──────
─── ───
──────
カンカンカンカン
歩夢(電車に轢かれて死んじゃったら、侑ちゃん、私だけを見てくれるかな)
歩夢「……なんてね。ふふっ……」
歩夢「私、やっぱり嫌な子だなぁ……」
歩夢「帰ろ……」
──────
─── ───
──────
ボフッ
歩夢「……」
歩夢「私の知らない、侑ちゃんがいる……」
ブーッ
歩夢「ん……」
ゆうちゃん『いまから来れる?伝えたいことがあって』
歩夢「ぁ……」
フラフラ……フラフラ……
キー……
パタン
──────
─── ブーッが車が近づいてる音でキー…ブレーキ音、パタンは倒れた音かと思った ぶーっが排泄音でキーが扉を開ける音でバタンが閉める音じゃないのか ガチなのかネタなのか分からんが、ベッドに倒れ込んだ音からのバイブと外出のドア開けじゃないのか? 乙
>>73
普通にこれだよね
愛、歩夢の異変に気付く
→遊びに連れていくも歩夢は鎮火しなかった
→鎮火させられるのは侑だけと気付き連絡
→歩夢、侑の連絡を受け家を出る
→例の押し倒しへ
愛さんが気付かないのも不自然だけど、愛さんが鎮火させられるとも思わないから
そのあたり良い塩梅の補完SSだった まさかの11話間の補完とは恐れ入った
っぱファミ通up組よ 泣いて立ち直る、なんてあっさりと解決することじゃ無いんやね、、 同好会に戻るためのきっかけ的なものは出来てるから対応次第 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています